JP3091738U - 水との接触によりエアバッグに自動的に気体を充填する装置 - Google Patents
水との接触によりエアバッグに自動的に気体を充填する装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】水上で使用される救命具の利用効果を高めるべ
く、水との接触によりエアバッグに自動的に気体を充填
する装置を提供する。 【解決手段】駆動部内に設けられた制動座31内に押棒
314を設け、該押棒314に設けられた直径の大きな
環状面で圧縮ばね313の押圧力を受け、該押棒の傾斜
環状面が押圧する嵌設棒317(316)が形成するリ
ング状の両端を水溶性繊維で縛って固定し、水が進入す
ることで該糸315が溶解し、該圧縮ばね131の張力
で両該嵌設棒のリングを押し分け、該押棒314が受動
棒4を押すことで気体進入栓6内の針台33が押され、
該針台33の先端でボンベAの口が破られてエアバッグ
Bに自動的に気体が充填される。
く、水との接触によりエアバッグに自動的に気体を充填
する装置を提供する。 【解決手段】駆動部内に設けられた制動座31内に押棒
314を設け、該押棒314に設けられた直径の大きな
環状面で圧縮ばね313の押圧力を受け、該押棒の傾斜
環状面が押圧する嵌設棒317(316)が形成するリ
ング状の両端を水溶性繊維で縛って固定し、水が進入す
ることで該糸315が溶解し、該圧縮ばね131の張力
で両該嵌設棒のリングを押し分け、該押棒314が受動
棒4を押すことで気体進入栓6内の針台33が押され、
該針台33の先端でボンベAの口が破られてエアバッグ
Bに自動的に気体が充填される。
Description
【0001】
本考案は水との接触によりエアバッグに自動的に気体を充填する装置に係り、
特に略凹字型を呈した二つの嵌設棒を合わせて両端を水溶性の繊維による糸で縛
り、実際に使用する際は該繊維が水に接触して溶解することで該二つの嵌設棒が
分かれるのを利用し、内部に設けられたばねの張力によって押された押棒で針台
を連動することによって、気体の充填されたボンベの口を破って自動的にエアバ
ッグに気体を充填する構造を具有するものに関わる。
【0002】
公知構造における水上救命エアバッグBの気体を急速に充填する装置において
は、図1に示すように、先ず本体1内部に通気室11を具有し、該通気室11外
側には鋼鉄のボンベAと連結されている気体進出ねじ孔12と、救命エアバッグ
Bに連結されている気体放出ねじ孔13とが設けられており、もう片側には通気
室11内を前後に移動する駆動桿14が設けられており、該駆動桿14の穿入側
にはばね15と針16が設けられており、作動すると該針16は該気体進入ねじ
孔12に向かって進む。
実際に使用する際は、該本体1上方に設けられた該駆動桿14のもう一端に更
にレバー17が枢設されており、該レバー17を引っ張ることで凸面171が該
駆動桿14を該通気室11内に押し、該針16が該ボンベAの入口を破る。該駆
動桿14に設けたストップリング141によって、該レバー17が停止した際に
ストップする個所を提供しており、該ばね15が弾力によって元の位置に戻ろう
とすることで開口を塞ぎ、こうして該通気室11は気体が密閉された状態となり
、該ボンベAの圧縮された空気によって該救命エアバッグBが充填されて飽和状
態となるものである。
【0003】
上述のような人による操作を必要とする水上救命具用のエアバッグにおいては
、実際使用する際には、溺れそうになっている状態の場合も多く、慌ててしまう
ことより巧く使用するのが難しい。
そこで、水上で使用される救命具の利用効果を高めるべく、本考案の水との接
触によりエアバッグに自動的に気体を充填する装置を提供する。
【0004】
駆動部内に制動座を設け、該制動座内には押棒を設け、更に二つの対称を成し
た略凹字型を呈した嵌設棒を合わせた後に形成される開口と緊密に接触するべく
該押棒の中間よりやや先端付近には傾斜環状面を設け、また該押棒のもう一端に
は複数の凸部によって形成された直径の大きな環状面を形成しており、該環状面
で圧縮ばねを挟持し、更に両該嵌設棒の両端を水溶性繊維の糸によって縛って固
定し、大量の水が進入することで該糸が溶解し、該圧縮ばねの張力によって両該
嵌設棒を押し分け、該押棒が受動棒を押すことで気体進入栓内の針台が押され、
該針台の先端で気体の充填されたボンベの口が破られてエアバッグに自動的に気
体が充填されるようにする。
【0005】
図2,3,4に示すように、本考案は主に外殻2,駆動部3,受動棒4,気体
進入栓6,栓7より構成されている。
該駆動部3は隔離環32,針台33,ばね34より構成されており、該外殻2
内には三つの貫通した通路21を具有し、該駆動部3,受動棒4,レバー5,気
体進入栓6をその間に設置し、該気体進入栓6内には気体の充填された鋼鉄のボ
ンベAの口の外側に外螺旋A1と相対する内螺旋61が設けられており、該ボン
ベAが該気体進入栓6によって該外殻2の通路21と一体になるようになってい
る。
また該駆動部3は、該気体進入栓6と水平を呈している通路21の他端に接続
されており、並びに該針台33の331にばね34と隔離環32を穿設した後、
該気体進入栓6内に位置させることで、内側にて前後に移動できるようにし、ま
た該外殻2内側には該気体進入栓6に相対して気体放出孔22が形成され、こう
して該救命エアバッグBが嵌設できるようになり、更に該通路21内側中央には
接触壁面23,24が形成されており、それぞれ該気体進入栓6と該制動座31
を定位する。
該受動棒4は略L字型を呈しており、栓41で以って該外殻2の側面に枢設さ
れており、該レバー5,駆動部3,針台33の332に挟設されており、押され
ることで凸面42が連動して該針台33をストップさせ、こうして331が該ボ
ンベAの入り口を破り、該ボンベAと該救命エアバッグB間を密閉した状態にす
る。
【0006】
図5に示すように、該制動座31は進水栓311,内蓋312,圧縮ばね31
3,押棒314,水溶性繊維による糸315,嵌設棒316,317より構成さ
れる。
該水溶性繊維による糸315においては、該嵌設棒316,317両側の至端
部316a,317aを縛ることにより、嵌設棒316と嵌設棒317の間を密
閉して開口を形成しており、該押棒314の押棒先端314aの適当な個所には
傾斜環状面314bを形成しており、該傾斜環状面314bはちょうど該嵌設棒
316,317間に形成された開口の至端部316a,317aに当たる。
該押棒314には直径の大きな環状面314cは数個の凸部314dによって
一つの環状を呈した面が形成されているのであり、圧縮ばね313が該凸部31
4dにて進水栓311と内蓋312の内側で挟設され、該押棒314に押す力が
発生した際も、該進水栓311及び嵌設棒316,317間に挟設された状態に
する。
該進水栓311は数個の進水孔311aを具有し、並びに外殻2外側の栓7に
は数個の浸透孔71(図2参照)が形成されており、水が該浸透孔71より該進
水孔311aに進入して導入される。また該内蓋312中央の穿設孔312aは
該押棒314の押棒先端314aが穿入した後に接触してストップさせる個所を
提供しており、嵌設棒316,317によって更に水が隔離されて該気体進入栓
6に水が流れ込むのを防止し、鋼鉄のボンベAの気体と混合しないようになって
いる。
【0007】
図6に示すように、水Cが該栓7の浸透孔71より該進水栓311の進水孔3
11aに至ったとき、該水溶性繊維による糸315が水に触れて溶けることで該
圧縮ばね313の張力によって押され、該嵌設棒316,317が外れても、同
時に該押棒314の押棒先端314aが該圧縮ばね313の張力によって内側に
押されて該受動棒4を押し(図7参照)、該レバー5内の針台33の331が連
動してボンベAを刺し、該ボンベA内部の圧縮された気体Dが該気体放出孔22
より救命エアバッグBに対して気体を充填し、水との接触による自動的充填機能
が達成される。
【0008】
また図2に示すように、該受動棒4上方にはレバー5が固定軸ピン51によっ
て該外殻2の片側に設けられている。該レバー5中央と該外殻2には相互に貫通
する孔52,25が設けられており、ピン53が穿入されていることから、該駆
動部3が万一故障してしまっている場合でも手動によって該ピン53を折り、こ
うすることでも上述同様に該針台33が該ボンベAを刺して気体を充填する機能
を提供する目的を果たすことができる(図8参照)。
【0009】
更に図5に示すように、本考案のもう一つの実施例としては、圧縮ばね313
,嵌設棒317と内蓋312間には中央に導引孔351を具有する定位部35を
設け、該導引孔351内壁にはフック352を具有し、該水溶性繊維による糸3
15が水に触れて溶け、該押棒314が該内蓋312を穿通する際、該フック3
52によって該傾斜環状面314bを定位し、ずれたり外れたりするのを防止し
ている。
【0010】
本考案によると、水に触れることで自動に気体が充填されることより使用の際
に慌てることがなく、より効果的な救命の目的を達成することに成功した。
【図1】公知構造における気体充填装置の断面説明図で
ある。
ある。
【図2】歩行案いおける分解図である。
【図3】本考案における組立て説明図である。
【図4】本考案における断面説明図である。
【図5】本考案における制動座の分解図である。
【図6】本考案における作動前の断面図である。
【図7】本考案における作動後の断面図である。
【図8】本考案における手動での実施例を示す断面図で
ある。
ある。
1 本体
11 通気室
12 気体進入ねじ孔
13 気体放出ねじ孔
14 駆動桿
141 ストップリング
15 ばね
16 針
17 レバー
171 凸面
2 外殻
21 通路
22 気体放出孔
23,24 接触壁面
25 孔
3 駆動部
31 制動座
311 進水栓
311a 進水孔
312 内蓋
312a 穿設孔
313 圧縮ばね
314 押棒
314a 押棒先端
314b 傾斜環状面
314c 環状面
314d 凸部
315 水溶性繊維による糸
316,317 嵌設棒
316a,317a 至端部
32 隔離環
33 針台
331 先端
332 平面端
34 ばね
35 定位部
351 導引孔
352 フック
4 受動棒
41 栓
42 凸面
5 レバー
51 固定軸ピン
52 孔
53 ピン
6 気体進入栓
61 内螺旋
7 栓
71 浸透孔
A 鋼鉄のボンベ
A1 外螺旋
B 救命エアバッグ
C 水
D 気体
Claims (3)
- 【請求項1】主に外殻,駆動部,受動棒,気体進入栓,
栓より構成される、水との接触によりエアバッグに自動
的に気体を充填する装置において、 該駆動部には内蓋,押棒,圧縮ばね,進水栓より構成さ
れる制動座と、隔離環,針台,ばねとが含まれ、 更に該制動座の内蓋には、該押棒の先端が穿入される穿
設孔が設けられており、該押棒には該圧縮ばねを定位す
るべく直径の大きな環状面が設けられており、また該押
棒の中間よりやや先端に接近した個所には傾斜環状面が
設けられており、 略凹字型を呈した二つの嵌設棒を合わせて密閉した後に
形成される開口に該押棒を先端より挿入し、該押棒の先
端と該内蓋の間で定位し、更に該二つの嵌設棒の両端付
近を水溶性繊維による糸で固定し、該内蓋を該進水栓に
蓋をして該押棒を定位してなり、 該進水栓には数個の進水孔が設けられており、該外殻外
側の栓には浸透孔が設けられていることより、水が該浸
透孔及び進水孔を通過して内部に導引され、該水溶性繊
維による糸が水と接触して溶解して切れ、該押棒が圧縮
ばねの張力によって押されて該嵌設棒を押し分け、該穿
設孔を通過して該受動棒を押し動かし、該気体進入栓内
の針台の先端が連動して気体の充填されたボンベの口を
破り、自動的にエアバッグに気体が充填されることを特
徴とする水との接触によりエアバッグに自動的に気体を
充填する装置。 - 【請求項2】該外殻上方にはレバーが設けられており、
該レバー中央と該外殻の間には相互に貫通した孔が設け
られており、更にレバー中央と該外殻の間には相互に貫
通する孔が設けられており、且つ該孔には非常時に手動
で折るピンが挿入されていることを特徴とする請求項1
記載の水との接触によりエアバッグに自動的に気体を充
填する装置。 - 【請求項3】該制動座の嵌設棒と蓋との間には、更に中
央に導引孔を具有する定位部を設け、該導引孔内壁には
フックが設けられており、水溶性の繊維による糸が水と
接触して溶解し、該押棒が内蓋を穿設した際、該フック
で傾斜環状面を挟持して定位することを特徴とする請求
項1記載の水との接触によりエアバッグに自動的に気体
を充填する装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002004685U JP3091738U (ja) | 2002-07-29 | 2002-07-29 | 水との接触によりエアバッグに自動的に気体を充填する装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002004685U JP3091738U (ja) | 2002-07-29 | 2002-07-29 | 水との接触によりエアバッグに自動的に気体を充填する装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3091738U true JP3091738U (ja) | 2003-02-14 |
Family
ID=43245834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002004685U Expired - Fee Related JP3091738U (ja) | 2002-07-29 | 2002-07-29 | 水との接触によりエアバッグに自動的に気体を充填する装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3091738U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009525226A (ja) * | 2006-02-02 | 2009-07-09 | メロウグラフィック・リミテッド | 浮揚装置 |
CN112914213A (zh) * | 2019-12-05 | 2021-06-08 | 汪刚 | 自动充气式防沉水挂件 |
-
2002
- 2002-07-29 JP JP2002004685U patent/JP3091738U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009525226A (ja) * | 2006-02-02 | 2009-07-09 | メロウグラフィック・リミテッド | 浮揚装置 |
CN112914213A (zh) * | 2019-12-05 | 2021-06-08 | 汪刚 | 自动充气式防沉水挂件 |
CN112914213B (zh) * | 2019-12-05 | 2024-05-10 | 汪刚 | 自动充气式防沉水挂件 |
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