JP3094233U - プリント機の台板の強制定位装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント機の台板の強制定位装置を提供す
る。 【解決手段】 台板２は下側にローラ２３と複数の一対
になる台２１とが設けられている。台２１は台車１３に
設けられている軸２２に取り付けられ、軸２２にはばね
が設けられている。ばねは台２１に作用し、台板２は軸
２２に沿ってスライドすることができる。シリンダー３
にはＶ形の欠け口３３１がある定位置塊３３が設置され
ている。台板２がシリンダー３に対応する位置に輸送さ
れる場合、シリンダー３が作動してＶ形の欠け口３３１
がローラ２３に当て付き、台板２を強制的に定位する。

Description

【考案の詳細な説明】 【０００１】 【考案の属する技術分野】 本考案は、プリント機の台板の強制定位装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】 従来の衣類または布地に対してプリント作業を行うプリント機は、駆動機構の 中央に設けられている中心軸に複数の輻射状に配列されているアームが結合され 、各アームに更にプリント用の型が設置されている。型板の台を載せることに使 われる台車は予めに設けられている円形のレールに沿って移動し、各台車の各行 程ですべてちょうど型板の台はそれぞれ各プリントの型の下側に対応するように なり、プリント用の型は直ちに下がるよう作動し、型板の台の上に置かれている 衣類または布地に対してプリント作業を行う。プリント作業を完成した衣類また は布地は更に乾燥過程を経て色と図案が定型される。乾燥過程は別に設置されて いる乾燥の生産ラインによって完成されるため、一つの空間に同時に二つの生産 ラインを設置しなければならず、スペースを多く取り、動線が流暢でなく、作業 が不便であり、作業人員が多すぎる欠点が存在する。従来のプリント機の型板の 台の数は固定されているため、それを拡張して大量生産のニーズに対応させるこ とはできず、または、少量の作業だけが必要の場合にそれを縮減することはでき ず、生産の経済的効果を制限している。また、従来のプリント機は円周運動を行 って作業するため、それに必要とされる作業場所はやや広く、工場の使用効率に 直接影響する。 【０００３】 そのために、本考案の考案者が前に開発した拡張可能な自動プリント乾燥機は 、実際の生産の需要に応じて機動的にプリント用の型と乾燥用の型とを増加また は減少でき、かつプリントと乾燥の作業は一つの生産ラインで完成することがで き、別に乾燥設備を増設する必要がないため、生産の経済的効果を高めることが できる。 【０００４】 【考案が解決しようとする課題】 本考案の主要目的は、プリント機の台板の強制定位装置を提供するものであり 、台板が予定された位置に輸送されて停止すると同時に台板は定位置され、それ によって台板上の衣類と布地とは外力の作用を受けても移行または揺れる現象が 起こらず、プリントされる衣類または布地の品質を確実に維持するものである。 【０００５】 【課題を解決するための手段】 本考案の請求項１記載のプリント機の台板の強制定位装置によると、台板は下 側にローラと複数の一対になる台とが設けられ、台は台車に設けられている軸に 取り付けられ、軸にはばねが設けられ、ばねは台に作用し、台板は軸に沿ってス ライドすることができる。シリンダーにはＶ形の欠け口がある定位置塊が設置さ れている。台板がシリンダーに対応する位置に輸送される場合、シリンダーが作 動してＶ形の欠け口がローラに当て付き、台板を強制的に定位する。 【０００６】 【考案の実施の形態】 以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図１に示すのは、自動プリント機の斜視図であり、長い循環式自動プリント機 １に複数のプリント用の型１１と複数の乾燥用の型１２とが設けられている。プ リント機１の相対両側にはそれぞれ伝動チエンを収納することができる溝が設け られ、伝動チエンはモータに駆動されるチエンホイル（図面には示されていない ）に連結されている。伝動チエンは更に複数の台車１３に連結され（図４を参照 ）、各台車１３には衣類または布地を取り付ける台板２が設けられ、伝動チエン が駆動される時にそれら台車１３は動かされ、前記プリント用の型１１または乾 燥用の型１２の下側で一定の時間止められ、それぞれプリント作業または乾燥作 業が行われる。 【０００７】 図２、図４および図７に示すように、本考案の一実施例によるプリント機の台 板の強制定位装置は、プリント機１の台板２の予定停止位置にシリンダー３が設 置され、シリンダー３はスライド配合に現れてスライド軸３２に設けられている 定位置塊３３を往復移動するように駆動することができる。定位置塊３３の側壁 面にはＶ形の欠け口３３１が設けられている。各台板２は下側中軸線の中央位置 にローラ２３が設けられ、複数の一対になる通し孔のある台２１が設置されてい る。各対の台２１の通し孔には軸２２が取り付けられ、各軸２２の両端は台車１ ３に設けられている突台１５２の側板１５２１に固定されている。側板１５２１ と台２１との間の軸２２にはばね２４が設けられ、台板２の両側にあるばね２４ が台２１に作用することにより台板２はバランスが得られ、かつ台板２が側辺の 作用力を受ける場合は一方のばね２４が圧縮して移動する。前記台車１３の下側 には複数の一対のスライドローラ１５１が設置され、かつスライドローラ１５１ はプリント機のレール１４の相対両側に固定されている凹溝１４１に合わせられ 、スライドローラ１５１は凹溝１４１に沿って回り、更に台車１３は台板２に伴 ってレール１４に沿って輸送される。 【０００８】 図３に示すように、本実施例の台板２がシリンダー３に対応する位置に輸送さ れると、予め設計されたコンピュータのプログラムによってシリンダー３が定位 置塊３３を動かし、更に定位置塊３３の側辺のＶ形欠け口３３１は台板２に設け られているローラ２３に当て付き（図５および図６に示す）、それによって台板 ２は強制的に定位され、プリントまたは乾燥作業が行われる。本実施例では、台 板２は両側のばね２４の作用によってバランスが得られ、軸２２に沿って移動で きるような形態に設計されているため、もともと中心に対応しない台板２が定位 置塊３３の作用を受けて定位置移動する場合、台板２はそれに伴って移動し、並 びに一側のばね２４は圧縮し、他側のばね２４は伸びて台板２の側辺に当て付く 。このため、台板２は依然バランス状態にあり、それによって自動調整および定 位置の機能を獲得し、プリントまたは乾燥作業時の台板の定位置不正確の間違い が避けられ、更に製品の品質を高めることができる。

【図面の簡単な説明】 【図１】台板がプリント機の所定の位置に設けられてい
る状態を示す斜視図である。 【図２】本考案の一実施例によるプリント機の台板の強
制定位装置に台板が輸送されていない状態を示す模式図
である。 【図３】本考案の一実施例によるプリント機の台板の強
制定位装置に台板が輸送された状態を示す模式図であ
る。 【図４】本考案の一実施例によるプリント機の台板の強
制定位装置に台板が輸送された状態を示す正面図であ
る。 【図５】本考案の一実施例によるプリント機の台板の強
制定位装置に台板が定位された状態を示す模式図であ
る。 【図６】本考案の一実施例によるプリント機の台板の強
制定位装置に台板が定位された状態を示す正面図であ
る。 【図７】本考案の一実施例によるプリント機の台板の強
制定位装置の側面図である。 【符号の説明】 ２ 台板 ３ シリンダー ３２ スライド軸 ２３ ローラ ２１ 台 １３ 台車 ２４ ばね ３３ 定位置塊 ３３１ Ｖ型の欠け口

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 プリント機の台板の強制定位装置であ
   り、 台板は下側にローラと複数の一対になる台とが設けら
   れ、その台は台車に設けられている軸に取り付けられ、
   軸にはばねが設けられ、ばねは台に作用し、台板は軸に
   沿ってスライド可能であり、 シリンダーにはＶ形の欠け口がある定位置塊が設置さ
   れ、 台板が前記シリンダーに対応する位置に輸送された場
   合、シリンダーが作動して前記Ｖ形の欠け口がローラに
   当て付き、更に台板を強制的に定位させることを特徴と
   するプリント機の台板の強制定位装置。