JP3094056U - 肌 着 - Google Patents

肌 着

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JP3094056U
JP3094056U JP2002007239U JP2002007239U JP3094056U JP 3094056 U JP3094056 U JP 3094056U JP 2002007239 U JP2002007239 U JP 2002007239U JP 2002007239 U JP2002007239 U JP 2002007239U JP 3094056 U JP3094056 U JP 3094056U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 舞踊用、アウトドアのスポーツやレジャー用
等に好適で、肌触りとフィット性に優れ、かつファッシ
ョン性に優れた肌着とする。 【解決手段】 頭から被って着用する長袖の肌着であ
る。肌着本体1の袖口に、各指を別々に覆う5つの指挿
入部を備えた手袋3を、袖口と継ぎ目なしに一体に連続
して設ける。肌着本体1はナイロン等ストッキング素材
で構成され、伸縮性を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、舞踊用、アウトドアのスポーツやレジャー用等に好適な肌着に関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、手袋を有する肌着として、実用新案登録第3081245号の幼児用引 っ掻き防止長袖下着や、特開平8ー199401の皮膚炎用肌着が提案されてい るが、一般的に着用できるものではない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ステージ上で日本舞踊を舞う舞踊家等は顔や首のみならず、胸元や腕、更に手 の甲まで白塗りをしているが、白塗りをした手で着物に触れると、その箇所が白 く汚れてしまったり、或いは舞を終えた後、早変わりで例えば着物から洋服等に 着替える時は、化粧を落とすのに時間がかかるため、白塗りをした手でそのまま 着替えてステージに立つと、洋服のボタン周りやその他手が触れた箇所が白くな ってしまうのである。これは濃い色合いの洋服では特に目立つのである。 又、着替える時に汗をかいていると襦袢が腕に引っ付いて降りなくなる不便が ある。
【0004】 又、テニス・ハイキング・ドライブ等のアウトドアのスポーツやレジャーにお いては、太陽光の下にさらされるので紫外線により皮膚を傷めるため、日焼け防 止用化粧品が使用されているが、これもまんべんなく塗るのに時間がかかると共 に、落とすのにも専用化粧品を要する。 又、日焼け防止のため長手袋も使用されているが、ノースリーブ等の衣服を着 用していると、長手袋は肘の上部までしかなく、着用が目につき体裁が悪く、フ ァッション性に劣る問題点を有している。
【0005】 上記点より本考案は、舞踊用、アウトドアのスポーツやレジャー用等に好適で 、肌触りとフィット性に優れ、かつファッション性に優れた肌着を提供しようと するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1の本考案肌着は、頭から被って着用する長袖の 肌着であり、肌着本体は袖口に各指を別々に覆う5つの指挿入部を備えた手袋が 、袖口と継ぎ目なしに一体に連続して設けられると共に、肌着本体はナイロン等 ストッキング素材で構成され、伸縮性を有することを特徴とするものである。
【0007】 このような構成とすることにより、肌着本体はナイロン等ストッキング素材で構 成され伸縮性を有するため、着用すると肌触りが良く、身体は動かし易いので自 由な動きが可能であるため、踊りや運動に支障を来すことがない。 又、手袋は各指挿入部が別々になっているためフィット性が良く、かつ指の動 きは自由であると共に、手袋は袖口と継ぎ目なしに一体に連続して形成されてい るため、肌色であれば着用した状態が目につきにくく、手及び腕の見栄えが良く なり、ファッション性が高められる。 又、舞踊家等着物を着用する機会が多い人達においては、汗をかいても着替え 時に滑りが良くなり、襦袢が腕に引っ付いて降りなくなることも防止され、着替 えが容易となる。 更に、外出時やアウトドアのスポーツやレジャーに着用すれば、被覆部の紫外 線による日焼け防止にも役立つものである。又寒い時期に着用すると上半身が暖 まるものである。
【0008】 次に、請求項2の本考案肌着は請求項1の肌着において、肌着本体の首部をタ ートルネックとしたことを特徴とするものである。
【0009】 このような構成とすることにより、着用すると日常では殆ど化粧がされること がない首を覆うので、首の見栄えが良くなると共に、首を日焼けから守るのに役 立つものである。又寒い時期には着用すると首まで暖まり防寒に役立つものであ る。
【0010】 次に、請求項3の本考案肌着は請求項1又は2の肌着において、肌着本体は白 色であることを特徴とするものである。
【0011】 このような構成とすることにより、舞踊等で白塗りをする人は、着用している 部分が白塗りを施した時と同じような外観になるので、白塗りをする必要がなく 、化粧に要する手数と時間及び化粧を落とす手数と時間が省かれると共に、手が 白くなることもないので、着物やステージ着等に安心して触れることができる。 又白色に染色されているため日焼けの予防になる。
【0012】 次に、請求項4の本考案肌着は請求項1、2又は3の肌着において、手袋の手 のひら側の表面に合成樹脂材製等の滑り止め用フィルム又は合成ゴムが貼着され た滑り止め加工が施されていることを特徴とするものである。
【0013】 このような構成とすることにより、摩擦抵抗が大きくなり、物を持っても滑る ことがないので、日常の動作に支障を来すことがないと共に、舞踊では踊りの最 中に緊張で手に汗をかいても傘や扇子等を落とすことが防止される。
【0014】 次に、請求項5の本考案肌着は請求項1、2、3又は4の肌着において、肌着 本体に紫外線吸収剤を含浸又は塗布された紫外線防止加工が施されていることを 特徴とする持ってものである。
【0015】 このような構成とすることにより、手、腕、首はもとより、上半身の肌着本体 に覆われている箇所は確実に紫外線から保護され、日焼けを防止することができ るので、海水浴等に着用すれば好適である。
【0016】
【考案の実施の形態】 以下、本考案の一実施の形態を図面に基づき説明する。 図1及び図2は本考案肌着の一実施の形態を示す正面図、図2は同上の手袋の 手のひら側の拡大正面図である。 図中1は肌着本体であり、この肌着本体1は頭から被って着用する長袖の肌着 で、首回りを胸元付近まで大きく除いたシャツ形状のもの(図1)、及び首部2 をタートルネックとした形状のもの(図2)がある。 図面では肌着本体1の丈は長く表されているが、胸付近までの短いものでもよ い。
【0017】 そして、袖口に5本の指を別々に覆う5つの指挿入部を備えた手袋3が、袖口 と継ぎ目なしに一体に連続して設けられている。 又、手袋3の手のひら側の表面に摩擦抵抗の大きい合成樹脂材製や合成ゴム等 の滑り止め用フイルム4が熱処理により貼着される。 貼着は、図示のように手のひら部及び指部に板状に施してもよいが、点状に多 数貼着することもできる。
【0018】 肌着本体1の材質は、ナイロン繊維等女性用のストッキング素材からなる細か い網目状の伸縮性を有する織布で、薄地に構成されている。 肌着本体1は、着用が目立たないようにする時は肌色のものを使用するが、逆 にファッション性を高めるために任意の色に着色してもよく、模様等を施すこと もできる。 又、肌着本体1を白色とすることで、白塗りを施したのと同じ状態の外観とな るので舞踊等で白塗りをする人に好適である。
【0019】 又、肌着本体1に紫外線吸収剤を含浸又は塗布することにより、紫外線防止加 工が施されている。 紫外線防止加工は肌着本体1の全体に施してもよく、或いは手及び腕のみでも よい。タートルネック型の肌着では手及び腕のほか、首部2にも施される。 更に、キトサン等の結合による抗菌性を付与することもできる。尚、本考案肌 着は女性に限らず、当然男性にも適用されるものである。
【0020】
【考案の効果】
本考案によれば、肌着本体がストッキング素材で構成され伸縮性を有するため 、着用すると肌触りが良く、フィット性があり、身体は動かし易いので自由な動 きが可能であるため、踊りや運動に支障を来すことがない。 又、手袋は各指挿入部が別々になっているためフィット性が良く、かつ指の動 きは自由であると共に、手袋は袖口と継ぎ目なしに一体に連続して形成されてい るため、肌色であれば着用した状態が目につきにくく、手及び腕の見栄えが良く なり、ファッション性が高められる。 更に、皮膚に傷痕やその他疾患のある人は常時着用することにより隠されるの で有益である。
【0021】 又、外出時やアウトドアのスポーツやレジャーに着用すれば、被覆部の紫外線 による日焼けを防止できるので、ゴルフ、テニス、ドライブ、海水浴等に好適で あり、紫外線防止加工を施すことにより、より効果的となる。
【0022】 又、肌着本体を白色とすることにより、舞踊等で白塗りをする人は、着用して いる部分、タートルネックの場合は首まで白塗りを施した時と同じような外観に なるので、白塗りは顔のみでよく、化粧に要する手数と時間及び化粧を落とす手 数と時間が省かれると共に、手が白くなることもないので、着物やステージ着等 に安心して触れることができる。
【0023】 又、手袋に滑り止め加工を施せば、舞踊では踊りの最中に緊張で手に汗をかい ても傘や扇子等を落とす心配がなく、ドライブではハンドル操作も確実に行うこ とができ、テニス等のスポーツにおいても運動具を落とすことがなく確実に保持 できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案肌着の一実施の形態を示す正面図であ
る。
【図2】本考案肌着の一実施の形態を示す正面図であ
る。
【図3】本考案肌着の手袋の手のひら側の拡大正面図で
ある。
【符号の説明】
1 肌着本体 2 首部 3 手袋 4 滑り止め用フィルム

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭から被って着用する長袖の肌着であ
    り、肌着本体は袖口に各指を別々に覆う5つの指挿入部
    を備えた手袋が、袖口と継ぎ目なしに一体に連続して設
    けられると共に、肌着本体はナイロン等ストッキング素
    材で構成され、伸縮性を有することを特徴とする肌着。
  2. 【請求項2】 肌着本体の首部をタートルネックとした
    ことを特徴とする請求項1記載の肌着。
  3. 【請求項3】 肌着本体は白色であることを特徴とする
    請求項1又は2記載の肌着。
  4. 【請求項4】 手袋の手のひら側の表面に合成樹脂材製
    等の滑り止め用フィルム又は合成ゴムが貼着された滑り
    止め加工が施されていることを特徴とする請求項1、2
    又は3記載の肌着。
  5. 【請求項5】 肌着本体に紫外線吸収剤を含浸又は塗布
    された紫外線防止加工が施されていることを特徴とする
    請求項1、2、3又は4記載の肌着。
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