JP3093162U - 車両用携帯電話ハンズフリーキットモジュール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 モジュール化し、大きい画面の折り畳み式の
携帯電話に適用でき、コードレス送信を実行できる車両
用携帯電話ハンズフリーキットモジュールを提供する。 【解決手段】 携帯電話を支持する支持部と、係止片
と、前記支持部を収納できる穿孔を有する配置ベースを
有するフロント・カバーと、ボリューム調整つまみと携
帯電話の音声信号を受信するプラグとを有するリア・カ
バーと、電気回路基板などを具備するとともに、前記電
気回路基板にはＦＭ音声周波数伝送モジュールを有し、
当該モジュールには、信号を拡大する信号拡大電気回路
と、信号拡大電気回路の信号をＦＭ音声周波数信号にな
るように調製するためのＦＭ調製モジュールと、ＦＭ音
声周波数信号における不要なノイズを除去するフィルタ
と、前記フィルタによる処理後の信号を発信する発射ア
ンテナとを含む。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は車両用携帯電話ハンズフリーキットモジュールに係わり、特に車両用 携帯電話ハンズフリーキット手段をモジュール化し、大きい画面の折り畳み式の 携帯電話に適用でき、音声信号をＦＭ信号音声周波数信号に転換し、コードレス 送信を実行できる車両用携帯電話ハンズフリーキットモジュールに関するもので ある。

【０００２】

【従来の技術及びその課題】

一般に使用される携帯電話ハンズフリーキット手段の構造は、フロント・カバ ーとリア・カバーとによって受け取り座体を形成し、且つ当該受け取り座体の両 側に挟持部を設け、それによって携帯電話を挟持固定するものである。しかしな がら、マーケットに流通している携帯電話ハンズフリーキット手段は、すべて直 立式の携帯電話に合わせて設計製造されるものばかりであり、折り畳み式の携帯 電話の場合では適用できるハンズフリーキット手段を有しない。

【０００３】 携帯電話ハンズフリーキット手段のＦＭ音声周波数の従来技術について、例え ばアメリカパテント６，３０４，７６４号の件が挙げられ、当該特許の件に言及 されるＦＭ音声周波数伝送機能のＦＭ音声周波数転換技術には、多くの電気回路 の煩雑的な処理を有するほか、そのＦＭ音声周波数転換に要する電気回路が直接 的に携帯電話ハンズフリーキット手段のマザーボードに配置され、ＦＭ音声周波 数転換用の電気回路がユーザーのニーズに従ってそれぞれ変形して使用できない ようになっている。

【０００４】 また、車両用携帯電話ハンズフリーキット手段のモジュール化に関する従来技 術について、アメリカパテント５５８，８４９号の出願と６，３８１，３３８号 と５５８，８４９号の特許とが本考案の出願人の出願した創作であり、前記アメ リカ５５８，８４９号の特許は車両用携帯電話ハンズフリーキット手段の構造に 係わる発明であり、そのうち、携帯電話を配置できる受け取り座体を有し、当該 受け取り座体には係止部材を有し、それによって携帯電話を穏やかに前記受け取 り座体に固定できると共に、ベースのコネクタによって携帯電話と接続でき、受 話した信号をスピーカより出力できる。また、共鳴システムが前記スピーカの外 部に設けられ、それによって出力する音声をもっとはっきりとなるように形成さ せることができ、運転手が運転する最中に発話者とはっきりと話を交わすことが でき、通話品質を向上でき、且つベースには切り換えスイッチが配置され、音声 をスピーカよりまたはイヤホンより出力するかを制御できる。

【０００５】 アメリカパテント６，３８１，３３８号の特許はコードレスマイクの構造に係 わり、当該コードレスマイクは全方位旋回可能な構造であり、ユーザーがこの旋 回構造の特性を利用してコードレスマイクの最も優れる受信方位を調整できると 共に、コードレス伝送技術によって受話と発話のユニットをそれぞれ分けて配置 し、通話方式には障害はなく、且つ相互の干渉によるノイズを効果的に防止でき 、通話品質をもっと優れるようにすることができる。

【０００６】 また、アメリカパテント６，３５９，９９５号の特許は左右両耳部が共用でき るコードレスイヤホン構造に係わり、当該左右両耳部が共用できるコードレスイ ヤホン構造を使用する場合、ユーザーが習慣や快適さなどの要求に従って左耳部 または右耳部に掛けることができる。

【０００７】 前記の従来の特許や実用新案などを利用すると同時に、本考案の装置を合わせ て創作を発揮すれば、携帯電話ハンズフリーキット手段の機能を大幅に向上でき ると共に、コードレス伝送技術によって受話と発話の手段をすべて無線送受信の 方式によって達成できる。

【０００８】 本考案の考案者は、前記の従来装置の機能を向上するために、研究開発を進め ると共に、学術の運用を合わせて極めた結果、とうとう本考案の車両用携帯電話 ハンズフリーキットモジュールを提供するに至った。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

本考案は、単に係止片と支持部のモジュールを変更するだけでそれぞれ異なる ブランドまたはそれぞれ異なる仕様の折り畳み式携帯電話を適用できることを特 徴とする車両用携帯電話ハンズフリーキットモジュールを提供することをその主 要な目的とする。

【００１０】 また、本考案は一般の携帯電話ハンズフリーキット手段に配置でき、携帯電話 手持ち不要手段の機能を向上でき、音声信号をラジオやＦＭ受信装置などのスピ ーカより出力させることができる、車両用携帯電話ハンズフリーキットモジュー ルを提供することをその副次的な目的とする。

【００１１】 また、本考案は低工率（１ｍＷ以下）の方式によってＦＭ音声周波数信号を直 接的にラジオやＦＭ送受信装置に伝送できる、車両用携帯電話ハンズフリーキッ トモジュールを提供することをその他の目的とする。

【００１２】

【課題を解決するための手段】

前記の目的を図るために、本考案は主に折り畳み式の携帯電話に応用され、携 帯電話ハンズフリーキット手段をモジュール化することによって携帯電話ハンズ フリーキット手段をそれぞれ異なる携帯電話に適用可能にする車両用携帯電話ハ ンズフリーキットモジュールにおいて、前記携帯電話を支持する支持部と、前記 支持部を合わせて携帯電話を固定する係止片と、上部に前記係止片を収納する穿 孔を有し、且つ前記支持部を収納できる穿孔を有する配置ベースを有するフロン ト・カバーと、ボリューム調整つまみと携帯電話の音声信号を受信するプラグと を有するリア・カバーと、前記フロント・カバーと前記リア・カバーとの間に収 納される電気回路基板などを少なくとも具備するとともに、前記電気回路基板に はＦＭ音声周波数伝送モジュールを有し、携帯電話の音声信号をＦＭ音声周波数 信号に転換して伝送し、当該モジュールには、外部の携帯電話の音声周波数信号 を受信すると共に、信号を拡大する信号拡大電気回路と、信号拡大電気回路の信 号をＦＭ音声周波数信号になるように調製するためのＦＭ調製モジュールと、前 記ＦＭ調製モジュールの生成するＦＭ音声周波数信号における不要なノイズを除 去するフィルタと、前記フィルタによる処理後の信号を発信する発射アンテナと を少なくとも含む車両用携帯電話ハンズフリーキットモジュールを提供する。

【００１３】

【考案の実施の形態】

図１に示すのは本考案の提供する車両用携帯電話ハンズフリーキットモジュー ルであり、そのうち、ＦＭ音声周波数伝送モジュール１には主に信号拡大電気回 路１１とＦＭ調製モジュール１２とフィルタ１３と発射アンテナ１４とを有し、 携帯電話ハンズフリーキットモジュールが携帯電話の音声信号を受信してから本 考案に送信し、本考案の受信する音声信号がまず信号拡大装置１１によって信号 を拡大し、それからＦＭ調製モジュール１２によってＦＭ音声周波数信号に転換 し、最後にフィルタ１３によって不必要的なノイズを除去すると共に、アンテナ １４によって低工率の方式（１ｍＷ）によりＦＭ音声周波数信号を直接的にレジ オまたはＦＭ送受信装置に伝送し、それらのラジオやＦＭ送受信装置におけるラ ッパやスピーカより音声を発声させる。

【００１４】 また、図２と図３（Ａ）と図３（Ｂ）と図４に示すように、それらは本考案を 携帯電話ハンズフリーキットモジュールに応用する場合を示す説明図及び実施例 図である。一般にハンズフリーキット手段２は携帯電話のマイクの信号と音声周 波数信号を受信し、ハンズフリーキット手段２がマイク信号を受信してから信号 拡大器２１を介して信号を拡大し、且つ拡大後の信号と音声周波数信号を共に半 分／全体ダブル・ワーク切換装置２２によって処理し、且つ処理後の信号を音声 周波数拡大装置２３に送信して拡大し、またスピーカ２４より音声を発声させる 。発生のボリュームに対しボリューム調整つまみ２５によって制御する。本考案 のコードレス伝送のハンズフリーキット手段のＦＭ音声周波数伝送モジュール１ を導入後、前記半分／全体ダブル・ワーク切換装置２２によって処理した後の信 号も本考案のＦＭ音声伝送モジュール１を介して且つ車両におけるラジオまたは ＦＭ送受信装置のラッパやスピーカより出力する。且つ充電制御スイッチ２８に よって充電電気回路２７の電源が携帯電話に伝導して充電を制御でき、前記充電 制御スイッチ２８にはＬＥＤが設けられ、当該充電制御スイッチにおけるＬＥＤ の光色よりハンズフリーキット手段が充電状態にあるかどうかを識別できる。本 考案のＦＭ音声周波数伝送モジュール１をハンズフリーキット手段に応用される 場合に、ユーザーのニーズに従って音声をハンズフリーキット手段より発声させ るか、車両上のラジオまたはコードレスイヤホンより送り出すことを自由に選択 できる。また、本考案はモジュール化の構造であり、本考案のコードレス伝送の 携帯電話ハンズフリーキット手段ＦＭ音声周波数モジュール１を単独的に前記ハ ンズフリーキット手段に配置する場合、元来のハンズフリーキット手段の機能を 向上できる。また、元のハンズフリーキット手段内の電気回路基板２６に予めＦ Ｍ音声周波数伝送モジュール１を配置するためのスペースを保留する場合、製造 の際、ユーザーのニーズに従って本考案のコードレス伝送のハンズフリーキット 手段ＦＭ音声周波数モジュール１をハンズフリーキット手段２内の電気回路基板 ２６に設けることができ、ＦＭ音声周波数伝送の機能を増進できる。

【００１５】 図５（Ａ）と図５（Ｂ）に示すのは本考案の車両用携帯電話ハンズフリーキッ トモジュールの分解図と結合図であり、その中にはフロント・カバー５１とリア ・カバー５２と電気回路基板２６と係止片５３と支持部５４とを含み、前記フロ ント・カバー５１の上部に係止片５３を置き入れるための穿孔が形成され、且つ その下方に受け取り座体５１１に支持部５４を受け取ることができる穿孔を形成 し、前記支持部５４または係止片５３には携帯電話に対し充電を実行できる導電 物５５が配置され、且つ前記受け取り座体５１１に設けられる充電制御スイッチ ２８によって充電電源を携帯電話に導入することを制御し、また、リア・カバー ５１にはボリューム調整つまみ２５と携帯電話の音声を受話するプラグ５６とを 設けるための孔部が形成され、前記プラグ５６がリア・カバー５２中間の適当な 位置より延伸でき、携帯電話の側辺部のいずれかの位置の音源ソケットを挿入で き、フロント・カバー５１とリア・カバー５２によって電気回路基板２６をハン ズフリーキット手段の内部に収納し、且つ係止片５３と支持部５４とボリューム 調整つまみ２８と音声プラグ５６とを固定し、本考案の場合では、係止片５３ま たは支持部５４を置き換えることによって、本考案はいずれの折り畳み式の携帯 電話に適用できるようにすることができる。

【００１６】

【考案の効果】

本考案の提供する車両用携帯電話ハンズフリーキットモジュールと前記引用例 と他の従来技術と比較する場合、さらに下記のような優れる点を有する： １．本考案は車両用携帯電話ハンズフリーキットモジュールを提供し、単に係止 片と支持部のモジュールを変更すればそれぞれ異なるブランドまたはそれぞれ異 なる仕様の折り畳み式携帯電話を適用できる。 ２．本考案は車両用携帯電話ハンズフリーキットモジュールを提供し、音声信号 をＦＭ信号に転換するための電気回路をモジュール化することができる。 ３．本考案は、車両用携帯電話ハンズフリーキットモジュールを提供し、一般の 携帯電話ハンズフリーキット手段に配置でき、携帯電話ハンズフリーキット手段 の機能を向上でき、音声信号をラジオやＦＭ送受信装置などのラッパやスピーカ より送り出すことができる。 ４．本考案は、車両用携帯電話ハンズフリーキットモジュールを提供し、それは 低工率の方式（１ｍＷ以下）によってＦＭ音声周波数信号を直接的にラジオやＦ Ｍ送受信装置などに伝送できる。

【００１７】 また、前記に詳細に説明したのは、本考案のある実行可能な実施例の具体的な 説明に過ぎず、当該実施例は本考案の権利主張範囲を制限するためのものではな く、本考案の技術精神を逸脱しないように実施するすべての相同効果の実施や変 更などがすべて本考案の主張範囲内に納入されるべきことは言うまでもないこと である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の車両用携帯電話ハンズフリーキット
モジュールの電気回路を示すブロック図である。

【図２】 ＦＭ音声周波数伝送モジュールと充電制御ス
イッチを携帯電話ハンズフリーキット手段に応用される
場合を示す電気回路説明図である。

【図３】 （Ａ）、（Ｂ）は共に本考案の車両用携帯電
話ハンズフリーキットモジュールの実施例を示す説明図
である。

【図４】 本考案の車両用携帯電話ハンズフリーキット
モジュールと他のコードレス伝送装置との応用実施例を
示す説明図である。

【図５】 （Ａ）は本考案の車両用携帯電話ハンズフリ
ーキットモジュールを示す分解図であり、（Ｂ）は本考
案の車両用携帯電話ハンズフリーキットモジュールを示
す結合図である。

【符号の説明】

１ ＦＭ音声周波数伝送モジュール ２ 携帯電話ハンズフリーキット手段 １１ 信号拡大電気回路 １２ ＦＭ調製モジュール １３ フィルタ １４ 発射アンテナ ２１ 信号拡大器 ２２ 半部／全体ダブル・ワーク切換装置 ２３ 音声周波数拡大装置 ２４ スピーカ ２５ ボリューム調整つまみ ２６ 電気回路基板 ２７ 充電電気回路 ２８ 充電制御スイッチ ５１ フロント・カバー ５２ リア・カバー ５３ 係止片 ５４ 支持部 ５５ 導電物 ５６ プラグ ５１１ 受け取り座体

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 主に折り畳み式の携帯電話に応用され、
   携帯電話ハンズフリーキット手段をモジュール化するこ
   とによって携帯電話ハンズフリーキット手段をそれぞれ
   異なる携帯電話に適用可能にする車両用携帯電話ハンズ
   フリーキットモジュールにおいて、 前記携帯電話を支持する支持部と、 前記支持部を合わせて携帯電話を固定する係止片と、 上部に前記係止片を収納する穿孔を有し、且つ前記支持
   部を収納できる穿孔を有する配置ベースを有するフロン
   ト・カバーと、 ボリューム調整つまみと携帯電話の音声信号を受信する
   プラグとを有するリア・カバーと、 前記フロント・カバーと前記リア・カバーとの間に収納
   される電気回路基板などを少なくとも具備することを特
   徴とする、車両用携帯電話ハンズフリーキットモジュー
   ル。
2. 【請求項２】 前記電気回路基板にはＦＭ音声周波数伝
   送モジュールを有し、携帯電話の音声信号をＦＭ音声周
   波数信号に転換して伝送し、当該モジュールには、 外部の携帯電話の音声周波数信号を受信すると共に、信
   号を拡大する信号拡大電気回路と、 信号拡大電気回路の信号をＦＭ音声周波数信号になるよ
   うに調製するためのＦＭ調製モジュールと、 前記ＦＭ調製モジュールの生成するＦＭ音声周波数信号
   における不要なノイズを除去するフィルタと、 前記フィルタによる処理後の信号を発信する発射アンテ
   ナとを少なくとも含むことを特徴とする、請求項１に記
   載の車両用携帯電話ハンズフリーキットモジュール。
3. 【請求項３】 さらに充電制御スイッチを設け、当該充
   電制御スイッチにおけるＬＥＤの光色に基づいて携帯電
   話ハンズフリーキット手段の充電状態を識別できるよう
   にすることを特徴とする、請求項１に記載の車両用携帯
   電話ハンズフリーキットモジュール。