JP3094551U - 簡易ウインチ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、車両が深みにはまったりして動か
せなくなったときに、一人で簡単に使用でき、コンパク
トで携帯が便利な簡易ウインチ装置を提供する。 【解決手段】 リミット板はホイールの外側に接して取
りつけられ、ホイールの連結突起に対応するように、穿
孔が設けられ、２本の固定棒はそれぞれリミット板の穿
孔を通り、固定棒の片方先端には連結突起にはめられる
連結部分が設けられ、もう片方先端にはリミット板がそ
の部分で止まるように先端部分が設けられ、ロープはそ
の一方を固定棒上に巻きつけ、もう一方は近くにある固
定物に巻きつけ、タイヤを動かすことで、２本の固定棒
のロープが巻かれ、ロープが巻きつくことによってタイ
ヤが深みから脱することができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、運転手が一人で深みから車両を引き上げたりでき、使用、携帯が便 利な簡易ウインチ装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のウインチ装置は、車両が深みにはまったりしたらレスキューを呼んで救 助を頼まなければならず、車両を引き上げるまでの時間が長かったり、運転手が 一人で対処できないといった欠点があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

解決しようとする問題点は、車両が深みにはまったりして動かせなくなったと きに、一人で動かすことができるような簡易型のウインチ装置がないという点で ある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

以上の課題を解決するために、請求項１の考案は、リミット板はホイールの外 側に接して取りつけられ、ホイールの連結突起に対応するように、穿孔が設けら れ、２本の固定棒はそれぞれリミット板の穿孔を通り、固定棒の片方先端には連 結突起にはめられる連結部分が設けられ、もう片方先端にはリミット板がその部 分で止まるように先端部分が設けられ、ロープはその一方を固定棒上に巻きつけ 、もう一方は近くにある固定物に巻きつけ、タイヤを動かすことで、２本の固定 棒のロープが巻かれ、ロープが巻きつくことによってタイヤが深みから脱するこ とができる簡易ウインチ装置簡易である。

【０００５】 請求項２の考案は、リミット板は固定棒上を動くような構造になっており、２ つの連結突起に合わせて固定棒と連結突起を確実に固定することができる請求項 １記載の簡易ウインチ装置である。

【０００６】 請求項３の考案は、請リミット板の穿孔が長い形をしていることによって、連 結突起間の距離に合わせて調整し、固定棒をさらに確実に固定させることができ る求項１記載の簡易ウインチ装置である。

【０００７】

【考案実施の形態】

図１、図２に示すように、リミット板２０はホイール１２の外側に接して取り つけられ、ホイール１２の連結突起１３に対応するように、リミット板２０には 穿孔２１が設けられている。２本の固定棒３０はそれぞれリミット板２０の穿孔 ２１を通り、固定棒３０の片方先端には連結部分３１が、もう片方先端には先端 部分３２が設けられ、その連結部分３１はホイール１２上の連結突起１３と連結 し、先端部分３２はリミット板２０がその部分で止まるようにしてある。

【０００８】 ロープ４０はその一方をホイール１２とリミット板２０の間の固定棒３０上に 巻きつけ、もう一方は近くにある電信柱や大きな木などに巻きつける。

【０００９】 また、図４に示すように、リミット板２０は固定棒３０上を動くような構造に なっており、さらに穿孔２１が長い形をしているため、これによって車両の２つ の連結突起１３間の距離が調整でき、２本の固定棒３０を確実に固定させる。

【００１０】 さらに、図５、図６に示すように、固定棒３０は、例えば日本の車やヨーロッ パの車といった連結突起１３の形が違うものに対応しており、その片方先端にホ イール１２の２つの連結突起１３を連結部分３１にはめ込むことができ、もう片 方先端にはリミット板２０がその部分で止まる先端部分３２が設けられている。

【００１１】

【実施例】

本考案は、車両のタイヤ１０が深みにはまってしまったとき、運転手はホイー ル１２上の固定部品１１を連結突起１３からはずし、リミット板２０に２本の固 定棒３０を通し、連結突起１３にそれぞれはめ、ロープ４０の片方を２本の固定 棒３０に巻きつけ、もう片方を適当にある固定物に巻きつける。タイヤ１０を動 かすことで、２本の固定棒３０のロープが巻かれ、ロープ４０が巻きつくことに よってタイヤ１０が深みから脱する。

【００１２】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案によれば、車両が深みにはまったりして動かせな くなったときに、一人で動かすことができ、さらに道具箱に収めることもできる ため、携帯が便利になった。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本方案のタイヤを装着してなる状態を示す分
解斜視図である。

【図２】 本方案のタイヤを装着してなる状態を示す断
面図である。

【図３】 本考案のタイヤを装着してなる状態の実施例
を示す立面図である。

【図４】 リミット板の斜視図である。

【図５】 本考案の分解斜視図である。

【図６】 固定棒の断面図である。

【符号の説明】

１０ タイヤ １１ 固定部品 １２ ホイール １３ 連結突起 ２０ リミット板 ２１ 穿孔 ３０ 固定棒 ３１ 連結部分 ３２ つまみ ４０ ロープ

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】リミット板はホイールの外側に接して取り
   つけられ、ホイールの連結突起に対応するように、穿孔
   が設けられ、２本の固定棒はそれぞれリミット板の穿孔
   を通り、固定棒の片方先端には連結突起にはめられる連
   結部分が設けられ、もう片方先端にはリミット板がその
   部分で止まるように先端部分が設けられ、ロープはその
   一方を固定棒上に巻きつけ、もう一方は近くにある固定
   物に巻きつけ、タイヤを動かすことで、２本の固定棒の
   ロープが巻かれ、ロープが巻きつくことによってタイヤ
   が深みから脱することができる簡易ウインチ装置。
2. 【請求項２】リミット板は固定棒上を動くような構造に
   なっており、２つの連結突起に合わせて固定棒と連結突
   起を確実に固定することができる請求項１記載の簡易ウ
   インチ装置。
3. 【請求項３】リミット板の穿孔が長い形をしていること
   によって、連結突起間の距離に合わせて調整し、固定棒
   をさらに確実に固定させることができる請求項１記載の
   簡易ウインチ装置。