JP3095219U - マルチタイプメモリカードコネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で体積が小さく、多種類の規格の
メモリカードを読み書きでき、短絡発生を防止し、使用
時のはんだ付けの失敗率を下げるマルチタイプメモリカ
ードコネクタの提供。 【解決手段】 ケースを具え、該ケースは一体構造とさ
れ、ケースの前端に溝が設けられ、該溝の上下の部分の
幅が異なり、少なくとも二つのメモリカードスロットが
形成され、溝の内壁に間隔配列された端子溝が設けら
れ、端子溝の一端がケースの前開口或いは後ろ開口にあ
り、端子溝の別端に端子活動孔が設けられ、該端子活動
孔の位置がメモリカード金属片の位置に合わされてい
る。各端子溝内に金属端子が嵌め込まれ、金属端子の一
端の端子活動孔に位置する部分が弯曲し並びに弾性を有
し、金属端子の別端がケース外へと貫通し、連接ピンを
形成している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種のマルチタイプメモリカードコネクタに係り、特に、メモリカー ドを本コネクタを透過してカードリーダー或いはカードを読み書きする装置と連 接することにより、多種類の異なる規格のメモリカードの読み書きに適用できる 、マルチタイプメモリカードコネクタに関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に常用される読み書き可能な保存媒体には１．４４インチフレキシブルデ ィスク、ＭＯ、光ディスク等があるが、メモリ容量が少なく体積が大きいために 既に現代の各種のハードウエアの軽薄短小の要求に符合しなくなっており、特に 携帯情報端末（ＰＤＡ）、ディジタルカメラ、ノートパソコン等の普及応用に伴 い、このような状況がますます明らかになっている。

【０００３】 近年、ハードウエアの要求に符合させるため、既に各種の薄く小さく高容量の 読み書き可能なメモリカードが出現している。例えば、スマートメディア（登録 商標）カード、メモリースティックカード、セキュアディジタルメモリカード、 マルチメディアカード等がある。通常、使用者がメモリカード中に保存されたデ ータをコンピュータで読み書き、或いは編集処理する時、一般にはカードリーダ ー（内蔵式或いは外接式のカードリーダーを含む）を使用し、メモリカードとコ ンピュータ或いはその他の処理設備に連接する。前述の各メモリカードの規格サ イズはいずれも異なり、ゆえに各メモリカード規格に符合するカードリーダーが 必要であり、また、各種のハードウエアの指定するメモリカード形態は一致せず 、ゆえに使用者が多種類のハードウエア、例えばディジタルカメラ、ＭＰ３プレ イヤー、パームトップ型コンピュータ等を使用する場合は、即ち同時に各種規格 のカードリーダーを購入しなければならず、このためこのような多種類のメモリ カードとカードリーダーが使用者の不便と金銭の浪費を形成した。

【０００４】 業界はすでに、四つのカードスロットを設けて、４種類の異なる規格のメモリ カードの読み書きに供するカードリーダーを提供しているが、しかしこのような 構造はカードリーダーの体積が大きくなり、カードリーダーのコストも大きくな り不経済である。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

このため、体積が小さく、また、多種類の異なる規格のメモリカードを読み書 きでき、使用者の重複する投資と浪費を防止できるカードリーダーが求められて いる。そのキーポイントは、異なるサイズのメモリカードを挿入でき並びにカー ドリーダーと電気的連接を形成するコネクタを提供することにあり、このような コネクタは、異なるメモリカードの読み書きの信頼度を保証し並びに高速の読み 書きに適合するものでなければならない。

【０００６】 本考案の目的は、一種のマルチタイプメモリカードコネクタを提供することに あり、このようなコネクタを採用するカードリーダーは一台で多種類の異なる規 格のメモリカードの読み書きが行え、並びに体積が小さく、使用に便利であるも のとする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、ケース４を具えたマルチタイプメモリカードコネクタにお いて、該ケース４が一体構造とされ、該ケース４の前端に溝が設けられ、該溝の 上下の部分の幅が異なり、少なくとも二つのメモリカードスロットが設けられ、 溝の内壁に間隔配列された端子溝が設けられ、端子溝の一端がケース４の前開口 或いは後ろ開口にあり、端子溝の別端に端子活動孔１０、１３、１６が設けられ 、該端子活動孔の位置がメモリカード金属片の位置に合わされ、各端子溝内に金 属端子が嵌め込まれ、金属端子の一端の端子活動孔に位置する部分が弯曲し並び に弾性を有し、金属端子の別端がケース４外へと貫通し、連接ピンを形成してい ることを特徴とする、マルチタイプメモリカードコネクタとしている。 請求項２の考案は、請求項１に記載のマルチタイプメモリカードコネクタにお いて、前記溝が上から下にＡ溝５、Ｂ溝６、Ｃ溝７の三つのメモリカードスロッ トを形成し、ケース４の下壁面内側に前端子溝８が間隔配列され、前端子溝８の 底部に端子活動孔１０が設けられ、前端が溝の開口部分まで延伸され、ケース４ の後端の上下の壁面内側にそれぞれ間隔配列された上端子溝１１と下端子溝１４ が設けられ、並びに上端子溝１１の上方と下端子溝１４の下方のケース面に対応 する端子活動孔１３、１６が設けられ、上端子溝１１と下端子溝１４がそれぞれ 後方に向けて延伸され並びにケースの後側壁に開口を有し、各一つの前端子溝８ 内に前端子９が嵌め込まれ、その一端が端子活動孔１０部分において円弧形の弾 性接触点を形成し、もう一端が前端子溝より突出し連接ピンを形成し、各一つの 上端子溝１１内に上端子１２が嵌め込まれ、上端子１２の一端の端子活動孔１３ に対応する部分に折り曲げられた弾性接触点が形成され、もう一端がケースの後 壁より突出し、並びに直角に折り曲げられて連接ピンを形成し、各下端子溝１４ 内に下端子１５が嵌め込まれ、下端子１５の一端が対応する端子活動孔１６部分 において折り曲げられた弾性接触点を形成し、もう一端がケース後壁より突出し 並びに折り曲げられて連接ピンを形成することを特徴とする、マルチタイプメモ リカードコネクタとしている。 請求項３の考案は、請求項２に記載のマルチタイプメモリカードコネクタにお いて、前記ケース４の後壁上部が後方に延伸されて突起１８が形成され、上端子 １２が後壁上部より突出し、並びに直角に折り曲げられて面当接式の連接ピンを 形成し、下端子１５が後壁下部より突出し並びに直角に折り曲げられて挿入式の 連接ピンを形成し、上端子ピンと下端子ピンが分離した二列方式で配列されたこ とを特徴とする、マルチタイプメモリカードコネクタとしている。 請求項４の考案は、請求項２に記載のマルチタイプメモリカードコネクタにお いて、前記上端子１２と下端子１５が対応する端子活動孔１３、１６の部分に上 面１９、２３が設けられ、上端子１２と下端子１５の一端が該上面１９、２３に 係止されることを特徴とする、マルチタイプメモリカードコネクタとしている。 請求項５の考案は、請求項１又は請求項２又は請求項３に記載のマルチタイプ メモリカードコネクタにおいて、前記溝の壁の、各メモリカードのロックスイッ チ対応位置に弾性スイッチと対応する連接ピンが設けられたことを特徴とする、 マルチタイプメモリカードコネクタとしている。 請求項６の考案は、請求項１に記載のマルチタイプメモリカードコネクタにお いて、前記溝の底部の各層部分にメモリカードの誤挿入防止凹部に組み合わされ る限位突起が設けられたことを特徴とする、マルチタイプメモリカードコネクタ としている。

【０００８】

【考案の実施の形態】

上述の目的を達成するため、本考案の採用する技術は以下のようである。本考 案のマルチタイプメモリカードコネクタは、ケースを具え、該ケースは一体構造 とされ、ケースの前端に溝が設けられ、該溝の上下の部分の幅が異なり、少なく とも二つのメモリカードスロットが形成され、溝の内壁に間隔配列された端子溝 が設けられ、端子溝の一端がケースの前開口或いは後ろ開口にあり、端子溝の別 端に端子活動孔が設けられ、該端子活動孔の位置がメモリカード金属片の位置に 合わされている。各端子溝内に金属端子が嵌め込まれ、金属端子の一端の端子活 動孔部分に位置する部分が弯曲し並びに弾性を有し、金属端子の別端がケース４ 外へと貫通し、連接ピンを形成している。

【０００９】 上述の技術中、該ケースは一体成形構造とされ、プラスチックで形成され得て 、各端子が各端子溝内に圧入され、適用するメモリカードの寸法規格の違いに基 づき、それぞれケースの上下の異なる位置に対応する各組端子が設けられ、端子 の上端は弾性接触点とされて、挿入されるメモリカードと電気的に連接される。

【００１０】 上述の技術中、前記溝が上から下に三つのメモリカードスロットを形成し、そ のうちセキュアディジタルメモリカード、マルチメディアカードは一つのカード スロットを共有し、ケース下壁面内側に前端子溝が間隔配列され、前端子溝の底 部に端子活動孔が設けられ、前端が溝の開口部分まで延伸され、ケースの後端の 上下の壁面内側にそれぞれ間隔配列された上端子溝と下端子溝が設けられ、並び に上端子溝の上方と下端子溝の下方のケース面に対応する端子活動孔が設けられ 、上端子溝と下端子溝がそれぞれ後方に向けて延伸され並びにケースの後側壁に 開口を有する。各一つの前端子溝内に前端子が嵌め込まれ、その一端が端子活動 孔部分において円弧形の弾性接触点を形成し、もう一端が前端子溝より突出し連 接ピンを形成する。各一つの上端子溝内に上端子が嵌め込まれ、上端子の一端の 端子活動孔に対応する部分に折り曲げられた弾性接触点が形成され、もう一端が ケースの後壁より突出し、並びに直角に折り曲げられて連接ピンを形成する。各 下端子溝内に下端子が嵌め込まれ、下端子の一端が対応する端子活動孔部分にお いて折り曲げられた弾性接触点を形成し、もう一端がケース後壁より突出し並び に折り曲げられて連接ピンを形成する。

【００１１】 連接ピンを分離して、ピンギャップが近過ぎて短絡等の製造問題を形成しない ようにするための技術として、上述のケースの後壁上部が後方に延伸されて突起 状とされ、上端子が後壁上部より突出し、並びに直角に折り曲げられて面当接式 の連接ピンを形成し、下端子が後壁下部より突出し並びに直角に折り曲げられて 挿入式の連接ピンを形成し、上端子ピンと下端子ピンが分離した二列方式で配列 される。

【００１２】 上述の技術中、前記上端子と下端子が対応する端子活動孔の部分に上面が設け られ、上端子と下端子の一端が該上面に係止される。 上述の技術中、前記溝の壁の、各メモリカードのロックスイッチ対応位置に弾 性スイッチと対応する連接ピンとが設けられている。 上記溝の底部の各層部分にメモリカードの誤挿入防止凹部に組み合わされる限 位突起が設けられる。

【００１３】

【実施例】

実施例１： 図１から図１０を参照されたい。本考案のマルチタイプメモリカードコネクタ は、ケース４を具え、該ケース４はプラスチックで形成された一体構造とされ、 該ケース４の前端に溝が設けられている。該溝の上下の部分の幅は異なり、三つ のメモリカードスロットが形成され、それは上から下にそれぞれ、Ａ溝５、Ｂ溝 ６、Ｃ溝７とされる。ケース４の下壁面前端に複数の間隔配列された前端子溝８ が設けられ、前端子溝８の底部に端子活動孔１０が開設されている。ケース４後 端の上下の内壁面にそれぞれ間隔配列された上端子溝１１と下端子溝１４が設け られ、並びに上端子溝１１の上方と下端子溝１４の下方のケース面に対応する端 子活動孔１３、１６が設けられている。この端子活動孔１３、１６に上面１９が 設けられ、上端子溝１１と下端子溝１４がそれぞれ後方に延伸され並びにケース ４の後側壁に開口を有する。ケース４の溝の両側の、それぞれ各メモリカード読 み書き制御部分に対応する位置に、弾性スイッチ連接ピン溝が設けられている。

【００１４】 各前端子溝８内に前端子９が嵌め込まれ、その一端が端子活動孔１０部分で円 弧形の弾性接触点を形成し、もう一端が前端子溝８より突出し、連接ピンを形成 している。各上端子溝１１内に上端子１２が嵌め込まれ、上端子１２の一端の端 子活動孔１３に対応する部分に折り曲げられた弾性接触点が形成され、もう一端 はケース４後壁より突出し、並びに直角に折り曲げられて連接ピンが形成されて いる。上端子１２はスマートメディア（登録商標）カード１の連接に用いられ、 これによりこのカードの二列の金属ピンに対応して、上端子１２が長短の二種類 に分けられ、相互に離間配列されている。各下端子溝１４内に下端子１５が嵌め 込まれ、下端子１５の一端の端子活動孔１６に対応する部分が折り曲げられて弾 性接触点が形成され、もう一端がケース４後壁より突出し、並びに折り曲げられ て連接ピンが形成され、上端子１２と下端子１５に対応する端子活動孔１３、１ ６の部分に上面１９、２３が形成され、上端子１２と下端子１５の末端がそれぞ れ該上面１９、２３に係止される。ケース４の両側の溝内に、それぞれ弾性スイ ッチ連接ピン１７、２０と弾性接触片２１が嵌め込まれ、二つの弾性スイッチ連 接ピン１７が一組のスイッチを形成し、メモリカード挿入時に、対応する弾性片 を押動させて、もう一つの連接ピンと接触させ、これによりスイッチを閉合させ られる。

【００１５】 本実施例中、上述のケース４の後壁上部は後方に延伸されて突起状とされ、上 述の上端子１２が後壁上部より突出し、並びに直角に折り曲げられて面当接式の 連接ピンが形成され、上述の下端子１５が後壁下部より突出し、並びに直角に折 り曲げられて挿入式の連接ピンが形成され、上端子ピンと下端子ピンが分離した 二列の方式で配列され、これにより、異なるメモリカードに対応して三列のピン が形成され、前端子９と上端子１２のピンが当接片式の連接構造とされ、下端子 １５のピンが上端子ピンの内側に位置し、挿入式の連接構造とされる。

【００１６】 上述の溝の底部の各層部分にメモリカードの逆挿入防止の凹部に合わせて限位 突起が設けられている。

【００１７】 図９と図１０に示されるように、スマートメディア（登録商標）カード１がケ ース４のＡ溝５に挿入されて位置決めされた後、該スマートメディア（登録商標 ）カード１の読み書きされる金属面と上端子１２の弾性接触点が接触し、側縁が 対応する弾性スイッチ連接ピン２０と接触し導通し、同時にケース４上面の弾性 接触片２１とスマートメディア（登録商標）カード１の環状金属が接触し、読み 書きが行われる。またケース４のＢ溝６はメモリースティックカード３の挿入、 読み書きに供され、挿入後のメモリースティックカード３の読み書き端は下端子 １５の弾性接触点と接触し読み書きに供される。またＣ溝７はセキュアディジタ ルカード２或いはマルチメディアカード２２の挿入、読み書きに供され、挿入時 、前端子９の弾性接触点がセキュアディジタルカード２或いはマルチメディアカ ード２２の読み書き金属面と接触し、またセキュアディジタルカード２の側縁が 弾性スイッチ連接ピン１７を押圧し、読み書きスイッチを接触導通させて、読み 書きを行う。セキュアディジタルカード２の誤書き込み防止スイッチが書き込み 防止位置にあるとき、対応する弾性スイッチ連接ピン１７部分の側縁は凹み、こ のとき、セキュアディジタルカード２が挿入されても、弾性スイッチ連接ピンは 連通せず、書き込み防止状態にある。

【００１８】

【考案の効果】

本考案は現存の技術と比較し、以下のような長所を有している。 １．本考案は一体成形のケースとケースの端子溝内に嵌め込まれた金属端子で 組成され、構造が簡単で、製造に便利で、人力、コストを節約できる。 ２．本考案は一つのケース内にあって、隣り合う空間の幅の変化により複数の 溝を形成し、多種類の異なる規格のメモリカードを読み書きでき、これにより体 積が小さく、多種類のメモリカードを読み書きできて便利である使用上の長所を 有している。 ３．本考案の端子の連接ピンは位置の違いにより複数列配置でき、これにより ピン間に適当な距離があり、短絡の発生を防止でき、使用時のはんだ付けの失敗 率を下げることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】各種のメモリカードの外形表示図である。

【図２】本考案の実施例の構造表示図である。

【図３】本考案の実施例の立体分解図である。

【図４】図３中のケース表示図である。

【図５】図４の平面図である。

【図６】図４の底面図である。

【図７】図４の左側面図である。

【図８】本考案の実施例の拡大断面図である。

【図９】本考案の実施例の各種メモリカード挿入時の透
視図である。

【図１０】図９の底面図である。

【符号の説明】

１ スマートメディア（登録商標）カード ２ セキュアディジタルメモリカード ３ メモリースティックカード ４ ケース ５ Ａ溝 ６ Ｂ溝 ７ Ｃ溝 ８ 前端子溝 ９ 前端子 １０ 端子活動孔 １１ 上端子溝 １２ 上端子 １３ 端子活動孔 １４ 下端子溝 １５ 下端子 １６ 端子活動孔 １７ 弾性スイッチ連接ピン １８ 突起 １９ 上面 ２０ 弾性スイッチ連接ピン ２１ 弾性接触片 ２２ マルチメディアカード ２３ 上面

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ケース４を具えたマルチタイプメモリカ
   ードコネクタにおいて、該ケース４が一体構造とされ、
   該ケース４の前端に溝が設けられ、該溝の上下の部分の
   幅が異なり、少なくとも二つのメモリカードスロットが
   設けられ、溝の内壁に間隔配列された端子溝が設けら
   れ、端子溝の一端がケース４の前開口或いは後ろ開口に
   あり、端子溝の別端に端子活動孔１０、１３、１６が設
   けられ、該端子活動孔の位置がメモリカード金属片の位
   置に合わされ、各端子溝内に金属端子が嵌め込まれ、金
   属端子の一端の端子活動孔に位置する部分が弯曲し並び
   に弾性を有し、金属端子の別端がケース４外へと貫通
   し、連接ピンを形成していることを特徴とする、マルチ
   タイプメモリカードコネクタ。
2. 【請求項２】 請求項１に記載のマルチタイプメモリカ
   ードコネクタにおいて、前記溝が上から下にＡ溝５、Ｂ
   溝６、Ｃ溝７の三つのメモリカードスロットを形成し、
   ケース４の下壁面内側に前端子溝８が間隔配列され、前
   端子溝８の底部に端子活動孔１０が設けられ、前端が溝
   の開口部分まで延伸され、ケース４の後端の上下の壁面
   内側にそれぞれ間隔配列された上端子溝１１と下端子溝
   １４が設けられ、並びに上端子溝１１の上方と下端子溝
   １４の下方のケース面に対応する端子活動孔１３、１６
   が設けられ、上端子溝１１と下端子溝１４がそれぞれ後
   方に向けて延伸され並びにケースの後側壁に開口を有
   し、各一つの前端子溝８内に前端子９が嵌め込まれ、そ
   の一端が端子活動孔１０部分において円弧形の弾性接触
   点を形成し、もう一端が前端子溝より突出し連接ピンを
   形成し、各一つの上端子溝１１内に上端子１２が嵌め込
   まれ、上端子１２の一端の端子活動孔１３に対応する部
   分に折り曲げられた弾性接触点が形成され、もう一端が
   ケースの後壁より突出し、並びに直角に折り曲げられて
   連接ピンを形成し、各下端子溝１４内に下端子１５が嵌
   め込まれ、下端子１５の一端が対応する端子活動孔１６
   部分において折り曲げられた弾性接触点を形成し、もう
   一端がケース後壁より突出し並びに折り曲げられて連接
   ピンを形成することを特徴とする、マルチタイプメモリ
   カードコネクタ。
3. 【請求項３】 請求項２に記載のマルチタイプメモリカ
   ードコネクタにおいて、前記ケース４の後壁上部が後方
   に延伸されて突起１８が形成され、上端子１２が後壁上
   部より突出し、並びに直角に折り曲げられて面当接式の
   連接ピンを形成し、下端子１５が後壁下部より突出し並
   びに直角に折り曲げられて挿入式の連接ピンを形成し、
   上端子ピンと下端子ピンが分離した二列方式で配列され
   たことを特徴とする、マルチタイプメモリカードコネク
   タ。
4. 【請求項４】 請求項２に記載のマルチタイプメモリカ
   ードコネクタにおいて、前記上端子１２と下端子１５が
   対応する端子活動孔１３、１６の部分に上面１９、２３
   が設けられ、上端子１２と下端子１５の一端が該上面１
   ９、２３に係止されることを特徴とする、マルチタイプ
   メモリカードコネクタ。
5. 【請求項５】 請求項１又は請求項２又は請求項３に記
   載のマルチタイプメモリカードコネクタにおいて、前記
   溝の壁の、各メモリカードのロックスイッチ対応位置に
   弾性スイッチと対応する連接ピンが設けられたことを特
   徴とする、マルチタイプメモリカードコネクタ。
6. 【請求項６】 請求項１に記載のマルチタイプメモリカ
   ードコネクタにおいて、前記溝の底部の各層部分にメモ
   リカードの誤挿入防止凹部に組み合わされる限位突起が
   設けられたことを特徴とする、マルチタイプメモリカー
   ドコネクタ。