JP3094891U - たわみ軸継手 - Google Patents

たわみ軸継手

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JP3094891U
JP3094891U JP2002008206U JP2002008206U JP3094891U JP 3094891 U JP3094891 U JP 3094891U JP 2002008206 U JP2002008206 U JP 2002008206U JP 2002008206 U JP2002008206 U JP 2002008206U JP 3094891 U JP3094891 U JP 3094891U
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JP
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hub
flange
spring
joint
flexible shaft
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哲哉 宮川
庸介 河野
一一 福田
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Kyushu Hasec Co Ltd
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Kyushu Hasec Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸心調整作用、緩衝作用およびねじり振動減
衰作用に優れ、バックラッシュがなく、慣性モーメント
が小さく、かつ廉価なたわみ軸継手をを提供する。 【解決手段】 一方の伝動軸が連結される円筒状本体1
1の一端にフランジ14を有する第1ハブ10と、他方
の伝動軸が連結される円筒状本体21の一端にフランジ
24を有し、フランジ24が第1ハブ10のフランジ1
4と近接して配置された第2ハブ20と、第1ハブ10
と第2ハブ20との間でトルクを伝達するトルク伝達ユ
ニット30とを備えている。トルク伝達ユニット30
が、第1ハブ10のフランジ14の継手ボルト穴15に
それぞれ支持された複数の継手ボルト31と、第2ハブ
20のフランジ24のばね穴25にそれぞれはめ合い、
継手ボルト31が貫通する複数のたる形コイルばね40
とからなっている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、たる形コイルばねを備えたたわみ軸継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
弾性式たわみ軸継手の一つとして、たる形コイルばねをたわみ部材とするもの がある。例えば、この考案者の発明であるたわみ軸継手(特開平6−21324 7号参照)がある。このたわみ軸継手は、伝動軸が連結される第1ハブおよび第 2ハブ、第1ハブのフランジを収納するようにして第2ハブのフランジに固定さ れたカバー、ならびに第1ハブのフランジに設けられた複数のばね穴をそれぞれ 貫通するたる形コイルばねを備えている。
【0003】 トルクは駆動軸から順次、第1ハブ、たる形コイルばね、ピン、第2ハブ、従 動軸に、またはこの逆に伝達される。このとき、たる形コイルばねは、伝達トル クの大きさに応じてばね中央部分が内径方向に圧縮される。また、たる形コイル ばねはばね軸方向、径方向またはばね軸に対して斜め方向に変形して、軸心が調 整される。たる形コイルばねの弾性変形、および隣り合うコイルの摩擦により、 トルク伝達系の衝撃が吸収され、ねじり振動が減衰される。また、コイルばねが ハブフランジのばね穴に締まりばめされているので、バックラッシュがなく、回 転角精度が高い。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のたわみ軸継手は、大きなトルク(例えば50kN・m以上)を伝達す ることができる。しかし、伝達トルクが比較的小さい範囲(例えば3k〜20kN ・m)で使用するたわみ軸継手に上記従来のたわみ軸継手の構造を採用すると、 伝達トルクに比べて慣性モーメントが大きく、また高価であるという問題があっ た。
【0005】 この考案は、伝達トルクが比較的小さい範囲で使用され、上記従来のたわみ軸 継手と同様に軸心調整作用、緩衝作用およびねじり振動減衰作用に優れ、バック ラッシュがないたわみ軸継手であって、慣性モーメントが小さく、かつ廉価なた わみ軸継手を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案のたわみ軸継手は、一方の伝動軸が連結される円筒状本体の一端にフ ランジを有し、複数の継手ボルト穴がフランジに円周方向に間隔をおいて設けら れた第1ハブと、他方の伝動軸が連結される円筒状本体の一端にフランジを有し 、フランジが前記第1ハブのフランジと近接して向かい合い、複数のばね穴が前 記フランジに円周方向に間隔をおいて設けられた第2ハブと、第1ハブと第2ハ ブとの間でトルクを伝達するトルク伝達ユニットとを備えたたわみ軸継手であっ て、前記トルク伝達ユニットが、前記第1ハブのフランジの継手ボルト穴にそれ ぞれ支持された複数の継手ボルトと、前記第2ハブのフランジのばね穴にそれぞ れはめ合い、継手ボルトが貫通する複数のたる形コイルばねとからなっている。 たる形コイルばねは最大外径部で第2ハブの前記ばね穴に直接またはスリーブを 介して締まりばめされ、最小内径部で前記継手ボルトに締まりばめされており、 たる形コイルばねがトルク伝達の際に変形して隣り合うコイルが接触するように ばね軸方向に圧縮されて前記継手ボルトに取り付けられている。
【0007】 この考案のたわみ軸継手は、従来のたる形コイルばねを備えたたわみ軸継手に 比べて第2ハブのフランジに固定されたカバーを必要としない。したがって、構 造が簡単となるので、組立て・分解が容易となり、コストも安くなる。また、カ バーがなく、外径が小さくなるので、慣性モーメントが小さくなる。
【0008】 この考案の他のたわみ軸継手は、一方の伝動軸が連結される円筒状本体の一端 にフランジを有し、複数の継手ボルト穴がフランジに円周方向に間隔をおいて設 けられた第1ハブと、他方の伝動軸が連結される円筒状本体の一端にフランジを 有し、複数の継手ボルト穴が前記フランジに円周方向に間隔をおいて設けられた 第2ハブと、円筒状本体の両端にフランジを有し、両端のフランジがそれぞれ前 記第1ハブまたは第2ハブのフランジと近接して向かい合い、複数のばね穴が前 記フランジに円周方向に間隔をおいて設けられたスペーサと、第1ハブとスペー サおよびスペーサと第2ハブとの間でそれぞれトルクを伝達するトルク伝達ユニ ットとを備えている。前記トルク伝達ユニットが、前記第1ハブおよび第2ハブ のフランジの継手ボルト穴にそれぞれ支持された複数の継手ボルトと、前記スペ ーサのフランジのばね穴にそれぞれはめ合い、継手ボルトが貫通する複数のたる 形コイルばねとからなっている。たる形コイルばねは最大外径部で前記スペーサ のフランジのばね穴に直接またはスリーブを介して締まりばめされ、最小内径部 で前記継手ボルトに締まりばめされており、たる形コイルばねがトルク伝達の際 に変形して隣り合うコイルが接触するようにばね軸方向に圧縮されて前記継手ボ ルトに取り付けられている。
【0009】 たわみ軸継手は、2組のトルク伝達ユニットを備えているので、前記1組のト ルク伝達ユニットからなるたわみ軸継手に比べ2倍の大きさの偏心および軸方向 誤差を調整することができる。また、一方のスペーサフランジ中心O1に対する 他方のスペーサフランジ中心О2の平行変位Δ(図7参照)は、 Δ=L×tanθ となる。ここで、Lはスペーサフランジ中心間距離、θは基準ハブ中心線Chに 対するスペーサ中心線Csの傾斜角度である。
【0010】 この考案の更に他のたわみ軸継手は、前記たわみ軸継手の2組を中間軸を介し て連結している。このたわみ軸継手も、前記1組のトルク伝達ユニットからなる たわみ軸継手に比べ2倍の大きさの偏心および軸方向誤差を調整することができ る。また、相対する第2ハブフランジの間の平行変位Δは、上記たわみ軸継手の 場合と同じである。
【0011】
【考案の実施の形態】
図1および図2は、この考案の実施の形態を示している。図1はたわみ軸継手 の縦断面図であり、図2は上記たわみ軸継手の右側面図である。
【0012】 たわみ軸継手は、主として第1ハブ10、第2ハブ20およびトルク伝達ユニ ット30によって構成されている。
【0013】 第1ハブ10は、円筒状本体11の一端にフランジ14を有し、フランジ14 には円周方向に間隔をおいて複数(この実施の形態では10個)の継手ボルト穴 15が設けられている。継手ボルト穴15は、リーマ仕上されている。円筒状本 体の軸穴12に一方の伝動軸が挿入され、キー(いずれも図示しない)を介して 、第1ハブ10に伝動軸が連結される。継手ボルト穴15の個数はトルク伝達ユ ニットの個数と同じであり、伝達トルクの大きさによるが、例えば4〜16個程 度である。
【0014】 第2ハブ20は、円筒状本体21の一端にフランジ24を有し、フランジ24 には円周方向に間隔をおいて継手ボルト穴15と同数のばね穴25が設けられて いる。円筒状本体21の軸穴22に他方の伝動軸が挿入され、キー(いずれも図 示しない)を介して、第2ハブ20に伝動軸が連結される。
【0015】 トルク伝達ユニット30は、図3に示すように継手ボルト31、たる形コイル ばね40、スリーブ50およびばね座60からなっている。継手ボルト31は、 両端部がそれぞれ第1ねじ部32および第2ねじ部33となっている。第1ねじ 部32から軸方向に支持ピン34が延びており、支持ピン34の先端につば35 が形成されている。つば35と第2ねじ部33との間は、ばね保持ピン36とな っている。ばね保持ピン36より小径の第1スペース37および第2スペース3 8が、ばね保持ピン36の両端にそれぞれ設けられている。第1ねじ部32およ び第2ねじ部33に、ナット39がそれぞれはめ合っている。
【0016】 たる形コイルばね40は、中央部41の外周面および端部44の内周面がばね 軸を筒軸とする円筒面となっている。スリーブ50は、中央部51および両端に 設けられたシール部55とからなっている。中央部51の内径はシール部55の 内径より少し小さくなっている。ばね座60は、外周面にガスケット溝61が設 けられており、ガスケット溝61にОリング63が挿入されている。
【0017】 上記たる形コイルばね40は、両端部44のピン穴45に継手ボルト31のば ね保持ピン34がしまりばめされており、継手ボルト31に保持されている。た る形コイルばね40の中央部41がスリーブ50の中央部51の内側にしまりば めされている。たる形コイルばね40の端部44に継手ボルト31のばね保持ピ ン36を、またたる形コイルばね40の中央部41をスリーブ50の中央部51 に締まりばめするには、焼きばめまたは冷やしばめによる。このために、たる形 コイルばね40の中央部外周面および端部のピン穴内周面を研磨仕上げすること も行われる。また、たる形コイルばね40の両端面は、第1スペース37および 第2スペース38に、それぞれすきまばめされたばね座60に接している。ばね 座60の間隔は、トルク伝達の際にたる形コイルばね40が変形して隣り合うコ イルが接触する程度に、圧縮量があらかじめ設定されている。例えば、たる形コ イルばね40は5〜15%程度圧縮されている。
【0018】 前記Оリング63はスリーブ50のシール部55の内周面にはめ合っており、 グリースが充填されたスリーブ内部を密封している。グリースは、継手ボルト3 1、たる形コイルばね40、スリーブ50およびばね座60のさびを防ぐととも に、これら部材間の摩擦を小さくして部材の磨耗を減らす。
【0019】 上記各部材で組み立てられたたわみ軸継手において、トルク伝達ユニット30 は、継手ボルト31の支持ピン34が第1ハブ10の継手ボルト穴15にしっく りはめ合い、ナット39の締付けにより第1ハブ10に強固に支持されている。 第1ハブ10のフランジ14と第2ハブ20のフランジ24は近接して向き合っ ている。両フランジ14,24の間隔は、偏角(角度誤差)の許容値により設定 されている。トルク伝達ユニット30のスリーブ50が第2ハブ20のばね穴2 5にしまりばめされて第1ハブ10と第2ハブ20とがトルク伝達ユニット30 を介して連結されている。
【0020】 上記のように構成されたたわみ軸継手トルクは、一方の伝動軸から順次、伝動 軸が接続された第1ハブ10、第1ハブ10のフランジ14に固定された継手ボ ルト31、トルク伝達ユニット30、第2ハブ20、第2ハブ20に接続された 他方の伝動軸に、またはこの逆に伝達される。このとき、たる形コイルばね40 は、伝達トルクの大きさに応じてばね中央部41の一部が内径方向に圧縮される 。したがって、反対側は外径方向に伸びるように弾性変形する。
【0021】 たる形コイルばねがばね軸方向、径方向またはばね軸に対して斜め方向に変形 して、軸心が調整される。すなわち、伝動軸の偏心(平行誤差)は、たる形コイ ルばね40がばね径方向に変形して調整される。図4に示すようにスリーブ50 のシール部55の内周面とばね座60の外周面との間の隙間δが許す範囲で、偏 心は調整される。偏角(角度誤差)は、たる形コイルばね40が斜めに変形して 調整される。このとき、シール部55の内周面とばね座60の外周面との間の隙 間δが許す範囲で、ばね中心軸Asがボルト中心軸Abに対し角度θだけ傾斜する 。軸方向誤差は、スリーブ50に締りばめされたばね中央部51と一方の側のば ね端部44との間のコイル48がばね軸方向に圧縮されて吸収される。コイル4 8は、スリーブ中央部51の端面とばね座60の端面との間の隙間eが許す範囲 で圧縮される。例えば、図4で第1ハブ10側が左方向に変位して軸方向誤差が 調整される場合、ばね中央部51と右側のばね端部44との間のコイル48がば ね軸方向に圧縮されて、軸方向誤差が調整される。また、たる形コイルばねの弾 性変形、および隣り合うコイルの摩擦により、トルク伝達系の衝撃が吸収され、 ねじり振動が減衰する。
【0022】 図5は、この考案の他の実施の形態を示している。なお、以下の実施の形態で は、図1に示す実施の形態と同様の部材には同一の参照符号を付け、その説明は 省略する。
【0023】 たわみ軸継手は、主として第1ハブ70、第2ハブ74およびトルク伝達ユニ ット30によって構成されている。第1ハブ70は図1に示す第1ハブ70と同 じ構造である。第2ハブ72のばね穴74は、中央部75およびばね穴74の両 端のシール部76とからなっている。ばね穴74の中央部75の内径はシール部 76の内径より少し小さくなっている。トルク伝達ユニット78はスリーブを備 えていないので、たる形コイルばね40の中央部41は、ばね穴74の中央部に 直接しまりばめされている。ばね座60に取り付けられたОリング63はばね穴 74のシール部76の内周面に接し、グリースが充填されたばね穴74内を密封 している。
【0024】 図6は、この考案の第3の実施の形態である。この実施の形態のたわみ軸継手 は、第1ハブ80、第2ハブ82、スペーサ84およびトルク伝達ユニット30 からなっている。第1ハブ80および第2ハブ82は、図1に示す第1ハブ10 と同じ構造をしている。スペーサ84は、円筒状本体85の両端にフランジ86 を備えている。フランジ86には、それぞれ図1に示す第2ハブ20と同様にば ね穴87が設けられている。トルク伝達ユニット30は、図3に示すトルク伝達 ユニットと同じ構造をしている。第1ハブ80および第2ハブ82は、トルク伝 達ユニット30を介してスペーサ84に連結されている。
【0025】 このたわみ軸継手では、一方の伝動軸から順次、伝動軸が接続された第1ハブ 80、第1ハブ80のフランジ81に固定された継手ボルト31、トルク伝達ユ ニット30、スペーサ本体85、トルク伝達ユニット30、第2ハブ82のフラ ンジ83に固定された継手ボルト31、第2ハブ82、第2ハブ82に接続され た他方の伝動軸に、またはこの逆に伝達される。2組のトルク伝達ユニット30 を備えているので、図1に示すたわみ軸継手に比べ2倍の大きさの偏心および軸 方向誤差を調整することができる。また、一方のスペーサフランジ中心O1(ス ペーサ中心線Csとばね軸方向中心c1からの垂直線との交点、あるいは基準ハブ 中心線Chとスペーサ中心線Csとの交点)に対する他方のスペーサフランジ中心 О2(スペーサ中心線Csと他方のばね軸方向中心c2からの垂直線との交点)の 平行変位Δ(図7参照)は、 Δ=L×tanθ となる。ここで、Lはスペーサフランジ中心間距離、θは基準ハブ中心線Chに 対するスペーサ中心線Csの傾斜角度であり、ばね中心軸Asのボルト中心軸Ab に対する傾斜角度に等しい。なお、図7は右側のハブを基準とし、スペーサが左 上に向かって傾斜した場合を示している。
【0026】 図8は、この考案の第4の実施の形態である。この実施の形態のたわみ軸継手 は、第1たわみ軸継手90、第2たわみ軸継手92および中間軸96とからなっ ている。第1たわみ軸継手90および第2たわみ軸継手95の構造は、図1に示 すたわみ軸継手と同じである。第1たわみ軸継手90の第2ハブ92の軸穴93 および第2たわみ軸継手95の第2ハブ97の軸穴98にそれぞれ中間軸100 の端部が挿入され、第1たわみ軸継手90および第2たわみ軸継手95がキー1 01を介して中間軸100に連結されている。
【0027】 このたわみ軸継手では、第1たわみ軸継手90に接続された一方の伝動軸から 順次、第1たわみ軸継手90、中間軸100、第2たわみ軸継手95、第2たわ み軸継手95に接続された他方の伝動軸に、またはこの逆に伝達される。2組の トルク伝達ユニット30を備えているので、図1に示すたわみ軸継手に比べ2倍 の大きさの偏心および軸方向誤差を調整することができる。また、相対する第2 ハブフランジの間の平行変位Δは、図6に示すたわみ軸継手の場合と同じである 。
【0028】 第3および第4の実施の形態で、たる形コイルばねはスリーブを介してばね穴 に挿入されていたが、図3に示すようにたる形コイルばねの中央部の外周面がば ね穴の内周面に直接接するように挿入されていてもよい。
【0029】
【考案の効果】
この考案のたわみ軸継手は、従来のたる形コイルばねを用いたたわみ軸継手と 同様に、伝動軸からの衝撃を吸収し、ねじり振動を減衰することができ、バック ラッシュは生じない。また、構造が従来のたる形コイルばねを用いたたわみ軸継 手に比べ構造が簡単であるため、慣性モーメントが小さく、廉価なたわみ軸継手 を提供することができる。
【0030】 この考案のたわみ軸継手は、比較的小さな伝達トルクのあらゆる用途に適用で きるが、特に中程度の容量のポンプ、圧縮機、原動機、あるいは印刷機のように 高速・高精度の設備などに適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施の形態を示すたわみ軸継手の縦
断面図である。
【図2】図1に示すたわみ軸継手の右側面図である。
【図3】上記たわみ軸継手のトルク伝達ユニットの縦断
面図である。
【図4】この考案のたわみ軸継手の軸心調整作用を説明
する図面である。
【図5】この考案の他の実施の形態を示すたわみ軸継手
の縦断面図である。
【図6】この考案の更に他の実施の形態を示すたわみ軸
継手の縦断面図である。
【図7】スペーサフランジ中心O1に対する他方のスペ
ーサフランジ中心О2の平行変位Δを説明する模式図で
ある。
【図8】この考案のまた更に他の実施の形態を示すたわ
み軸継手の縦断面図である。
【符号の説明】
10 第1ハブ 11 円筒状
本体 14 フランジ 20 第2ハ
ブ 21 円筒状本体 24 フラン
ジ 25 ばね穴 30 トルク
伝達ユニット 31 継手ボルト 32、33
ねじ部 36 ばね保持ピン 39 ナット 40 たる形コイルばね 41 ばね中
央部 44 ばね端部 45 ピン穴 50 スリーブ 51 スリー
ブ中央部 55 スリーブ端部 60 ばね座 61 ガスケット溝 63 Оリン
グ 70 第1ハブ 72 第2ハ
ブ 73 フランジ 74 ばね穴 78 トルク伝達ユニット 80 第1ハ
ブ 81 フランジ 82 第2ハ
ブ 83 フランジ 84 スペー
サ 85 円筒状本体 86 フラン
ジ 87 ばね穴 90 第1た
わみ軸継手 91 第1ハブ 92 第2ハ
ブ 93 軸穴 95 第2た
わみ軸継手 96 第1ハブ 97 第2ハ
ブ 98 軸穴 100 中間軸 101 キー

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の伝動軸が連結される円筒状本体の
    一端にフランジを有し、複数の継手ボルト穴がフランジ
    に円周方向に間隔をおいて設けられた第1ハブと、他方
    の伝動軸が連結される円筒状本体の一端にフランジを有
    し、フランジが前記第1ハブのフランジと近接して向か
    い合い、複数のばね穴が前記フランジに円周方向に間隔
    をおいて設けられた第2ハブと、第1ハブと第2ハブと
    の間でトルクを伝達するトルク伝達ユニットとを備えた
    たわみ軸継手であって、前記トルク伝達ユニットが、前
    記第1ハブのフランジの継手ボルト穴にそれぞれ支持さ
    れた複数の継手ボルトと、前記第2ハブのフランジのば
    ね穴にそれぞれはめ合い、継手ボルトが貫通する複数の
    たる形コイルばねとからなり、たる形コイルばねは最大
    外径部で第2ハブの前記ばね穴に直接またはスリーブを
    介して締まりばめされ、最小内径部で前記継手ボルトに
    締まりばめされており、たる形コイルばねがトルク伝達
    の際に変形して隣り合うコイルが接触するようにばね軸
    方向に圧縮されて前記継手ボルトに取り付けられている
    ことを特徴とするたわみ軸継手。
  2. 【請求項2】 一方の伝動軸が連結される円筒状本体の
    一端にフランジを有し、複数の継手ボルト穴がフランジ
    に円周方向に間隔をおいて設けられた第1ハブと、他方
    の伝動軸が連結される円筒状本体の一端にフランジを有
    し、複数の継手ボルト穴が前記フランジに円周方向に間
    隔をおいて設けられた第2ハブと、円筒状本体の両端に
    フランジを有し、両端のフランジがそれぞれ前記第1ハ
    ブまたは第2ハブのフランジと近接して向かい合い、複
    数のばね穴が前記フランジに円周方向に間隔をおいて設
    けられたスペーサと、第1ハブとスペーサおよびスペー
    サと第2ハブとの間でそれぞれトルクを伝達するトルク
    伝達ユニットとを備えたたわみ軸継手であって、前記ト
    ルク伝達ユニットが、前記第1ハブおよび第2ハブのフ
    ランジの継手ボルト穴にそれぞれ支持された複数の継手
    ボルトと、前記スペーサのフランジのばね穴にそれぞれ
    はめ合い、継手ボルトが貫通する複数のたる形コイルば
    ねとからなり、たる形コイルばねは最大外径部で前記ス
    ペーサのフランジのばね穴に直接またはスリーブを介し
    て締まりばめされ、最小内径部で前記継手ボルトに締ま
    りばめされており、たる形コイルばねがトルク伝達の際
    に変形して隣り合うコイルが接触するようにばね軸方向
    に圧縮されて前記継手ボルトに取り付けられていること
    を特徴とするたわみ軸継手。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のたわみ軸継手の2組を中
    間軸を介して連結したたわみ軸継手。
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