JP3092932U - 手提げ補助具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】ビニール製買い物袋の手提げ部に使用して、細
く紐状に変形した手提げ部分が手のひらや腕に食い込む
ことによって生ずる切れるような苦痛をなくすこと。 【解決手段】環状の手提げ枠に買い物袋の手提げ部４を
嵌入可能な溝３が設けられた手提げ補助具１を使用する
ことにより、買い物袋の細い紐状になった手提げ部５を
この溝に引っ掛け、接触面積の大きな手提げ補助具１の
外周を手で握ったり腕にかけたりすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】この考案は、ビニール製の買い物袋の取っ手に関 するものである。

【０００２】

【従来の技術】最近ではスーパー等の店に買い物に行くと、どこの店でも薄 いビニール製の買い物袋に品物を入れて持ち帰るようになっている。この買い物 袋は丈夫で、たくさんの品物を入れても破けることがなく、非常に便利でな袋で ある。 しかしながら、薄くて丈夫なため、たくさんの品物を入れると手提げ部分が細 い紐状になるため、手や腕に食い込んで、痛くて長時間の携帯に苦痛を感じるこ とが多い。このような場合、ハンカチや紙を手の裏や腕に敷いて袋を提げている が、なかなか長時間の携帯には耐えられないと言う不便さを有していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】この考案は、前述した従来のビニール製買 い物袋の手提げ部に使用して、手のひらや腕に掛かる苦痛をなくし、簡単で便利 なビニール製の買い物袋用取っ手を提供しようとするものである。

【０００４】

【考案を解決するための手段】この考案は、環状の手提げ枠に買い物袋の手提 げ部を嵌入可能な溝が設けられた手提げ補助具を使用することにより、買い物袋 の細い紐状になった手提げ部をこの溝に引っ掛け、接触面積の大きな手提げ補助 具の外周を手で握ったり腕にかけたりすることができるのである。 この手提げ補助具を使用することにより、手のひらや腕にビニール袋の手提げ 部が食い込むことがなく、丈夫なビニール袋にたくさんの品物を詰め込んでも、 苦痛がないので安心して買い物ができるのである。

【０００５】

【考案の実施の形態】以下、この考案の実施の形態を図面に基づき説明する 。なお、同一機能を有する部材や構成部分については同一の符号及び同一の符号 に添字を付けて、説明を省略する場合がある。 図１はこの考案の一実施例の外観図で、図１（ａ）は部分断面側面図、図１（ｂ ）はその平面図である。

【０００６】手提げ補助具１は環状の手提げ枠を構成する枠体２から構成 されており、その外周面全体に亘って凹溝３が形成されている。この凹溝３の形 状は図のように鍋底状の凹溝が好ましいが、Ｕ字状の平底溝であっても、要する にこの凹溝の中にビニール製の買い物袋の手提げ部分が紐状体となって嵌入でき る形状と大きさを有していれば良い。

【０００７】他の実施例として、環状の枠体２は板金加工により金属板を 折り曲げて中空のパイプ状補助具に形成し、全体として断面が略Ｃ字状の手提げ 補助具を構成しても良い。

【０００８】また、枠体２の材料は、木材や動物の角や骨材及びプラスチ ックを含む有機材料、陶器や磁器を含む無機材料、鉄や軽金属や合金を含む金属 材料など、あらゆる材料が適用される。

【０００９】図２は、この考案の手提げ補助具の形状の幾つかを例示した もので、（ａ）（ｂ）（ｃ）（ｄ）のように手提げ枠として利用できる環状の枠 体であればどのような形状でも良い。 なお、これらの手提げ枠は、必ずしも連続した一体の環状の枠体として使用す る必要はなく、環状の枠体の一部分のみを利用することによっても、この考案の 目的は達成される。即ち、図１に示すリング状の枠体２を半分に切断して、それ ぞれを独立の手提げ補助具として使用することもできる。また、図２に示す手提 げ補助具の枠体の一部を必要な形状と大きさに切り取り、独立の手提げ補助具と して使用することも可能であって、実施例の形状に限定されるものではない。 もちろん、最初から環状の枠体の部分的な形状構成部分を単独に形成してもこ の考案の技術思想を逸脱するものではない。

【００１０】図３は、この考案の手提げ補助具の使用例を示す外観図であ る。４はビニール製の買い物袋、５はその買い物袋の手提げ部である。 １は、この考案の手提げ補助具で、例えば図１に示す手提げ補助具１の枠体２の 凹溝に買い物袋の手提げ部を嵌入して図のように手で握って提げるのである。 円形の手提げ枠の代わりに、図２に示すような手提げ枠が使用されることは言 うまでもない。これらの手提げ補助具の枠体は、必要に応じていろいろな色に着 色して使用することもできる。

【００１１】

【考案の効果】この考案は、スーパー店などで沢山の買い物をした場合、従来 のビニール製買い物袋の手提げ部分を手提げ補助具の枠体の凹溝に嵌め込んで、 手提げ補助具を介して手提げ部分を握ることにより、ビニール袋の手提げ部分が 手や腕に食い込んで、手のひらや腕が切れそうに痛くなる苦痛を解消することが できる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施例の外観図である。

【図２】この考案の手提げ補助具の形状の幾つかを例示
したものである。

【図３】この考案の手提げ補助具の一使用例を示す外観
図である。

【符号の説明】

１・・・手提げ補助具 ２・・・枠体 ３・・・溝 ４・・・ビニール製買い物袋 ５・・・買い物袋の手提げ部分

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】環状の手提げ枠に買い物袋の手提げ部を嵌
   入可能な凹溝が設けられていることを特徴とする手提げ
   補助具。
2. 【請求項２】凹溝は環状の手提げ枠の全周に沿って設け
   られていることを特徴とする請求項１記載の手提げ補助
   具。
3. 【請求項３】環状の手提げ枠は中空のパイプ状枠体から
   形成されたことを特徴とする請求項２記載の手提げ補助
   具。
4. 【請求項４】手提げ枠は有機材料、無機材料又は金属材
   料のいずれか又はそれらの組み合わせによって構成され
   ていることを特徴とする請求項１，２，又は３記載の手
   提げ補助具
5. 【請求項５】凹溝を形成した環状の手提げ枠の一部のみ
   を利用したことを特徴とする請求項１、２、３又は４記
   載の手提げ補助具。