JP3093343U - 指紋インプット器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】使用者の指紋を照合してコンピュータシステム
へのアクセスの適否を判定し、データアクセスを可能と
する。 【解決手段】主に使用者の指紋を指紋インプット器１０
の指紋検知モジュール１１にて検出し、インターフェー
ス信号コントロールモジュール１３２、インタフェース
コネクタ２１及び指紋検知データをデータ処理のための
フォーマットに変換する信号処理ユニット２２を経て、
指紋インプットメモリユニット２３に保存し、予め使用
者の指紋データを保存した指紋ストレージユニット２３
のデータと指紋照合ユニット２５にて指紋識別を行い、
指紋識別の結果が照合すると、許可信号が出力され、始
動コンピュータ２０が始動して該フラッシュメモリモジ
ュール内部のデータに対するアクセスが可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の指紋照合装置に関し、外部処理器が該外部処理器内部にある使用 者の資料を取り出し、指紋インプット器が承認するか否かにより、指紋インプッ ト器を始動させる。

【０００２】

【従来の技術】

従来の指紋インプット器は内部に記憶ストレージユニットを備えた単純なイン プット装置からなり、そのアクセスユニットはただ単に使用者の身体的特徴であ る指紋を記録するのみであって、使用者が個人的データにアクセスしようとする とき、ディスクを用いてこの記録された記憶ストレージユニットの記録と照合す るのみの単純なインプット装置であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記公知構造の欠点を解決するため、本考案はフラッシュ記憶装置をそなえる指 紋インプット器の提供を課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため、本考案は下記のフラッシュメモリ装置を備えた指紋イ ンプット器を提供する。 指紋照合ユニットにて指紋識別を行い、指紋識別の結果が照合すると、許可信 号が出力され、始動コンピュータが始動して該フラッシュメモリモジュール内部 のデータに対するアクセスが可能となる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１、２が示すように、本考案は指紋インプット器１０と外部のコンピュータ である外部処理器２０を外部コネクトインターフェース１３２３により接続して 構成する。 指紋検知モジュール１１は、使用者が指を押し当てた指紋検知ボード111から 指紋データが入力され、該指紋データ信号はインターフェース信号コントロール モジュール１３２を経由して、コンピュータ本体２０内に伝送され、信号処理ユ ニット２２を経由してコンピュータによる判別のためのフォーマットに変換され て後、指紋インプットメモリユニット２３に保存される。 指紋照合ユニット２５は、指紋インプットメモリユニット内の該指紋データと 予め権限授与された使用者の指紋をストレージしている指紋ストレージユニット ２４内のデータとの照合へ進み、照合の結果、権限授与資格者であると判定され たとき、始動コンピュータ２６へ進む。 かくして、コンピュータ本体２０が始動後、指紋インプット器１０内のフラッ シュメモリモジュール１２が始動し、コンピュータ本体２０によりフラッシュメ モリモジュール１２はデータアクセス作業に進む。

【０００６】 照合の結果、権限が授与された資格者ではないと判断されると、始動コンピュ ータ２６によるデータアクセス機能は進むことができず、故に該フラッシュメモ リモジュール１２のデータアクセス機能は達成できず、フラッシュメモリモジュ ール内に保存されているデータは保護され、このようなアクセス権限を授与され ていない者による使用を阻止できる。 もし、これらのアクセス権限を授与されていない者が該指紋インプット器１０ とコンピュータ本体２０にアクセスしようとしても、指紋の照合によって使用許 可の権限を授与された資格者であると判定されて後でなければ使用許可信号を出 さないため、これらの非権限授与者が該フラッシュメモリモジュール１２にアク セスすることはない。

【０００７】

【考案の効果】

上記のように、本考案はコンピュータシステムに於いて、使用者の身体的特徴 である指紋が使用者個人の固有の特徴を表すことによって、使用者を識別し、使 用権限のない他者によるコンピュータシステムへのアクセスを防止することによ って該コンピューターシステムの安全性を確保できる。 また、このシステムは、金融・保安管理などの商業的システムだけでなく、個 人のコンピューターの安全管理など多方面に応用運用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例配置図である。

【図２】本考案と外部処理器との作動配置図である。

【符号の説明】

１０ 指紋インプット器 １１ 指紋検知モジュール １１１ 指紋検知ボード １２ フラッシュメモリモジュール １３ コントロールモジュール １３１ インタフェースコントローラ １３１１ コントロールライン １３１２ ビットアドレスデータ総合ライン １３２ インタフェース信号コントロールモジュール １３２１ コントロールライン １３２２ コントロールライン １３２３ 外部コネクトインタフェース １４ 殻体 ２０ 外部処理器 ２１ インタフェースコネクタ ２２ 信号処理ユニット ２３ 指紋インプットメモリユニット ２４ 指紋ストレージユニット ２５ 指紋照合ユニット ２６ 始動コンピューター

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】主に指紋インプット器は、指紋を検知する
   指紋検知モジュール、データへアクセスする記憶モジュ
   ール、信号を検知して、信号をコントロールし伝えるコ
   ントロールモジュール、並びに、指紋の識別処理を行な
   う外部処理器により構成し、前記指紋検知モジュール、
   記憶モジュール、コントロールモジュール間に信号を伝
   送するコネクトラインを配してなることにより、該外部
   処理器に対する指紋検知信号により、該外部処理器の識
   別処理を経由して該外部処理器を始動するか否か、及び
   該記憶モジュールのデータアクセス作業を許可するか否
   かの決定を少なくとも一つの動作で執行するようにして
   なることを特徴とする指紋インプット器。
2. 【請求項２】前記指紋インプット器内部の該記憶モジュ
   ールはフラッシュメモリモジュールからなることを特徴
   とする請求項１記載の指紋インプット器。
3. 【請求項３】前記指紋インプット器内部の該コントロー
   ルモジュールは、インタフェースコントローラとフラッ
   シュメモリモジュール間をコントロールライン及びビッ
   トアドレスデータ総合ラインによって接続してなり、イ
   ンタフェース信号コントロールモジュールと指紋検知モ
   ジュール及び前記のインタフェースコントローラ間はコ
   ントロールラインで結び、かつ該インタフェース信号コ
   ントロールモジュールは外部コネクトインタフェースを
   備え、前記インタフェースコントローラはフラッシュメ
   モリモジュールの電源をコントロールし、ビットアドレ
   スデータ総合ラインを介して、フラッシュメモリモジュ
   ールの指令を受け、或いは読み込みデータを制御し、ま
   た、インターフェース信号コントロールモジュールの外
   部コネクトインターフェースと該外部処理器との間は接
   続されて信号を外部処理機に伝送し、信号処理をすると
   同時に該指紋検知モジュールは該インタフェース信号コ
   ントロールモジュールを介して、使用者の指紋信号が外
   部処理器へ進むようにしてなることを特徴とする請求項
   ２記載の指紋インプット器。
4. 【請求項４】前記該インタフェース信号コントロールモ
   ジュールは、外部コネクトインタフェースにＵＳＢ或い
   はＩＥＥＥ、すなわち国際電子協会制定の標準系列のイ
   ンタフェースを備えることを特徴とする請求項３の指紋
   インプット器。
5. 【請求項５】前記該外部処理器はコンピュータ本体であ
   り、該コンピュータ本体は外部コネクトインタフェース
   のインターフェース信号コントロールモジュールに接続
   するインタフェースコネクタを有し、該インタフェース
   コネクタは信号処理ユニットに接続し、該信号処理ユニ
   ットは指紋インプットメモリユニット及び指紋ストレー
   ジユニットへ接続し、該指紋インプットメモリユニット
   及び指紋ストレージユニットは指紋照合ユニットへ接続
   し、指紋照合ユニットは指紋識別を行うと共に始動コン
   ピュータにより信号を出力し、その使用許可の信号によ
   り該フラッシュメモリモジュール内のデータへのアクセ
   スを許可し、出力するようにしてなることを特徴とする
   請求項３の指紋インプット器。