JP3094903U - 巻き尺 - Google Patents

巻き尺

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JP3094903U
JP3094903U JP2002008219U JP2002008219U JP3094903U JP 3094903 U JP3094903 U JP 3094903U JP 2002008219 U JP2002008219 U JP 2002008219U JP 2002008219 U JP2002008219 U JP 2002008219U JP 3094903 U JP3094903 U JP 3094903U
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呂金珠
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呂 金珠
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 テープの巻き取り速度が速過ぎる場合
に、遠心減速ブレーキが作動することにより、テープの
巻き取り速度を安全レベルまで低下させて、使用者への
危険及びケースの破損を効果的に防止する巻き尺を提供
する。 【解決手段】 巻き軸11の延長部に回動不能に同軸に
設けられるローター21と、前端が前記ローターに対し
て回転出来るように接合されると共に、予め引張られた
糸調子ばね25によって前記ローターに嵌め込まれ、後
端が軸移動により、前記ケースの内壁からブレーキ隙に
隔たるが当接可能な複数のブレーキシュー23とから成
る遠心減速ブレーキを有し、前記ブレーキシューが、予
定の値を超える巻き取り速度に達すると、その後端が前
記ケースの内壁と接触する巻き尺である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【技術の技術分野】
本考案は、巻き尺に関し、特に遠心減速ブレーキが、テープの巻き取り速度が 速過ぎる場合に作動することにより、テープの巻き取り速度を安全なレベルまで 低下させて、使用者への危険及びケースの破損を効果的に防止する巻き尺に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の巻き尺には、多様な設計及び種々の長さのものが有り、多方面で使用さ れる。一般に、そのサイズをコンパクトにする為に、該3〜5メートルのメジー ャテープでは、図5に示す如く、一本の巻き軸に巻き上げられるテープが、D字 形のケースの中に内蔵されるように構成されており、テープの自由端は完全にケ ースの中に引込まれない様に保持する為、又は計測量対象物に引っ掛ける為のL 字形のフック(ストッパー)が設けられて、これにより、テープが完全に巻き上 げられた場合でも、先端部がケースの外側に留まることができる。又、使用後は 、毎回トーションばねによりテープを自動的に巻き取ることができ、更に、使用 する時は、テープの出口に設けられるロックブレーキにより、テープを希望の長 さまで引き出して肯定することが出来る。固定状態を解除する時は、ケース上の ロックスイッチをシフトさせると、テープを、ばねの付勢力によって自動的に巻 きとることができる。
【0003】
【考案が解決しようとする問題】
しかし、ばねの付勢力が強過ぎると、巻き取り速度が速く成る為、薄いテープ 縁により、使用者を傷つけてしまう恐れがある。又、巻き取る際のテープの速度 は、テープが巻き終わる時、即ちフックがテープ入口に到達する時、最大となる ので、プラスチックなどで作られたケースでは、金属のフックの衝撃により、破 壊してしまうことがあり、フック自身も、この強い衝撃によって、テープの一端 から離脱する恐れがある。又、このような速過ぎる巻き取り速度によるもう一つ の欠点は、落してしまう。速すぎる巻き取り速度によるもう一つの欠点は、巻き 上げた時にテープの横に変動し易く、テープ巻きの横偏差が起き、テープの巻き 取りや引き出しが難しくなってしまう問題がある。 本考案の課題は、巻き尺のテープを巻き上げる時に、上記の速すぎるテープに より起こる欠点を解消出来る巻き尺を提供することである。
【0004】
【課題を解決する為の手段】
上記課題を解決するため本考案の請求項1は、巻き軸に巻き上げられる目盛り 付きテープと、前記テープを収容するケースと、前記テープを自動的に巻き上げ るばねとを備えた巻き尺に於いて、前記巻き軸の延長部に回動不能に同軸に設け られるローターと、前端が前記ローターに対して回転出来るように接合されると 共に、予め引張られた糸調子ばねによって前記ローターに嵌め込まれ、後端が軸 移動により、前記ケースの内壁からブレーキ隙に隔たるが当接可能な複数のブレ ーキシューとから成る遠心減速ブレーキを有し、前記ブレーキシューが、予定の 値を超える巻き取り速度に達すると、その後端が前記ケースの内壁と接触するこ とを特徴とする。 上記課題を解決するため本考案の請求項2は、前記請求項1において、前記ケ ースは、前記テープ巻き部材を収容する主ケース部と、前記遠心減速ブレーキを 収容し、金属から成る蓋部とで構成されることを特徴とする。 上記課題を解決するため本考案の請求項3は、前記請求項1又は請求項2にお いて、前記蓋部の内壁は、高耐摩耗性を有する材料でライニングされることを特 徴とする。 上記課題を解決するため本考案の請求項4は、前記請求項1又は請求項2にお いて、前記ローターの中心に、前記延長部の横断面の形状と同一の非円形の穴が 形成されることを特徴とする。 上記課題を解決するため本考案の請求項5は、前記請求項4において、前記延 長部は、ナットが螺合するねじ山と、平坦面を有することを特徴とする。 上記課題を解決するため本考案の請求6は、前記請求項1又は請求項2におい て、前記糸調子ばねの内段と外段は、それぞれ前記ローター又は前記ブレーキシ ューに形成された開口溝の中に取り付けられることを特徴とする。 上記課題を解決するため本考案の請求項7は、前記請求項1又は請求項2にお いて、前記糸調子ばねの両端は、それぞれ一つのリング状に形成され、前記ロー ター又は前記ブレーキシューにおける一本のピンに固定されることを特徴とする 。 上記課題を解決するため本考案の請求項8は、前記請求項1又は請求項2にお いて、前記ブレーキシューは、前記巻き軸に対して対称的に配置されていること を特徴とする。
【0005】
【考案の実施の形態】
図1に示す本考案の巻き尺は、図5に示す従来の巻き尺と同一の巻き軸11に 巻き取られるメジーャテープ12と、二つの半割体(即ち一つの主ケース部1及 び一つの蓋部3)からなるケースとを有し、図5の巻き尺と異なる点としては、 ローター21と複数(この実施例では三つを使用する)のブレーキシュー23か ら構成された遠心減速ブレーキ2とを用いることである。ローター21は、前記 の巻き軸11の延長部15に回転不能に同軸に設けられ、各々のブレーキシュー 23は、前端が前記ローター21に対して回転出来るように接合されると共に、 予め引張られた糸調子ばね25によって前記ローター21に嵌め込まれ、前記ケ ース(蓋部)3の内壁からブレーキ隙に隔たるが、後端235は軸移動により、 その内壁31に当接することもできる(図2)。又、ローター21は、巻き軸1 1に対して 回転不能となるように連結するため、前記ローター21の中心に、 前記延長部15の横断面の形状と同一の非円形(切端円形)の穴213が形成さ れる。更に、前記延長部15は、二つの平坦面14及び二つの部分雄ねじ山を有 し、その部分の雄ねじ山は、ローターの凹み211の中に収容されたナット22 の雌ねじ山と螺合する。これにより、ローター21は、同期回動するように、巻 き軸11に回転不能に連結される。
【0006】 又、前記ブレーキシュー23は、非対称に配置される場合には、重心が、ロー ター21が回転している時変動し、作動状態が不安定に成ってしまうため、巻き 軸11の軸線に対称的に設けられる必要がある。
【0007】 そして、前記三つのブレーキシュー23を確実に配置するために、ローター2 1の周囲に三つのリセス215が設けられる。各々のブレーキシュー23の前端 は、ボルト24によって回転可能ようにローター21に接合されるとともにこの 時、その内辺は、予め引き張られた糸調子ばね251の予め張力によって、前記 ローター21に当接し、この時、ブレーキシュー23とケース3の内壁31との 中には、間隙がある。若しローター21の速度が、前記予め張力に対応する限界 速度を超えると、各々のブレーキシュー23が、前記予め張力よりも強い自身の 遠心力によって外側へ軸移動し、その後端235が前記ケース3の内壁31と接 触して、ブレーキ効果を生み出す(図3)。
【0008】 各々のブレーキシュー23には、ブレーキシュー23をローター21に接合す るため、雌ヒンジ231が形成され、これに対応して、ローター21には、雄ヒ ンジ214が形成されてあり、雌ヒンジ231及び雄ヒンジ214には、それぞ れボルト24を受け入れるヒンジ穴232または218が形成されている。
【0009】 前記糸調子ばね25を保護する為、糸調子ばね25の内段と外段は、それぞれ 前記ローター21ー又は前記ブレーキシュー23に形成した開口溝217又は2 33の中に収容される。糸調子ばね25の両端は、それぞれ一つの端環252、 251が設けられて、前記ローター21又は前記ブレーキシュー23の開口溝2 17又は233の中において一本のピン216又は234により固定される。
【0010】 又、テープの巻き取り速度が危険な速度まで達する時、ブレーキシュー23の 後端235は、ケース3の内壁31と接触した時に発生する摩擦によってブレー キ効果を得る。又、テープの巻き取り速度が速い程遠心力が強くなって、より優 れたブレーキ効果を得ることができるので、テープの速度を安全のレベル以下に 減速することができる。
【0011】 ブレーキシュー23の後端235とケース3の内壁31の中の摩擦を増進する ため、ケースの内壁31と接触すべきこの後端235の表面は荒らされる。これ に対応して、ケースの蓋部3は金属で作られる或いは摩耗を耐える材料でライニ ングされる。
【0012】 テープを引き出す時、ブレーキシュー23が、自身の求心力と前記糸調子ばね 25の予め張力によって、もっと確り前記ローター21に伏せて、収容される。 従って、本考案は、テープ12を正常に引き出す時あるいは巻き取る時、摩擦力 が発生しないように容易に使用することができる。
【0013】
【考案の効果】
従来の巻き尺と比べると、本考案は、下記に示すような利点を有する。
【0014】 <イ>本考案の減速ブレーキにより、快速的な巻き取りで金属のフックにより激 しく衝撃を与えることによるケースの破損及び、フック自身の、テープ端からの 離脱を防ぐことができる。
【0015】 <ロ>ブレーキ効果は、巻き取り速度が上昇するにつれて強くなるので、フック がテープ出口に到達する時の速度は、ブレーキにより緩和された安全な速度とな る。
【0016】 <ハ>ブレーキ効果により、使用者が速すぎる巻き取り速度のテープにより損傷 を受けることを避けることができる。
【0017】 <ニ>巻き取り時におけるテープの横の変動によるテープ巻きの横偏差を防止す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る巻き尺の分解斜視図である。
【図2】 ブレーキシューが内壁と接触している状態を
示す平面断面図である。
【図3】 ブレーキシューが内壁と接触していない状態
を示す平面断面図である。
【図4】 本考案に係る巻き尺の側面断面図である。
【図5】 従来の巻き尺の斜視図である。
【符号の説明】
1 主ケース部 2 遠心減速ブレーキ 21 ローター 22 ナット 23 ブレーキシュー 24 ボルト 25 糸調子ばね 3 蓋部

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻き軸に巻き上げられる目盛り付きテー
    プと、前記テープを収容するケースと、前記テープを自
    動的に巻き上げるばねとを備えた巻き尺において、前記
    巻き軸の延長部に回動不能に同軸に設けられるローター
    と、前端が前記ローターに対して回転出来るように接合
    されると共に、予め引張られた糸調子ばねによって前記
    ローターに嵌め込まれ、後端が軸移動により、前記ケー
    スの内壁からブレーキ隙に隔たるが当接可能な複数のブ
    レーキシューとから成る遠心減速ブレーキを有し、前記
    ブレーキシューが、予定の値を超える巻き取り速度に達
    すると、その後端が前記ケースの内壁と接触することを
    特徴とする、巻き尺。
  2. 【請求項2】 前記ケースは、前記テープ巻き部材を収
    容する主ケース部と、前記遠心減速ブレーキを収容し、
    金属から成る蓋部とで構成されることを特徴とする、請
    求項1に記載の巻き尺。
  3. 【請求項3】 前記蓋部の内壁は、高耐摩耗性を有する
    材料でライニングされることを特徴とする、請求項1又
    は請求項2に記載の巻き尺。
  4. 【請求項4】 前記ローターの中心に、前記延長部の横
    断面の形状と同一の非円形の穴が形成されることを特徴
    とする、請求項1又は請求項2に記載の巻き尺。
  5. 【請求項5】 前記延長部は、ナットが螺合するねじ山
    と、平坦面を有することを特徴とする、請求項1又は請
    求項2に記載の巻き尺。
  6. 【請求項6】 前記糸調子ばねの内段と外段は、それぞ
    れ前記ローター又は前記ブレーキシューに形成された開
    口溝の中に取り付けられることを特徴とする、請求項1
    又は請求項2に記載の巻き尺。
  7. 【請求項7】 前記糸調子ばねの両端は、それぞれ一つ
    のリング状に形成され、前記ローター又は前記ブレーキ
    シューにおける一本のピンに固定されることを特徴とす
    る、請求項1又は請求項2に記載の巻き尺。
  8. 【請求項8】 前記ブレーキシューは、前記巻き軸に対
    して対称的に配置されていることを特徴とする、請求項
    1又は請求項2に記載の巻き尺。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011013137A (ja) * 2009-07-03 2011-01-20 Nippon Koei Co Ltd デジタル内空変位計
JP2013525784A (ja) * 2010-04-23 2013-06-20 コメロン コーポレイション 自動速度調節巻尺
CN106989121A (zh) * 2017-05-05 2017-07-28 沈阳建筑大学 机械式转动限速器

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