JP3092998B2 - 家庭用ガス配管設備 - Google Patents

家庭用ガス配管設備

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JP3092998B2 JP03264229A JP26422991A JP3092998B2 JP 3092998 B2 JP3092998 B2 JP 3092998B2 JP 03264229 A JP03264229 A JP 03264229A JP 26422991 A JP26422991 A JP 26422991A JP 3092998 B2 JP3092998 B2 JP 3092998B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各家庭に対して設けら
れるガス供給用の本枝管から、前記各家庭内に設備され
ているガス機器に、屋内配管部を介してガスを供給する
家庭用ガス配管設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような家庭用ガス配管設備に
おいては、図2に示すようにガス供給側であるガス供給
用の本枝管3から、メータ5等が設備されたガス配管を
備えた屋内配管部2を介して、そのガス供給圧力を低圧
状態として、ガス機器4まで供給していた。ここで、こ
の供給における屋内配管部のガス圧の状態について検討
すると、図3(ハ)に示すように、ガス供給用の本枝管
3の供給ガス圧P1が最大圧力とされ、ガス機器入口に
於けるガス圧(これは通常このガス機器がその作動(燃
焼)に必要とされる必要ガス圧P2となっている)が、
この屋内配管部の最小ガス圧とされていた。即ち、この
屋内配管部におけるガス圧が必要ガス圧P2以下に降下
することは許容されず、これはむしろ非常に問題のある
こととされていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
なコンセプトに基づいて家庭用ガス配管設備を備えてお
くことは、屋内配管部におけるガス圧を常時必要ガス圧
P2以上に維持しておくことになるので、屋内配管部の
配管が損傷したり配管の接合部が緩んだりしてガス漏れ
が生じた場合は、その必要ガス圧P2以上のガスが勢い
よく漏れ出してしまい、そのガスが部屋の中に急速に充
満して、引火爆発や酸欠などの事態を招く確率が高くな
る欠点がある。
【0004】そこで本願の目的は、必要ガス圧以上のガ
スをガス機器に供給できるようにしながら、屋内配管部
においてガス漏れが生じても、引火爆発や酸欠などの事
態を招きにくい家庭用ガス配管設備を得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的に対する本発明
の特徴構成は、各家庭に対して設けられるガス供給用の
本枝管から、前記各家庭内に設備されているガス機器
に、屋内配管部を介してガスを供給する家庭用ガス配管
設備において、前記屋内配管部として、前記本枝管に於
ける供給ガス圧が、前記ガス機器の必要ガス圧よりも低
く、かつ、大気圧よりも高いガス圧に低下する大きさの
圧力損失を有するものを設け、前記ガス機器のガス入口
に於いてガス圧を前記必要ガス圧以上に昇圧して、前記
ガス機器にガスを供給する昇圧装置を備えた点にあり、
その作用・効果は以下のとおりである。
【0006】
【作用】この家庭用ガス配管設備においては、ガス機器
の必要ガス圧よりも低く、かつ、大気圧よりも高いガス
圧のガスを、屋内配管部を通して、昇圧装置に供給し、
昇圧装置によって必要ガス圧以上に昇圧したガスをガス
機器に供給する。
【0007】
【発明の効果】必要ガス圧以上のガスをガス機器に供給
できるようにしながら、屋内配管部におけるガス圧をガ
ス機器の必要ガス圧よりも低く、かつ、大気圧よりも高
いガス圧に低下させるので、屋内配管部においてガス漏
れが生じても、漏れ出すガスの勢いが弱く、従って、そ
のガスが部屋の中に急速に充満するおそれが従来に比べ
て少ないので、引火爆発や酸欠などの事態を招きにく
い。その上、屋内配管部におけるガス圧が大気圧以下の
場合は、屋内配管部が破損したり緩んだりすると、外部
空気がその屋内配管部に流入して異常燃焼するおそれが
あるが、本発明によれば、屋内配管部におけるガス圧が
大気圧よりも高いので、屋内配管部が破損したり緩んだ
りしても、外部空気がその屋内配管部に流入するおそれ
がなく、ガス機器における異常燃焼を防止できる。ま
た、屋内配管部の圧力損失の主要因が、この屋内配管部
に使用するガス配管の管径によるものである場合は、圧
力損失が大きい細い管を使ってコンパクトに配管でき、
屋内配管部の圧力損失の主要因が、この屋内配管部に介
装される限界オリフィスによるものである場合は、ガス
機器側で事故等が発生し屋内配管部の大気開放状態が発
生しても、あたかも限界オリフィスが家庭内電気回路に
おけるヒューズの役割を果たして、大量のガス漏洩を未
然に防止することができる。
【0008】
【実施例】本願の家庭用ガス配管設備1の実施例を図面
に図面に基づいて説明する。図1には、実施例における
家庭内の配管状態が示されている。そして、図3(イ)
にこの屋内配管部2に於ける本枝管3からガス機器とし
ての湯沸器4までのガス圧の変化が示されている。図1
に示すように、この屋内配管部2は各家庭に対してガス
を供給するために設けられている本枝管3から湯沸器4
等までの間に構成されるものであり、本枝管側からガス
メータ5、限界オリフィス6を備え、さらに前述の湯沸
器4の入口部4iに昇圧装置としてのブースター7を備
えている。また、この屋内配管部2は、単管方式とされ
ており、8A〜10A程度の中細管8が使用される。さ
てこの屋内配管部2における系内でのガス圧の変化につ
いて説明すると、図3(イ)に示すように、本枝管3に
おける供給ガス圧P1は250〜230mmH2 Oであ
り、ブースター出口7o(湯沸器入口4iにおける必要
ガス圧P2)におけるガス圧は230〜215mmH2
O程度である。そして、このブースター7の入口側のガ
ス圧はプラス圧で10〜5mmH2 Oとされている。こ
の状態を換言すると、本枝管3からブースター入口7i
までの屋内配管部の圧力損失が、前述の供給ガス圧P1
と必要ガス圧P2の差よりも大きく選択され、このガス
圧の不足分をブースター7を設けることにより、ガス機
器側においてガスを吸引して補っているのである。ガス
流量Qと配管径Dのケーススタディの結果を表1に示
す。ここでLは配管長である。
【0009】
【表1】
【0010】以下に、このような屋内配管部2の利点に
ついて述べると、従来25A〜16A程度の配管が必要
とされていたのに対して、本実施例の場合はこれよりか
なり細管のものが使用できる。さらに、この設備を採用
したシステムにおいては、従来よりもはるかに多くの内
管圧損分を許容することが可能となったため、本枝管3
側での供給余裕をも大きくすることが可能となった。さ
らに上述の実施例のように、ガスメーター5の直下流側
に限界オリフィス6を備えておくと、ガス機器側で事故
等が発生し屋内配管部2の大気開放状態が発生しても、
あたかも限界オリフィス6が家庭内電気回路におけるヒ
ューズの役割を果たして、大量のガス漏洩を未然に防止
することが可能となっているのである。さらに、メータ
ーも圧損の大きな小型ものを使用できる。
【0011】〔別実施例〕 以下に本願の別実施例について箇条書きする。 (イ)上記の実施例においては、屋内配管部2に限界オ
リフィス6を備える例を示したが、これは必ずしも必要
なものではない。従って、限界オリフィス6を装備しな
い場合は、この限界オリフィス6による圧損を、中細管
8の径を小径化するために使用できる。この場合の系内
のガス圧状態が図3(ロ)に示されている。
【0012】(ロ)従来の配管に対してその管径が小径
となるため、既設配管のある家庭に適応する場合は、本
願の屋内配管部2を構成する配管8を既設配管内に内装
するようにして使用することも可能である。
【0013】(ハ)中細管8の管材としては従来より採
用されてきたものの他、樹脂、中空繊維管、中空SUS
管等、強度基準を許容するものであればいかなるものも
採用可能となり、径の細いものであればある程度可撓性
を備えたものとなる。
【0014】(ニ)配管部2からの漏洩等の問題の対策
として、コンジット管を前もって敷設し、このコンジッ
ト管内に中細管8を内装した二重管システムを採用する
場合は、安全性をさらに高めることが可能となる。
【0015】以上説明したように、本願の設備径におい
ては配管の可撓性、小口径化、コンジット化、省スペー
ス化が達成できるため、屋内配管部2を設計・施工する
にあたり、従来よりも高い自由度が許容されることとな
り、電気配線と同等の基準でこれをおこなうことも可能
となる。
【0016】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の家庭用ガス配管設備の構成を示す図
【図2】従来の家庭用ガス配管設備の構成を示す図
【図3】本願と従来の家庭用ガス配管設備における屋内
配管部に於けるガス供給状態を示す図
【符号の説明】
2 屋内配管部 3 本枝管 4 ガス機器 7 昇圧装置 P1 供給ガス圧 P2 必要ガス圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−202000(JP,A) 特開 昭49−32231(JP,A) 特開 昭61−13100(JP,A) 実開 昭63−30700(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F17D 1/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各家庭に対して設けられるガス供給用の
    本枝管(3)から、前記各家庭内に設備されているガス
    機器(4)に、屋内配管部(2)を介してガスを供給す
    る家庭用ガス配管設備において、前記屋内配管部(2)として、前記本枝管(3)に於け
    る供給ガス圧(P1)が、前記ガス機器(4)の必要ガ
    ス圧(P2)よりも低く、かつ、大気圧よりも高いガス
    圧に低下する大きさの圧力損失を有するものを設け、 前記ガス機器(4)のガス入口に於いてガス圧を前記必
    要ガス圧(P2)以上に昇圧して、前記ガス機器(4)
    にガスを供給する昇圧装置(7)を備えた家庭用ガス配
    管設備。
  2. 【請求項2】 前記屋内配管部(2)の圧力損失の主要
    因が、この屋内配管部(2)に使用するガス配管の管径
    によるものである請求項1記載の家庭用ガス配管設備。
  3. 【請求項3】 前記屋内配管部(2)の圧力損失の主要
    因が、この屋内配管部(2)に介装される限界オリフィ
    ス(6)によるものである請求項1記載の家庭用ガス配
    管設備。
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