JP3094740U - 被救助者の個人識別および救助情報記録票 - Google Patents

被救助者の個人識別および救助情報記録票

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JP3094740U JP2002008006U JP2002008006U JP3094740U JP 3094740 U JP3094740 U JP 3094740U JP 2002008006 U JP2002008006 U JP 2002008006U JP 2002008006 U JP2002008006 U JP 2002008006U JP 3094740 U JP3094740 U JP 3094740U
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利明 柿沼
吉樹 宇嶋
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経夫 渡邊
利明 柿沼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 震災時などに被救助者の周辺に居合わせた救
助者が記入して、被救助者がどんな人であるかの情報、
被救助者の保護状況情報が、救護所、医療機関などに伝
達できる被救助者の個人識別および救助情報記録票を提
供する。 【解決手段】 票片1には、氏名記入欄3を有する個人
識別情報記入部11と、救助者の氏名記入欄12を有する救
助者情報記入部15と、保護日時記入欄18および保護場所
記入欄19を有する保護場所情報記入部20と、保護状況記
入欄21を有する保護状況記入部22と、容体記入欄23およ
びバイタルサイン記入欄24を有するバイタルサイン記入
部25と、応急処置情報記入部34とを備えている。バイタ
ルサイン記入欄24は、意識状況情報欄26、呼吸状況情報
欄27、循環サイン状況記入欄28および気道閉塞状況記入
欄29を備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、震災時などにおける傷病者の緊急連絡などの個人識別に利用すると ともに医療処置の資料として利用する傷病者などの被救助者の個人識別および救 助情報記録票に関する。
【0002】
【従来の技術】
震災などにおける被災傷病者などの被救助者が、救護所または医療機関に搬送 する途中において病態が急変し、意識不明となったまま死亡するケースがあり、 どこで保護されたかも判明せず、身元の確認に困難をきたし、身元不明者となる おそれがある。
【0003】 また、老人ホーム、施設などに入院している痴呆症患者の徘徊者などを保護し た場合、身元の確認が容易ではなく、家族などに連絡ができなくなるおそれがあ る。
【0004】 さらに、喘息、アレルギー症、心臓病などの発作、急変に伴いこれら発症時に 対して治療対応が遅れてしまうことがある上に、医療機関または家族などへの連 絡が適切に行なえない可能性がある。
【0005】 また、傷病者などの被救助者を保護した救助者からの情報がなく、家族との連 絡が遅れたり、連絡がとれなくなり、また、救護所または医療機関にて行なわれ る処置が遅れるなどの問題がある。
【0006】 そして、従来、氏名、生年月日、緊急連絡先など個人識別情報と、既往症、特 殊体質、通院中の病院名などの個人固有の情報を記入して携帯するタグなどの個 人識別票が提案されている(例えば、特許文献1 参照。)。
【0007】
【特許文献1】 実開平7−26859号公報(第3−4頁、図1、図2)
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上記特許文献1に記載されている個人識別票は、予め、本人または介助者が記 入して携帯するもので、迷子札としての機能の身元の確認はできるが、災害時な どに被救助者がどのような状況で、どのような傷病を受けたか、救助状況などの 情報が確認できない問題がある。
【0009】 本考案は、上記問題点に鑑みなされたもので、震災時などに被救助者の周辺に 居合わせた救助者が記入して、被救助者がどんな人であるかの情報、被救助者の 保護状況情報が、救護所、医療機関などに伝達できる傷病者などの被救助者の個 人識別および救助情報記録票を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案の被救助者の個人識別および救助情報記録票は、票片には 、少なくとも氏名記入欄を有する個人識別情報記入部と、少なくとも救助者の氏 名記入欄を有する救助者情報記入部と、少なくとも保護日時記入欄および保護場 所記入欄を有する保護場所情報記入部と、保護状況記入欄を有する保護状況記入 部と、容体記入欄およびバイタルサイン記入欄を有するバイタルサイン記入部と 、応急処置情報記入部とを備えているものである。
【0011】 そして、被救助者の個人識別情報記入部には、被災時に被救助者の周囲に居合 わせた救助者が被救助者から聞き取りながら記入し、或いは、被救助者本人が記 入できるときには被救助者本人が記入する。
【0012】 この被救助者の個人識別情報記入部には、少なくとも氏名記入欄に氏名を記入 し、できるだけ電話番号、住所、性別、年齢、携帯電話番号および血液型など記 入できる事項を記入することにより、身元が確実に確認でき、家族との連絡を迅 速にできる。
【0013】 この個人識別情報記入部に記入される事項は、本来は救護所、医療機関で確認 する事項であり、緊急時には全ての事項に記入することが困難なので、本人の名 前と家族との連絡することができる所謂迷子札の機能を有する。
【0014】 また、かかり付け病院名および既往症などが記入されていれば、救護所、医療 機関で被救助者の応急処置に影響する事項、例えば、アレルギー体質、糖尿病、 腎臓病、心臓病などの事項が記入されていれば、適正な医療機関の選定ができる 。
【0015】 さらに、救助者情報記入部の記入事項によって、被救助者が搬送された救護所 、医療機関において、被救助者の被災状況が確認でき、また、救助者が救護所、 医療機関などの問い合わせに際し、記憶を手繰る時の糸口となるような救助者を 確認し易い事項を記入する。
【0016】 保護場所情報記入部は、実際の救助時を被災日時、保護場所が記入されている ことにより、救護所、医療機関などにおいて、救助時に意識のない被救助者など の身元の確認の資料とすることができる。
【0017】 さらに、保護状況記入部に、被救助者がどのような状況にあったかが記入され ていること、バイタルサイン記入部に、けがの具合、意識状態を観察して記入さ れていること、また、応急処置情報記入部に観察要領にしたがって施した処置が 記入されていることにより、救護所、医療機関の医療処置が適正に行なわれる。
【0018】 請求項2記載の考案の被救助者の個人識別および救助情報記録票は、請求項1 記載の考案の被救助者の個人識別および救助情報記録票において、バイタルサイ ン記入部のバイタルサイン記入欄は、少なくとも意識レベルなどの意識状況情報 欄、呼吸状況情報欄、循環サイン状況記入欄および気道閉塞状況記入欄を備えて いるものである。
【0019】 そして、意識レベルなどの意識状況情報欄に意識レベルが、呼吸状況情報欄に 呼吸の有無、呼吸停止時刻などが、また、循環サイン状況記入欄に循環の有無、 循環停止時刻をなどが、さらに、気道閉塞状況記入欄に気道閉塞の有無、原因な どが記入されていることによって、救護所、医療機関で適切な医療処置ができる 。
【0020】
【考案の実施の形態】
本考案の個人識別情報記録票の一実施の形態を図1(a)および(b)に基づい て説明する。
【0021】 図1(a)に示すように、票片1の表面2の上部には、氏名記入欄3、年齢記 入欄4、住所記入欄5、電話番号記入欄6、携帯電話番号記入欄7、備考として のかかり付け病院名および既往症などの記入欄8、性別記入欄9および血液型記 入欄10などの本人の名前と家族との連絡するための被救助者の個人識別情報記入 部11が形成されている。
【0022】 また、前記個人識別情報記入部11の下部には、救助者の氏名記入欄12、救助者 の連絡先記入欄13および救助番号記入欄14などの救護所、医療機関で被災状況を 確認するための救助者情報記入部15が形成されている。
【0023】 さらに、図1(b)に示すように、前記票片1の裏面16の上部には、保護日時 記入欄18、保護場所記入欄19などの保護場所情報記入部20が形成されている。
【0024】 前記保護場所情報記入部20の下部には、保護状況記入欄21などの保護状況記入 部22が形成されている。
【0025】 また、保護状況記入部22の下部に、容体記入欄23、バイタルサイン記入欄24な どの救助者が受傷状況を記入するバイタルサイン記入部25が形成されている。
【0026】 このバイタルサイン記入部25は、意識レベルなどの意識状況情報欄26、呼吸状 況情報欄27、循環サイン状況記入欄28および気道閉塞状況記入欄29が形成されて いる。
【0027】 さらに、前記バイタルサイン記入部25の下部には、気道確保処置記入欄30、人 工呼吸処置記入欄31、人工心肺蘇生処置記入欄32および異物除去処置記入欄33な どの応急処置情報記入部34が形成されている。
【0028】 前記票片1の表面2には、個人識別情報記入部11と救助者情報記入部15との間 に、普段生活状況記入部35が形成され、この普段生活状況記入部35には、普段、 障害があったか、またはなかったか、介助が必要であったか、なかったか、或い は、不明であるかを記入する欄が形成されている。
【0029】 次に、この実施の形態の作用を説明する。
【0030】 被救助者の個人識別情報記入部11には、被災時に救助者が被救助者から聞き取 りながら記入し、或いは、被救助者本人が記入できるときには被救助者本人が記 入する。この個人識別情報記入部11には、氏名記入欄3、電話番号記入欄6、か かり付け病院名および既往症などの記入欄8、住所記入欄5、性別記入欄9、年 齢記入欄4、携帯電話番号記入欄7および血液型記入欄10の順に、記入できる部 分を記入する。この個人識別情報記入部11は、本来は救護所、医療機関で確認す る事項であり、緊急時には全ての事項に記入することが困難なので、本人の名前 と家族などへの連絡ができる程度の情報の記入があればよく、この個人識別情報 記入部11の記入により所謂迷子札の機能と同様の被救助者の身元情報が得られる 。
【0031】 また、かかり付け病院名および既往症などの記入欄8は、救護所、医療機関で 被救助者の応急処置に影響する事項、例えば、アレルギー体質、糖尿病、腎臓病 、心臓病などの事項が記入されていることにより、適正な医療機関の選定ができ る。
【0032】 また、救助者情報記入部15は、被救助者が搬送された救護所、医療機関におい て、被救助者の被災状況の確認できるように記入するもので、救助者の氏名記入 欄12に救助者の氏名を記入するとともに、救助者の連絡先記入欄13に住所、電話 番号などを記入する。さらに、救助番号記入欄14は救助者が救護所、医療機関な どの問い合わせに記憶を手繰る時の糸口となるような事項、例えば、2,002 年8月26日の1番目に救助した場合には、「02.08.26−001」のよ うに記載し、この救助者情報記入部15に記入されている事項で、被災状況を救助 者に確認することができるようにするとともに、救助者が確認し易い事項を記入 する。
【0033】 次に、保護場所情報記入部20は、発見時間、通報時間ではなく、実際の救助時 間を保護日時記入欄18に記入し、また、保護場所記入欄19に保護場所を記入する ことにより、後日、被救助者の身元確認の資料となる。
【0034】 さらに、保護状況記入部22の保護状況記入欄21には、被救助者がどのような状 況にあったかを記入するもので、例えば、交通事故の場合、自動車の正面衝突、 シートベルトの着用の有無、エアバッグの作動または非作動、フロントガラスの 破損の有無などが記入されていれば、救護所、医療機関で頭を打っている可能性 、頚椎損傷の可能性が考えられ、救護所、医療機関で、気道確保の方法など適切 な医療処置ができる。
【0035】 さらに、バイタルサイン記入部25には、けがの具合、意識状態を観察して記入 するもので、例えば、「目の回りが黒っぽくなっており、鼻水が出ている。」と記 入されていれば、頭蓋骨の骨折と髄液の漏出があると推測でき、適正な処置がで き、「頚静脈の怒張」があれば、胸部の損傷があると推測して適正な処置ができ る。また、癲癇の発作などの場合は、発作の時間と発作の状況などを詳細に記入 されていると、脳のいずれの個所がどの程度の規模で発作を起したか推測でき、 適正な処置ができる。
【0036】 さらに、バイタルサイン記入欄24の意識レベルなどの意識状況情報欄26には、 意識の有無をチェックした後に、意識レベルをチェックして記入する。
【0037】 また、呼吸状況情報欄27には、呼吸の有無をチェックし、呼吸停止した場合は 、救助者が立ち会っていれば呼吸停止時刻を記入し、また、救助者が立ち会って いなければ、不明の記入若しくは、呼吸停止推定時刻を記入することにより、救 護所、医療機関などにおける医療処置が適正にできる。
【0038】 循環サイン状況記入欄28には、循環サインの有無をチェックし、人工呼吸後の 自発呼吸、咳き込み、体動がない、若しくは、医療関係者などであれば、総頚動 脈などで脈拍の触知をし、循環サインの確認ができない場合は、救助者が立ち会 っていれば循環停止時刻を記入し、また、救助者が立ち会っていなければ、不明 の記入若しくは、循環停止推定時刻を記入することにより、救護所、医療機関な どにおける医療処置が適正にできる。
【0039】 さらに、気道閉塞状況記入欄29には、気道閉塞の有無をチェックして気道閉塞 の有無を記入するとともに、原因が明らかな場合には、例えば、食事、嘔吐など 口腔内や周囲の状況で確認できれば、原因を記入し、確認できない場合には、不 明と記入することにより、救護所、医療機関などにおける医療処置が適正にでき る。
【0040】 また、応急処置情報記入部34には、観察要領にしたがって施した処置を記入す る。
【0041】 そして、この応急処置情報記入部34の気道確保処置記入欄30には、頚椎損傷の 場合などに施した下顎挙上法か、或いは、頭部後屈顎先挙上法などいずれの処置 を施したかを記入し、人工呼吸処置記入欄31、人工心肺蘇生処置記入欄32には、 処置開始時刻を記入し、この処置開始時刻と呼吸状況情報欄27および循環サイン 状況記入欄28の呼吸停止時刻との時間差で脳の障害の具合が推測でき、さらに、 異物除去処置記入欄33には、背部叩打法とハイムリック法とのいずれかの応急処 置の方法を記入する。このハイムリック法を行なった場合に、内臓損傷のおそれ があり、検査が必要となるので、その後の適正な処置ができ、また、普段生活状 況記入部35に、普段、障害があったか、またはなかったか、介助が必要であった か、なかったか、或いは、不明であるかを記入することにより、医療処置の資料 となり、救護所、医療機関などにおける医療処置が適正にできる。
【0042】 次に、他の傷病者などの情報記録票の実施の形態を図2に基づいて説明する。
【0043】 この実施の形態は、主として、非常時以外の一般救急事案に用いるものである 。
【0044】 票片1の表面2には、氏名記入欄3、年齢記入欄4、家族などの連絡住所記入 欄5a、電話番号記入欄6、かかり付け病院名および既往症などの記入欄8、かか り付け病院の担当医師氏名記入欄8a、性別記入欄9および被救助者と連絡家族な どと本人との関係記入欄9a、家族への連絡の有無記入欄9bなど本人の名前と家族 との連絡するための被救助者の個人識別情報記入部11が形成されている。
【0045】 また、最下端には、救助者となる作成者の氏名記入欄12a、救助者となる作成 者の連絡先の電話番号記入欄13aの救護所、医療機関で被災状況を確認するため の救助者情報記入部15が形成されている。
【0046】 さらに、前記個人識別情報記入部11の上部には、保護日時記入欄となる救急要 請日時記入欄18a、保護場所記入欄となる救急要請場所記入欄19aなどの保護場所 情報記入部としての救急要請場所情報記入部20aが形成されている。
【0047】 前記個人識別情報記入部11の下部には、保護状況記入欄となる救急要請状況記 入欄21aなどの保護状況記入部としての救急要請状況記入部22aが形成されている 。
【0048】 また、救急要請状況記入部22aの下部に、容体記入欄となる傷病者の症状およ び主訴記入欄23a、バイタルサイン記入欄となる傷病者情報記入欄24aなどの救助 者が受傷状況を記入するバイタルサイン記入部としての傷病者情報記入部25aが 形成されている。
【0049】 この傷病者情報記入欄24aは、意識レベルなどの意識状況情報欄26、呼吸状況 情報欄27、循環サイン状況記入欄28および気道閉塞状況記入欄29が形成されてい る。
【0050】 さらに、前記傷病者情報記入欄24aには、気道確保処置記入欄30、人工呼吸処 置記入欄31、人工心肺蘇生処置記入欄32、異物除去処置記入欄33などの応急処置 情報記入部34が形成されている。
【0051】 この傷病者情報記入部25aには、普段、障害があったか、またはなかったか、 介助が必要であったか、なかったか、或いは、不明であるかを記入する普段生活 状況記入部35が形成されている。
【0052】 さらに、傷病者情報記入部25aの下方には、循環停止目撃者の目撃情報記入部3 7が形成され、目撃者の目撃情報を記入するようになっている。
【0053】 また、目撃情報記入部37の下部には、循環停止目撃者情報記入欄38が形成され ている。
【0054】 次に、この実施の形態の作用を説明する。
【0055】 被救助者の個人識別情報記入部11には、氏名記入欄3を記入するとともに、電 話番号記入欄6、かかり付け病院名および既往症などの記入欄8、性別記入欄9 および年齢記入欄4にそれぞれ記入し、また、家族などの連絡住所記入欄5a、電 話番号記入欄6、連絡家族などと本人との関係記入欄9a、家族への連絡の有無記 入欄9bに記入することにより、被救助者の身元確認が容易になる。
【0056】 また、かかり付け病院名および既往症などの記入欄8には医療機関で被救助者 の応急処置に影響する事項、例えば、アレルギー体質、糖尿病、腎臓病、心臓病 などの事項を記入するとともにかかり付け病院の担当医師氏名記入欄8aを記入す ることにより、適正な医療機関の選定ができるようにする。
【0057】 また、救助者情報記入部15の救助者の氏名記入欄12aに作成者の氏名が記入さ れるとともに、電話番号記入欄13aに電話番号などが記入されていることにより 、被救助者が搬送された医療機関において、救助者から被救助者の被災状況の確 認ができる。また、電話番号記入欄13aに電話番号などを記入する。
【0058】 次に、救急要請場所情報記入部20aは、救急要請日時記入欄18a、保護場所記入 欄となる救急要請場所記入欄19aを記入することにより、後日、被救助者の身元 確認の資料となる。
【0059】 さらに、救急要請状況記入部22aの救急要請状況記入欄21aには、被救助者がど のような状況にあったかを記入することにより、この記入事項から医療機関で頭 を打っている可能性、頚椎損傷の可能性などを考慮し、医療機関で適切な医療処 置ができる。
【0060】 さらに、傷病者情報記入部25aの傷病者の症状および主訴記入欄23aには、けが の具合、意識状態を観察して記入することにより、医療機関にて適正な処置がで きる。
【0061】 さらに、傷病者情報記入欄24aの意識レベルなどの意識状況情報欄26には、意 識の有無をチェックした後に、意識レベルをチェックして記入する。
【0062】 また、呼吸状況情報欄27には、呼吸の有無をチェックし、呼吸停止した場合は 、呼吸停止時刻を記入する。
【0063】 循環サイン状況記入欄28には、循環サインの有無をチェックし、心拍停止した 場合は、心拍停止時刻を記入する。
【0064】 さらに、気道閉塞状況記入欄29には、気道閉塞の有無をチェックして気道閉塞 の有無を記入する。
【0065】 応急処置情報記入部34には、観察要領にしたがって施した処置、例えば、気道 確保処置記入欄30には、頚椎損傷の場合などに施した下顎挙上法か、或いは、頭 部後屈顎先上法などいずれの処置を施したかを記入し、また、人工呼吸処置記入 欄31、人工心肺蘇生処置記入欄32には、処置開始時刻を記入することにより、例 えば、処置開始時刻と呼吸状況情報欄27および循環サイン状況記入欄28の呼吸停 止時刻との時間差で脳の障害の具合が推測でき、医療機関で適正な処置ができる 。
【0066】 さらに、傷病者情報記入部25aの普段生活状況記入部35には、普段、障害があ ったか、またはなかったか、介助が必要であったか、なかったか、或いは、不明 であるかを記入し、医療機関で傷病の診断の資料となり、適切な診断ができる。
【0067】 さらに、循環停止目撃者の目撃情報記入部37に、目撃者の目撃情報、例えば、 目撃者の有無、発症状況が突然か、徐々にか、或いは不明であるか、目撃時刻を 記入することにより、医療機関で傷病の診断の資料となり、適切な診断ができる 。
【0068】 また、循環停止目撃者情報記入欄38には、目撃者が家族か、友人か、同僚か、 通行人かなどと、その氏名、電話番号を記入することにより、医療機関などにお いて問い合わせができる。
【0069】
【考案の効果】
請求項1記載の考案によれば、被救助者の個人識別情報記入部の記入事項によ り本人の名前前と家族との連絡することができる所謂迷子札の機能を有し、また 、救助者情報記入部の記入事項によって、被救助者が搬送された救護所、医療機 関において、被救助者の被災状況が確認でき、さらに、保護場所情報記入部の記 入事項により、救護所、医療機関などにおいて、救助時に意識のない被救助者が 死亡した場合の身元の確認の資料とすることができる。
【0070】 さらに、保護状況記入部に、被救助者がどのような状況にあったかが記入され ていること、バイタルサイン記入部に、けがの具合、意識状態を観察して記入さ れていること、応急処置情報記入部に観察要領にしたがって施した処置が記入さ れていることにより、救護所、医療機関の医療処置が適正に行なわれる。
【0071】 請求項2記載の考案によれば、意識レベルなどの意識状況情報欄に意識レベル が、呼吸状況情報欄に呼吸の有無、呼吸停止時刻などが、また、循環サイン状況 記入欄に循環の有無、循環停止時刻をなどが、さらに、気道閉塞状況記入欄に気 道閉塞の有無、原因などが記入されていることによって、救護所、医療機関で適 切な医療処置ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本考案の一実施の形態の傷病者などの
個人識別および救助情報記録票の表面図であり、(b)
は同上裏面図である。
【図2】本考案の他の実施の形態の傷病者などの個人識
別および情報記録票の表面図である。
【符号の説明】
1 票片 3 氏名記入欄 11 個人識別情報記入部 12 救助者の氏名記入欄 15 救助者情報記入部 18 保護日時記入欄 19 保護場所記入欄 20 保護場所情報記入部 21 保護状況記入欄 22 保護状況記入部 23 容体記入欄 24 バイタルサイン記入欄 25 バイタルサイン記入部 26 意識状況情報欄 27 呼吸状況情報欄 28 循環サイン状況記入欄 29 気道閉塞状況記入欄 34 応急処置情報記入部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)実用新案権者 302067291 古川 美智子 東京都東村山市栄町二丁目20番地37 (72)考案者 渡邊 経夫 東京都東村山市久米川町二丁目15番地10 セントラルヴァレー103号室 (72)考案者 柿沼 利明 東京都東村山市野口町四丁目32番地34 (72)考案者 宇嶋 吉樹 東京都東村山市富士見町二丁目3番地13 都営富士見町二丁目アパート1−502 (72)考案者 古川 美智子 東京都東村山市栄町二丁目20番地37

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 票片には、 少なくとも氏名記入欄を有する個人識別情報記入部と、 少なくとも救助者の氏名記入欄を有する救助者情報記入
    部と、 少なくとも保護日時記入欄および保護場所記入欄を有す
    る保護場所情報記入部と、 保護状況記入欄を有する保護状況記入部と、 容体記入欄およびバイタルサイン記入欄を有するバイタ
    ルサイン記入部と、 応急処置情報記入部とを備えたことを特徴とする被救助
    者の個人識別および救助情報記録票。
  2. 【請求項2】 バイタルサイン記入部のバイタルサイン
    記入欄は、少なくとも意識レベルなどの意識状況情報
    欄、呼吸状況情報欄、循環サイン状況記入欄および気道
    閉塞状況記入欄を備えていることを特徴とする請求項1
    記載の被救助者の個人識別および救助情報記録票。
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