JP3092405B2 - 車両用経路誘導装置 - Google Patents

車両用経路誘導装置

Info

Publication number
JP3092405B2
JP3092405B2 JP22594793A JP22594793A JP3092405B2 JP 3092405 B2 JP3092405 B2 JP 3092405B2 JP 22594793 A JP22594793 A JP 22594793A JP 22594793 A JP22594793 A JP 22594793A JP 3092405 B2 JP3092405 B2 JP 3092405B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intersection
route
search
destination
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22594793A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0783675A (ja
Inventor
沖彦 中山
アール グラム ブライアン
政康 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP22594793A priority Critical patent/JP3092405B2/ja
Priority to US08/302,028 priority patent/US5557522A/en
Publication of JPH0783675A publication Critical patent/JPH0783675A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3092405B2 publication Critical patent/JP3092405B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feedback Control In General (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)
  • Navigation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、目的地までの最適経路
を探索して乗員を誘導する車両用経路誘導装置に関す
る。
【0002】
【従来技術とその問題点】目的地を設定すると現在地か
ら目的地までの最適な経路を探索し、その最適経路と車
両の現在地を道路地図上に表示して乗員を目的地まで誘
導する車両用経路誘導装置が知られている。この目的地
までの最適経路の探索は、膨大な交差点ネットワークデ
ータを検索して形成される目的地までの無数の経路の中
から、例えば道程が最小の経路や所要走行時間が最小の
経路を最適経路に選定している。
【0003】しかしながら、従来の車両用経路誘導装置
では、乗員が目的地を設定してから最適経路の探索を開
始しているので、探索を終了するまで経路誘導が行なわ
れず、乗員が待たされるという問題がある。
【0004】この問題を解決するために、特開平2−1
84998号公報に開示されているように探索アルゴリ
ズムを改良したり、特開平2−306400号公報に開
示されているように探索対象のエリアを限定したり、特
開平2−56591号公報に開示されているように交差
点ネットワークデータを階層化構造にするなどして、探
索時間を短縮する提案がなされているが、それでも最適
経路探索に数分を要している。
【0005】本発明の目的は、目的地を設定したら速や
かに最適経路を探索して乗員の誘導を開始する車両用経
路誘導装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】クレーム対応図である図
1に対応づけて本発明を説明すると、請求項1の発明
は、道路地図データを記憶する道路地図記憶手段200
と、目的地を設定する設定手段201と、道路地図記憶
手段200から道路地図を読み出して表示するととも
に、その道路地図上に設定手段201により設定された
目的地までの最適経路と車両の現在地とを表示する表示
手段202とを備え、乗員を目的地まで誘導する車両用
経路誘導装置に適用される。そして、イグニッションオ
フ後も予め設定した時間だけ車両用経路誘導装置へ電源
の供給を継続する電源供給手段208と、イグニッショ
ンオフ後の電源供給手段208により電源が供給されて
いる間に、道路地図記憶手段200の道路地図データを
検索して現在地からその周辺の各交差点へ至る最適経路
を探索する第1の経路探索手段204と、この第1の経
路探索手段204により探索された探索データの中から
予め設定された条件を満たすデータを選別するデータ選
別手段205と、このデータ選別手段205により選別
された探索データを記憶する探索結果記憶手段206
あって、電源の供給が停止された後も補助電源209か
ら電源の供給を受けて記憶内容を保持する探索結果記憶
手段206と、イグニッションオン後に設定手段201
により目的地が設定されると、探索結果記憶手段206
に記憶されている探索データと道路地図記憶手段200
の道路地図データとを検索して、目的地から現在地まで
の最適経路を探索する第2の経路探索手段207とを備
え、これにより、上記目的を達成する。請求項2の車両
用経路誘導装置は、第1の経路探索手段204Aによっ
て、現在地から各交差点までの最小道程の経路を探索す
るとともに、データ選別手段205Aによって、現在地
からの道程が予め設定した値に達した交差点に関する探
索データを選別するようにしたものである。請求項3の
車両用経路誘導装置は、第1の経路探索手段204Bに
よって、現在地から各交差点までの最小道程の経路を探
索するとともに、データ選別手段205Bによって、現
在地からの道程が予め設定した少なくとも第1の値とそ
れより大きな第2の値とにそれぞれ達した交差点に関す
る探索データを選別するようにしたものである。請求項
4の車両用経路誘導装置は、探索結果記憶手段206A
によって、現在地からの道程が第1の値に達するまでは
すべての交差点に関する探索データを記憶するととも
に、第1の値を超えたらデータ選別手段205Bにより
選別された現在地からの道程が少なくとも第2の値に達
した交差点に関する探索データを記憶するようにしたも
のである。
【0007】
【作用】請求項1の車両用経路誘導装置では、イグニシ
ョンオフ後の電源が供給されている間に現在地からその
周辺の各交差点へ至る最適経路を探索し、探索したデー
タの中から予め設定された条件を満たすデータを選別し
て電源の供給が停止された後も補助電源209により駆
動される探索結果記憶手段206Aに記憶する。そし
て、イグニションオン後の目的地が設定された時に、記
憶した探索データと道路地図データとを検索して目的地
から現在地へ至る最適経路を探索する。これにより、目
的地が設定された後の目的地から現在地への経路探索に
おいて、すでに最適経路が探索されている現在地周辺の
交差点までの経路探索が簡略化され、その分だけ全体の
経路探索時間が短縮され、速やかに道路地図上に最適経
路を表示して乗員の誘導を開始できる。さらに、探索デ
ータを選別して記憶するので探索結果記憶手段206の
記憶容量を削減できる。請求項2の車両用経路誘導装置
では、現在地からの道程を探索データの選別条件とし、
道程が設定値に達した交差点に関する探索データを選別
する。請求項3の車両用経路誘導装置では、現在地から
の道程を探索データの選別条件とし、道程が少なくとも
第1および第2の設定値に達した交差点に関する探索デ
ータを選別する。これにより、選別される探索データが
現在地を中心とした略同心円上に階層化され、少ない記
憶容量に広い範囲の探索データを記憶できる。請求項4
の車両用経路誘導装置では、現在地から交差点までの道
程が第1の設定値に達するまではすべての探索データを
記憶し、それ以後は現在地からの道程が少なくとも第2
の設定値に達した交差点に関する探索データを記憶す
る。これにより、目的地が設定された後、目的地から現
在地へ至る最適経路の内の現在地周辺の詳細な最適経路
を速やかに算出でき、より早く経路誘導を開始できる。
【0008】
【実施例】図2,3は一実施例の構成を示すブロック図
である。この車両用経路誘導装置100は、図に示すよ
うにCPU1とその周辺部品から成るマイクロコンピュ
ーターを中心に構成される。CPU1は、システムバス
2を介して各種機器とデータの授受を行ない、後述する
制御プログラムを実行して車両の現在地を演算し、現在
地から目的地まで最適経路を探索する。方位センサー3
は車両の進行方位を検出するセンサーであり、増幅器
4、A/D変換器5およびI/Oコントローラー6を介
してシステムバス2へ接続される。また、車速センサー
7は例えばトランスミッションに取り付けられ、スピー
ドメーターピニオン1回転当り所定数のパルス信号を発
生する。この車速センサー7はI/Oコントローラー6
を介してシステムバス2へ接続される。CPU1は、車
速センサー7から出力される単位時間当りのパルス数ま
たはパルス周期を検出することにより車両の走行速度を
検出するとともに、パルス数をカウントすることにより
車両の走行距離を検出する。キー8は、装置へ種々の指
令や目的地などのデータを入力するための操作部材であ
り、I/Oコントローラー9を介してシステムバス2へ
接続される。音声出力用スピーカー10はサウンドジェ
ネレーター11およびI/Oコントローラー9を介して
システムバス2へ接続される。GPSレシーバー12
は、衛星から送信されるGPS信号を受信し、GPS測
位演算を行なって車両の現在地や進行方位を検出する。
【0009】また、図3において、CD−ROM16は
交差点ネットワークデータを含む道路地図データを記憶
する記憶装置であり、インタフェース用SCSIコント
ローラー17を介してシステムバス2へ接続される。C
RT18はVDT(VisualDisplay Terminal)として機
能するディスプレイであり、グラフィックコントローラ
ー19を介してシステムバス2へ接続される。このCR
T18に車両の現在地周辺の道路地図を表示するととも
に、その道路地図上に車両の現在地と目的地までの最適
経路を表示する。なお、システムバス2には、CRT1
8の画像記憶用V−RAM20、後述する制御プログラ
ムなどを格納するROM21、目的地から現在地への経
路探索結果を記憶するD−RAM22、漢字ROM2
3、イグニッションオフ時に現在地と現在地周辺の経路
探索結果を記憶するS−RAM24が接続される。
【0010】図4は、図2,3に示す経路誘導装置10
0の電源系統図である。この実施例の経路誘導装置10
0には、キースイッチ102を介してバッテリー101
から電源が供給される。キースイッチ102は、不図示
のイグニッションキーがACC,ON,STARTのい
ずれかの位置にあるときに閉路し、OFF位置にあると
きに開路する。したがって、イグニッションキーがOF
F位置に設定されない限り、経路誘導装置100にはバ
ッテリー101から電源が供給されている。なお、S−
RAM24は2つの電源系統を備えており、通常はCP
U1,ROM21,D−ROM22などの機器と同様に
バッテリー101から電源が供給されるが、その通常電
源の供給が停止されても補助電池27から電源が供給さ
れ、記憶内容を保持する。補助電池27は、バッテリー
101に接続されて常時充電可能とされる。
【0011】タイマー26は、キースイッチ102によ
り経路誘導装置100に電源が供給されるとその接点を
閉路し、電源の供給が停止されると予め設定された時間
だけその接点の閉路状態を保持した後、開路する。した
がって、イグニッションキーがOFF位置に設定されて
キースイッチ102がオフしても、タイマー26を介し
て設定時間だけ経路誘導装置100にバッテリー101
から電源が供給され続ける。設定時間が経過するとタイ
マー26が開路し、経路誘導装置100への電源の供給
が停止される。つまり、乗員が車両を停車させてイグニ
ッションキーをOFF位置にしても、タイマー26の設
定時間だけは経路誘導装置100に電源が供給され続
け、CPU1は現在地と、現在地周辺の各交差点へ至る
最適経路を探索することができる。
【0012】図5は一実施例の最適経路の探索方法を説
明する図である。この実施例では、イグニッションオフ
後のタイマー26によりバッテリー電源が供給されてい
る間に、車両の現在地を演算するとともに、現在地から
任意の交差点へ至る複数の経路の中でその交差点までの
道程hが最小の経路を探索する。ここで、この現在地周
辺の最適経路の探索方法の概要を説明する。交差点ネッ
トワークデータを含む道路地図データベースと、探索結
果を記憶するメモリを用意する。この探索結果の記憶メ
モリには、各交差点ごとに、出発交差点からの道程h
と、出発交差点から各交差点へ至る最適経路上の各交差
点の手前にある直前交差点Aとを記憶する。出発交差点
とは、現在地近くの交差点の中から所定の条件を満たす
交差点を出発交差点として特定したものである。なお以
下では、経路演算を行なうために検索する交差点を中心
交差点と呼び、その中心交差点に隣接する交差点を隣接
交差点と呼ぶ。
【0013】まず、出発交差点の道程hに0を設定し、
他の交差点の道程hに無限大相当の定数を設定するとと
もに、出発交差点を中心交差点に設定して経路探索を開
始する。中心交差点の道程に記憶された出発交差点から
の道程h0と、中心交差点から隣接交差点までの道程と
を加算して出発交差点からその隣接交差点までの道程h
1を求め、すでにその隣接交差点の道程に記憶されてい
る出発交差点からの道程h2と比較する。今回算出され
た道程h1がh2よりも小さい場合は、その隣接交差点
の道程h2をh1に変更するとともに、その隣接交差点
の直前交差点Aに中心交差点を設定する。中心交差点に
隣接するすべての隣接交差点に対して上記処理が終了し
たら、すでに中心交差点として選択された交差点を除く
すべての交差点の中から、出発交差点からの道程hが最
小の交差点を次の新しい中心交差点に設定する。以下、
この新しい中心交差点の隣接交差点に対して上述した処
理を行なう。このように、出発交差点から道程の小さい
順に新しい中心交差点を設定して経路探索を行なう。経
路探索が終了した交差点において、その交差点の直前交
差点Aを順にたどっていくと出発交差点に到達する。そ
の経路が出発交差点からその交差点までの最小道程の最
適経路である。
【0014】イグニションオン後、車両の目的地が設定
されると、目的地から現在地への最適経路の探索が行な
われる。ここで、目的地から現在地までの最適経路は道
程が最小の経路とする。この目的地から現在地への最適
経路の探索は、目的地近くの交差点の中から所定の条件
を満たす交差点を目的交差点として特定し、その目的交
差点周辺の交差点から探索を開始する。また、探索結果
の記憶メモリに、各交差点ごとに目的交差点からの道程
gと、目的交差点から各交差点へ至る最適経路上の各交
差点の手前にある直前交差点Bと、各交差点から出発交
差点までの推測道程h’とを記憶する。なお、この実施
例では、各交差点から現在地までの直線距離を道路地図
データに基づいて算出し、それを推測道程h’とする。
【0015】まず、目的交差点の道程gに0を設定し、
他の交差点の道程gに無限大相当の定数を設定するとと
もに、目的交差点を中心交差点に設定して目的地からの
経路探索を開始する。中心交差点の道程に記憶された目
的交差点からの道程g0と、中心交差点から隣接交差点
までの道程とを加算して目的交差点からその隣接交差点
までの道程g1を求め、すでにその隣接交差点の道程に
記憶されている目的交差点からの道程g2と比較する。
今回算出された道程g1がg2よりも小さい場合は、そ
の隣接交差点の道程g2をg1に変更するとともに、そ
の隣接交差点の直前交差点Bに中心交差点を設定する。
さらに、その隣接交差点から出発交差点までの推測道程
h’を算出して記憶する。中心交差点に隣接するすべて
の隣接交差点に対して上記処理が終了したら、すでに中
心交差点として選択された交差点を除くすべての交差点
の中から、目的交差点からの道程gと出発交差点までの
推測道程h’との和(g+h’)が最小の交差点を次の
新しい中心交差点に設定する。以下、この新しい中心交
差点の隣接交差点に対して上述した処理を行なう。
【0016】このように、目的交差点からの道程gと出
発交差点までの推測道程h’との和(g+h’)が小さ
い順に新しい中心交差点を設定して、目的地からの経路
探索を行なう。探索中に、隣接交差点が、上述した現在
地周辺からの経路探索が終了している交差点、すなわち
出発交差点からの道程hの最適経路が探索されている交
差点に到達した場合は、その隣接交差点の目的交差点か
らの道程gと出発交差点からの道程hとの和(g+
h)、すなわちその隣接交差点を経由する経路の出発交
差点から目的交差点までの道程(g+h)が求められ
る。
【0017】現在地周辺からの経路探索と目的地周辺か
らの経路探索とを比較すると、前者が無指向性の経路探
索であるのに対し、後者は指向性のある経路探索であ
る。前者は出発交差点からそれぞれの交差点までの道程
hが小さい順に交差点を検索していくが、後者は目的交
差点からそれぞれの交差点までの道程gと、それらの交
差点から出発交差点までの推測道程h’との和(g+
h’)が小さい順に交差点を検索する。したがって、同
一条件において両者の経路探索に要する時間を比較する
と、指向性のある経路探索を行なう後者の場合は、演算
量が少ないので前者の場合の約1/5の時間で探索を行
なうことができる。そこで、イグニッションオフ後のバ
ッテリー電源が供給されている間に、現在地周辺におけ
る無指向性の経路探索をできる限り行ない、探索結果を
S−RAM24に記憶する。イグニションオン後に目的
地が設定されると、S−RAM24から現在地周辺の経
路探索結果を読み出し、目的地から現在地に向って指向
性のある経路探索を行なう。そして、後者の経路探索が
前者の探索済みの領域1に達したら、前者の探索結果を
用いて現在地から目的地までの最適経路を選定する。図
5に示すように、後者の探索領域2の内の領域2Bの交
差点に対してはすでに最適経路が探索されているので、
この領域2Bの演算時間は不要となり、その分だけ全体
の経路探索時間を短縮することができる。現在地周辺の
経路探索領域1が広く、目的地を前者の探索領域1内に
設定した場合は、ほどんど瞬時に現在地から目的地まで
の経路探索が終了する。
【0018】このように、現在地周辺の各交差点へ至る
最適経路の探索範囲が広ければ広いほど、目的地が設定
された後の目的地から現在地までの最適経路の探索時間
が短縮され、目的地設定後、速やかに最適経路を表示し
て乗員の誘導を開始できる。しかしながら、現在地周辺
の経路探索範囲が広いほど、探索結果のデータ量が増大
し、それを記憶するための記憶容量の大きなメモリが必
要となる。この探索結果の最適経路データはイグニッシ
ョンオフ後も記憶しておく必要があるため、不揮発性の
S−RAM24へ記憶しなければならない。ところが、
S−RAM24は、高価である上に、常時、補助電池2
7により電源を供給していなければならないので、でき
る限りS−RAM24の使用量を少なくする必要があ
る。
【0019】そこで、本発明の車両用経路誘導装置で
は、S−RAM24のメモリサイズを極力小さくし、上
記のコストと消費電力の問題を解決しながら、広い範囲
の現在地周辺の経路探索結果を記憶する。以下、その方
法の概要を説明する。現在地周辺の各交差点へ至る最適
経路の探索では、図6に示すように出発交差点を始点と
して中心交差点が広がっていく。図6は、中心交差点の
出発交差点からの道程hが予め設定した値H1を超えた
範囲まで探索を行なった状態を示し、図中の黒丸マーク
は最外郭の交差点である。さらに探索を継続していき、
中心交差点の道程hが予め設定した値H2を超えた範囲
まで探索を行なった状態を図7に示す。図7において、
黒丸マークは上述した中心交差点の道程h=H1の範囲
の最外郭交差点を示し、二重丸マークは今回の道程h=
H2の範囲の最外郭交差点を示す。
【0020】図8は、このような探索過程を繰り返し行
なって探索結果の最外郭交差点を同心円上に模式的に示
した図である。実際には、最外郭交差点が同心円上に整
然と並ぶことはない。ここで、中心交差点の道程h=H
1の範囲を第1層、道程h=H2の範囲を第2層、以下
同様に道程h=H3の範囲を第3層、道程h=Hnの範
囲を第n層と呼ぶ。なお、図では第3層以下の最外郭交
差点の図示を省略する。設定値Hn(n=1,2,・
・,n)は各層の探索領域の広さを決定する設定値であ
り、図8に示す同心円の半径に比例するので、以下では
境界半径と呼ぶ。
【0021】イグニションがオフされると、CPU1は
出発交差点からその周辺の各交差点へ至る最適経路の探
索を開始する。ここで、出発交差点周辺の経路探索デー
タはD−RAM22へ記憶されるが、探索データの中の
以下の条件を満たすデータはS−RAM24へ記憶され
る。D−RAM22は、メモリサイズが大きく充分な記
憶容量を有している。一般に、D−RAMは安価であ
り、大量に使用してもコスト的な負担はわずかである
が、電源の供給を停止すると記憶内容が消滅するので、
記憶内容を保持するためには常に電源を供給しなければ
ならず、またその消費電力が大きいという欠点がある。
中心交差点の道程hが設定値H1に達した時点で、その
中心交差点を第1層の最外郭交差点とし、その最外郭交
差点情報と、それらの最外郭交差点の出発交差点からの
道程hと、出発交差点とをS−RAM24へ記憶する。
その後、中心交差点の道程hが設定値H2に達した時点
で、その中心交差点を第2層の最外郭交差点とし、その
最外郭交差点情報と、それらの最外郭交差点から出発交
差点へ至る最適経路上に存在する第1層の最外郭交差点
と、それらの最適経路を経由して出発交差点へ至る道程
hとをS−RAM24へ記憶する。
【0022】つまり、中心交差点の道程hがHn(n=
1,2,・・,n)に達するたびに、その中心交差点を
第n層の最外郭交差点とし、その最外郭交差点情報と、
それらの最外郭交差点から出発交差点へ至る最適経路上
に存在する第(n−1)層の最外郭交差点(以下では、
親交差点と呼ぶ)と、それらの最適経路を経由して出発
交差点へ至る道程hとをS−RAM24へ記憶する。な
お、第1層の親交差点は出発交差点である。S−RAM
24への探索データの記憶は、S−RAM24の記憶容
量がいっぱいになるまで続け、S−RAM24の記憶容
量がいっぱいになった時点で、現在地周辺の経路探索を
終了する。なお、上述したタイマー26には、S−RA
M24が経路探索データでいっぱいになるまでの充分な
時間が設定される。
【0023】イグニションオン後に目的地が設定される
と、上述したように目的交差点から出発交差点へ至る最
適経路の探索が行なわれる。目的地からの経路探索中
に、検索した隣接交差点が、S−RAM24に記憶され
ている最大層(第n層)の最外郭交差点に到達した場合
は、その隣接交差点から出発交差点へ至る最適経路の道
程hが探索されているので、上述した推測道程h’の代
りに道程hを用いて(g+h)が最小の道程を順次中心
交差点として探索を行なう。そして、中心交差点が最大
層(第n層)の最外郭交差点に到達したら探索を終了す
る。この時点の現在地からの探索領域と目的地からの探
索領域との関係を図9に示す。隣接交差点が最外郭交差
点に到達した時点で探索を終了すると、これらの探索領
域は図10に示すようになり、目的交差点から出発交差
点へ至る経路をすべて探索していないので、選定された
経路以外にも目的地から現在地に至る最適な経路が存在
する可能性がある。しかし、図9に示す探索領域2Aと
図10に示す2Bとを比較すると、明らかに図10に示
す探索領域2Bの方が狭く、その分だけ検索する交差点
数が少なくなって探索時間が短くなるので、隣接交差点
が最外郭交差点に到達したら探索を終了するようにして
もよい。
【0024】図11に示すように、目的交差点からの経
路探索では、目的交差点から中心交差点までの道程g
と、その中心交差点から出発交差点までの推測道程h’
との和(g+h’)が小さい順に中心交差点を選定して
いるので、中心交差点が最大層(第n層)の最外郭交差
点Aに到達した場合は、目的交差点からその最外郭交差
点Aを経由して出発交差点へ至る経路が最小道程の最適
経路である。この最外郭交差点Aの親交差点は第3層
(第(n−1)層)の最外郭交差点Bであり、同様に第
3層の最外郭交差点Aの親交差点は第2層の最外郭交差
点Cである。また、第2層の最外郭交差点は第1層の最
外郭交差点Dであり、さらに第1層の最外郭交差点Dの
親交差点は上述したように出発交差点である。つまり、
S−RAM24に記憶されている最外郭交差点Aから親
交差点を順にたどっていけば、最外郭交差点Aから出発
交差点へ至る最適経路が得られる。
【0025】ところで、図11に示す最外郭交差点Aか
ら各層の最外郭交差点をたどって出発交差点へ至る最適
経路には、各層内の交差点が省略されている。したがっ
て、この最大層の最外郭交差点Aから出発交差点へ至る
経路が選定された後、各層ごとに最外郭交差点から親交
差点に至る最小道程の最適経路を再計算し、それらを結
合して最大層の最外郭交差点Aから出発交差点へ至る最
適経路を得る。なおこの時、第1層の経路計算を最初に
実行し、第1層の最適経路が算出されたらすぐにCRT
18にその経路を表示して乗員の誘導を開始する。その
後、第2層以上の経路計算を行ない、算出された残りの
経路をCRT18に表示する。また、目的地周辺の経路
探索結果はD−RAM22へ記憶する。
【0026】図12はCPU1で実行されるメイン制御
プログラムを示すフローチャート、図13〜15は現在
地周辺の各交差点までの最適経路探索プログラムを示す
フローチャート、図16〜18は目的地から現在地への
最適経路探索プログラムを示すフローチャートである。
これらの図により、実施例の動作を説明する。イグニッ
ションスイッチ102がオンされて経路誘導装置100
に電源が投入されると、CPU1は図12(a)に示す
IGN ONプログラムの実行を開始する。実行開始後
のステップS1で、キー8により目的地が設定されたか
否かを判別し、目的地が設定されたらステップS2へ進
み、目的地が設定されなければプログラムの実行を終了
する。
【0027】目的地が設定された時は、S−RAM24
から現在地周辺の各交差点へ至る最適経路の探索データ
を読み出す。この探索データは、車両が停車されてイグ
ニッションキー102がオフされた後、タイマー26に
より経路誘導装置100にバッテリー電源の供給が継続
されている間に演算されたものである。続くステップS
3で、図16〜18に示すサブルーチンを実行し、S−
RAM24から読み出した現在地周辺の経路探索データ
を用いて、目的地から現在地への最適経路を探索する。
目的地から現在地への最適経路が選定されたら、ステッ
プS4へ進み、CRT18に現在地周辺の道路地図を表
示するとともに、その道路地図上に車両の現在地と目的
地への最適経路を表示する。また、車両の移動にともな
って道路地図をスクロールするとともに、現在地を更新
する。
【0028】イグニッションスイッチ102がオフされ
ると、CPU1は図12(b)に示すIGN OFFプ
ログラムの実行を開始する。ステップS6でタイマー2
6をスタートしてステップS7へ進み、D−RAM22
から車両の現在地を読み出す。CPU1は、イグニショ
ンスイッチ102のオン時は常に車両の現在地を演算す
る。すなわち、車速センサー7の出力パルス信号をカウ
ントして車両の走行距離を検出し、検出した走行距離と
方位センサー3により検出された車両の進行方位とに基
づいて車両の走行軌跡を演算する。さらに、算出した走
行軌跡とCD−ROM16に記憶されている道路地図と
によりマップマッチングを行なって車両の現在地を演算
し、D−RAM22へ記憶する。したがって、イグニシ
ョンスイッチ102がオフされたときには、D−RAM
22に車両の停車位置、すなわち現在地が記憶されてお
り、その記憶位置を読み出す。このとき、GPSレシー
バー12により車両の正確な現在地が検出されていれ
ば、このGPS測位による現在地データにより上記のマ
ップマッチングにより算出された現在地を補正する。次
にステップS8で、図13〜15に示すサブルーチンを
実行して現在地周辺の各交差点へ至る最適経路の探索を
開始し、各層の最外郭交差点に関する情報をS−RAM
24へ記憶し、S−RAM24が探索データでいっぱい
になると経路探索を終了する。続くステップS9で、タ
イマー26がタイムアップしたか否かを判別し、タイム
アップしたらプログラムの実行を終了し、経路誘導装置
100への電源供給を停止する。
【0029】このように、イグニッションキーがオフさ
れても所定時間だけ経路誘導装置100に電源を供給し
続け、現在地を演算して現在地周辺の各交差点へ至る最
適経路を探索し、各層ごとの探索データを記憶容量いっ
ぱいまでS−RAM24へ記憶する。ふたたびイグニッ
ションキーがオンされ、目的地が設定されたら、現在地
周辺の各交差点へ至る最適経路の探索結果を用いて、目
的地から現在地までの最適経路を探索し、道路地図上に
現在地と探索された目的地までの最適経路を表示して乗
員を誘導する。
【0030】次に、図13〜15に示すフローチャート
により、現在地周辺の各交差点へ至る最適経路の探索処
理を説明する。図13のステップS100,S102に
おいて、次のような初期処理を行なう。 (1)D−RAM22およびS−RAM24の記憶内容
を消去する。 (2)出発交差点を特定する。この出発交差点は、例え
ば特開昭62−86499号公報に開示されているよう
に、現在地周辺の交差点の中から、現在地を中心とする
所定半径の円外に存在し、且つ最も現在地に近い交差点
を出発交差点として選定する。 (3)出発交差点1を最初の中心交差点に設定する。 (4)第1層の探索範囲の広さを決定する上述した境界
半径HにH1を設定する。 (5)中心交差点の親交差点に出発交差点1を設定す
る。 (6)出発交差点1の最外郭フラグに1を設定する。最
外郭フラグは、その交差点が最外郭交差点であることを
示すフラグである。第1層では親交差点が出発交差点1
であり、出発交差点1の最外郭フラグを1とする。 (7)出発交差点1の道程hに0を設定するとともに、
出発交差点1以外の全ての交差点の道程hに∞を設定す
る。
【0031】ステップS104で、中心交差点の道程h
が境界半径H(最初はH1、以後順にH2、H3、・
・、Hn)よりも大きいか否かを判別し、大きければ図
14のステップS122へ進み、そうでなければステッ
プS106へ進む。中心交差点の道程hが境界半径Hよ
りも大きければ、その中心交差点は最外郭交差点であ
り、図14のステップS122以降でその場合の処理を
行なう。一方、中心交差点の道程hが境界半径H以下で
あれば、その中心交差点はまだその階層の最外郭部に達
しておらず、ステップS106へ進む。ステップS10
6では、中心交差点に隣接する隣接交差点の内の1つを
選択してステップS108へ進み、中心交差点の道程h
に中心交差点から選択した隣接交差点までの道程を加算
して、その隣接交差点までの道程の計算値Aを求める。
続くステップS110において、隣接交差点までの道程
の計算値Aが、D−RAM22に記憶されているその隣
接交差点の道程hよりも小さいか否かを判別し、小さけ
ればステップS112へ進み、そうでなければステップ
S120へ進む。
【0032】隣接交差点までの道程の計算値AがD−R
AM22に記憶さている道程hよりも小さい時は、ステ
ップS112で、D−RAM22のその隣接交差点の道
程hを計算値Aに変更し、続くステップS114で、隣
接交差点の親交差点に中心交差点の親交差点を設定す
る。すなわち、現在の中心交差点は最外郭交差点ではな
いので、この中心交差点が第n層にあるとすると、この
中心交差点には第(n−1)層の親交差点が設定されて
いる。したがって、この隣接交差点にも中心交差点と同
じ親交差点を設定する。ステップS116で、現在選択
されている隣接交差点が中心交差点候補リストに存在す
るか否かを判別し、すでに中心交差点候補リストに登録
されていればステップS120へ進み、登録されていな
ければステップS118へ進む。中心交差点候補リスト
は、中心交差点になり得る交差点を登録するリストであ
る。ステップS118で、中心交差点候補リストにその
隣接交差点を追加登録する。次にステップS120へ進
み、現在設定されている中心交差点の隣接交差点をすべ
て検索したか否かを判別し、すべての隣接交差点に対し
て上記処理を終了したら図15のステップS140へ進
み、そうでなければステップS106へ戻って残りの隣
接交差点に対して上記処理を行なう。
【0033】図15のステップS140において、D−
RAM22に記憶されている中心交差点候補リストが空
か否かを判別し、空であればステップS142へ進み、
空でなければステップS146へ進む。中心交差点の道
程hが境界半径Hに達するまでは、上述したように中心
交差点の隣接交差点が中心交差点候補としてリストに追
加登録され、中心交差点候補が増加するが、中心交差点
の道程hが境界半径Hに達すると、隣接交差点は仮中心
交差点候補リストに追加され、中心交差点候補リストの
交差点数は次第に減少する。中心交差点候補リストが空
でない時は、ステップS146で、中心交差点候補リス
トに登録されている交差点の中で最小の道程hの交差点
を新しい中心交差点に設定してステップS148へ進
む。ステップS148では、中心交差点候補リストの中
から新しく中心交差点に設定された交差点を削除する。
そして、ステップS150で、S−RAM24が探索結
果のデータでいっぱいになったか否かを判別し、いっぱ
いになったらプログラムの実行を終了し、そうでなけれ
ば図13のステップS104へ進む。
【0034】以上のループで経路探索を行なっている
と、中心交差点の道程hが徐々に増加し、ついには境界
半径Hよりも大きくなる。図13のステップS104に
おいて、中心交差点の道程hが境界半径Hよりも大き
く、その中心交差点が最外郭交差点であると判別された
時は、図14のステップS122でS−RAM24にそ
の中心交差点、その親交差点および道程hを記憶する。
続くステップS124で、中心交差点に隣接する隣接交
差点の内の1つを選択してステップS126へ進み、中
心交差点の道程hに中心交差点から選択した隣接交差点
までの道程を加算して、その隣接交差点までの道程の計
算値Aを求める。続くステップS128において、隣接
交差点までの道程の計算値Aが、D−RAM22に記憶
されているその隣接交差点の道程hよりも小さいか否か
を判別し、小さければステップS130へ進み、そうで
なければステップS138へ進む。
【0035】隣接交差点までの道程の計算値AがD−R
AM22に記憶さている道程hよりも小さい時は、ステ
ップS130で、D−RAM22のその隣接交差点の道
程hを計算値Aに変更し、続くステップS132で、隣
接交差点の親交差点に中心交差点を設定する。すなわ
ち、現在の中心交差点は最外郭交差点であるから、この
中心交差点が第n層にあるとすると、この隣接交差点は
第(n+1)層にある。したがって、この隣接交差点の
親交差点には第n層の最外郭交差点、つまり現在の中心
交差点を設定する。ステップS134で、現在選択され
ている隣接交差点が仮中心交差点候補リストに存在する
か否かを判別し、すでに仮中心交差点候補リストに登録
されていればステップS138へ進み、登録されていな
ければステップS136へ進む。なお、中心交差点が最
外郭交差点の場合は、その隣接交差点を中心交差点候補
リストに登録せず、仮中心交差点候補リストに登録す
る。ステップS136で、仮中心交差点候補リストにそ
の隣接交差点を追加登録する。次にステップS138へ
進み、現在設定されている中心交差点の隣接交差点をす
べて検索したか否かを判別し、すべての隣接交差点に対
して上記処理を終了したら図15のステップS140へ
進み、そうでなければステップS124へ戻って残りの
隣接交差点に対して上記処理を行なう。
【0036】中心交差点の道程hが境界半径Hよりも大
きくなって中心交差点が最外郭交差点になると、上述し
たステップS146で中心交差点候補リストに登録され
ている交差点が徐々に減少し、ついには中心交差点候補
リストが空になる。そうすると図15のステップS14
0が肯定されてステップS142へ進み、仮中心交差点
候補リストが空か否かを判別する。これは、CD−RO
M16から読み出した所定範囲の道路地図の探索が終了
したか否かを確認するもので、仮中心交差点候補リスト
が空であれば道路地図の所定範囲の探索が終了したと判
断してプログラムの実行を終了し、そうでなければステ
ップS144へ進み、仮中心交差点候補リストに登録さ
れている交差点を中心交差点候補リストに移すととも
に、次の階層の経路探索を行なうために境界半径Hを増
加する(H1→H2→H3→・・・→Hn)。以上の処
理を繰り返すことにより、各階層の最外郭交差点を探索
し、その情報をS−RAM24に記憶する。
【0037】図19は、最適経路の探索方法を説明する
ための交差点ネットワーク図である。図19において、
小円は交差点を示し、その近傍の数字は交差点番号を示
す。また、交差点と交差点を結ぶ線が道路を示し、各道
路上の数字は交差点から交差点までの道程を示す。図2
0〜25は、D−RAM22に記憶される経路探索結果
を示す図である。D−RAM22には、各交差点ごとの
道程h、親交差点、中心交差点候補リストおよび仮中心
交差点候補リストを記憶する。なお、各交差点ごとに設
定される上述した最外郭フラグは図示を省略する。図1
9に示す交差点ネットワークを例に上げて、現在地周辺
の各交差点へ至る最適経路の探索過程を説明する。ここ
では、交差点1が出発交差点に特定されたものとする。
上述した初期設定後のD−RAM22には、図20に示
すデータが記憶されている。つまり、出発交差点1の道
程hに0が設定され、それ以外の交差点の道程hに∞が
設定されるとともに、出発交差点1の親交差点に1が設
定され、他の交差点の親交差点に0が設定される。
【0038】次に、出発交差点1の隣接交差点2〜6に
対して上述した経路探索が行なわれ、D−RAM22の
記憶内容が図21に示すように変化する。交差点2〜6
の各道程hが変更され、それらの親交差点として出発交
差点1が設定される。また、中心交差点候補リストには
出発交差点1の隣接交差点である交差点2〜6が登録さ
れる。中心交差点候補リストに登録された交差点2〜6
の中で、最小の道程hの交差点2が次の中心交差点に設
定され、中心交差点2の隣接交差点1,5,7,11に
対して経路探索が行なわれる。その結果、D−RAM2
2の記憶内容は図22に示すように変化する。つまり、
交差点5,7,11に対して道程hが変更され、それら
の親交差点として中心交差点2の親交差点1が設定され
る。またこの時、中心交差点候補リストから中心交差点
に設定された交差点2が削除されるとともに、新しく交
差点7,11が追加登録される。なお、交差点5はすで
に中心交差点候補リストに登録されているので、改めて
登録されない。
【0039】ここで、境界半径Hに9が設定されている
とする。出発交差点から周辺の各交差点へ至る最適経路
の探索を続けていくと、図23に示すように、道程h=
10の交差点18が中心交差点に選択された時点で、中
心交差点の道程hが9よりも大きくなる。したがって、
隣接交差点19,20は中心交差点候補リストではな
く、仮中心交差点候補リストに登録され、それらの親交
差点には中心交差点18が設定される。この中心交差点
18は、その道程hが境界半径H=9を超えているので
最外郭交差点となり、中心交差点番号18、その道程h
=10および親交差点1がS−RAM24に記憶され
る。さらに探索が続けられると、図24に示すように中
心交差点候補リストが空になる。この時点で交差点8,
12,13,14,18,21,22が第1層の最外郭
交差点となり、S−RAM24に記憶される。その後、
図25に示すように、仮中心交差点候補リストに登録さ
れている交差点が中心交差点候補リストに移され、上述
した処理が繰り返されて、各層の最外郭交差点情報がS
−RAM24に記憶される。
【0040】次に、図16〜18に示すフローチャート
により、目的地から現在地への最適経路の探索過程を説
明する。まず、図16のステップS200において目的
交差点を特定する。この目的交差点は、例えば上述した
出発交差点と同様に、目的地周辺の交差点の中から、目
的地を中心とする所定半径の円外に存在し、且つ最も目
的地に近い交差点を目的交差点に選定する。次にステッ
プS202へ進み、S−RAM24に記憶されている各
層の最外郭交差点に関する情報を読み出す。ステップS
204では中心交差点に目的交差点を設定し、続くステ
ップS206では、目的交差点の道程gに0を設定する
とともに、目的交差点以外のすべての交差点の道程gに
非常に大きな値、ここでは∞を設定する。ここで、目的
地から現在地への経路探索結果はD−RAM22に記憶
される。図26は、上記の初期設定がなされた時点のD
−RAM22の記憶内容を示す。図において、直前交差
点とは、目的交差点から各交差点へ至る最適経路上の各
交差点の手前にある交差点である。なお、最外郭フラグ
は、上述した現在地周辺の経路探索において各層の最外
郭交差点としてS−RAM24へ記憶された交差点であ
り、S−RAM24から読み出した最外郭交差点情報に
したがって最外郭交差点の最外郭フラグに1を設定す
る。
【0041】ステップS208において、中心交差点の
最外郭フラグが1であるか否かを判別し、中心交差点が
最外郭交差点であれば図18のステップS234へ進
み、そうでなければステップS210へ進む。ステップ
S210では、中心交差点に隣接する交差点の中からい
ずれかを選択してステップS212へ進み、中心交差点
の道程gに中心交差点から選択した隣接交差点までの道
程を加算して、その隣接交差点までの道程の計算値Aを
求める。ステップS214で、隣接交差点までの道程の
計算値Aが、D−RAM22に記憶されているその隣接
交差点の道程gよりも小さいか否かを判別し、小さけれ
ばステップS216へ進み、そうでなければ図17のス
テップS228へ進む。隣接交差点までの道程の計算値
AがD−RAM22に記憶されている道程gよりも小さ
い時は、ステップS216で、D−RAM22のその隣
接交差点の道程gを計算値Aに変更し、続くステップS
218で、隣接交差点の直前交差点に中心交差点を設定
する。
【0042】図17のステップS220において、現在
選択されている隣接交差点が中心交差点候補リストに存
在するか否かを判別し、すでに中心交差点候補リストに
登録されていればステップS228へ進み、そうでなけ
ればステップS222へ進む。ステップS222では、
現在選択されている隣接交差点の最外郭フラグに1が設
定されているか否かを判別し、最外郭フラグに1が設定
されていればステップS226へ進み、そうでなければ
ステップS224へ進む。隣接交差点が最外郭交差点で
なければ、ステップS224で、中心交差点候補リスト
に隣接交差点を追加登録するとともに、道路地図データ
に基づいて隣接交差点から出発交差点までの直線距離を
算出して推測道程h’に設定する。推測道程h’は任意
の交差点から出発交差点までの道程の推定値であり、こ
の実施例では任意の交差点から出発交差点までの直線距
離を推測道程h’とする。一方、隣接交差点が最外郭交
差点の場合は、中心交差点候補リストにその隣接交差点
を追加登録するとともに、出発交差点からその隣接交差
点へ至る経路の道程hが算出されているので、隣接交差
点の推測道程h’に隣接交差点の道程hを設定する。ス
テップS228で、すべての隣接交差点に対して上述し
た処理を終了したか否かを判別し、終了したらステップ
S230へ進み、そうでなければ図16のステップS2
10へ戻る。
【0043】ステップS230において、中心交差点候
補リストに登録されている交差点の中から、目的交差点
から出発交差点までの推測道程(g+h’)が最小の交
差点を新しい中心交差点として選定する。このように、
目的交差点から出発交差点までの推測道程が最小の交差
点を順次検索して探索を行なうことにより、目的交差点
から出発交差点への指向性をもった経路探索を行なうこ
とができ、探索領域を合理的に限定してより早く最適経
路を探索できる。続くステップS232で、中心交差点
候補リストの中から新しく中心交差点に選択された交差
点を削除して図16のステップS208へ戻り、上述し
た処理を繰り返す。
【0044】図16のステップS208において中心交
差点が最外郭交差点であると判別された時は、図18の
ステップS234へ進む。中心交差点が最外郭交差点の
場合は、目的交差点からその中心交差点までの最小道程
gの経路が確定しており、且つその中心交差点から出発
交差点への最小道程hの経路が確定しているので、目的
交差点から出発交差点への最小道程(g+h)の最適経
路が探索されたことになる。ステップS234で、D−
RAM22の記憶データを参照して最後の中心交差点か
ら直前交差点をたどり目的交差点までの最小道程の最適
経路を得る。続くステップS236で、最後の中心交差
点から親交差点をたどり、出発交差点までの最小道程の
最適経路を得る。そしてステップS238で、中心交差
点から出発交差点へ至る、上記親交差点をたどる経路を
詳細に計算し、目的交差点から出発交差点へ至る最適経
路を算出する。
【0045】なお、中心交差点から出発交差点までの親
交差点をたどって詳細な経路を計算する時に、第1層の
経路計算を優先して行ない、第1層の経路計算が終了し
た時点で第1層の範囲の最適経路をCRT18に表示
し、速やかに乗員の誘導開始する。また、第1層の探索
領域の広さを決定する設定地H1を他の層に比べて小さ
くし、第1層の探索領域を狭くしておけば、第1層の経
路計算がその分だけ短縮され、乗員の誘導を早く開始で
きる上に、第1層以外の探索領域が広いのでS−RAM
24に広い領域の探索データを記憶できる。さらに、第
1層の探索データはすべてS−RAMに記憶し、第2層
以上は最外郭交差点に関する探索データだけをS−RA
Mに記憶するようにしてもよい。その場合は、目的地設
定後の第1層における最適経路の再計算時間が不要とな
り、乗員の誘導をより早く開始できる。
【0046】なお、上述した各実施例では最小道程の経
路を最適経路としたが、所要走行時間が最小の経路を最
適経路としてもよい。この場合は、交差点間の距離と走
行速度により所要走行時間を算出しなければならない
が、実際の走行速度を予め特定することは困難であるか
ら、走行速度の代りにその交差点間の制限速度を用いて
所要走行時間を算出すればよい。またこの場合、目的地
からの経路探索における検索中の交差点から出発交差点
までの推測所要走行時間は、その交差点から出発交差点
までの直線距離と、その間の考えられる最高速度により
算出する。この考えられる最高速度は、検索中の交差点
から出発交差点までの間の考えられる経路の中で、考え
られる最高の走行速度とする。例えば、経路上に100
m/hの高速道路があれば最高走行速度を100m/h
とする。
【0047】以上の実施例の構成において、CD−RO
M16が道路地図記憶手段を、キー8が設定手段を、C
RT18が表示手段を、CPU1と図13〜15に示す
制御プログラムが第1の経路探索手段およびデータ選別
手段を、S−RAM24が探索結果記憶手段を、CPU
1と図16〜18に示す制御プログラムが第2の経路探
索手段を、タイマー26が電源供給手段を、補助電池2
7が補助電源をそれぞれ構成する。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、イグニションオフ後の電源が供給されている間に
現在地からその周辺の各交差点へ至る最適経路を探索
し、探索したデータの中から予め設定された条件を満た
すデータを選別して電源の供給が停止された後も補助電
源により駆動される探索結果記憶手段に記憶し、イグニ
ションオン後の目的地が設定された時に、記憶した探索
データと道路地図データとを検索して目的地から現在地
へ至る最適経路を探索するようにしたので、目的地が設
定された後の目的地から現在地への経路探索において、
すでに最適経路が探索されている現在地周辺の交差点ま
での経路探索が簡略化され、その分だけ全体の経路探索
時間が短縮され、速やかに道路地図上に最適経路を表示
して乗員の誘導を開始できる。さらに、探索データを選
別して記憶するので探索結果記憶手段の記憶容量を削減
できる。請求項2の発明によれば、現在地からの道程を
探索データの選別条件とし、道程が少なくとも第1およ
び第2の設定値に達した交差点に関する探索データを選
別するようにしたので、選別される探索データが現在地
を中心とした略同心円上に階層化され、少ない記憶容量
に広い範囲の探索データを記憶できる。請求項3の発明
によれば、現在地から交差点までの道程が第1の設定値
に達するまではすべての探索データを記憶し、それ以後
は現在地からの道程が少なくとも第2の設定値に達した
交差点に関する探索データを記憶するようにしたので、
目的地が設定された後、目的地から現在地へ至る最適経
路の内の現在地周辺の詳細な最適経路を速やかに算出で
き、より早く経路誘導を開始できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クレーム対応図。
【図2】一実施例の構成を示すブロック図。
【図3】図2に続く、一実施例の構成を示すブロック
図。
【図4】一実施例の電源系統図。
【図5】一実施例の最適経路の探索方法を説明する図。
【図6】出発交差点周辺の経路探索方法を説明する図。
【図7】出発交差点周辺の経路探索方法を説明する図。
【図8】出発交差点周辺の経路探索方法を説明する図。
【図9】目的地からの経路探索方法を説明する図。
【図10】目的地からの経路探索方法を説明する図。
【図11】目的交差点から出発交差点までの経路探索方
法を説明する図。
【図12】マイクロコンピューターのメイン制御プログ
ラムを示すフローチャート。
【図13】現在地周辺の各交差点へ至る最適経路探索プ
ログラムを示すフローチャート。
【図14】図13に続く、現在地周辺の各交差点へ至る
最適経路探索プログラムを示すフローチャート。
【図15】図14に続く、現在地周辺の各交差点へ至る
最適経路探索プログラムを示すフローチャート。
【図16】目的地から現在地への最適経路探索プログラ
ムを示すフローチャート。
【図17】図16に続く、目的地から現在地への最適経
路探索プログラムを示すフローチャート。
【図18】図17に続く、目的地から現在地への最適経
路探索プログラムを示すフローチャート。
【図19】最適経路の探索方法を説明するための交差点
ネットワーク図。
【図20】D−RAMに記憶される現在地周辺の経路探
索結果を示す図。
【図21】D−RAMに記憶される現在地周辺の経路探
索結果を示す図。
【図22】D−RAMに記憶される現在地周辺の経路探
索結果を示す図。
【図23】D−RAMに記憶される現在地周辺の経路探
索結果を示す図。
【図24】D−RAMに記憶される現在地周辺の経路探
索結果を示す図。
【図25】D−RAMに記憶される現在地周辺の経路探
索結果を示す図。
【図26】D−RAMに記憶される出発地周辺の経路探
索結果を示す図。
【符号の説明】
1 CPU 2 システムバス 3 方位センサー 4 増幅器 5 A/D変換器 6,9 I/Oコントローラー 7 車速センサー 8 キー 10 スピーカー 11 サウンドジェネレーター 12 GPSレシーバー 13 拡張I/O 14 受信機 15 アンテナ 16 CD−ROM 17 SCSIコントローラー 18 CRT 19 グラフィックコントローラー 20 V−RAM 21 ROM 22 D−RAM 23 漢字ROM 24 S−RAM 26 タイマー 27 補助電池 100 車両用経路誘導装置 101 バッテリー 102 キースイッチ 200 道路地図記憶手段 201 設定手段 202 表示手段 203 停車検出手段 204,204A,204B,204C 第1の経路探
索手段 205,205A,205B データ選別手段 206,206A,206B 探索結果記憶手段 207 第2の経路探索手段 208 電源供給手段 209 補助電源
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−215562(JP,A) 特開 平4−280287(JP,A) 特開 平4−29013(JP,A) 特開 平3−219397(JP,A) 特開 平3−135719(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 21/00 G08G 1/0969

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路地図データを記憶する道路地図記憶
    手段と、 目的地を設定する設定手段と、 前記道路地図記憶手段から道路地図を読み出して表示す
    るとともに、その道路地図上に前記設定手段により設定
    された目的地までの最適経路と車両の現在地とを表示す
    る表示手段とを備え、乗員を目的地まで誘導する車両用
    経路誘導装置において、イグニッションオフ後も予め設定した時間だけ車両用経
    路誘導装置へ電源の供給を継続する電源供給手段 と、イグニッションオフ後の前記電源供給手段により電源が
    供給されている間に、 前記道路地図記憶手段の道路地図
    データを検索して現在地からその周辺の各交差点へ至る
    最適経路を探索する第1の経路探索手段と、 この第1の経路探索手段により探索された探索データの
    中から予め設定された条件を満たすデータを選別するデ
    ータ選別手段と、 このデータ選別手段により選別された探索データを記憶
    する探索結果記憶手段であって、前記電源の供給が停止
    された後も補助電源から電源の供給を受けて記憶内容を
    保持する探索結果記憶手段と、イグニッションオン後に 前記設定手段により目的地が設
    定されると、前記探索結果記憶手段に記憶されている探
    索データと前記道路地図記憶手段の道路地図データとを
    検索して、目的地から現在地までの最適経路を探索する
    第2の経路探索手段とを備えることを特徴とする車両用
    経路誘導装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用経路誘導装置に
    おいて、前記第1の経路探索手段は、現在地から各交差点までの
    最小道程の経路を探索し、 前記データ選別手段は、現在地からの道程が予め設定し
    た値に達した交差点に関する探索データを選別する こと
    を特徴とする車両用経路誘導装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の車両用経路誘導装置に
    おいて、前記第1の経路探索手段は、現在地から各交差
    点までの最小道程の経路を探索し、 前記データ選別手段は、現在地からの道程が予め設定し
    少なくとも第1の値およびそれより大きな第2の値に
    それぞれ達した交差点に関する探索データを選別するこ
    とを特徴とする車両用経路誘導装置。
  4. 【請求項4】 請求項に記載の車両用経路誘導装置に
    おいて、前記探索結果記憶手段は、現在地からの道程が前記第1
    の値に達するまではすべての交差点に関する探索データ
    を記憶し、前記第1の値を超えたら前記データ選別手段
    により選別された現在地からの道程が少なくとも前記第
    2の値に達した交差点に関する探索データを記憶する
    とを特徴とする車両用経路誘導装置。
JP22594793A 1993-09-10 1993-09-10 車両用経路誘導装置 Expired - Fee Related JP3092405B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22594793A JP3092405B2 (ja) 1993-09-10 1993-09-10 車両用経路誘導装置
US08/302,028 US5557522A (en) 1993-09-10 1994-09-09 Apparatus and method for guiding vehicle occupant to travel from present position of vehicle to set destination through display unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22594793A JP3092405B2 (ja) 1993-09-10 1993-09-10 車両用経路誘導装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0783675A JPH0783675A (ja) 1995-03-28
JP3092405B2 true JP3092405B2 (ja) 2000-09-25

Family

ID=16837392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22594793A Expired - Fee Related JP3092405B2 (ja) 1993-09-10 1993-09-10 車両用経路誘導装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3092405B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0923923A (ja) * 1995-07-12 1997-01-28 Tetsuji Kamei 爪切器

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5922042A (en) * 1996-09-30 1999-07-13 Visteon Technologies, Llc Automatic resumption of route guidance in vehicle navigation system
DE60119062T2 (de) 2000-10-31 2006-11-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd., Kadoma Navigationsvorrichtung
JP3863383B2 (ja) * 2001-04-17 2006-12-27 三菱電機株式会社 ナビゲーション装置
CN103026175B (zh) * 2010-04-23 2016-04-13 筑城俊雄 导航设备

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0923923A (ja) * 1995-07-12 1997-01-28 Tetsuji Kamei 爪切器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0783675A (ja) 1995-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5557522A (en) Apparatus and method for guiding vehicle occupant to travel from present position of vehicle to set destination through display unit
EP0803705B1 (en) Navigation system for vehicles
EP1086358B1 (en) Navigation system
US5031104A (en) Adaptive in-vehicle route guidance system
US5931888A (en) Navigation system for vehicles with alternative route searching capabilities
US7333889B2 (en) Car navigation system
US6807482B2 (en) Navigation apparatus and navigation method
EP0933615B1 (en) Route searching apparatus
US20040143387A1 (en) Navigation system, and program and storage medium for use in the same
KR20070012272A (ko) 네비게이션 시스템
JPH09178498A (ja) 車両位置修正方法
WO1999057517A1 (en) Method for displaying a current vehicle location using a navigation system
WO1992021937A1 (en) Navigation apparatus and navigation method
JP2000146604A (ja) 車両用ナビゲ―ション・システム及び方法
US6604048B2 (en) Car navigation system and storage medium
JPH05118866A (ja) 車両用経路誘導装置
JP3092405B2 (ja) 車両用経路誘導装置
JP2544855B2 (ja) 車両誘導装置
JPH03175478A (ja) 地図表示装置
JPH0942987A (ja) 車載用地図表示装置
JP2675970B2 (ja) ナビゲーション装置
JP2897809B2 (ja) 車両用ナビゲーション装置
JP2716058B2 (ja) 車載ナビゲータ
JP3092406B2 (ja) 車両用経路誘導装置
JPH0989579A (ja) 走行軌跡表示機能を備えたナビゲーション装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080728

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080728

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090728

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees