JP3095253B2 - 通信制御装置 - Google Patents

通信制御装置

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JP3095253B2
JP3095253B2 JP03018510A JP1851091A JP3095253B2 JP 3095253 B2 JP3095253 B2 JP 3095253B2 JP 03018510 A JP03018510 A JP 03018510A JP 1851091 A JP1851091 A JP 1851091A JP 3095253 B2 JP3095253 B2 JP 3095253B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全二重の伝送路を有す
る通信網システムにおいて、端末が宛先アドレスを含む
往信号を送り、宛先端末から応答信号を受けて通信を行
う通信制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の通信網としては種々のも
のがあるが、その一つとして、生体の神経細胞のアナロ
ジーによるマルチチャネルの格子状通信網が特開昭63
−74349号公報、特開平2−29046号公報等に
示されている。これは、多入力一出力信号の通信制御要
素をノードとして多結合構造に接続して不定形通信網
(LADERNET=Lattice Dynamic Architectur
e Network)を構成し、各ノードではデジタル信号を先
着順論理により転送する通信網形態をとっている。
【0003】この格子状通信網は、多くの利点を持つ
が、特に次の点で優れている。一つは、多結合構造のた
めネットワーク・トポロジーの自由度が高いことであ
る。従って、フォルト・トレランシー(耐故障性)が高
いものとなる。即ち、網の一部に障害があっても他のル
ートで通信が適切に確保される。第二に、先着順論理に
より通信の度に最適な通信経路(最短パス)が選択され
ることである。また、このシステムは、ノードにおいて
同時に複数の接続チャネルを確立するマルチチャネル方
式をとり、効率的に全二重通信を確立するものである。
よって、本システムは例えばOSI(開放型システム間
相互接続)の物理層に効果的に適用される。
【0004】ここに、ネットワークの統合を考えた場
合、Ethernet(イーサネット)やStarlan(スターラ
ン)等に代表されるCSMA/CD方式の通信プロトコ
ル対応のデータリンクブリッジやゲートウェイなどの中
継装置を用いたネットワークの統合が主流となってきて
いる。ここで、データリンクブリッジを全二重伝送路で
形成された上記不定形通信網のようなLANに適用しよ
うとする場合、これは固有のアドレスを持っていないの
で、その対応策が必要となる。
【0005】例えば、ある端末が同一ネットワーク内の
別の端末に向かって送出した場合、データリンクブリッ
ジからの応答信号が目的端末からのものより早く到達す
るようなことがあると、送信端末はこのデータリンクブ
リッジとパス固定してしまい、目的端末とは通信できな
くなってしまう。即ち、通常の端末との間の動作に問題
を生じてしまう。この点を考慮したデータリンクブリッ
ジ対応の通信制御装置として、ネットワークの片道の最
大伝送遅延時間をTPMAXとし、端末用の通信制御装置が
受信を開始してから応答信号の送信を開始するまでの時
間をTA とした時、応答信号を送出するまでの所定期間
R が、(TA +2・TPMAX)よりも大きくなるように
設定したものが本出願人により提案されている。これ
は、ネットワークから信号が受信された場合、それが同
報信号でなければ一定時間TR 後に応答信号を送出させ
るようにしたものである。
【0006】このようなデータリンクブリッジ対応の通
信制御装置は、ネットワークとして前述したような不定
形通信網のように、発信端末と宛先端末との間に物理的
な専用通信路(固定パス)を設定できるものを使用し、
同一ネットワーク内に2つ以上のデータリンクブリッジ
がある場合に不都合を生ずる。
【0007】この点を図5を参照して説明する。図示例
は、3つのネットワーク1,2,3を2つのデータリン
クブリッジ4,5を利用して、4つの通信制御装置6,
7,8,9により統合させた例を示す。図示例におい
て、例えばネットワーク1に属する端末の1つ(これ
を、端末Aとする)が、ネットワーク2に属する端末
(これを、端末Bとする)宛に送信を開始したとする
と、この信号はデータリンクブリッジ4,5の両方で受
信される。そして、通信制御装置6,7がともに応答信
号を送出するわけであるが、この時、端末Aがデータリ
ンクブリッジ4よりもデータリンクブリッジ5に近い所
にあり、この通信制御装置7からの応答が早く端末Aに
到達した場合、端末Aとデータリンクブリッジ5との間
に通信路が形成されてしまう。よって、目的とする宛先
端末Bに信号を送ることができない。
【0008】このようなことから、同一通信網内にデー
タリンクブリッジが複数存在しても応答信号を返すのが
1つとなるようにし、所望の宛先端末と通信を行うこと
ができるようにしたものも、本出願人により特願平2−
256563号として提案されている。
【0009】図5ないし図7にその内容を示す。まず、
提案例の基本的思想を図5を参照して説明する。データ
リンクブリッジ用の通信制御装置は、自己から見て相手
側(データリンクブリッジの反対側)のネットワークに
属する全ての端末のアドレスを記憶する。例えば、図示
例において、通信制御装置6であればネットワーク2、
通信制御装置7であればネットワーク3、通信制御装置
8であればネットワーク1,3、通信制御装置9であれ
ばネットワーク1,2に属する全ての端末(図示せず)
のアドレスを記憶する。そして、任意のネットワークか
ら信号を受信すると、その中に含まれる宛先アドレスを
自己の通信制御装置が記憶している全アドレスと比較
し、一致しているものがあれば応答信号を返すようにし
たものである。
【0010】このような基本的思想を実現するための通
信制御装置(6〜9の何れでもよい)の構成について説
明する。ここに、図5に示したネットワーク1〜3は何
れも前述した不定形通信網であり、通信手段はイーサネ
ットとする。図6は、通信制御装置の構成中、応答信号
送出手段10及びそれに関わる部分を概略的に示すもの
である。図示例は、例えば通信制御装置6に関するもの
とする。まず、データリンクブリッジ4からの差動送信
信号TTRMTを受信してTTLレベルの信号TDに変
換するレシーバ11が設けられ、変換された信号TDを
差動信号NTRMTに変換してネットワーク1に出力す
るドライバ12が設けられている。一方、逆に、ネット
ワーク1からの差動受信信号NRCVを受信してTTL
レベルの信号RDに変換するレシーバ13が設けられ、
変換された信号RDを差動信号TRCVに変換してデー
タリンクブリッジ4に出力するドライバ14が設けられ
ている。また、エンコードされた信号TTRMTをNR
Zデータ信号T×D、及びこれに同期したクロックT×
Cに変換して出力するマンチェスタエンコーダデコーダ
(MED)15が設けられている。このMED15は信
号TTRMTを受信中には信号TCSNを肯定するもの
であり、この信号TCSNが否定されると前記ドライバ
12の出力はオフ状態とされる。同様に、エンコードさ
れた信号NRCVをNRZデータ信号R×D、及びこれ
に同期したクロックR×Cに変換して出力するマンチェ
スタエンコーダデコーダ(MED)16が設けられてい
る。このMED16は信号NRCVを受信中には信号R
CSNを肯定するものであり、この信号RCSNが否定
されると前記ドライバ14の出力はオフ状態とされる。
【0011】さらに、送信/受信を選択するセレクタ1
7が設けられている。このセレクタ17は信号TCSN
が信号RCSNよりも早く肯定された場合には信号T×
D及びT×CをデータDATA及びクロックCLKとし
て出力する。逆に、信号RCSNが信号TCSNよりも
早く肯定された場合には信号R×D及びR×Cをデータ
DATA及びクロックCLKとして出力する。また、信
号TCSN又はRCSNの内、早く肯定されたほうを、
信号PENとして出力する。このセレクタ17の出力側
には動作制御部として機能するプリアンブル検出回路1
8が接続されている。このプリアンブル検出回路18は
信号PENが肯定されると動作を開始して、データDA
TAのプリアンブルの終了を検出するものである。即
ち、プリアンブルの終了を検出すると、信号PENDを
肯定する。
【0012】このプリアンブル検出回路18には提案例
の特徴とするアドレス比較回路19が接続されている。
このアドレス比較回路19は図7に示すように、カウン
タ20とORゲート21とANDゲート22と記憶部と
なるメモリ部23とアドレス比較部となる比較部24と
を順に接続してなる。まず、カウンタ20は信号PEN
Dが肯定されるとデータDATAのプリアンブルに続く
宛先アドレス分である48ビット分のクロックCLKを
計数し、計数が終了すると、その出力Qを肯定する。ク
ロックCLKのメモリ部23及び比較部24への供給は
ORゲート21及びANDゲート22により制御され
る。即ち、データDATAが信号R×Dの場合にはプリ
アンブル終了後直ぐに出力されるが、データDATAが
信号T×Dの場合にはカウンタ20の出力Qが肯定され
た後に出力されることになる。メモリ部23ではクロッ
クCLKに同期してデータDATAを内部のレジスタに
書込むと同時に、既に記憶されているアドレス情報を出
力Q1〜Qnより順次読出す。データDATAが信号T×
Dの場合は、比較部24からの出力MMTCHが肯定さ
れたときにレジスタの内容を記憶する。この比較部24
はクロックCLKに同期してデータDATAの内容とメ
モリ部23出力であるQ1〜Qnとを同時に順次比較す
る。データDATAがT×Dの場合において両者が全く
一致しないときには信号MMTCHを肯定し、データD
ATAがR×Dの場合においては1つでも一致するもの
があれば信号MTCHを肯定する。
【0013】即ち、アドレス比較回路19は信号PEN
Dが肯定されると動作を開始するものであり、データD
ATAがT×Dの場合とR×Dの場合とで異なる動作を
する。データDATAがT×Dの場合には、その信号中
の発信元アドレスを、既に記憶している全てのアドレス
と比較し、一致していればそこで動作を終了するが、一
致していなければ登録されていないとみなし、その発信
元アドレスを新たに記憶する。即ち、自己から見てデー
タリンクブリッジ4側のネットワーク2に属する端末ア
ドレスの記憶は、そのデータリンクブリッジ4から送信
される信号から自動的に学習登録されるものとなる。よ
って、ネットワーク2内の端末の移動、交換等の変更に
対して、人為的労力を要せず、自動的に追従することが
できる。一方、データDATAがR×Dの場合には、こ
の受信信号中に含まれる宛先アドレスを、既に記憶して
いる全てのアドレスと比較し、一致しているものが存在
すれば、信号MTCHを肯定し、応答信号送出部となる
応答信号送出回路25の動作を開始させる。これによ
り、応答信号送出回路25は応答信号RF及びこれを肯
定する信号RFENを出力する。この信号RFENが肯
定されると、MED16は応答信号RFをエンコードし
て差動信号に変換して出力する。よって、受信信号中の
宛先アドレスが記憶されているアドレス中の少なくとも
1つと一致すれば、応答信号RFが送出されるので、デ
ータリンクブリッジが複数存在しても所望アドレスの端
末を含むほうの1つのデータリンクブリッジのみが応答
信号を返すだけとなり、所望の端末との通信が確保され
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
提案にあっても、まだ課題が残されている。例えば、デ
ータリンクブリッジの反対側のネットワークに属する端
末のアドレスを記憶する記憶部の容量が一杯になってし
まえば、それ以上の端末が存在しても、もはや、新たな
端末アドレスは記憶されないことになる。このような記
憶部満杯状態で、自己側のネットワークから反対側のネ
ットワークの端末(これを、仮にAとする)宛の信号を
受信した場合、端末Aのアドレスが記憶部に記憶されて
いなければ応答信号を送出することができず、通信が成
立しないものとなってしまう。
【0015】
【課題を解決するための手段】発信端末が宛先端末のア
ドレスを含む往信号を送出し、この宛先端末から前記ア
ドレスを確認した応答信号を受信して通信を行う、全二
重の伝送路を有する通信網のデータリンクブリッジに対
する通信制御装置において、請求項1記載の発明では、
データリンクブリッジの反対側の通信網に属する全ての
端末のアドレスを記憶する第1記憶部と、データリンク
ブリッジに対して自己側の通信網に属する全ての端末の
アドレスを記憶する第2記憶部と、通信網からの受信信
号中の宛先アドレスを前記第1記憶部に記憶された全て
の端末のアドレスと比較する第1アドレス比較部と、通
信網からの受信信号中の宛先アドレスを前記第2記憶部
に記憶された全ての端末のアドレスと比較する第2アド
レス比較部と、前記第1アドレス比較部による比較結果
が少なくとも1つの一致アドレスを有する場合に応答信
号を送出するとともに、前記第1記憶部の容量満杯状態
で前記第1アドレス比較部による比較結果が全て不一致
であって第2比較部による比較結果も全て不一致のとき
に応答信号を送出する応答信号送出部とを有する応答信
号送出手段を設けた。
【0016】請求項2記載の発明では、データリンクブ
リッジの反対側の通信網に属する全ての端末のアドレス
を記憶する記憶部と、通信網からの受信信号中の宛先ア
ドレスを前記記憶部に記憶された全ての端末のアドレス
と比較する比較部と、アドレス比較結果が少なくとも1
つの一致アドレスを有する場合に応答信号を送出する応
答信号送出部と、前記記憶部の容量満杯状態で前記アド
レス比較部による比較結果が全て不一致のときに応答信
号送出のタイミングを受信開始から所定時間遅らせる遅
延回路とを有する応答信号送出手段を設けた。
【0017】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
発明に加えて、応答信号送出手段中に、受信信号の種別
を識別して同報信号のときには所定時間経過後も応答信
号の送出を禁止させる同報識別手段を設けた。
【0018】
【作用】請求項1記載の発明によれば、反対側の通信網
に属する端末アドレスを記憶する第1記憶部が容量満杯
の状態になった状態でこの第1記憶部中に宛先アドレス
のものが存在しなかったとしても、自己側の通信網に属
する端末アドレスを記憶した第2記憶部側でのアドレス
比較の結果、不一致であれば、応答信号が送出されるの
で、記憶できなかった反対側の通信網中の端末と通信す
ることが可能となる。よって、通信網の制約が軽減さ
れ、通信網構築の自由度及び拡張性が向上するものとな
る。
【0019】請求項2記載の発明によれば、反対側の通
信網に属する端末アドレスを記憶する記憶部が容量満杯
の状態になった状態でこの記憶部中に宛先アドレスのも
のが存在しなかったとしても、遅延回路により受信開始
後に所定時間経過した後で応答信号が送出されるので、
記憶できなかった反対側の通信網中の端末と通信するこ
とが可能となる。よって、通信網の制約が軽減され、通
信網構築の自由度及び拡張性が向上するものとなる。
【0020】この際、請求項3記載の発明によれば、受
信開始後、所定時間経過した後であっても、受信信号が
同報信号の場合には応答信号の送出が禁止されるので、
同報通信時の不要な応答信号の送出が防止される。
【0021】
【実施例】請求項1記載の発明の一実施例を図1及び図
2に基づいて説明する。図5ないし図7で示した部分と
同一部分は同一符号を用いて示す。本実施例では、ま
ず、アドレス比較回路19を第1比較回路とし、その中
に含まれる図7に示したメモリ部23を第1記憶部と
し、比較部24を第1アドレス比較部とする。このアド
レス比較回路19において、前記メモリ部23の登録量
が容量一杯になったときに肯定される信号FULが付加
されている。また、このようなアドレス比較回路19と
は別にアドレス比較回路26が並列的に付加されてい
る。このアドレス比較回路26も基本的にはアドレス比
較回路19と同様に構成することができ、例えば図2に
示すように、カウンタ27、ANDゲート28、第2記
憶部となるメモリ部29及び第2アドレス比較部となる
比較部30とにより構成すればよい。ここに、前記メモ
リ部29は自己側のネットワークに属する全ての端末の
アドレスを記憶するものである。また、比較部30はネ
ットワークからの受信信号中の宛先アドレス及び発信元
アドレスを自らがメモリ部29に記憶している全ての端
末アドレスと比較し、比較結果に応じて、信号MMTC
H2を制御する。なお、メモリ部29への書込みは図2
に示すようにカウンタ27の出力が図7の場合の信号T
CSNの代りとなってイネーブルとされる。
【0022】このような構成において、アドレス比較回
路19による比較結果において1つでも一致するアドレ
スがあれば、図6で示した場合と同様、出力MTCHが
肯定され、応答信号送出回路25から応答信号が送出さ
れる。
【0023】また、アドレス比較回路19による比較の
結果、全て不一致の場合を考えると、メモリ部23の記
憶量に余裕がある状態(信号FULが肯定されていない
状態)では、そのままとなる。一方、信号FULが肯定
されると、アドレス比較回路26が比較動作を実行し、
メモリ部29中に宛先アドレスに一致するものがなけれ
ば(不一致)、比較部30は出力MMTCH2を肯定
し、応答信号送出回路25から応答信号を送出させる。
即ち、宛先アドレスは反対側のネットワーク中に存在す
るが、メモリ部23容量満杯のため登録されていなかっ
たものとみなされる。さらに、比較部30による比較に
おいて、発信元アドレスと一致するものがなければ、自
己側の新規な端末とみなし、これをメモリ部29に書込
み記憶することで更新される。
【0024】つづいて、請求項2及び3記載の発明の一
実施例を図3及び図4により説明する。本実施例でも、
まず、メモリ部23の記憶量がその容量一杯になったと
きに肯定される出力FULがアドレス比較回路19の出
力として付加されている(図4参照)。また、このよう
なアドレス比較回路19と並列的に同報信号識別手段と
なる同報信号識別回路31と遅延回路となるタイマ32
とが設けられている。ここに、前記出力FULは同報信
号識別回路31をイネーブル状態にするため出力され得
る。この同報信号識別回路31はネットワーク(ここで
は、不定形通信網)からの信号を受信したときに、その
受信信号が同報信号か否かを識別するものである。例え
ば、イーサネットの場合であれば、プリアンブルに続く
宛先アドレスの先頭1ビットが“1”のときが同報であ
るので、先頭1ビットが“0”か“1”かをみれば識別
し得る。この同報信号識別回路31の出力TST(同報
信号でない時に肯定される)はタイマ32に入力され、
出力TSTが肯定された時にこのタイマ32は起動され
る。
【0025】このタイマ32は所定のタイマ時間Tm
過後に出力TOVRを肯定して応答信号送出回路25か
ら応答信号を送出させるものである。ここに、タイマ3
2のタイマ時間Tm は、受信開始後、この出力TOVR
が肯定されるまでの時間TR が、ネットワークの片道の
最大伝送遅延時間を前述したようにTPMAXとしたとき、
R >(TA +2・TPMAX)なる関係を満足するように
設定されている。
【0026】このような構成において、アドレス比較回
路19による比較結果が全て不一致の場合であってもメ
モリ部23の記憶量に余裕があるときにはそのままとな
る。一方、メモリ部23が容量一杯となり信号FULが
肯定された場合において、受信信号が同報信号でないと
きには、起動された同報信号識別回路31の肯定出力に
よりタイマ32が起動し、所定タイマ時間Tm が経過す
るとその出力TOVRを肯定する。これにより、応答信
号送出回路25は応答信号を送出する。つまり、ネット
ワークの最大往復伝送遅延時間以上経てから応答信号が
送出されるので、結果的に宛先アドレスは反対側のネッ
トワーク中に存在するが、メモリ部23容量満杯のため
登録されていなかったものとみなされ、この宛先端末と
の通信が可能となる。
【0027】ところで、出力FULが肯定された状態に
おいて同報信号識別回路31による識別の結果、受信信
号が同報信号であった場合にはその出力TSTは肯定さ
れないので、タイマ32が初期化されるので、所定時間
経過TR が経過しても出力TORが肯定されず、応答信
号の送出が禁止される。よって、同報信号時の不要な応
答信号の送出も防止される。
【0028】
【発明の効果】本発明は、上述したように構成したの
で、請求項1記載の発明によれば、反対側の通信網に属
する端末アドレスを記憶する第1記憶部が容量満杯の状
態になった状態でこの第1記憶部中に宛先アドレスのも
のが存在しなかったとしても、自己側の通信網に属する
端末アドレスを記憶した第2記憶部側でのアドレス比較
の結果、不一致であれば、宛先アドレスは反対側の通信
網中に存在するが、第1記憶部の容量満杯のため登録さ
れていなかったものとみなされ、応答信号が送出され、
請求項2記載の発明によれば、遅延回路により受信開始
後に所定時間経過した後で応答信号が送出されるので、
結果的に、宛先アドレスは反対側の通信網中に存在する
が、記憶部の容量満杯のため登録されていなかったもの
とみなされ、応答信号が送出されることになり、何れの
場合も、記憶できなかった反対側の通信網中の端末と通
信することが可能となり、よって、通信網の制約を軽減
させることができ、通信網構築の自由度及び拡張性を向
上させることができ、加えて、請求項3記載の発明によ
れば、受信開始後、所定時間経過した後であっても、受
信信号が同報信号の場合には応答信号の送出が禁止され
るので、同報通信時の不要な応答信号の送出を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の一実施例を示すブロック
図である。
【図2】そのアドレス比較回路の構成を示すブロック図
である。
【図3】請求項2及び3記載の発明の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図4】そのアドレス比較回路の構成を示すブロック図
である。
【図5】全体のシステム構成例を示す模式図である。
【図6】既提案例の応答信号送出手段及びその周辺を示
すブロック図である。
【図7】そのアドレス比較回路を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1〜3 通信網 4,5 データリンクブリッジ 10 応答信号送出手段 23 記憶部、第1記憶部 24 アドレス比較部、第1アドレス比較部 25 応答信号送出部 29 第2記憶部 30 第2アドレス比較部 31 同報信号識別手段 32 遅延回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−217141(JP,A) 特開 平4−134945(JP,A) 特開 平4−132331(JP,A) 特開 平3−276944(JP,A) 特開 平3−224332(JP,A) 特開 平2−29046(JP,A) 特開 昭64−838(JP,A) 特開 昭63−74349(JP,A) 電子情報通信学会技術研究報告 Vo l.86 No.54,SE86−69,矢野隆 志 他「多結合トポロジーによるローカ ルエリアネットワークCOMLATの提 案」,pages.31−36 Ricoh Technical R eport No.16,Jan.1987, 矢野隆志 他「多結合分散アーキテクチ ャによるLAN」,pages.80−83 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/46 H04L 12/26 JICSTファイル(JOIS)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発信端末が宛先端末のアドレスを含む往
    信号を送出し、この宛先端末から前記アドレスを確認し
    た応答信号を受信して通信を行う、全二重の伝送路を有
    する通信網のデータリンクブリッジに対する通信制御装
    置において、データリンクブリッジの反対側の通信網に
    属する全ての端末のアドレスを記憶する第1記憶部と、
    データリンクブリッジに対して自己側の通信網に属する
    全ての端末のアドレスを記憶する第2記憶部と、通信網
    からの受信信号中の宛先アドレスを前記第1記憶部に記
    憶された全ての端末のアドレスと比較する第1アドレス
    比較部と、通信網からの受信信号中の宛先アドレスを前
    記第2記憶部に記憶された全ての端末のアドレスと比較
    する第2アドレス比較部と、前記第1アドレス比較部に
    よる比較結果が少なくとも1つの一致アドレスを有する
    場合に応答信号を送出するとともに、前記第1記憶部の
    容量満杯状態で前記第1アドレス比較部による比較結果
    が全て不一致であって第2比較部による比較結果も全て
    不一致のときに応答信号を送出する応答信号送出部とを
    有する応答信号送出手段を設けたことを特徴とする通信
    制御装置。
  2. 【請求項2】 発信端末が宛先端末のアドレスを含む往
    信号を送出し、この宛先端末から前記アドレスを確認し
    た応答信号を受信して通信を行う、全二重の伝送路を有
    する通信網のデータリンクブリッジに対する通信制御装
    置において、データリンクブリッジの反対側の通信網に
    属する全ての端末のアドレスを記憶する記憶部と、通信
    網からの受信信号中の宛先アドレスを前記記憶部に記憶
    された全ての端末のアドレスと比較する比較部と、アド
    レス比較結果が少なくとも1つの一致アドレスを有する
    場合に応答信号を送出する応答信号送出部と、前記記憶
    部の容量満杯状態で前記アドレス比較部による比較結果
    が全て不一致のときに応答信号送出のタイミングを受信
    開始から所定時間遅らせる遅延回路とを有する応答信号
    送出手段を設けたことを特徴とする通信制御装置。
  3. 【請求項3】 応答信号送出手段中に、受信信号の種別
    を識別して同報信号のときには所定時間経過後も応答信
    号の送出を禁止させる同報識別手段を設けたことを特徴
    とする請求項2記載の通信制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Ricoh Technical Report No.16,Jan.1987,矢野隆志 他「多結合分散アーキテクチャによるLAN」,pages.80−83
電子情報通信学会技術研究報告 Vol.86 No.54,SE86−69,矢野隆志 他「多結合トポロジーによるローカルエリアネットワークCOMLATの提案」,pages.31−36

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