JP3092545B2 - Fft演算回路 - Google Patents
Fft演算回路Info
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- JP3092545B2 JP3092545B2 JP09114114A JP11411497A JP3092545B2 JP 3092545 B2 JP3092545 B2 JP 3092545B2 JP 09114114 A JP09114114 A JP 09114114A JP 11411497 A JP11411497 A JP 11411497A JP 3092545 B2 JP3092545 B2 JP 3092545B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速フーリエ変換
回路におけるFFT演算回路に関する。
回路におけるFFT演算回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、FFT演算回路は一般に、バタフ
ライ演算回路により構成され、例えば、基数4のバタフ
ライ演算回路は、データ点数Nが4のべき乗の場合のF
FT演算回路に使用される。
ライ演算回路により構成され、例えば、基数4のバタフ
ライ演算回路は、データ点数Nが4のべき乗の場合のF
FT演算回路に使用される。
【0003】図2は、基数4のバタフライ演算のアルゴ
リズムの模式図である。図2中の付号x(0), ・・・,x
(3)は入力、付号X(0), ・・・,X(3)は中間結果、付号X'
(0),・・・ ,X'(3)は出力を表す。入力信号x(0), ・・
・,x(3)は、FFTアルゴリズムに基づいてデータ点数
Nの中から選択される。バタフライ演算部2は、バタフ
ライ基本演算部21と捻じり係数乗算部31とから構成
される。なお、捻じり係数乗算部31中の付号Wk は、
捻じり係数と呼ばれ、次式で与えられる。 Wk = exp(-2πk/N)
リズムの模式図である。図2中の付号x(0), ・・・,x
(3)は入力、付号X(0), ・・・,X(3)は中間結果、付号X'
(0),・・・ ,X'(3)は出力を表す。入力信号x(0), ・・
・,x(3)は、FFTアルゴリズムに基づいてデータ点数
Nの中から選択される。バタフライ演算部2は、バタフ
ライ基本演算部21と捻じり係数乗算部31とから構成
される。なお、捻じり係数乗算部31中の付号Wk は、
捻じり係数と呼ばれ、次式で与えられる。 Wk = exp(-2πk/N)
【0004】捻じり係数乗算部31では、4入力の内、
3個の入力に対して捻じり係数Wkを乗ずる。捻じり係
数Wk の値は、FFTアルゴリズムに基づいて決まって
いる。その数学的な求め方については、例えば、文献
“FFTの使い方”(安居院猛著、秋葉出版刊)に詳し
く記載されている。基数4のバタフライ基本演算部21
では、4点の入力データに対して離散フーリエ変換を行
う。4点の離散フーリエ変換の式を下記の式(1)式に
示す。
3個の入力に対して捻じり係数Wkを乗ずる。捻じり係
数Wk の値は、FFTアルゴリズムに基づいて決まって
いる。その数学的な求め方については、例えば、文献
“FFTの使い方”(安居院猛著、秋葉出版刊)に詳し
く記載されている。基数4のバタフライ基本演算部21
では、4点の入力データに対して離散フーリエ変換を行
う。4点の離散フーリエ変換の式を下記の式(1)式に
示す。
【0005】
【数1】
【0006】また、4点の離散フーリエ変換式(1)を
展開した式を式(2)、(3)、(4)、(5)に示
す。
展開した式を式(2)、(3)、(4)、(5)に示
す。
【0007】 X(0)= x(0)W0+x(1)W0+x(2)W0+x(3)W0=x(0)+x(1)+x(2)+x(3) …(2) X(1)= x(0)W0+x(1)W-1+x(2)W-2+x(3)W-3=x(0)-jx(1)-x(2)+jx(3) …(3) X(2)= x(0)W0+x(1)W-2+x(2)W-4+x(3)W-6=x(0)-x(1)+x(2)-x(3) …(4) X(3)= x(0)W0+x(1)W-3+x(2)W-6+x(3)W-9=x(0)+jx(1)-x(2)-jx(3) …(5)
【0008】実際の回路では、入力データx(0), ・・
・,x(3)の実数部データと虚数部データが入力され、出
力データX(0), ・・・,X(3)の実数部データと虚数部デ
ータが出力される。付号a0, ・・・,a3をそれぞれ入力
データ信号x(0), ・・・,x(3)の実数部データ、付号b0,
・・・,b3を虚数部データ、付号A0, ・・・,A3をそれ
ぞれ出力データX(0), ・・・,X(3)の実数部データ、付
号B0, ・・・,B3を虚数部データとすると、式(2)、
(3)、(4)、(5)は次の式(6)、(7)、
(8)、(9)のように変形できる。
・,x(3)の実数部データと虚数部データが入力され、出
力データX(0), ・・・,X(3)の実数部データと虚数部デ
ータが出力される。付号a0, ・・・,a3をそれぞれ入力
データ信号x(0), ・・・,x(3)の実数部データ、付号b0,
・・・,b3を虚数部データ、付号A0, ・・・,A3をそれ
ぞれ出力データX(0), ・・・,X(3)の実数部データ、付
号B0, ・・・,B3を虚数部データとすると、式(2)、
(3)、(4)、(5)は次の式(6)、(7)、
(8)、(9)のように変形できる。
【0009】 A0 = a0+a1+a2+a3 B0 = b0+b1+b2+b3 …(6) A1 = a0+b1-a2-b3 B1 = b0-a1-b2+a3 …(7) A2 = a0-a1+a2-a3 B2 = b0-b1+b2-b3 …(8) A3 = a0-b1-a2+b3 B3 = b0+a1-b2-a3 …(9)
【0010】図3は、基数4のバタフライ基本演算部の
従来回路4のブロック図である。この従来回路例は、特
開平6−342449の図7、図8に基づいている。バ
タフライ基本演算部は、X(0)を出力とする演算部41、
X(1)を出力とする演算部42、X(2)を出力とする演算部
43、X(3)を出力とする演算部44から構成される。
従来回路4のブロック図である。この従来回路例は、特
開平6−342449の図7、図8に基づいている。バ
タフライ基本演算部は、X(0)を出力とする演算部41、
X(1)を出力とする演算部42、X(2)を出力とする演算部
43、X(3)を出力とする演算部44から構成される。
【0011】図4は、X(1)を出力とする演算部42の詳
細回路図である。出力信号A1,B1 は次の演算を施すこと
により求められる。
細回路図である。出力信号A1,B1 は次の演算を施すこと
により求められる。
【0012】 A1 = (a0+b1)-(a2+b3) B1 = (b0-a1)+(-b2+a3)
【0013】図4の上側の3つの2入力加算器421、
422、423から実数部A1が得られ、下側の3つの2
入力加算器424、425、426から虚数部B1が得ら
れる。図4を参照すると、X(1)を出力とする演算部42
は6個の2入力加算器421、422、423、42
4、425、426から構成されている。同様に、X
(0),X(2),X(3)を出力とする演算部41、43、44も
6個の2入力加算器から構成される。図3を参照する
と、従来の基数4のバタフライ基本演算回路4は、4つ
の演算部41、42、43、44を持ち、各演算部は6
個の2入力加算器から構成されるので、全体で24個の
2入力加算器から構成されている。
422、423から実数部A1が得られ、下側の3つの2
入力加算器424、425、426から虚数部B1が得ら
れる。図4を参照すると、X(1)を出力とする演算部42
は6個の2入力加算器421、422、423、42
4、425、426から構成されている。同様に、X
(0),X(2),X(3)を出力とする演算部41、43、44も
6個の2入力加算器から構成される。図3を参照する
と、従来の基数4のバタフライ基本演算回路4は、4つ
の演算部41、42、43、44を持ち、各演算部は6
個の2入力加算器から構成されるので、全体で24個の
2入力加算器から構成されている。
【0014】従来の基数4のバタフライ基本演算回路4
は、出力信号X(0), ・・・,X(3)を求める演算をそれぞ
れ独立に行うことが特徴である。
は、出力信号X(0), ・・・,X(3)を求める演算をそれぞ
れ独立に行うことが特徴である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例における基数4のバタフライ基本演算部の回路4
では、出力信号X(0), ・・・,X(3)を求める演算処理を
それぞれ独立に行っている。そのため、基数4のバタフ
ライ基本演算部の回路4は、回路規模が大きくなる問題
点を伴う。
従来例における基数4のバタフライ基本演算部の回路4
では、出力信号X(0), ・・・,X(3)を求める演算処理を
それぞれ独立に行っている。そのため、基数4のバタフ
ライ基本演算部の回路4は、回路規模が大きくなる問題
点を伴う。
【0016】本発明は、回路規模を削減した基数4のF
FT演算回路を提供することを目的とする。
FT演算回路を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明のFFT演算回路は、N点のデータからFF
Tアルゴリズムに基づいて選択された4点の実数部デー
タa0,a1,a2,a3 と虚数部データb0,b1,b2,b3 により構成
されるデータ(x(0),x(1),x(2),x(3)) を入力とし、この
4点のデータ(x(0),x(1),x(2),x(3)) に対する基数4の
バタフライ基本演算の実数部データA0, ・・・,A3 並び
に虚数部データB0, ・・・,B3 で構成される演算結果X
(0), ・・・,X(3) を出力するFFT演算回路であり、
それぞれ4点から構成される実数部データa 0 ,a 1 ,a 2 ,a 3
および虚数部データb 0 ,b 1 ,b 2 ,b 3 の所定の2点で構成さ
れる第1の実数部データ並びに第2の実数部データ、お
よび第1の虚数部データ並びに第2の虚数部データをそ
れぞれ並列入力とする、4組の加算器並びに減算器群か
ら構成される第1段加減算器、4組の加算器並びに減算
器群の8つの出力のうち、所定の加算器と減算器の出力
の組みをそれぞれ入力とする4組の加算器並びに減算器
群、から構成される第2段加減算器群と、を有する基数
4のバタフライ基本演算回路から成ることを特徴として
いる。
め、本発明のFFT演算回路は、N点のデータからFF
Tアルゴリズムに基づいて選択された4点の実数部デー
タa0,a1,a2,a3 と虚数部データb0,b1,b2,b3 により構成
されるデータ(x(0),x(1),x(2),x(3)) を入力とし、この
4点のデータ(x(0),x(1),x(2),x(3)) に対する基数4の
バタフライ基本演算の実数部データA0, ・・・,A3 並び
に虚数部データB0, ・・・,B3 で構成される演算結果X
(0), ・・・,X(3) を出力するFFT演算回路であり、
それぞれ4点から構成される実数部データa 0 ,a 1 ,a 2 ,a 3
および虚数部データb 0 ,b 1 ,b 2 ,b 3 の所定の2点で構成さ
れる第1の実数部データ並びに第2の実数部データ、お
よび第1の虚数部データ並びに第2の虚数部データをそ
れぞれ並列入力とする、4組の加算器並びに減算器群か
ら構成される第1段加減算器、4組の加算器並びに減算
器群の8つの出力のうち、所定の加算器と減算器の出力
の組みをそれぞれ入力とする4組の加算器並びに減算器
群、から構成される第2段加減算器群と、を有する基数
4のバタフライ基本演算回路から成ることを特徴として
いる。
【0018】また、上記の第1段加減算器群は、実数部
データa0とa2を並列入力とする第1の加算器111並び
に減算器112、実数部データa1とa3を並列入力とする
第2の加算器113並びに減算器114、虚数部データ
b0とb2を並列入力とする第3の加算器115並びに減算
器116、虚数部データb1とb3を並列入力とする第4の
加算器117並びに減算器118、の4組の加算器と減
算器から構成され、第2段加減算器群は、加算器111
並びに加算器113の出力を入力とする第1の加算器1
21、加算器111並びに加算器113の出力を入力と
する第1の減算器123、前記加算器115並びに加算
器117の出力を入力とする第2の加算器125、加算
器115並びに加算器117の出力を入力とする第2の
減算器127、減算器112並びに減算器118の出力
を入力とする第3の加算器122、減算器112並びに
減算器118の出力を入力とする第3の減算器128、
減算器116並びに減算器114の出力を入力とする第
4の加算器126、減算器116並びに減算器114の
出力を入力とする第4の減算器124、から構成される
とよい。
データa0とa2を並列入力とする第1の加算器111並び
に減算器112、実数部データa1とa3を並列入力とする
第2の加算器113並びに減算器114、虚数部データ
b0とb2を並列入力とする第3の加算器115並びに減算
器116、虚数部データb1とb3を並列入力とする第4の
加算器117並びに減算器118、の4組の加算器と減
算器から構成され、第2段加減算器群は、加算器111
並びに加算器113の出力を入力とする第1の加算器1
21、加算器111並びに加算器113の出力を入力と
する第1の減算器123、前記加算器115並びに加算
器117の出力を入力とする第2の加算器125、加算
器115並びに加算器117の出力を入力とする第2の
減算器127、減算器112並びに減算器118の出力
を入力とする第3の加算器122、減算器112並びに
減算器118の出力を入力とする第3の減算器128、
減算器116並びに減算器114の出力を入力とする第
4の加算器126、減算器116並びに減算器114の
出力を入力とする第4の減算器124、から構成される
とよい。
【0019】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よるFFT演算回路の実施の形態を詳細に説明する。図
1を参照すると本発明のFFT演算回路の一実施形態が
示されている。図1は、本発明の第1の実施の形態を示
すブロック図である。
よるFFT演算回路の実施の形態を詳細に説明する。図
1を参照すると本発明のFFT演算回路の一実施形態が
示されている。図1は、本発明の第1の実施の形態を示
すブロック図である。
【0020】図1を参照すると、本発明の基数4のバタ
フライ基本演算回路1は、N点のデータからFFTアル
ゴリズムに基づいて選択された4点のデータ(x(0),x
(1),x(2),x(3)) の実数部データa0,a1,a2,a3 と虚数部
データb0,b1,b2,b3 とを入力とする第1段加減算器群1
1と、この第1段加減算器群11の出力を入力とする第
2段加減算器群12から構成される。
フライ基本演算回路1は、N点のデータからFFTアル
ゴリズムに基づいて選択された4点のデータ(x(0),x
(1),x(2),x(3)) の実数部データa0,a1,a2,a3 と虚数部
データb0,b1,b2,b3 とを入力とする第1段加減算器群1
1と、この第1段加減算器群11の出力を入力とする第
2段加減算器群12から構成される。
【0021】上記第1段加減算器群11は、実数部デー
タa0とa2を入力とする加算器111と、実数部データa0
とa2を入力とする減算器112と、実数部データa1とa3
を入力とする加算器113と、実数部データa1とa3を入
力とする減算器114と、虚数部データb0とb2を入力と
する加算器115と、虚数部データb0とb2を入力とする
減算器116と、虚数部データb1とb3を入力とする加算
器117と、虚数部データb1とb3を入力とする減算器1
18と、から構成されている。
タa0とa2を入力とする加算器111と、実数部データa0
とa2を入力とする減算器112と、実数部データa1とa3
を入力とする加算器113と、実数部データa1とa3を入
力とする減算器114と、虚数部データb0とb2を入力と
する加算器115と、虚数部データb0とb2を入力とする
減算器116と、虚数部データb1とb3を入力とする加算
器117と、虚数部データb1とb3を入力とする減算器1
18と、から構成されている。
【0022】また、上記第2段加減算器群12は、第1
段加減算器群11の8点の出力信号の内の2点の信号を
入力信号とする8個の2入力加算器を有している。具体
的には、加算器111の出力と加算器113の出力を入
力とする加算器121と、加算器111の出力と加算器
113の出力を入力とする減算器123と、加算器11
5の出力と加算器117の出力を入力とする加算器12
5と、加算器115の出力と加算器117の出力を入力
とする減算器127と、減算器112の出力と減算器1
18の出力を入力とする加算器122と、減算器112
の出力と減算器118の出力を入力とする減算器128
と、減算器116の出力と減算器114の出力を入力と
する加算器126と、減算器116の出力と減算器11
4の出力を入力とする減算器124と、から構成され
る。
段加減算器群11の8点の出力信号の内の2点の信号を
入力信号とする8個の2入力加算器を有している。具体
的には、加算器111の出力と加算器113の出力を入
力とする加算器121と、加算器111の出力と加算器
113の出力を入力とする減算器123と、加算器11
5の出力と加算器117の出力を入力とする加算器12
5と、加算器115の出力と加算器117の出力を入力
とする減算器127と、減算器112の出力と減算器1
18の出力を入力とする加算器122と、減算器112
の出力と減算器118の出力を入力とする減算器128
と、減算器116の出力と減算器114の出力を入力と
する加算器126と、減算器116の出力と減算器11
4の出力を入力とする減算器124と、から構成され
る。
【0023】次に動作について説明する。基数4のバタ
フライ基本演算とは、4点の入力データ(x(0),・・・ ,
x(3))の実数部データと虚数部データ(a0,・・・ ,a3,
b0,・・・ ,b3) に対し、上記の式(6)、(7)、
(8)、(9)に示す演算を施し、出力データ(X(0),・
・・ ,X(3))の実数部データと虚数部データ(A0,・・・
,A3,B0,・・・ ,B3) を求める作業である。上記の式
(6)、(7)、(8)、(9)は、下記の式(1
0)、(11)、(12)、(13)のように変形でき
る。
フライ基本演算とは、4点の入力データ(x(0),・・・ ,
x(3))の実数部データと虚数部データ(a0,・・・ ,a3,
b0,・・・ ,b3) に対し、上記の式(6)、(7)、
(8)、(9)に示す演算を施し、出力データ(X(0),・
・・ ,X(3))の実数部データと虚数部データ(A0,・・・
,A3,B0,・・・ ,B3) を求める作業である。上記の式
(6)、(7)、(8)、(9)は、下記の式(1
0)、(11)、(12)、(13)のように変形でき
る。
【0024】 A0 = (a0+a2)+(a1+a3) B0 = (b0+b2)+(b1+b3) …(10) A1 = (a0-a2)+(b1-b3) B1 = (b0-b2)-(a1-a3) …(11) A2 = (a0+a2)-(a1+a3) B2 = (b0+b2)-(b1+b3) …(12) A3 = (a0-a2)-(b1-b3) B3 = (b0-b2)+(a1-a3) …(13)
【0025】上記の式(10)、(11)、(12)、
(13)から、基数4のバタフライ基本演算の出力デー
タ(X(0),・・・ ,X(3))の実数部データと虚数部データ
(A0,・・・ ,A3,B0, ・・・,B3) は、入力データの実数
部データまたは虚数部データの所定の組みデータ、(a0+
a2),(a0-a2),(a1+a3),(a1-a3),(b0+b2),(b0-b2),(b1+
b3),(b1-b3) に基づき、2つデータ間を加減算すること
により求まることが分かる。
(13)から、基数4のバタフライ基本演算の出力デー
タ(X(0),・・・ ,X(3))の実数部データと虚数部データ
(A0,・・・ ,A3,B0, ・・・,B3) は、入力データの実数
部データまたは虚数部データの所定の組みデータ、(a0+
a2),(a0-a2),(a1+a3),(a1-a3),(b0+b2),(b0-b2),(b1+
b3),(b1-b3) に基づき、2つデータ間を加減算すること
により求まることが分かる。
【0026】本実施形態によれば、基数4のバタフライ
基本演算回路1は、第1段加減算器群11において、(a
0+a2),(a0-a2),(a1+a3),(a1-a3),(b0+b2),(b0-b2),(b1+
b3),(b1-b3) 、を出力し、第2段加減算器群12におい
て、第1段加減算器群11の出力データを加減算し、
A0, ・・・,A3,B0, ・・・,B3 を出力している。
基本演算回路1は、第1段加減算器群11において、(a
0+a2),(a0-a2),(a1+a3),(a1-a3),(b0+b2),(b0-b2),(b1+
b3),(b1-b3) 、を出力し、第2段加減算器群12におい
て、第1段加減算器群11の出力データを加減算し、
A0, ・・・,A3,B0, ・・・,B3 を出力している。
【0027】本発明の特徴は、出力信号A0, ・・・,A3,
B0, ・・・,B3 をそれぞれ独立に求めるのではなく、出
力信号A0, ・・・,A3,B0, ・・・,B3 を求めるために共
通に必要な要素となる実数部データまたは虚数部データ
の組み、(a0+a2),(a0-a2),(a1+a3),(a1-a3),(b0+b2),(b
0-b2),(b1+b3),(b1-b3) をあらかじめ第1段加減算器群
11で計算し、第2段加減算器群12において、第1段
加減算器群11の出力信号を加減算し、出力信号A0, ・
・・,A3,B0, ・・・,B3 を求めることにある。
B0, ・・・,B3 をそれぞれ独立に求めるのではなく、出
力信号A0, ・・・,A3,B0, ・・・,B3 を求めるために共
通に必要な要素となる実数部データまたは虚数部データ
の組み、(a0+a2),(a0-a2),(a1+a3),(a1-a3),(b0+b2),(b
0-b2),(b1+b3),(b1-b3) をあらかじめ第1段加減算器群
11で計算し、第2段加減算器群12において、第1段
加減算器群11の出力信号を加減算し、出力信号A0, ・
・・,A3,B0, ・・・,B3 を求めることにある。
【0028】図1を参照すると、本発明の基数4のバタ
フライ基本演算回路1は、計16個の2入力加算器から
構成される。従来回路4は、計24個の2入力加算器か
ら構成されており、本発明の基数4のバタフライ基本演
算回路1を採用することにより、従来に比べ大幅に回路
規模を縮小したFFT演算回路を構成できる。
フライ基本演算回路1は、計16個の2入力加算器から
構成される。従来回路4は、計24個の2入力加算器か
ら構成されており、本発明の基数4のバタフライ基本演
算回路1を採用することにより、従来に比べ大幅に回路
規模を縮小したFFT演算回路を構成できる。
【0029】尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施
の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。
の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。
【0030】
【発明の効果】以上の説明より明かなように、本発明の
FFT演算回路では、バタフライ基本演算の出力信号
A0, ・・・,A3,B0, ・・・,B3 をそれぞれ独立に求める
のではなく、出力信号A0, ・・・,A3,B0, ・・・,B3 を
求めるために共通に必要な要素(a0+a2),(a0-a2),(a1+
a3),(a1-a3),(b0+b2),(b0-b2),(b1+b3),(b1-b3) をあら
かじめ計算し、その計算結果を加減算することで、A0,
・・・,A3,B0, ・・・,B3 を求めている。このように、
基数4のバタフライ基本演算回路を採用することによ
り、従来回路に比べ、大幅に回路規模の削減が可能とな
る。
FFT演算回路では、バタフライ基本演算の出力信号
A0, ・・・,A3,B0, ・・・,B3 をそれぞれ独立に求める
のではなく、出力信号A0, ・・・,A3,B0, ・・・,B3 を
求めるために共通に必要な要素(a0+a2),(a0-a2),(a1+
a3),(a1-a3),(b0+b2),(b0-b2),(b1+b3),(b1-b3) をあら
かじめ計算し、その計算結果を加減算することで、A0,
・・・,A3,B0, ・・・,B3 を求めている。このように、
基数4のバタフライ基本演算回路を採用することによ
り、従来回路に比べ、大幅に回路規模の削減が可能とな
る。
【図1】本発明のFFT演算回路の実施形態を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】基数Rのバタフライ演算のアルゴリズムの模式
図である。
図である。
【図3】従来の基数4のバタフライ基本演算部の回路構
成の概要図である。
成の概要図である。
【図4】従来の回路構成におけるX(1)の演算部の詳細回
路図である。
路図である。
1 基数4のバタフライ基本演算回路 11 第1段加減算器群 12 第2段加減算器群 111 加算器 112 減算器 113 加算器 114 減算器 115 加算器 116 減算器 117 加算器 118 減算器 121 加算器 122 加算器 123 減算器 124 減算器 125 加算器 126 加算器 127 減算器 128 減算器
Claims (2)
- 【請求項1】 N点のデータからFFTアルゴリズムに
基づいて選択された4点の実数部データa0,a1,a2,a3 と
虚数部データb0,b1,b2,b3 により構成されるデータ(x
(0),x(1),x(2),x(3)) を入力とし、該4点のデータ(x
(0),x(1),x(2),x(3)) に対する基数4のバタフライ基本
演算の実数部データA0, ・・・,A3 並びに虚数部データ
B0, ・・・,B3 で構成される演算結果X(0), ・・・,X
(3) を出力するFFT演算回路であり、 それぞれ4点から構成される前記実数部データa 0 ,a 1 ,
a 2 ,a 3 および虚数部データb 0 ,b 1 ,b 2 ,b 3 の所定の2点で
構成される第1の実数部データ並びに第2の実数部デー
タ、および第1の虚数部データ並びに第2の虚数部デー
タをそれぞれ並列入力とする、4組の加算器並びに減算
器群から構成される第1段加減算器群と、 前記4組の加算器並びに減算器群の8つの出力のうち、
所定の加算器と減算器の出力の組みをそれぞれ入力とす
る4組の加算器並びに減算器群、から構成される第2段
加減算器群と、を有する基数4のバタフライ基本演算回
路から成ることを特徴とするFFT演算回路。 - 【請求項2】 前記第1段加減算器群は、実数部データ
a0とa2を並列入力とする第1の加算器111並びに減算
器112、実数部データa1とa3を並列入力とする第2の
加算器113並びに減算器114、虚数部データb0とb2
を並列入力とする第3の加算器115並びに減算器11
6、虚数部データb1とb3を並列入力とする第4の加算器
117並びに減算器118、の4組の加算器と減算器か
ら構成され、 前記第2段加減算器群は、前記加算器111並びに加算
器113の出力を入力とする第1の加算器121、前記
加算器111並びに加算器113の出力を入力とする第
1の減算器123、前記加算器115並びに加算器11
7の出力を入力とする第2の加算器125、前記加算器
115並びに加算器117の出力を入力とする第2の減
算器127、前記減算器112並びに減算器118の出
力を入力とする第3の加算器122、前記減算器112
並びに減算器118の出力を入力とする第3の減算器1
28、前記減算器116並びに減算器114の出力を入
力とする第4の加算器126、前記減算器116並びに
減算器114の出力を入力とする第4の減算器124、
から構成されることを特徴とする請求項1記載のFFT
演算回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09114114A JP3092545B2 (ja) | 1997-05-02 | 1997-05-02 | Fft演算回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09114114A JP3092545B2 (ja) | 1997-05-02 | 1997-05-02 | Fft演算回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10307812A JPH10307812A (ja) | 1998-11-17 |
JP3092545B2 true JP3092545B2 (ja) | 2000-09-25 |
Family
ID=14629490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09114114A Expired - Fee Related JP3092545B2 (ja) | 1997-05-02 | 1997-05-02 | Fft演算回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3092545B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100692997B1 (ko) * | 2001-04-17 | 2007-03-12 | 삼성전자주식회사 | 패스트퓨리에변환 장치 |
KR100557160B1 (ko) * | 2002-06-27 | 2006-03-03 | 삼성전자주식회사 | 고속 퓨리에 변환을 이용한 혼합-기수 방식의 변조 장치 |
KR100668674B1 (ko) | 2005-12-10 | 2007-01-12 | 한국전자통신연구원 | 고속 푸리에 변환 장치 및 고속 푸리에 변환 방법 |
KR100667188B1 (ko) | 2005-12-10 | 2007-01-12 | 한국전자통신연구원 | 고속 푸리에 변환 장치 및 고속 푸리에 변환 방법 |
-
1997
- 1997-05-02 JP JP09114114A patent/JP3092545B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10307812A (ja) | 1998-11-17 |
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