JP3093047U - 疑似餌 - Google Patents

疑似餌

Info

Publication number
JP3093047U
JP3093047U JP2002006089U JP2002006089U JP3093047U JP 3093047 U JP3093047 U JP 3093047U JP 2002006089 U JP2002006089 U JP 2002006089U JP 2002006089 U JP2002006089 U JP 2002006089U JP 3093047 U JP3093047 U JP 3093047U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
woven fabric
pseudo bait
fish
pseudo
bait
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002006089U
Other languages
English (en)
Inventor
チョイ エリック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Duel Co Inc
Original Assignee
Duel Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Duel Co Inc filed Critical Duel Co Inc
Priority to JP2002006089U priority Critical patent/JP3093047U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3093047U publication Critical patent/JP3093047U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 本物の小魚のような自然な光沢を有する鱗を
備えた疑似餌を提供する。 【解決手段】 魚釣り用の疑似餌であって、外形が魚に
模して形成された疑似餌本体1と、該疑似餌本体1の外
周面に貼着された織物生地2と、該織物生地2の織り目
が埋まるように、織物生地2の表面に光沢を有する塗膜
3とを備えた。 【効果】 塗膜3の表面に織物生地2の織り組織及び繊
維の太さや形状に対応して小さな凸部及び凹部が形成さ
れ,この小さな凸部が本物の小魚の鱗に模したものとな
り,小さな凸部の光沢が本物の小魚の小さな鱗の光沢に
似たものとなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、魚釣り用の疑似餌に関し、特に、鱗模様を有する魚に模した疑似餌 に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、魚釣り用の疑似餌として小魚に模したものが周知である。この種の 疑似餌としては、外形を小魚に模して形成された疑似餌本体の外周面に人工的な 鱗(以下、人工鱗いう)が形成されたものがある。
【0003】 この人工鱗は、疑似餌本体の外周面に交差した複数のライン状の溝(凹部)を 形成することにより得られる複数の凸部分のそれぞれにより形成されている。こ の人工鱗は、疑似餌本体の外周面に所定の模様を施した状態で光沢のある透明な 塗料を塗布したり、所定の模様が印刷された反射シートを、疑似餌本体の外周面 の凹凸形状に沿って貼着したりすることで、光沢のある(光を反射する)立体的 なものになっている。なお、疑似餌の外周面に形成されたライン状の複数の溝は 、該疑似餌を形成する金型の型内にライン状の凸部を形成することにより、疑似 餌を成形すると同時に形成される場合や、均一な外周面を有する疑似餌本体に対 して削り加工することにより形成される場合がある。
【0004】 この疑似餌で魚釣りを行うと、疑似餌の形状及び立体的な人工鱗の光沢(光の 反射)により、釣りの対象となる魚が疑似餌を本当の小魚と認識して誘い出され 、その疑似餌に食い付く。そうすると、疑似餌に取り付けられた釣り針に魚が引 っ掛かり、その魚を釣り上げることができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の如く、上記疑似餌の人工鱗は、金型の型として形成され たライン状の凸部や、削り加工等によって複数のライン状の溝を形成することに より得られるため、金型の製作や疑似餌本体に対する削り加工等の加工精度の制 限等により、人工鱗を所定の大きさより小さくすることが困難であり、しかも人 工的で均一な形状となってしまうことが多い。このため、小魚を模した疑似餌の 人工鱗が、疑似餌自体の大きさに対して大きな場合があり、その人工鱗の光沢が 本当の魚の鱗の光沢よりも輝き過ぎたり、光の反射が単調なものになったりして 不自然な場合があった。
【0006】 したがって、上記疑似餌では、釣りの対象となる魚が警戒してしまい、その魚 を釣り上げるどころか、誘い出すことさえできない場合があった。
【0007】 そこで、本考案は、斯かる実情に鑑み、本物の小魚のような自然な光沢を有す る鱗を備えた疑似餌を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案にかかる疑似餌は、請求項1記載の如く、魚釣り用の疑似餌であって、 外形が魚に模して形成された疑似餌本体1と、該疑似餌本体1の外周面に貼着さ れた織物生地2と、該織物生地2の織り目が埋まるように、織物生地2の表面に 形成された光沢を有する塗膜3とを備えたことを特徴とする。なお、ここで織物 生地2とは、織物を含むほかに織物を構成する繊維と略同様の繊維で編んだ編み 物も含む概念であり、織り目とは、編み目を含む概念である。
【0009】 上記構成の疑似餌によれば、疑似餌本体1の外周面に貼着された織物生地2の 表面に光沢のある塗膜3が形成されているので、塗膜3の表面に織物生地2の織 り組織及び繊維(繊維の太さや形状)に対応して小さな凸部及び凹部が形成され 、この小さな凸部が本物の小魚の鱗に模したものとなる。これにより、小さな凸 部の光沢(光の反射)が、本物の小魚の小さな鱗の光沢(光の反射)に似たもの となる。さらに、塗膜を介して視認される織物生地2の繊維の素材感や、織り組 織等により、本物の小魚の鱗のようなザラツキ感をも醸し出すことができる。こ れにより、対象魚が警戒心を覚えることが少なくなり、多くの魚を誘い、また釣 り上げることができる。
【0010】 また、請求項2記載の如く、前記疑似餌本体1は、揺動可能に設けられた釣り 針12を備えても、塗膜3が、織物生地2の織り目を埋めた状態で形成されてい るので、キャスティング時に揺動する釣り針12が織物生地2(繊維)に引っ掛 からず、円滑なキャスティングが可能である。
【0011】 さらに、請求項3記載の如く、前記織物生地2の表面側には、所定の模様が印 刷されるとともに、塗膜3は、透明な樹脂塗料により形成されれば、塗膜3を介 して織物生地2に印刷された所定の模様を確実に視認することができ、釣り上げ る対象となる魚の興味を引くことができる。これにより、魚を高い確率で誘い出 して釣り上げることができる。なお、ここで所定の模様とは、釣り上げる対象と なる魚が警戒心を覚えることなく、且つ興味を持つ模様をいい、例えば釣り上げ る対象となる魚が好物とする各種小魚の外観(特に鱗部分)の模様に模したもの 等をいう。
【0012】 また、請求項4記載の如く、前記織物生地2は、疑似餌本体1の前端部以外の 外周面に貼着されてもよい。このようにすれば、疑似本体1の前端部、すなわち 鱗のない魚の頭部に相当する部分に、塗膜3の表面に光沢のある複数の凸部(鱗 )を形成する織物生地2が位置しないので、本物の魚の態様にさらに近づけるこ とができる。
【0013】 また、請求項5記載の如く、前記疑似餌本体1の内部には、中空部9が形成さ れるとともに、該中空部には、錘10が移動可能に収容されてもよい。このよう に疑似餌本体1の外周面に織物生地2を貼着し、且つ疑似餌本体1に移動可能に 錘10が収容されれば、錘10の移動に伴う錘10と中空部9を形成する周壁と の衝突による衝突音の反響を織物生地2によって吸収して抑えることができる。 これにより、錘10の移動に伴う音が対象魚の警戒する不自然な音になるのを防 止した上で、錘10の移動に伴う音によっても釣り上げる対象となる魚を誘うこ とができ、その魚を高い確率で釣り上げることができる。
【0014】 さらに、請求項6記載の如く、前記中空部9は、疑似餌本体1の前後方向に形 成されるとともに、前記錘10が前後方向に移動可能に収容されれば、錘10を 疑似餌本体1の後端側に移動させることができるので、キャスティング時に生じ る遠心力を錘10に作用させて、疑似餌を遠方に投げることができる。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一実施形態にかかる疑似餌について、添付図面を参照して説明 する。
【0016】 本実施形態にかかる疑似餌(ルアー)は、小魚に模したいわゆるプラグである 。該ルアーは、図1及び図2に示す如く、外観が釣り上げの対象となる魚(以下 、対象魚という)が興味を持つ所定の小魚に模した形状をなしている。
【0017】 該ルアーは、所定の小魚の外形に模して形成された疑似餌本体1と、該疑似餌 本体1の外周面に貼着された織物生地2と、該織物生地2の表面に形成された光 沢のある透明な塗膜3とで構成されている。
【0018】 前記疑似餌本体1は、一対の分割片4a,4bにより構成されている。該一対 の分割片4a,4bのそれぞれは、疑似餌本体1を前端(小魚における頭部の先 端に相当する部分)から後端(小魚における尾の後端に相当する部分)に向けて 左右に分割した対称な形状に設定された樹脂成形品である。該一対の分割片4a ,4bのそれぞれの前端部の外表面には、樹脂製の義眼5が貼着されている。
【0019】 したがって、該一対の分割片4a,4bは、それぞれを組み合わせることで、 外形が所定の小魚に模した疑似餌本体1となるように構成されている。
【0020】 また、図3に示す如く、一対の分割片4a,4bのそれぞれの前端部における 下部には、前方に向けて先下りに傾斜した傾斜片6が延設されており、一対の分 割片4a,4bを組み合わせて疑似餌本体1を形成した際に、傾斜片6同士で上 下面を形成して前方に向けて延出するとともに、先下りに傾斜した水流抵抗板7 (図1)が形成されるようになっている。
【0021】 一対の分割片4a,4bのそれぞれにおける組み合わせ面には、疑似餌本体1 の略中央部(小魚の腹部に相当する部分)から後端部に向けて断面角形の溝8が 形成されている。該溝8は、一対の分割片4a,4bを組み合わせることで、断 面略正方形状の角柱状の中空部である穴9を形成するようになっている。該穴9 には、遊泳中に該ルアーのバランスをとるとともに、対象魚を誘い出すための音 を出すべく、球状の錘10,10,10a(いわゆる、ラトル)が三つ直列で前 後方向(ルアーの前端乃至後端方向)に移動可能に内装されている。この三つの ラトル10のうち後端側に位置するラトル10aは、磁石により構成されている (以下、このラトルをマグネットラトルという)。また、穴9内で前端側に移動 したマグネットラトル10aの配置位置に対応するように、穴9の下部に金属板 18が設けられている。このように構成されることで、ルアーを遊泳させた際に 、ラトル10,10,10aが穴9内で前端側に移動し、マグネットラトル10 aが金属板18に吸着してその位置で保持されるとともに、前端側の二つのラト ル10,10がその位置で微小に移動可能となっている。
【0022】 また、該疑似餌本体1は、釣り糸を括り付ける通輪11と、碇状の釣り針12 を取り付けるフック13とを備えている。該通輪11は、疑似餌本体1の前端に 設けられ、前記フック13は、疑似餌本体1の略中央部の下部、及び後端に設け られている。該通輪11及びフック13は、一本の金属棒14の両端、及び中央 部を適宜折り曲げて形成されたU字部分である。該金属棒14は、各U字部分が 疑似餌本体1から外部に露呈するように、一対の分割片4a,4bの前記溝8の 下方で前後方向に形成された金属棒内装用溝15に嵌め込まれ、一対の分割片4 a,4b同士が組み合されることで取り付けられている。
【0023】 前記織物生地2は、図4(イ)に示す如く、繊維LV1,LV2,LVi…,LH1, LH2,LHi…を格子状に織った布地であり、面方向に伸縮性を有している。該織 物生地2は、疑似餌本体1における小魚の鱗部分に相当する(ルアーの頭部に相 当する部分を除く)外周面に貼着し得るように所定形状に裁断されたものである 。該織物生地2は、表面(疑似餌本体1に貼着される面に対して反対の面)に対 象魚が好む模様が印刷されている。この対象魚が好む模様は、対象魚が好物とす る小魚の鱗部分の模様や、経験において対象魚が興味を持つと思われる模様など である。伸縮性を有する織物生地2としては、長手方向に伸縮可能な繊維で織ら れたものや、面方向に伸縮可能な織り組織で構成されたものなどを採用すること ができる。
【0024】 前記塗膜3は、光沢のある透明な樹脂塗料により形成されたものである。この 塗膜3は、図4(ロ)に示す如く、前記樹脂塗料を疑似餌本体1に貼着された織 物生地2の織り目を埋めるように、織物生地2の表面に少なくとも一回以上塗布 して乾燥固化することにより、織物生地2の表面に形成したものである。このよ うに形成された塗膜3は、織物生地2の織り組織、及び織物生地2を構成する繊 維の太さ等に対応した光沢ある凹凸状の曲面を形成している。この塗膜3におけ る凹凸は、織物生地2の織り組織及び繊維の太さ等に対応して面方向に形成され た不均一な複数の小さな凸部16及び凹部17によって形成されており、該凸部 16が、小魚の鱗に相当する。
【0025】 上記構成のルアーによれば、疑似餌本体1の外周面に、所定の模様が印刷され た織物生地2が貼着されるとともに、該織物生地2の織り目を埋めるように、該 織物生地2の表面に光沢のある塗膜3を形成することで、塗膜3の表面に織物生 地2の織り組織及び繊維の形状に対応して小さな複数の凸部16及び凹部17が 面方向に形成されるので、小魚を模したルアーの大きさに対応した小さな凸部1 6(人工的な鱗)が外表面に形成されることとなる。これにより、ルアー(小魚 )の大きさに対応した大きさの凸部16で反射した光が、本物の小魚の小さな鱗 で反射した光と似たものとなる。さらに、織物生地2の織り組織に対応して塗膜 3の表面が凸部16及び凹部17により凸凹した曲面となるので、ルアーの外周 面に本物の小魚の鱗に似たザラツキ感をも醸し出すことができる。
【0026】 さらに、織物生地2に所定の模様を印刷し、該織物生地2の表面に形成した塗 膜3を透明なものとしたので、塗膜3を介して所定の模様を確実に視認すること ができ、これによってルアーの外観視における色彩及び模様を、対象魚の好む小 魚に似たリアルなものとすることができる。
【0027】 さらに、疑似餌本体1の内部に穴9を前後方向に形成し、球状のラトル10を 該穴9内で前後方向に移動可能に収容したので、キャスティング時等に生じるル アーへの遠心力により、金属板18によるマグネットラトル10aの保持が解除 され、三つのラトル10,10,10aを疑似餌本体1の後端側に移動させるこ とができる。これにより、ラトル10,10,10aが釣り竿の先から少しでも 遠い位置に位置することとなり、キャスティング時の遠心力がラトル10,10 ,10aに作用してルアーを遠方に向けて投げることができる。また、ルアーが 水中に潜ると、穴9の前端側が後端側に比して下方に位置することとなり、キャ スティング時に後端側に位置したラトル10,10,10aが前端側に移動し、 マグネットラトル10aが金属板18に吸着(磁着)して保持される。これによ り、ルアーがバランス状態を保って遊泳し得る位置(略重心位置)でラトル10 ,10,10aを保持することができるとともに、前端側に位置する二球のラト ル10,10と穴9の周壁との衝突音により対象魚を誘うことができる。
【0028】 また、疑似餌本体1の外周面に織物生地2を貼着したことで、ラトル10,1 0が穴9の周壁に衝突して発生する衝突音の反響を織物生地2で減衰させて吸収 させることができ、対象魚が警戒せずに興味を持つ音のみを外部に出すことがで きる。
【0029】 さらに、ルアーの頭部の下端に板状の水流抵抗板7を設けたので、ルアーを本 物の小魚に似た挙動で遊泳させることができる。
【0030】 このように、ルアーの鱗部分の光沢、光の反射をルアーの大きさに対応して小 さくして自然なものにするとともに、外観視の模様等を小魚に似たものにし、さ らにラトル10の移動に伴う音を自然なものとすることができるので、対象魚が ルアーに対して警戒することなく誘い出され、その対象魚を釣り上げることがで きる。
【0031】 また、該疑似餌本体1に貼着した織物生地2の織り目が埋まるように、該織物 生地2の表面に塗膜3を形成したので、キャスティングするに際し、疑似餌本体 1のフック13に揺動可能に取り付けられた碇状の釣り針12が、織物生地2の 繊維に引っ掛かるのを防止することができ、円滑なキャスティングを可能にする ことができる。
【0032】 また、織物生地2を面方向に伸縮性を有するものを採用したので、このルアー を製造するに際し、織物生地2を疑似餌本体1の外周形状に対応させた状態で容 易に貼着することができる。また、所定の模様が印刷された織物生地2を疑似餌 本体1に貼着するので、織物生地2を貼着した疑似餌本体1に色付けを行う必要 がなく、透明な樹脂塗料をコーティングとして塗布するだけでよい。このため、 上記作用及び効果を有するルアーの量産が可能となる。
【0033】 尚、本考案の疑似餌は、上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の要 旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0034】 本実施形態において、疑似餌本体1を樹脂により形成したが、疑似餌本体1は 樹脂製のものに限定されるものではなく、金属製のものや木製のものなどであっ てもよい。したがって、本考案にかかる疑似餌は、プラグに限定されるものでは なく、例えば、金属片を魚の形状にしたいわゆるスプーンの外周面に織物生地を 貼着するとともに、該織物生地の表面に塗膜を形成するようにしてもよい。
【0035】 本実施形態において、織物生地2に平面方向に伸縮性を有するものを採用した が、織物生地2は伸縮性を有するものに限定されるものではなく、例えば、伸縮 性の小さい、或いは伸縮性のない織物生地であってもよい。この場合、疑似餌本 体1の外形に対応して織物生地を貼着し得るように、織物生地を裁断することは 勿論のことである。
【0036】 本実施形態において、織物生地2に繊維LV1,LV2,LVi,…LH1,LH2,L Hi …を格子状に織った平織り組織のものを採用したが、これに限定されるもので はなく、織物生地2は、種々の織り方で織られたもの(種々の織り目を有するも の)を採用することができる。また、織物生地2は、織物に限定されるものでは なく、編み物であってもよい。この場合、塗膜3は、編み目を埋めるように編み 物の表面に形成することは勿論のことである。上記織物生地2の繊維及び編み物 の繊維は、疑似餌本体1の大きさに対応して太さ(番手)を決定することが好ま しい。
【0037】 本実施形態において、事前に所定の模様を印刷した織物生地2を疑似餌本体1 に貼着するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、無地の織物 生地を疑似餌本体1に貼着した後に、該織物生地に所定の模様を樹脂塗料でペイ ントするようにしてもよい。この場合、必ずしも透明な樹脂塗料を塗布する必要 はなく、所定模様を描く樹脂塗料で本実施形態にかかる塗膜を形成してもよい。 ただし、樹脂塗料は、固化した際に光沢を有するものとするとともに、本実施形 態と同様に、織物生地の織り目を所定の模様を描く樹脂塗料で埋めるようにする ことは勿論のことである。
【0038】 本実施形態において、所定の模様を印刷した織物生地2を疑似餌本体1に貼着 し、その織物生地2の表面に透明な塗膜3を形成したが、これに限定されるもの ではなく、例えば、外周面が均一な疑似餌本体の外周面に所定の模様をペイント し、該外周面に、前記所定の模様が視認できる織物生地を貼着するとともに、該 織物生地2の表面に透明な塗膜を形成するようにしてもよい。この所定の模様が 視認できる織物生地としては、釣り糸の様な略透明な繊維によって織ったものや 、織り目の荒いもの等を採用することができる。
【0039】 本実施形態において、角柱状の穴9を前後方向に形成してラトル10,10, 10aを前後方向に移動可能に構成したが、これに限定されるものではなく、例 えば、小径な複数のラトルを穴(中空部)に不特定な方向に移動できるように収 容し、ラトル同士、及び穴の周壁とラトルの衝突によって魚を誘う音を出すよう にしたものや、ラトルを単に疑似餌本体1内に固定したもの等であってもよい。
【0040】 本実施形態において、疑似餌本体1に水流抵抗板7を設けるように構成したが 、これに限定されるものではなく、水流抵抗板7は、ルアー(疑似餌本体1)の 形態に応じて適宜設ければよい。
【0041】
【考案の効果】
以上のように、本考案にかかる疑似餌によれば、疑似餌本体の外周面に織物生 地を貼着し、その表面に光沢のある塗膜が形成されているので、疑似餌の表面( 塗膜の表面)に疑似餌の大きさに対応した光沢のある複数の小さな凸部を面方向 に形成することができ、この凸部によって本物の小魚の鱗に似た自然な光沢を出 すことができる。さらに、織物生地の織り組織等により、塗膜の表面に本物の小 魚の鱗のようなザラツキ感も醸し出すことができる。これにより、釣り上げる対 象となる魚が警戒することなく、その魚を高効率で誘い出して釣り上げることが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態にかかる疑似餌(ルアー)
の全体側面図を示す。
【図2】図1におけるA−A断面図を示す。
【図3】同実施形態にかかるルアーの断面側面図を示
す。
【図4】同実施形態にかかる織物生地及び塗膜の状態を
示す状態図であって、(イ)は織物生地の部分拡大平面
図を示し、(ロ)は(イ)におけるB−B断面を示す。
【符号の説明】
1…疑似餌本体、2…織物生地、3…塗膜、4a,4b
…分割片、5…義眼、6…傾斜片、7…水流抵抗板、8
…溝、9…穴(中空部)、10…ラトル(錘)、10a
…マグネットラトル(ラトル)、11…通輪、12…針
り針、13…フック、14…金属棒、15…金属棒内装
用溝、16…凸部、17…凹部、18…金属板

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 魚釣り用の疑似餌であって、外形が魚に
    模して形成された疑似餌本体(1)と、該疑似餌本体
    (1)の外周面に貼着された織物生地(2)と、該織物
    生地(2)の織り目が埋まるように、織物生地(2)の
    表面に形成された光沢を有する塗膜(3)とを備えたこ
    とを特徴とする疑似餌。
  2. 【請求項2】 前記疑似餌本体(1)は、揺動可能に設
    けられた釣り針(12)を備えてなる請求項1記載の疑
    似餌。
  3. 【請求項3】 前記織物生地(2)の表面側には、所定
    の模様が印刷されるとともに、塗膜(3)は、透明な樹
    脂塗料により形成されてなる請求項1又は2記載の疑似
    餌。
  4. 【請求項4】 前記織物生地(2)は、疑似餌本体
    (1)の前端部以外の外周面に貼着されてなる請求項1
    乃至3の何れかに記載の疑似餌。
  5. 【請求項5】 前記疑似餌本体(1)の内部には、中空
    部(9)が形成されるとともに、該中空部には、錘(1
    0)が移動可能に収容されてなる請求項1乃至4の何れ
    かに記載の疑似餌。
  6. 【請求項6】 前記中空部(9)は、疑似餌本体(1)
    の前後方向に形成されるとともに、前記錘(10)が前
    後方向に移動可能に収容されてなる請求項5記載の疑似
    餌。
JP2002006089U 2002-09-26 2002-09-26 疑似餌 Expired - Fee Related JP3093047U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002006089U JP3093047U (ja) 2002-09-26 2002-09-26 疑似餌

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002006089U JP3093047U (ja) 2002-09-26 2002-09-26 疑似餌

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3093047U true JP3093047U (ja) 2003-04-18

Family

ID=43247089

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002006089U Expired - Fee Related JP3093047U (ja) 2002-09-26 2002-09-26 疑似餌

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3093047U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022090948A (ja) * 2020-12-08 2022-06-20 株式会社ヤマリア 疑似餌

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022090948A (ja) * 2020-12-08 2022-06-20 株式会社ヤマリア 疑似餌
JP7315238B2 (ja) 2020-12-08 2023-07-26 株式会社ヤマリア 疑似餌

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8910415B2 (en) Fishing lure with movable parts
US6301823B1 (en) Spoon fishing lure
US5193299A (en) Realistic swimming fish lure
US3359674A (en) Adjustable fishing lure
US5097620A (en) Fishing lure with chum passage
US3855722A (en) Fishing lure construction
US4045903A (en) Artificial fishing lure
US5678350A (en) Fish lure
US20010039753A1 (en) Flesh-like jacket for fishing lures
JP5613932B1 (ja) 魚釣り用のイカ形ソフトルアーとその製造法
US20120174463A1 (en) Swimming frog lure and method
US5926995A (en) Audible fishing lure having a sound emitting chamber
EP2143325A1 (en) Fishing lure having lateral ball movement within a tube
CN101617646A (zh) 钓鱼诱饵
US2467244A (en) Artificial fish bait
JP4005928B2 (ja) 屈曲自在ルアー
US6243982B1 (en) Spinner for spinning lures
US5638631A (en) Fishing lure
US4589222A (en) Fish lure
JP3090416U (ja) ルアー
JP3093047U (ja) 疑似餌
US20030046858A1 (en) Hydrodynamic fish lure
US3762088A (en) Swallow-tail fish lure
US10159231B1 (en) Adjustable geometry fishing lure
JP3208387U (ja) 擬似餌

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S201 Request for registration of exclusive licence

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R324201

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080122

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees