JP3093785B2 - 海底ケーブル布設用ブレーキ装置 - Google Patents

海底ケーブル布設用ブレーキ装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は海底ケーブル布設用ブレーキ装置に関する。
〔従来の技術と発明が解決しようとする課題〕
一般に、ケーブル布設装置は、海底ケーブルを船上よ
り海中に垂下し、船の進行に伴って順次ケーブルを繰出
すものであって、自重で繰出されるケーブルにブレーキ
力を加えてケーブルの張力を調節していた。即ち、従来
の布設装置では、ケーブルを上下から挾む一対の無限軌
道輪を設け、該上下の無限軌道輪にてケーブルを適度な
挾持力にて挾持して該ケーブルにブレーキ力を付与しつ
つ布設作業を行っていた。
ところで、例えば10km以上の長尺の海底ケーブルにお
いては、ケーブルの製造上或いは伝送特性上の理由によ
り、接続部或いは光中継器や中継器付き接続箱(本発明
では、これらを接続箱という)が設けられる。この接続
箱はケーブルの通常部分より大径であり、接続箱が上記
無限軌道輪間を通過する際には急激なブレーキ力の増大
を生じ、該接続箱が損傷したり、円滑な通過が行えない
という欠点があった。
そこで、本発明では、途中に接続箱を有する海底ケー
ブルであっても、該接続箱を損傷させることなく、しか
も円滑に布設していくことができる海底ケーブル布設用
ブレーキ装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するために、本発明に係る海底ケー
ブル布設用ブレーキ装置は、ケーブル途中に通常のケー
ブル部分より大径の接続箱を有する海底ケーブルを船上
より海中へ自重で繰り出し布設する際に、2台の無限軌
道ブレーキ装置を用い、前記接続箱が何れか一方のブレ
ーキ装置を通過するとき他方のブレーキ装置で前記ケー
ブルにブレーキ力をかけるようにして、ケーブル繰り出
しを停止させることなく所定のブレーキ力を付与させつ
つ布設するための海底ケーブル布設用ブレーキ装置であ
って、 前記無限軌道ブレーキ装置は、前記ケーブルを挾む上
下一対の無限軌道輪と、これら一対の無限軌道輪をそれ
ぞれ懸架する上下ハウジングと、前記一対の無限軌道輪
の側部一側に設けられ前記ハウジング同士を上下方向に
可動自在に連結する一対のガイドポストと、前記無限軌
道輪の上下間隔寸法を、最大拡大状態で前記接続箱の外
形寸法より大となるように拡大させて接続箱を通過可能
にし、かつ縮小させてケーブルにブレーキ力を付与する
複数個のシリンダと、前記無限軌道輪の上流,下流の前
後位置に設けられ、一対のガイドローラからなりそのロ
ーラ間隔が瞬時に前記接続箱の外径寸法より大となるよ
うにエアーシンリダにて離間・接近自在とされたケーブ
ル側面ガイド体とから構成されており、この無限軌道ブ
レーキ装置2台を、前記ケーブルの繰り出し方向に沿っ
て前記接続箱の長さよりも大きい間隔を隔てて直列配置
すると共に、前記ブレーキ装置間には、ケーブル及び接
続部を送出ガイドする多数個のガイドローラを配設した
ことを特徴とする。
〔作 用〕
2台の無限軌道ブレーキ装置を、海底ケーブルの送り
方向に沿って所定間隔に直列配置しているので、接続箱
が一方の無限軌道ブレーキ装置を通過しようとする際に
おいて、該一方の無限軌道ブレーキ装置の上下間隔寸法
を最大拡大状態とすると共に他方の無限軌道ブレーキ装
置の無限軌道輪の上下間隔を縮小させて該他方のブレー
キ装置の上下の無限軌道輪にケーブルを挾持させれば、
接続箱は無限軌道輪に挾持されることなく一方のブレー
キ装置を通過すると共に、他方のブレーキ装置によるケ
ーブル布設作業を行うことができる。
また、他方のブレーキ装置を接続箱が通過しようとす
る際において、該他方のブレーキ装置の無限軌道輪の上
下間隔寸法を最大拡大状態とすると共に一方のブレーキ
装置の無限軌道輪の上下間隔を縮小させて該一方のブレ
ーキ装置の上下の無限軌道輪にケーブルを挾持させれ
ば、接続箱は無限軌道輪に挾持されることなく他方のブ
レーキ装置を通過すると共に、一方のブレーキ装置によ
るケーブル布設作業を行うことができる。即ち、無限軌
道ブレーキ装置のどちらか一方でケーブルにブレーキを
かけることができ、しかも、各ブレーキ装置を接続箱が
通過する際には該接続箱は無限軌道輪に挾持されること
がない。
更に、一対のガイドローラを均等的に接近・離間自在
に構成してなるケーブル側面ガイド体を、無限軌道輪の
上流,下流の前後位置に配設しているので、布設作業時
に海底ケーブルがケーブル外径から接続部外径への径変
化或いはその逆の径変化をした際に、ケーブルの軸心を
常に無限軌道輪におけるケーブル挾持幅方向の中心位置
に位置させることができ、布設すべきケーブルは無限軌
道輪から外れない。
〔実施例〕
以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を詳説す
る。
第2図は布設船1を示し、この布設船1に本発明に係
る海底ケーブル布設用ブレーキ装置が搭載されている。
即ち、第2図において、2は矢印に沿って布設船1の後
部から繰出されるケーブルであって、該ケーブル2は布
設船1内のケーブル収納室3にコイル状に巻き込まれて
おり、このケーブル収納室3から繰出される。そして、
ケーブル2の走行経路には、上流側から計尺器4、補助
ブレーキ5、無限軌道ブレーキ装置6,6、張力計7等が
順次配置されている。ここで、ケーブル2とは、第1図
に示すように、ケーブル本体8…と、該ケーブル本体8
…を連結する接続箱9と、からなる。また、計尺器4と
は、ケーブル2に圧接する回転自在な2個の計尺輪を有
し、この計尺輪の回転数を電気信号に変換して、ケーブ
ル2の繰出し長さ(ケーブル布設長さ)を測定するもの
である。また、補助ブレーキ5は、無限軌道ブレーキ装
置6,6が故障した場合にケーブル2が暴走して、高価な
ケーブル2が無駄になってしまうことを防止するバック
アップ用のブレーキ機構であり、複数の固定シューに複
数の可動シューを、空気圧又は油圧作動式の加圧シリン
ダで押付けて、ケーブル2にブレーキ力を加える構成と
される。また、張力計7は、布設船1の後端から海中に
繰出されるケーブル2に作用している張力を測定して電
気信号に変更する機能を有している。
しかして、無限軌道ブレーキ装置6は、第3図と第4
図と第5図に示すように、海底ケーブル2を挾持する上
下一対の無限軌道輪10,11と、該無限軌道輪10,11の上下
間隔寸法H(第1図参照)を拡大・縮小する開閉機構12
と、を備えたものである。
即ち、上方の無限軌道輪10は、ハウジング13に設けら
れた駆動スプロケット14と従動スプロケット15との間と
に懸架され、下方の無限軌道輪11は、ハウジング16に設
けられた駆動スプロケット17と従動スプロケット18との
間に懸架されている。そして、駆動スプロケット14,17
の軸は、夫々、モータ19,19の駆動軸に連結され、該モ
ータ19,19の駆動により、各無限軌道輪10,11が走行す
る。
しかして、ハウジング13,16には、夫々、長手方向
(ケーブル2の送り方向)に沿って複数個のガイドレー
ル20…(なお、図例では、図面の簡略化のため、夫々2
個ずつしか描いていない。)が配設され、このガイドレ
ール20…にて軌道輪10,11間を走行するケーブル2に該
軌道輪10,11を密着させている。即ち、ハウジング13,16
には、夫々、所定ピッチにてレール保持体21…が付設さ
れ、該保持体21…に、枢支ピン22…を介して各ガイドレ
ール20の突出片23…が枢支されている。従って、各ガイ
ドレール20…は、ピン22…廻りに揺動可能とされてハウ
ジング13,16に枢支されている。
また、下方のハウジング16は、布設船1上に配設され
たベース24上に、空気バネ25…を介して立設されてい
る。そして、このベース24には一対のガイドポスト26,2
6が立設され、該ガイドポスト26,26に、ハウジング13,1
6に連結された摺動部材27,27が上下動自在として嵌合さ
れている。即ち、各ハウジング13,16はこのガイドポス
ト26,26に沿って上下動する。
そして、上方のハウジング13は、4機のシリンダ28,2
8,36,36にて上下方向に往復動される。即ち、ケーブル
2に関してポスト26,26と反対側の各シリンダ28は、そ
の本体部28aの下端から垂下された取付片29に、ベース2
4から立設された立設片30が嵌合され、ピン31を介し
て、該取付片29と立設片30とが連結されると共に、その
ピストンロッド28bの先端に設けられた取付片32に、ハ
ウジング13から突設された突出片33が嵌合され、ピン34
を介して、該取付片32と突出片33とが枢結される。ま
た、この場合、ピン34は着脱自在とされ、ピン34が取付
けられた状態では、第5図の実線で示すように、シリン
ダ28は鉛直方向に沿って立設されるが、ピン34を取外せ
ば、シリンダ28は、ピン31を中心に矢印の如く揺動する
ことができる。即ち、シリンダ28を仮想線で示すように
外方へ倒せば、ケーブル2を矢印の如く横方向から簡単
に上下の無限軌道輪10,11間に介装することができる。
また、ポスト26,26間に設けられるシリンダ36,36は、
ピストンロッド36bの先端に設けられた取付片37に、ハ
ウジング13から突設された突出片38が嵌合され、ピン39
を介して該取付片37と突出片38とが連結されると共に、
本体部36aの下端がベース24に連結されている。
従って、各シリンダ28,28,36,36の各ピストンロッド2
8b,28b,36b,36bを矢印の如く往復動させれば、上方のハ
ウジング13がガイドポスト26,26に沿って上下動し、上
下の無限軌道輪10,11の上下間隔寸法Hが拡大・縮小す
る。即ち、このシリンダ28,28,36,36と、ガイドポスト2
6,26と摺動部材27等でもって上述の開閉機構12が形成さ
れる。なお、ガイドポスト26,26の上端は連結体40にて
連結されている。
また、このベース24には、ケーブル2の下端をガイド
するガイドローラ41、及びケーブル2の側面をガイドす
るガイドローラ42a,42bが上流側と下流側とに夫々設け
られている。即ち、ガイドローラ41は、ケーブル2の送
り方向と直交する水平方向に沿って回転自在にベース24
上に設けられ、また、ガイドローラ42a,42aは、スライ
ド体43a,43b上に回転自在に立設され、該スライド体43
a,43bは、送り方向と直交する水平方向に沿って配設さ
れた一対のガイドロッド44,44にスライド自在に取付け
られている。そして、このスライド体43a,43bは夫々、
同一容量のシリンダ(例えばエアーシリンダ)45a,45b
にて均等な移動量でもって矢印の如く往復動する。即
ち、シリンダ45aはそのベース24に立設された保持片46a
にその本体部47aが連結され、そのピストンロッド48aが
スライド体43aに取付けられたフランジ49aに連結され、
シリンダ45bは、ベース24に立設された保持片46bに、そ
の本体部47bが連結され、そのピストンロッド48bがスラ
イド体43bに取付けられたフランジ49bに連結されてい
る。
従って、シリンダ45aのピストンロッド48aの往復動に
より、ガイドローラ42aはガイドレール44,44に沿って往
復動し、シリンダ45bのピストンロッド48bの往復動によ
り、ガイドローラ42bはガイドレール44,44に沿って往復
動し、ガイドローラ42a,42bが均等的に接近・離間する
ケーブル側面ガイド体を具備している。
また、シリンダ28,28及びシリンダ36,36間には、夫
々、ガイド部材51,52が配設されている。即ち、ガイド
部材51,52は、夫々、一対のガイドロッド53,53を有して
おり、ガイドロッド53,53は、下端が下方のハウジング1
6の取付片54,54に図示省略の止めねじにて着脱自在に取
付けられ、その上端部が上方のハウジング13に設けられ
た保持片55,55に上下動自在に嵌合されている。また、
ガイドロッド53,53には、ガイド部材本体56,56が摺動自
在に嵌合されており、図示省略の止めねじ等にて、該ガ
イド部材本体56,56がガイドロッド53,53に固定されてい
る。
しかして、上述の如く構成された無限軌道ブレーキ装
置6は、第1図に示すように、海底ケーブル2の送り方
向に沿って所定間隔に直列配設されるが、この場合、装
置6,6間の間隔寸法Lは、接続箱9の長さ寸法lより大
とされる。また、開閉機構12にて上方のハウジング13を
最大に上昇させた状態、つまり、無限軌道輪10,11の上
下間隔寸法Hを最大状態としたときには、該上下間隔寸
法Hは接続箱9の外径寸法Dより大とされる。また、各
ブレーキ装置6,6間には、多数のガイドローラ50…が配
設され、該ガイドローラ50上をケーブル2が矢印方向に
送り出される。
次に、上述の如く構成された海底ケーブル布設装置の
使用方法を説明する。
まず、各ブレーキ装置6,6の上下の無限軌道輪10,11間
に介在させ、上流側の装置6を、第1図(I)に示すよ
うに、上下間隔寸法Hを最大拡大状態とすると共に、下
流側のブレーキ装置6の上方のハウジング13を下方へ下
降させ、ケーブル2(即ち、ケーブル本体8)を上下の
無限軌道輪10,11に挾持させる。なお、この場合、ガイ
ド部材5のガイドロッド53,53を取付片54から取外すと
共に、第5図に示すように、シリンダ28,28を倒し、し
かも、ガイドローラ42a,42aを取外せば、ケーブル2を
横方向から各ブレーキ装置6,6の無限軌道輪10,11間に介
在させることができる。
そして、ケーブル2を挾持している下流側のブレーキ
装置6のモータ19,19を駆動させ、上下の無限軌道輪10,
11を循環させ、ケーブル2を矢印方向に送り出し、この
ケーブル2を海底に布設してゆく。この場合、ケーブル
2は上下の無限軌道輪10,11にて挾持されていることに
より、所定の適度なブレーキ力が付与されつつ布設され
てゆく。
しかして、順次、ケーブル2を布設してゆけば、接続
箱9が第1図(II)に示すように、上流側のブレーキ装
置6に達するが、この場合、このブレーキ装置6は最大
拡大状態であるので、該接続箱9はこの装置6の上下の
無限軌道輪10,11に挾持されることなく、通過する。そ
して、通過後、直ちに、この装置6の上下の無限軌道輪
10,11を下降させ、この装置6の上下の無限軌道輪10,11
にて、ケーブル2を挾持させ、次に、下流側の装置6の
上方の無限軌道輪10を上昇させ、上下間隔寸法Hを最大
状態とする。従って、第1図(III)に示すように、こ
の下流側の装置6を接続箱9が通過すると共に、ケーブ
ル2は上流側の装置6にて、所定の適度なブレーキ力が
付与されつつ該ケーブルは海底に布設される。なお、通
常は、ガイドローラ42a,42b間の間隔寸法をほぼケーブ
ル本体8の外径寸法と一致させ、該ガイドローラ42a,42
bにてケーブル2の走行を案内させているが、各装置6,6
を接続箱9が通過する際には、ガイドローラ42a,42b間
の間隔を拡開させ、該接続箱9のガイドローラ42a,42b
間の通過を可能としている。
そして、下流側の装置6を接続箱9が通過した後は、
再び第1図(I)に示すように、この装置6を閉状態と
し、次に、上流側の装置6を開状態として、下流側の装
置6による布設作業を行う。
従って、ケーブル2は2台のブレーキ装置6,6のうち
どちらか一方にて常に挾持され、所定の過度なブレーキ
力が付与されつつ該ケーブル2は布設され、しかも、接
続箱9は、各装置6,6を通過する際には、上下の無限軌
道輪10,11にて挾持されることがない。
なお、本発明は上述の実施例に限定されず、本発明の
要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であり、例えば、
実施例とは逆に、まず、下流側の装置6を開状態とし、
上流側の装置6を閉状態として、各装置6,6間にケーブ
ル2を介在させ、上流側の装置6による布設作業を行
い、上流側の装置6に接続箱9が近づいたときに、下流
側の装置6を閉状態とし、次に、上流側の装置6を開状
態として、接続箱9を、上流側の装置6を通過させ、通
過後、再び、上流側の装置6を閉状態とした後、下流側
の装置6を開状態とするようにするも自由である。ま
た、実施例の開閉機構12によれば、上方の無限軌道輪10
のみを上下動させているが(この場合、第1図(II)に
示すように、接続箱9が装置6を通過する際において、
ケーブル2の中心線Mが弯曲する。)、下方の無限軌道
輪11をも上下動させる開閉機構を、付設してもよい。こ
の場合、上下の無限軌道輪10,11が相互に接近・離間し
て上下間隔寸法Hを拡大・縮小させることになるので、
拡大状態において、装置6近傍のガイドローラ50…を同
時に下降させ、ケーブル2の中心Mを直線状に保つよう
にするのが好ましい。
しかして、本発明に係る海底ケーブル布設用ブレーキ
装置に使用されるケーブル2としては、光海底ケーブ
ル、または通常の電力,通信海底ケーブル、或いは、こ
れらの複合型海底ケーブル等である。
〔発明の効果〕
本発明は上述の如く構成されているので、次に記載す
る効果を奏する。
接続箱9を損傷させることなくかつ該接続箱9の通過
時に一旦停止せずに継続して円滑にケーブル2を送り出
すことができ、しかも、ケーブル2に常に適度なブレー
キ力を付与しつつ該ケーブル2を海底に布設してゆくこ
とができる。
また、一対のガイドローラを均等的に接近・離間自在
に構成してなるケーブル側面ガイド体を、無限軌道輪の
上流,下流の前後位置に配設したから、布設作業時に海
底ケーブルがケーブル外径から接続部外径への径変化或
いはその逆の径変化を起こしても、常にケーブルの軸心
を無限軌道輪におけるケーブル挾持幅方向の中心位置に
位置させることができ、布設すべきケーブルが無限軌道
輪から外れるという虞れはなく頗るの良好状態でもって
海底布設し得る。特に、一対のガイドローラの接近・離
間手段としてエアーシリンダを用いたので、斯かる接近
・離間動作を瞬時になし得るから、ケーブル繰出が高速
度であっても充分に対応でき、従来のように繰出速度を
低速度にして接続部を通過させるという布設張力制御上
厄介な作業を強いられることもなく、スムースなケーブ
ル布設が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の要部簡略平面図、第2図は
全体の簡略図、第3図は無限軌道ブレーキ装置の正面
図、第4図は同平面図、第5図は同簡略側面図である。 2……海底ケーブル、6……無限軌道ブレーキ装置、9
……接続箱、10,11……無限軌道輪、12……開閉機構、4
2a,42b……一対のガイドローラ、H……上下間隔寸法。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−23749(JP,A) 特開 昭60−197108(JP,A) 特開 昭58−141613(JP,A) 特開 昭55−141908(JP,A) 実開 昭63−41065(JP,U) 実開 昭64−30620(JP,U) 特公 昭64−9808(JP,B2) 実公 昭61−38344(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブル途中に通常のケーブル部分より大
    径の接続箱を有する海底ケーブルを船上より海中へ自重
    で繰り出し布設する際に、2台の無限軌道ブレーキ装置
    を用い、前記接続箱が何れか一方のブレーキ装置を通過
    するとき他方のブレーキ装置で前記ケーブルにブレーキ
    力をかけるようにして、ケーブル繰り出しを停止させる
    ことなく所定のブレーキ力を付与させつつ布設するため
    の海底ケーブル布設用ブレーキ装置であって、 前記無限軌道ブレーキ装置は、前記ケーブルを挾む上下
    一対の無限軌道輪と、これら一対の無限軌道輪をそれぞ
    れ懸架する上下ハウジングと、前記一対の無限軌道輪の
    側部一側に設けられ前記ハウジング同士を上下方向に可
    動自在に連結する一対のガイドポストと、前記無限軌道
    輪の上下間隔寸法を、最大拡大状態で前記接続箱の外形
    寸法より大となるように拡大させて接続箱を通過可能に
    し、かつ縮小させてケーブルにブレーキ力を付与する複
    数個のシリンダと、前記無限軌道輪の上流,下流の前後
    位置に設けられ、一対のガイドローラからなりそのロー
    ラ間隔が瞬時に前記接続箱の外径寸法より大となるよう
    にエアーシンリダにて離間・接近自在とされたケーブル
    側面ガイド体とから構成されており、この無限軌道ブレ
    ーキ装置2台を、前記ケーブルの繰り出し方向に沿って
    前記接続箱の長さよりも大きい間隔を隔てて直列配置す
    ると共に、前記ブレーキ装置間には、ケーブル及び接続
    部を送出ガイドする多数個のガイドローラを配設したこ
    とを特徴とする海底ケーブル布設用ブレーキ装置。
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