JP3095248U - 節水弁内蔵継手 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 節水弁は蛇口のような水の吐出部に付けら
れのが通常である。しかし門形洗車設備や、食器洗い器
のように沢山の小さな穴から散水する場合、吐出部に節
水弁を取り付けるのは不可能である。このような場合で
も節水が可能な節水弁を提供する。 【解決手段】水を送るパイプやホースの途中に節水弁を
取りつける。そのためにパイプやホースの継手に、節水
弁を内蔵できる空間と部品を配置する。即ち小さな径の
配管においては通常よりもやや内部空間を大きくして節
水弁が流されないように止めツバをつける。強い安定し
た水流を生ぜしめるために、通常の節水弁より絞り角度
を大きくし、絞り部長さを同径部長さの比が１対３の形
状をもたせる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 ［考案が解決しようとする課題］ 節水弁が様々な場面で大きな節水効果をもたらすことは多くの人が認めるとこ ろなり、経費節減、貴重な水資源の有効活用のために今後もその一層の普及が期 待される。通常、節水弁は水栓の先端の形状に合わせて製作され、水の吐出する 水栓の先端に取り付けられる。節水弁の絞り管よって吐出水の流速が増大し、水 量が減少しても、水による洗浄その他の効果は落ちないことが節水弁の節水効果 の原理である。 しかし水の吐出部先端に節水弁を取りつけられないケースがある。例えば門形洗 車設備や、食器洗い器の場合である。小さな沢山の穴から勢いの強い散水をする これらの設備においては、その小さな穴毎に節水弁を取りつけることは出来ない 。穴の直径が小さく、穴の間隔が狭いので節水弁が入る余地が無いからである。 このような従来取りつけられなかったケースについても、節水が可能な工夫が必 要である。本考案は、このような課題を、従来の節水弁の機構をもって解決する ことを目指した。

【０００２】 ［課題を解決するための手段］ 水の吐出口先端ではなく、水を送るパイプやホースの途中に節水弁を取りつ ける。そのためにパイプやホースの継手に、節水弁を内蔵出来る空間と部品を配 置する。即ち小さな径の配管おいては通常の継手よりもやや内部空間を大きくし 、節水弁が流されないように止めツバをつける。また水の吐出先端から節水弁の 位置が遠いため、節水弁の水を通す部分の形状を工夫し、強い安定した水流を生 ぜしめるものにしなければならない。即ち通常の節水弁より絞り角度を大きくし 、６０度から７０度とし、絞り部長さと同径部長さの比が１対３の形状をもたせ る。（添付図面参照）。

【０００３】 ［考案の効果］ パイプや配管の途中に節水弁を取り付ける事が出来、門形洗車設備や、食器洗 い器のように、水の吐出部に節水弁を取り付けられないような場合でも大きな節 水効果を得る事が出来る。

【図面の簡単な説明】

本考案による、パイプやホースの途中に取りつけられた
節水弁内蔵継手の断面図を示す。水流の向きは図面の上
が川上である。パイプもしくはホースに継手が差込まれ
る。継手に節水弁が内蔵されており、継手内部の止めツ
バが節水弁の流失を防いでいる。節水弁に明いた穴は、
勾配のついた穴とそれにつながるな半径が変わらない穴
によって構成され、前者を「絞り部」、後者を「同径
部」と呼ぶ。「絞り部」において穴の接線とバイプの横
断面の成す角度を「絞り角度」と呼ぶ。本考案の絞り角
度Θは、６０度〜７０度、絞り部と同径部の水流方向の
長さの比ｍ／ｎは、１／３である。

【符号の説明】

１． パイプもしくはホース ２． 節水弁内蔵継手 ３． 節水弁止めツバ ４． 節水弁 Θ 絞り角度 ｍ 絞り部長さ ｎ 同径部長さ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ホースやパイプの継手において、管内部に
   節水弁を内接する空間及び節水弁止めツバを配置するこ
   とにより、節水弁を内蔵する継手。
2. 【請求項２】継手管内に内蔵される節水弁において、絞
   り角度が６０度〜７０度、絞り部長さと同径部長さの比
   が１対３の形状をもつ節水弁（添付図面参照）。