JP3093250U - 発光歯ブラシ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】口腔殺菌と歯牙美白の効果を有する発光歯ブラ
シを提供する。 【解決手段】柄部１１と頭部１２とを備え、前記柄部に
スイッチ２０が設けられ、前記頭部が光を透過可能に構
成され、且つ該頭部の収容空間１２１にプリント基板３
０が設けられ、該プリント基板に少なくとも一つ以上の
特定波長を有する光を発生する発光素子３１が設けら
れ、且つ前記プリント基板と前記スイッチとを電気的に
接続し、且つブラシ毛４１を植設した板体４０によっ
て、前記収容空間を密封した状態で前記発光素子により
発生した特定波長を有する光を前記ブラシ毛の植設方向
に沿って放出させる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、殺菌と美白の両効果を発揮できる発光歯ブラシに関し、特に紫外線 、可視光（赤光〜紫光を含む）又は赤外線を発生する手段を備える発光歯ブラシ に係る。

【０００２】

【従来の技術】

歯磨きは、従来より歯の健康を保つために日常行なわれており、しかも現代社 会において人間の基本的なマナーである。歯磨きの効果をより高めるため、これ まで様々な形状、材質の歯ブラシ、あるいは電動によるものなどが考案されてい る。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記従来の歯ブラシによる歯磨きは、口腔内の作業であるため 、口腔内に光が届かず、光による殺菌・美白効果が得られないという課題がある 。 そこで、本考案は、上記の事情に鑑みてなされたもので、特に口腔内殺菌と歯 牙美白効果を向上できる発光歯ブラシ提供することを課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、請求項１の考案は、柄部と頭部とを備える美白殺 菌効果を有する発光歯ブラシであって、前記柄部にスイッチが設けられ、前記頭 部が光を透過可能に構成され、該頭部の片側に多数のブラシ毛が植設され、且つ 該頭部内にプリント基板が設けられ、該プリント基板に少なくとも一つ以上の特 定波長を有する光を発生する発光素子が設けられ、且つ前記プリント基板と前記 スイッチとを電気的に接続し、前記発光素子により発生した特定波長を有する光 を前記ブラシ毛の植設方向に沿って放出させるように構成したことを特徴とする 発光歯ブラシである。

【０００５】 また、請求項２の考案は、請求項１において、前記頭部に収容空間が設けられ 、該収容空間に前記プリント基板が取り付けられ、該プリント基板に前記発光素 子の発光強度を調整する電気抵抗が設けられ、且つ前記ブラシ毛を植設した板体 によって、前記収容空間内に前記プリント基板を密封したことを特徴とする発光 歯ブラシである。 さらに、請求項３の考案は、請求項１または２において、前記発光素子が、紫 外線、可視光又は赤外線を発生できることを特徴とする発光歯ブラシである。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下に、本考案の好適な実施の形態を図面を参照しながら説明する。ここで、 図１は本考案の発光歯ブラシの一実施例を示す分解斜視図、図２はその断面図、 図３はそのプリント基板の回路配置図、図４はその使用状態の説明図である。

【０００７】 図１乃至図３において、本実施例の発光歯ブラシ１０は、柄部１１と、頭部１ ２とを備えている。前記柄部１１には、スイッチ２０が設けられ、前記柄部１１ の一端に位置する頭部１２は、光を透過可能に構成されており、該頭部１２に収 容空間１２１が凹設されるとともに、該収容空間内にプリント基板３０が格納さ れる。前記プリント基板には、少なくとも一つの紫外線、可視光（赤光〜紫光を 含む）又は赤外線を発生できる発光素子３１、および該発光素子３１の発光強度 を調整するための電気抵抗３２が設置される。 本実施形態では、発光素子３１として、発光ダイオード、又はレーザダイオー ドを使用できる。また、前記プリント基板３０は、前記スイッチ２０と電気的に 接続する。さらに、前記収容空間１２１には、ブラシ毛４１を植設した板体４０ が具備され、これにより、前記プリント基板３０を前記収容空間１２１内に密封 した状態で取り付ける。

【０００８】 図４に示すように、ユーザが歯を磨く場合は、スイッチ２０をＯＮにすると同 時に、プリント基板上に設置された発光素子３１により、紫外線などの短波長電 磁波（高いエネルギーの光）が発生されるとともに、ブラシ毛の先端から口腔内 へ放出するため、殺菌効果を発揮できる。また、発光素子３１により発生した紫 外線によって、歯磨き粉と歯との光電気化学反応を促進し、歯の表面化学反応を 加速することができる。従って、歯間部や歯肉縁に付着した食べ物の残りかすや 歯垢等を除去できるとともに、歯牙の表面を綺麗に洗浄できるので、口腔殺菌と 歯牙美白の両効果を達成できる。

【０００９】 また、図３と図４に示すように、ユーザがスイッチ２０を調整することにより 、プリント基板３０の電気抵抗３２が変化し、この変化に伴って、発光素子３１ へ流れる電流値が制御されるので、発光素子により発生した光の強さを制御でき 、故に異なる程度の美白殺菌効果を達成できる。

【００１０】

【考案の効果】

本考案の発光歯ブラシは口腔殺菌と歯牙美白の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の発光歯ブラシの一実施例を示す分解斜
視図である。

【図２】図１の断面図である。

【図３】図１のプリント基板の回路配置図である。

【図４】図１歯ブラシの使用状態の説明図である。

【符号の説明】

１０ 歯ブラシ １１ 柄部 １２ 頭部 １２１ 収容空間 ２０ スイッチ ３０ プリント基板 ３１ 発光素子 ３２ 抵抗 ４０ 板体 ４２ ブラシ毛

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】柄部と頭部とを備える美白殺菌効果を有す
   る発光歯ブラシであって、前記柄部にスイッチが設けら
   れ、前記頭部が光を透過可能に構成され、該頭部の片側
   に多数のブラシ毛が植設され、且つ該頭部内にプリント
   基板が設けられ、該プリント基板に少なくとも一つ以上
   の特定波長を有する光を発生する発光素子が設けられ、
   且つ前記プリント基板と前記スイッチとを電気的に接続
   し、前記発光素子により発生した特定波長を有する光を
   前記ブラシ毛の植設方向に沿って放出させるように構成
   したことを特徴とする発光歯ブラシ。
2. 【請求項２】 前記頭部に収容空間が設けられ、該収容
   空間に前記プリント基板が取り付けられ、該プリント基
   板に前記発光素子の発光強度を調整する電気抵抗が設け
   られ、且つ前記ブラシ毛を植設した板体によって、前記
   収容空間内に前記プリント基板を密封したことを特徴と
   する請求項１に記載の発光歯ブラシ。
3. 【請求項３】 前記発光素子が、紫外線、可視光又は赤
   外線を発生できることを特徴とする請求項１または２に
   記載の発光歯ブラシ。