JP3094010U - ブロック塀用笠木 - Google Patents

ブロック塀用笠木

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JP3094010U
JP3094010U JP2002005235U JP2002005235U JP3094010U JP 3094010 U JP3094010 U JP 3094010U JP 2002005235 U JP2002005235 U JP 2002005235U JP 2002005235 U JP2002005235 U JP 2002005235U JP 3094010 U JP3094010 U JP 3094010U
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栄治 畑村
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栄治 畑村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雨水によって本笠木自体およびブロック塀が
汚損して装飾機能が大幅低下したり劣化するのを防止で
きるようにする。 【解決手段】 笠木(10E,10F)をその上面11
が外側から内側へ向かって斜め下方へ傾斜するように形
成する。また、ブロック塀1の外側面1Aおよび内側面
1Bよりも張り出した両底面部分(13A,13B)
に、当該外側面1Aおよび内側面1Bへ雨水が伝わるの
を阻止する水切り部21を設ける。また、笠木(10
E,10F)を防水性のコンクリートで形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、コンクリートブロックや化粧ブロック等によって形成されたブロッ ク塀の上端を覆う笠木に関する。
【0002】
【従来の技術】
わが国では、家の囲いとして塀が設けられることが多い。塀は、防犯や目隠し を主目的とするものであるが、家を外側から引き立たせる機能(装飾機能)も有 している。
【0003】 現在では、塀は、コンクリートブロックや化粧ブロックを積層して構築される のが一般的である。コンクリートブロックで造られた塀(ブロック塀)の上端に は、ブロックの穴部への雨水等の入り込み防止、穴部の目隠し等のために、笠木 が配設されている。
【0004】 図8〜図10に、従来の笠木10Pの代表的例を示す。笠木10Pは、図10 に示すように、コンクリート製で上面が山形に形成されている。なお、図8〜図 10において、1Pはブロック塀、2はブロック塀を構成しているコンクリート ブロック、Rは塀1Pの外側にある道路、Sは敷地、Hは敷地S内に建てられた 家である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記した笠木10Pの上面11Pには、時間の経過とともに道路R から舞い上げられた土ほこりが溜まったり、時には鳥や昆虫の排泄物などが付着 することになる。そのため、雨が降った日には、上記した土ほこり等が、雨水( RD)とともに笠木上面11Pから流れ落ちて、ブロック塀1の側面(1A,1 B)に伝わり、当該側面(1A,1B)を汚すこことなる。特に、ブロック塀1 の外側面1Aが汚れた場合には、上記した装飾機能が著しく低下することになる 。
【0006】 また、上記笠木10Pやブロック塀1Pには水分が滞留しやすく、寒い季節に はコンクリート中の水分が凍結融解を繰り返して、ひび割れや表層部の剥離等を 引き起こして劣化の原因となる。また、風化が早まる原因にもなる。なお、湿り 気のある笠木10Pやブロック塀1Pには、土ほこり等が一段と付着しやすくな るため、汚損の進行が一層加速され、上記装飾機能が大幅に低下することになる 。
【0007】 本考案の目的は、雨水によってブロック塀が汚損して装飾機能が大幅低下した り劣化するのを防止することができるブロック塀用笠木を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、ブロック塀の上端を覆うブロック塀用 笠木において、上面が外側から内側へ向かって斜め下方へ傾斜したことを特徴と するものである。
【0009】 かかる構成により、笠木の上面は外側へ面していないので、土ほこり等の付着 が少なくなる。また、雨が降った場合、少量の土ほこり等が笠木上面から流れ落 ちても大半は内側へ向かうので、ブロック塀の装飾機能を発揮する外側面が汚損 されにくくなる。
【0010】 また、本考案に係る笠木は、従来の山形構造のものに比べて上面の傾斜距離が 長い(2倍)ので、雨水が勢いよく流下しやすく、ブロック塀へ雨水が伝わるの を効果的に阻止できる。そのため、笠木やブロック塀への水分の滞留を防ぐこと ができ、凍結損・風化を防止できる。したがって、雨水によって本笠木自体およ びブロック塀が汚損して装飾機能が大幅低下したり劣化するのを防止できる。
【0011】 また、前記ブロック塀の外側面および内側面よりも張り出した両端底面部に、 当該外側面および内側面へ雨水が伝わるのを阻止する水切り部を設ければ、笠木 からブロック塀に雨水が伝わるのを一段と効果的に阻止できる。これにより、雨 水によって本笠木自体およびブロック塀が汚損して装飾機能が大幅低下したり劣 化するのを一層効果的に防止できる。
【0012】 また、笠木を防水性のコンクリートで形成すれば、雨水によって本笠木自体お よびブロック塀が汚損して装飾機能が大幅低下したり劣化するのをより一層効果 的に防止できる。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態を図面に基き説明する。
【0014】 本考案に係るブロック塀用笠木(10E,10F)は、図1〜図5に示すよう に、その上面11が外側から内側へ向かって斜め下方へ傾斜した構成とされてい る。ここで、内側とは、ブロック塀1を境にして敷地(家)側を意味し、外側と は内側と反対側を意味する。
【0015】 この実施形態では、笠木(10E,10F)は、図1(A),(B),(C) および図2(A),(B),(C)ならびに図3(A),(B),(C)に示す ように、施工しやすいようにブロック形状とされている。そして、この笠木(1 0E,10F)は、ブロック塀1を構成するコンクリートブロック2の横方向長 さと同一の横方向長さ寸法を有し、防水コンクリート製とされている。
【0016】 なお、図1(A),(B),(C)は、ブロック塀1の中間部分で使用される 笠木10Eを表す。また、図2(A),(B),(C)は、図5に示すブロック 塀1の右側の端末部分で使用される笠木10F2を表す。また、図3(A),( B),(C)は、図5に示すブロック塀1の左側の端末部分で使用される笠木1 0F1を表す。いずれの笠木(10E,10F1,10F2)も所定角度(例え ば、11°)だけ傾斜した上面11を有している。
【0017】 また、笠木(10E,10F1,10F2)は、その外側面12Aがブロック 塀1の外側面1Aよりも外側へ張り出しているとともに、その内側面12Bがブ ロック塀1の内側面1Bよりも内側へ張り出している。ここで、ブロック塀1の 内側面1Bとは、図4に示すように、敷地Sや家Hと面する側面を意味し、外側 面1Aとは内側面1Bとは反対側の側面をいう。
【0018】 上記した笠木(10E,10F1,10F2)のブロック塀1の外側面1Aお よび内側面1Bよりも張り出した底面部分(13A,13B)には、当該外側面 1Aおよび内側面1Bへ雨水が伝わるのを阻止する水切り部21が設けられてい る。より具体的には、笠木(10E,10F)の両底面部分(13A,13B) には、立ち上がり面22を有する水切り部21が設けられ、当該立ち上がり面2 2で雨水(RD)がブロック塀1側へ伝わるのを阻止する構成とされている。
【0019】 次に、この実施形態の作用について説明する。
【0020】 本笠木(10E,10F1,10F2)の上面11は外側へ面していないので 、道路R等から舞い上がる土ほこり等の付着が少なくなる。また、雨が降った場 合、少量の土ほこり等が笠木上面11から流れ落ちても大半は内側へ向かうので 、ブロック塀1の装飾機能を発揮する外側面1Aが汚損されにくい。
【0021】 また、本笠木(10E,10F1,10F2)は、従来の山形構造のものに比 べて上面11の傾斜距離が長い(2倍)ので、雨水(RD)が勢いよく流下しや すく、ブロック塀1へ雨水(RD)が伝わるのを効果的に阻止できる。そのため 、笠木(10E,10F1,10F2)自体やブロック塀1への水分の滞留を防 ぐことができ、凍結損・風化を防止できる。したがって、雨水(RD)によって 本笠木(10E,10F1,10F2)自体およびブロック塀1が汚損して装飾 機能が大幅低下したり劣化するのを防止できる。
【0022】 また、本笠木(10E,10F1,10F2)の両端底面部(13A,13B )には水切り部21が設けられているので、当該笠木(10E,10F1,10 F2)からブロック塀1に雨水(RD)が伝わるのを一段と効果的に阻止できる 。そのため、雨水(RD)によって本笠木(10E,10F1,10F2)自体 およびブロック塀1が汚損したり劣化するのを一層効果的に防止できる。
【0023】 また、笠木(10E,10F1,10F2)が防水性のコンクリートで形成さ れているので、雨水(RD)によって本笠木(10E,10F1,10F2)自 体およびブロック塀1が汚損して装飾機能が大幅低下したり劣化するのをより一 層効果的に防止できる。
【0024】 なお、上記実施形態においては、笠木(10E,10F1,10F2)をブロ ック状に形成したが、その上面11が外側から内側へ向かって斜め下方へ傾斜し ていれば、どのように構成されていてもよい。また、笠木(10E,10F1, 10F2)を防水コンクリート以外の材料で形成してもよい。
【0025】
【考案の効果】
請求項1の考案によれば、笠木をその上面が外側から内側へ向かって斜め下方 へ傾斜するように形成したので、雨水によって本笠木自体およびブロック塀が汚 損して装飾機能が大幅低下したり劣化するのを防止できる。
【0026】 請求項2の考案によれば、ブロック塀の外側面および内側面よりも張り出した 両端底面部に、当該外側面および内側面へ雨水が伝わるのを阻止する水切り部を 設けたので、雨水によって本笠木自体およびブロック塀が汚損して装飾機能が大 幅低下したり劣化するのを一層効果的に防止できる。
【0027】 請求項3の考案によれば、笠木を防水性のコンクリートで形成したので、雨水 によって本笠木自体およびブロック塀が汚損して装飾機能が大幅低下したり劣化 するのをより一層効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る中間部分の笠木の形状を説明する
ための図である。
【図2】図5中ブロック塀の右側の端末部分で使用され
る笠木を示す図である。
【図3】図5中ブロック塀の左側の端末部分で使用され
る笠木を示す図である。
【図4】コンクリート塀の配設状況を説明するための図
である。
【図5】コンクリート塀と笠木との位置関係を示す図で
ある。
【図6】コンクリート塀の中間部分に使用される笠木の
機能を説明するための図である。
【図7】コンクリート塀の端末部分に使用される笠木の
機能を説明するための図である。
【図8】従来の笠木を説明するための図である。
【図9】従来の笠木とコンクリート塀との位置関係を説
明するための図である。
【図10】従来の笠木の不具合を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1 ブロック塀 1A ブロック塀の外側面 1B ブロック塀の内側面 2 コンクリートブロック 10E,10F1,10F2 笠木 11 笠木の上面 13A,13B 笠木の底面部 20 水切り部 21 立ち上がり面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロック塀の上端を覆うブロック塀用笠
    木において、 上面が外側から内側へ向かって斜め下方へ傾斜したこと
    を特徴とするブロック塀用笠木。
  2. 【請求項2】 前記ブロック塀の外側面および内側面よ
    りも張り出した底面部分に、当該外側面および内側面へ
    雨水が伝わるのを阻止する水切り部を設けた請求項1記
    載のブロック塀用笠木。
  3. 【請求項3】 防水性のコンクリートで形成された請求
    項1又は2記載のブロック塀用笠木。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012207391A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Sumitomo Forestry Co Ltd 笠木施工用部材
JP2014098286A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Kotogawa:Kk 笠木ブロック

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JP2012207391A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Sumitomo Forestry Co Ltd 笠木施工用部材
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