JP3095270B2 - タービン翼振動デジタルデータから共通モード振動データを除く装置及び方法 - Google Patents
タービン翼振動デジタルデータから共通モード振動データを除く装置及び方法Info
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Description
作パラメーターの監視、特に、回転しているタービン翼
の振動の監視に係わる。
翼の固有周波数に相当する周波数振動が発生しやすい。
それぞれの固有周波数は特定のモードと関連し、各モー
ドはタービン回転軸に沿った振動による撓みやタービン
回転軸と直交する方向の振動による撓みなどをそれぞれ
組み合わせたものである。常態位置を中心とする翼の過
剰振動を防止するため、最低モードの周波数がタービン
の動作周波数の調波間にくるように翼を設計しなければ
ならない。しかし、製造公差、ロータへの翼取り付け状
態の変化、浸食による翼形状の変化、タービンの動作周
波数の変化などにより、モードの周波数を動作周波数の
調波に近づく恐れがある。
すると振動が発生しやすくなる。バフッェティングやフ
ラッターのような空気力学的現象に起因する非同期的な
力によって翼に振動が発生することもある。翼の固有共
振振動数がタービンの運転速度の調波に近くない場合で
も振動は起こり得る。振動の振幅があるレベルを超える
と、翼に有害な応力が発生する。この状態が検出され
ず、矯正されなければ、最終的には翼が破壊され、その
結果、多大のコストを伴なう運転停止を余儀なくされ
る。したがって、このような損傷を防止する上で振動検
出方法を確立することが有用である。
つは、常設の非接触式近接センサーを用いるものであ
る。この種の装置の一例がLuongoの米国特許第
4,573,358号に開示されており、該特許では翼
列の周りにこれと間隔を保ちながら配置した複数のセン
サーがオペレーターによって選ばれた翼の振動を検出す
る。この装置では、一度に1枚ずつ翼をモニターするこ
とができる。非接触式近接センサーを利用する他の装置
が、Ellisの米国特許第4,593,566号及び
McKendree等の米国特許第4,887,468
号に開示されている。
ン翼振動デジタルデータには、特定翼の先端撓みデータ
のほかに、同一列に属するすべての翼に共通の翼先端撓
みデータも含むことができる。このデータはすべての翼
が同じ振動を経験することから共通モード振動データと
呼ばれる。このような共通モード先端撓みを惹起するも
のとして知られた現象として、静的変位、ねじり振動及
びロータ速度変化がある。もしこのような変位の周波数
が低ければ、それぞれの翼が全体として変位し、同一の
翼の種々の位置の間にほとんど、またはまったく相対運
動が起こらないため、かかる先端撓みにより翼にかかる
応力は問題とならないことが知られている。。
端撓みデータに対して今日使用されているデータ分析方
法は手作業によるものであり、下記ステップから成る。
即ち:モニターすべき翼に対応する翼通過時間データを
求め;実測翼通過時間と予想翼通過時間の差にタービン
翼先端速度を乗算することによって変位量を計算し;変
位量データをフーリエ変換することにより調波の関数と
して撓みを算出し;データを手作業でモニターする。
の振幅及び位相にほぼ均一に影響を及ぼしている振動が
速度変化または低周波数ねじり応答に起因することが判
明するかもしれない。その場合、オペレーターは自分で
判断を下し、データ・セットを全部破棄するか、このよ
うな現象が振動データに影響している分を算定してこれ
を除かねばならない。当然のことながらこのようなプロ
セスは多大の時間を要し、先端撓みを無視してもよいか
どうかを判定するのにオペレーターの熟練が大きい役割
を果す。見かけの翼振動データを分析した結果、このデ
ータが例えば静的変位のような非振動現象の測定値以上
の何ものでもないことが判明するかもしれない。このよ
うな判断を下して有効データを選択するのにオペレータ
ーが介入するのは、オンラインの翼振動モニターには実
際的でない。したがって、共通モード翼振動データをそ
れ以外のタイプの翼振動を表わすデータから排除する装
置及び方法が望ましい。
レーターの介入を必要とせずにタービン翼振動デジタル
データから共通モード振動データを迅速且つ効率的に排
除する装置及び方法を提供する。本発明によると、複数
のセンサーがそれぞれ、各タービン翼がそれぞれのセン
サーに実際に到達する実到達時間を示す信号を出力し;
第1手段が前記センサーに応答して各タービン翼が前記
センサーのそれぞれに実際に到達する実到達時間を表わ
すデジタルデータを作成し;第2手段が各タービン翼の
前記センサーのそれぞれへの予想到達時間を求め;第3
手段が前記デジタルデータに応答してそれぞれが前記実
到達時間と前記予想到達時間の差を表わす複数のデータ
エントリーを作成する、タービン翼振動デジタルデータ
から共通モード振動データを除く装置において、先頭及
び末尾にそれぞれ複数のダミーエントリーを有する第1
の列の前記データエントリーを記憶させ、翼のデータエ
ントリーが形成されない場合に前記第1の列にスペース
セーバー文字を挿入する第4手段と;各データエントリ
ーを、前記第1の列の該データエントリーに先行する複
数のデータエントリー及び該データエントリーに続く複
数のデータエントリーに加算して合計を求める第5手段
と、前記合計を、加算したデータエントリーの項数で除
算することによって、すべてのタービン翼に共通な振動
を表わす平均値を前記各データエントリーについて求め
る第6手段と;前記平均値のそれぞれを、対応するデー
タエントリーから減算することにより共通モード振動デ
ータを含まない第2の列のデータエントリーを作成する
第7手段とを備えたことを特徴とする共通モード振動デ
ータ除去装置が提供される。
る実到達時間を示す信号を形成し、各タービン翼がセン
サーに到達する実到達時間を表わすデジタルデータを前
記信号から形成し、各タービン翼がセンサーに到達する
と予想される予想到達時間を算定し、それぞれが各ター
ビン翼の実到達時間と予想到達時間の差を表わす複数の
データエントリーを作成し、先頭及び末尾にそれぞれ複
数のダミーエントリーを有する第1の列にデータエント
リーを記憶し、特定の翼についてデータエントリーが作
成されない場合には第1列にスペースセーバー文字を挿
入し、すべてのタービン翼に共通の振動を表わす、各デ
ータエントリーに対応の現平均値を、複数のデータエン
トリーに亘って、求め、各平均値を第1列中の対応デー
タエントリーから減算することにより、共通モード振動
データを全く含まない第2列を形成するステップからな
る、タービン翼振動デジタルデータから共通モード振動
データを排除する方法をも提供する。
端撓みを分離するための自動化プロセスである。また、
非振動現象に基づく擬似データを自動的且つ連続的に排
除する。第1列の構成態様に照らして、データエントリ
ーを検索し、各エントリーごとの処理時間を節減するの
は容易である。データ処理時間が短ければ個々の翼の監
視インターバルも短くなり、インターバルが短くなれば
振動発生からオペレーターがこれに気付くまでの時間も
短くなるから、過渡的に起こる大きい撓み事象が検出さ
れる可能性が高くなる。
施を容易にするため、添付図面に沿って好ましい実施例
を以下に説明する。
タービン翼列10及び翼振動監視システム11を示す。
いずれの図においても同様の構成要素には同様の参照番
号を付した。複数のタービン翼12がロータディスク1
4を介してロータ16に連結されている。図1にはター
ビン翼12を数枚だけ示してあるが、1つの翼列10に
は100枚以上のタービン翼が含まれ、タービンロータ
16には複数の翼列10が装着されている。
のタービン翼センサー18を含む。各センサー18は、
1つおきのゼロ交差(図2)が翼列10の各翼の“上死
点”がこのセンサーの下を通過する時点に対応する正弦
波信号20を出力する。したがって、信号20は各翼1
2が各センサー18に到達する実時間を示す。センサー
18は可変磁気抵抗センサーでもよいし、或いはマイク
ロウェーブまたは光学手段などを利用して翼通過を感知
する実用的な方法によるセンサーでもよい。両センサー
18は、例えば135°の角度互いに位置をずらせて配
置する。
ータ16に設けた指標24と協働してロータ16が1回
転するごとに1つのゼロ交差を有する出力信号26を形
成する。1回転に1個(OPR)の基準信号26の形成
はタービンの分野で公知である。
信号26は翼振動プロセッサー28に入力される。翼振
動プロセッサー28の出力は信号アナライザー30に入
力される。翼振動プロセッサー28及び信号アナライザ
ー30の構成及び作用の詳細は、本願明細書の一部を形
成するものとして引用する米国特許第4,887,46
8号に開示されている。
図2に示す信号20を各タービン翼12が各センサー1
8に到達する実時間を表わすデジタルデータに変換する
ことにある。図1において、翼列10が200枚のター
ビン翼12によって構成されているとすれば、1つおき
のゼロ交差間の時間は1/200回転を表わす。ゼロ交
差を利用して(図示しないが)カウンターをラッチする
ことにより、ゼロ交差間の時間をクロックパルス数に変
換する。
の形成をフローチャートで示す。図3のフローチャート
における各ステップは翼振動プロセッサー28に実行さ
せることができる。第1ステップ32において、ゼロ交
差窓が開いているかどうか、即ち、ゼロ交差に対応する
時点であるかどうかを判定し、もし開いていなければ、
窓が開くまでプロセス制御はステップ32にとどまる。
窓が開いたら、ステップ34において先行ゼロ交差から
の時間を表わすクロックカウントをチェックして妥当か
どうかを判定する。ステップ34の目的はゼロ交差が検
出されたことを確認することにある。もしゼロ交差が検
出されておらず、クロックカウントが妥当でなければ、
翼通過が見落とされたものと推定できる。クロックカウ
ントが妥当なら、プロセス制御はステップ36に進み、
該当センサーへの翼の予想到達時間を計算する。
ロータ上の翼の回転位置から計算される。翼の予想到達
時間はクロックカウントの数で表現される。ステップ3
6において予想到達時間を計算した後、翼振動プロセッ
サー28はステップ38において翼先端がセンサーに到
達した実際の時間からこの翼先端が前記センサーに到達
すると予想される時間を差し引いた差を計算する。実到
達時間と予想到達時間の差はクロックカウント差△CC
を表わす。クロックカウント差△CCにロータ16の速
度を乗算することによって撓み情報を求めることができ
る。(この撓み情報を分析のため信号アナライザー30
に入力すればよい。)ステップ40において、ステップ
38での計算値が図4A−4Eに示す第1デジタル情報
列42に記憶される。次いでステップ44において、指
標が所期の値に達したかどうかを判定する。例えば、指
標は第1翼からスタートし、32回転で200枚の翼と
順次連携して合計6,400エントリーを作成する。し
たがって、指標が6,400に等しくなると、図3のプ
ロセスが終了する。さもなければステップ32に戻って
プロセスを続ける。このようにして、ステップ32、3
4、36、38、40及び44により、列42として記
憶される複数のデータエントリーを作成する。翼列10
に200枚の翼12が装着され、32回転に亘って情報
が作成される場合、その列42は最大限6,400のデ
ータエントリーを有し、各データエントリーは翼先端の
実際の位置から同じ翼先端の予想位置を差し引いた差を
表わす。図4A−4Eに示すデジタル情報列42はセン
サー18の1つに応答する。他方のセンサーにつき(図
示しないが)同様の情報列が形成される。
を有し、上段の値は列42におけるデータの位置を示
す。例えば、番号1は第1翼、第1番目の回転のデータ
エントリーであることを示し、番号201は第1翼、第
2番目の回転を表わす。同様に、番号6,400は第2
00翼、第32番目の回転を表わす。
において、クロックカウントが適正でなく、ゼロ交差の
見落としが示唆される場合が考えられる。このような場
合にはプロセス制御がステップ46へ進み、第1列42
にスペースセーバー文字が挿入される。スペースセーバ
ー文字挿入の目的はデータが該当の翼と対応するように
データを正しい順序に維持することにある。図4Bから
明らかなように、第6翼、第1番目の回転についてはゼ
ロ交差が検出されなかったため、データ列42にスペー
スセーバー文字−9999が挿入されている。同様に図
4Cでは第121翼、第1番目の回転についてゼロ交差
が検出されず、したがって、列42にスペースセーバー
文字−9999が挿入されている。ゼロ交差がすべて正
しく検出されれば、ポイント1から6,400までがす
べてデータエントリーで構成されたデータ列42が得ら
れる。しかし、見落としのゼロ交差が多ければスペース
セーバー文字の数も多くなる。
ペースセーバー文字の一部を図5に示した。この図5は
ロータが1回転する間に200枚の翼それぞれの先端が
センサーに到達する実際の時間と予想時間との偏差を示
している。即ち、図5は△CCと翼番号を両軸とするグ
ラフである。図5にグラフで示すデータエントリーの要
点は、(i)緩やかなタービン速度の増大を示すデータ
エントリーの緩やかな上向き勾配、(ii)翼列を構成
するすべての翼を一緒に動揺させるシャフトのねじり振
動、及び(iii)翼の振動及び不均一な翼間隔を示唆
するデータエントリーの分散である。シャフトのねじり
振動(ii)はデータエントリーの緩やかな揺れとして
図5に示されている。ただし、翼列を構成するすべての
翼が一緒に動揺するねじり振動の周波数は図示のものよ
りも小さいのが普通であり、判り易くするため周波数が
実際よりも大きいねじり振動として図示した。(i)及
び(ii)を除去する技術が(iii)の問題に悪影響
を与えてはならず、また、データ列42へのスペースセ
ーバー文字挿入を可能にするものでなければならない。
って現平均値を計算する。例えば、翼枚数が200枚、
χ=1なら200×1/2+1=101となる。アルゴ
リズムを簡単にするため、翼枚数の1/2、即ち、10
0のエントリーだけデータ列42を長くする。100の
エントリーのうち、50のダミーエントリーD1−D5
0をデータ列42の先頭に配置し、50のダミーエント
リーD51−D100をデータ列42の末尾に配置す
る。ダミーエントリーはスペースセーバー文字としても
使用される値−9999を取ることがある。したがっ
て、データ列42は6,400のデータエントリー+1
00のダミーエントリーから成り、6,400のデータ
エントリーのいくつかは実際にはスペースセーバー文字
に置き換えられる可能性がある。
て、第6,400番目のエントリーで終わるデータエン
トリーのそれぞれについて現平均値を計算するが、ダミ
ーエントリーD1−D100は計算の対象とならず、ス
ペースセーバー文字も計算に含まれない。プロセッサー
28によって行なうことができるこの現平均値計算のフ
ローチャートは図6に示す通りであり、ステップ48か
ら始まる。
ーがダミーエントリーかスペースセーバー文字かを判定
する。もしそのいずれかであれば、ステップ50におい
て(図示しないが)第2データ列に−9999を挿入
し、ステップ48においてデータ列42中の次のエント
リーを評価する。データエントリーに達すると、プロセ
ス制御はステップ52に進み、評価すべきエントリーと
その両側にそれぞれ位置する50のデータエントリーを
合計する。ダミーエントリー及びスペースセーバー文字
(−9999)はこの合計に含まれない。次いでステッ
プ54において、前記ステップ52で得られた合計をこ
の合計を構成しているエントリーの数で除算することに
よって評価すべきエントリーの平均値を得る。ステップ
56において、この平均値を前記評価中のエントリーか
ら減算し、その差を第2データ列に導入する。ステップ
58において、第1データ列42中のエントリーが残ら
ず評価されたかどうかを判定する。もし残らず評価され
たと判定されればプログラムは終了する。もし−999
9エントリーを有する位置、例えば図4Bにおける位置
6に遭遇したら、ステップ50に示すように−9999
は第2データ列に移送され、平均値は得られない。
00枚の翼に対応するエントリーすべてに個々の翼に関
する翼振動データが記述されているから、ねじり及び速
度変化に基づくデータをそれ以外の振動を表わすデータ
に影響を及ぼすことなく除くことができる。多様な不規
則翼振動に基づくデータは平均を取った101のエント
リーの中に存在するから、この平均値で完全に打ち消さ
れてしまう。個々のデータエントリーについて計算した
平均値に残っているのはねじり及び速度変化情報だけで
ある。したがって、平均値を対応のデータエントリーか
ら減算すると、所要の翼振動情報だけが残る。
場合と本発明を利用する場合における個々の翼に関する
翼振動情報(インチ単位の振幅と調波との関係)を示す
グラフである。図7の場合、60及び62はねじり、速
度変化などに起因する翼振動信号である。このような信
号60、62はその存在だけでなく振幅が妨げとなっ
て、所要の振動信号64を明確にグラフ表示できない。
これに対して図8の場合、本発明の手順によって振動信
号60、62が除かれるから、所要の振動信号64をY
軸に現われる変化で明確にグラフ表示できる。グラフか
ら明らかなように、本発明は所要の振動信号64に影響
を及ぼさず、むしろタービン翼に応力を発生させない事
象に起因する振動データを除く。
ない場合と本発明を利用した場合におけるすべての翼に
関する翼振動情報(インチ単位の振幅と翼枚数との関
係)を示すグラフである。図9及び10の比較から明ら
かなように、本発明は翼列を構成する個々の翼の実測振
動振幅に影響を及ぼさない。即ち、本発明は振動データ
に影響を及ぼすことなく共通モード振動を表わすデータ
を除くことができる。
ータから共通モード振動データを除く方法に係わる。こ
の方法は、各タービン翼がセンサーに到達する実時間を
示す信号を形成し、この信号から各タービン翼がセンサ
ーに到達する実時間を表わすデジタルデータを作成し、
各翼についてセンサーへの予想到達時間を算定し、それ
ぞれが実際の到達時間と予想到達時間の差を表わす複数
のデータエントリーを作成し、先頭及び末尾に複数のダ
ミーエントリーを有する第1データ列として前記データ
エントリーを記憶させ、特定の翼に対応するデータエン
トリーが作成されない場合に第1データ列にスペースセ
ーバー文字を挿入し、複数のデータエントリーにまたが
って、すべてのタービン翼に共通の振動を表わす、各デ
ータエントリーに対応する平均値を求め、第1データ列
に記憶されている対応のデータエントリーから各平均値
を減算することにより、共通モード振動データを含まな
い第2データ列を形成するステップから成る。
ある種の静的変位、ねじり振動及びロータ速度変化に基
づく変位データを翼の実測撓みデータから除外する。除
外される変位はすべての翼の振幅及び位相にほぼ均等に
作用する変位である。このような変位の周波数は低いの
が普通であるから翼に大きい応力を発生させることはな
い。翼に大きい応力を発生させるおそれのある周波数の
高い振動変位も除外されるが、このねじり応答は併設の
翼ねじり振動監視システムによって独立に検出される。
データエントリー検索能率が従来よりも高いから、デー
タ処理時間が短縮され、その結果、個々の翼の監視イン
ターバルが短縮される。監視インターバルを短縮できる
から、振動が発生してからオペレーターがこれに気づく
までの時間も短縮され、過渡的に起こる著しい撓み事象
を検出し易くなる。
したが、ほかにも多様な実施態様が可能であることは当
業者が容易に予想し得るところであり、頭書した特許請
求の範囲はこのような変更態様をも包含するものであ
る。
明の装置及び方法を利用可能な翼振動監視システムの説
明図である。
信号の波形図である。
示すフローチャートである。
図である。
る。
示すフローチャートである。
合について個々の翼の振動情報(振幅と調波の関係)を
それぞれ示すグラフである。
合について個々の翼の振動情報(振幅と調波の関係)を
それぞれ示すグラフである。
合についてすべての翼の振動情報(振幅と翼枚数の関
係)をそれぞれ示すグラフである。
た場合についてすべての翼の振動情報(振幅と翼枚数の
関係)をそれぞれ示すグラフである。
Claims (6)
- 【請求項1】 複数のセンサーがそれぞれ、各タービン
翼がそれぞれのセンサーに実際に到達する実到達時間を
示す信号を出力し;第1手段が前記センサーに応答して
各タービン翼が前記センサーのそれぞれに実際に到達す
る実到達時間を表わすデジタルデータを作成し;第2手
段が各タービン翼の前記センサーのそれぞれへの予想到
達時間を求め;第3手段が前記デジタルデータに応答し
てそれぞれが前記実到達時間と前記予想到達時間の差を
表わす複数のデータエントリーを作成する、タービン翼
振動デジタルデータから共通モード振動データを除く装
置において、 先頭及び末尾にそれぞれ複数のダミーエントリーを有す
る第1の列の前記データエントリーを記憶させ、翼のデ
ータエントリーが形成されない場合に前記第1の列にス
ペースセーバー文字を挿入する第4手段と;各データエントリーを、前記第1の列の該データエント
リーに先行する複数のデータエントリー及び該データエ
ントリーに続く複数のデータエントリーに加算して合計
を求める第5手段と、 前記合計を、加算したデータエントリーの項数で除算す
ることによって、すべてのタービン翼に共通な振動を表
わす平均値を前記各データエントリーについて求める第
6手段と; 前記平均値のそれぞれを、対応するデータエントリーか
ら減算することにより共通モード振動データを含まない
第2の列のデータエントリーを作成する第7手段とを備
えたことを特徴とする共通モード振動データ除去装置。 - 【請求項2】 翼の枚数の1/2+1に相当する数の複
数のデータエントリーに亘って前記平均値を求めること
を特徴とする請求項1に記載の共通モード振動データ除
去装置。 - 【請求項3】 翼の枚数が200、複数のデータエント
リーの数が101であることを特徴とする請求項2に記
載の共通モード振動データ除去装置。 - 【請求項4】 前記第1の列の先頭の複数のダミーエン
トリーが50項であり、前記第1の列の末尾の複数のダ
ミーエントリーが50項であることを特徴とする請求項
3に記載の共通モード振動データ除去装置。 - 【請求項5】 前記第5手段が各データエントリーをダ
ミーエントリーを除く前記第1の列の前記データエント
リーに先行する50項のエントリー及びダミーエントリ
ーを除く前記第1の列の前記データエントリーに続く5
0項のエントリーに加算して前記合計を求める手段を含
むことを特徴とする請求項4に記載の共通モード振動デ
ータ除去装置。 - 【請求項6】 前記第1の列が翼の枚数に到達時間デー
タが作成される間の回転数を乗算した値に相当する数の
データエントリーを含むことを特徴とする請求項1に記
載の共通モード振動データ除去装置。
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