JP3091694U - ディスポーザー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 環境清潔を保持し、悪臭を発生させず環境品
質を向上させ、全体の清潔衛生を保持可能なディスポー
ザーを提供する。 【解決手段】 流し台１底部にカッター２を装着し、内
部のモーターで刃物円盤２２を伝動し廃棄物を細かく切
断し形成する流動体の滓を送出管２３を通って水分滓分
離機３へ送出する。流動体の滓Ｍが濾過筒体３３の注入
口へ流れるとモーター３２が螺旋体を伝動させる。流動
体の滓Ｍが螺旋体によって上へ持ち上げられ、螺旋体の
直径方向の遠心力及び軸方向の圧縮力によって流動体の
滓の水分が濾過筒体３３の無数の細孔から飛ばされた
り、押し出されたりする。水分Ｗは収納容器３１へ流
れ、送出管３４を通って排出される。脱水された粉末状
の滓Ｓが、螺旋体の上へ回る回転力によって濾過筒体３
３の開口端へ送入され、回収管３２を通ってゴミ箱４へ
送出される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はディスポーザーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

人口が増加するにつれて、ゴミ問題が深刻化するため、各政府は環境保護の重 要さを見直しながら、各対策例えば、ゴミを分類すること、ゴミを着地させない こと、指定ゴミ袋によってゴミ処理手数料を徴収すること等を実施しているもの の、色々な要因が絡むため、普及化に至りえない。

【０００３】 一般、家庭の廃棄物（台所の生ゴミ）は、ゴミ問題の中で一番処理しにくいも のである。早期農村社会では、台所の生ゴミは豚の餌にあたって回収されるので あったが、現在の都会社会では、台所の生ゴミを処理するのは一番困ることであ る。一般ゴミとして処理するなら、ゴミ袋に入れてほかのゴミとともにゴミ収集 車に出すのは不衛生の処理の仕方である。それは、食べ残りが腐って悪臭を発生 したり、流動体を滲出したりすると汚染及び環境保護の問題が更に深刻化するか らである。

【０００４】 図１に示すように、周知のディスポーザー２は、流し台１の水槽１１の底部に 装置されるのであって、魚の骨、スイカの皮、食べ残り等をカッター２の内部へ 送入し、モーター２１が刃物円盤を伝動することによって上述廃棄物を細かく切 断し、送出管を通って室外の排水溝２４へ排出する。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上述のディスポーザーは、台所の廃棄物や、台所の生ゴミの処 理は問題にならないが、細かく切断され且つ排水溝へ排出される台所の生ゴミは 、適当に処理されないと、流動体の滓とかわらず、排水溝を汚染し塞いで、更に 若干の日にちを経つと腐って悪臭を発生するとともに、病毒を繁殖する温床とな る。さらに、適当な処理をしないと環境保護にマイナス効果をもたらす。 したがって本考案の主な目的は環境清潔を保持し、悪臭を発生させず環境品質 を向上させ、全体の清潔衛生を保持可能なディスポーザーを提供することにある 。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上述の目的を達成するために、本考案の請求項１に記載のディスポーザーは、 カッターが台所の生ゴミを細かく切ることによって形成する流動体の滓が送出管 を通って水分／滓分離機へ送出される。 収納容器は、流動体の滓から分離される水分を収集する。モーターは、収納容 器の底部に装着され、且つ回転軸によって容器底部から容器内の螺旋体を伝動す る。濾過筒体は、螺旋体の周縁に固定される。筒壁に多数の細孔を有し、上端の 開口から螺旋体の前端部を突き出させるようにし、且つ濾過筒体の底部近くの筒 壁にディスポーザーの送出管と接続するための注入口を有する。

【０００７】 排出管は、収納容器の一側に装着され、濾過筒体から分離される水分を所定の 所に送出する。回収管は、濾過筒体の開口に装着され、螺旋体から送出される脱 水滓を収集し、その外端部から排出する。更に回収管の外端部に設置されるゴミ 箱やゴミ袋によって回収する。

【０００８】 本考案の請求項２に記載のディスポーザーは、水分／滓分離機は室外に設置可 能である。 本考案の請求項３に記載のディスポーザーは、水分／滓分離機は大型であって 、団地の建物の一階或いは地下室に設置可能である。

【０００９】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図２及び図３に示すように、本考案の一実施例によるディスポーザーは、流し 台１の水槽１１の底部にカッター２を装着し、その内部のモーターが刃物円盤２ ２を伝動することによって台所の廃棄物を細かく切断し形成する流動体の滓Ｍを 送出管２３を通って水分／滓分離機３へ送出するものである。

【００１０】 その特徴は、収納容器３１は、流動体の滓Ｍから分離される水分Ｗを収集する 。モーター３２は、収納容器３１の底部に装着され、回転軸３２１によって容器 底部から容器内の螺旋体３２２を伝動する。濾過筒体３３は、螺旋体３２２の周 縁に固定され、筒壁に多数の細孔３３１を有する。上端の開口３３２から螺旋体 ３２２の前端部を突き出させるようにし、且つ濾過筒体３３の底部近くの筒壁に ディスポーザーの送出管２３と接続するための注入口３３３を有する。

【００１１】 排出管３４は、収納容器３１の一側に装着され、濾過筒体３３から分離される 水分Ｗを所定の所に送出する。回収管３５は、濾過筒体３３の開口３３２に装着 され、螺旋体３２２から送出される脱水滓Ｓを収集し、その外端部３５１から排 出する。更に回収管３５の外端部３５１に設置されるゴミ箱４やゴミ袋４１によ って回収する。

【００１２】 このように、流動体の滓Ｍが濾過筒体３３の注入口３３３へ流れるとモーター ３２が螺旋体３２２を伝動させる。流動体の滓Ｍが螺旋体３２２によって上へ持 ち上げられる。螺旋体３２２の直径方向の遠心力及び軸方向の圧縮力によって流 動体の滓Ｍの水分が濾過筒体３３の無数の細孔３３１から飛ばされたり、押し出 されたりすると、水分Ｗは収納容器３１へ流れ、送出管３４を通って排出される 。脱水された粉末状の滓Ｓが、螺旋体３２２の上へ回る回転力によって濾過筒体 ３３の開口端３３２へ送入され、回収管３２を通ってゴミ箱４へ送出される。そ してゴミ箱４にゴミ袋４１を取り付けるか、回収管の外端部３５１とゴミ袋４１ とを直ちに縛ることによって、脱水滓Ｓを回収するとともに、再利用するのが可 能である。また前述螺旋体３２２の前端部が濾過筒体３３の開口端を突き出すと ころに、螺旋体３２２の回転送出板３２３を有することによって、脱水滓Ｓを回 収管３４へ送出し、回収する。

【００１３】 本実施例の使用状態について、図２に示すように水分／滓分離機３及びカッタ ー２は同時に流し台に装着される。 又、図４に示すように水分／滓分離機及びゴミ箱は室外に装着可能である。こ のような使用者の都合によって調整可能であれば飲食業の使用にこたえられる。

【００１４】 その他に、集中住宅や団地住宅の場合、図５に示すように、カッター２の送出 管２３と一階か地下室に設置される大型水分／滓分離機とを連接すると、分離圧 縮脱水及び回収を集中処理することが可能であり、更に便利になる。 又、集中管が設置されない古い団地やビールの場合、図６に示すように、大型 カッター２"を団地の所定場所に設置することによって、住民が台所の生ゴミを カッター２"へ入れると回収及び再利用の目的を果たす。水分／滓分離機３"及び ゴミ箱４を室外に装着する場合、箱体５によって収納することが可能である。

【００１５】 上述技術による本実施例の効果を再び詳しく説明する。 （１）本実施例は、台所の廃棄物を細かく切断した後、水分／滓分離機３によ って流動体の滓Ｍを遠心力圧縮脱水方式で水分と滓に分離する。水分と滓をいず れも回収して再利用することが可能である。図７に示すように、分離され且つ濾 過筒体３３を通った水分Ｗは滓が残っていないため、直接に排出されるとしても 排水溝の流れ及び清潔を保持することが可能である。飲食業或は特定使用者の場 合、台所の生ゴミが油っぽいため、先に排出される水を回収し、その後浄水槽や 濾過装置などで濾過したら排出する。すると、環境保護による排出標準にふさわ しく、水道や河川を汚染することがない。従って、本実施例は水道の汚染を予防 する第一関門の処理装置だと言え、その処理後の回収処理も便利になり、且つ回 収される水分を野菜や花にかけると水の資源を無駄にすることが減少する。

【００１６】 （２）本実施例による回収される脱水滓Ｓは包装して収集したり、運送したり するのが便利であって、工場に集中回収されて、肥料や外の用途として製造され ることが可能であると同時に、付加価値が増加する。 （３）本実施例によって益々深刻化する環境品質を改善することが可能でであ るため、経済実用を持つだけでなく、環境保護に役が立つ効果が増進する。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の、台所にディスポーザーを設置した図で
ある。

【図２】本考案の一実施例によるディスポーザーを示す
断面図である。

【図３】図２における主な構造の拡大断面図である。

【図４】本実施例による水分／滓分離機及びゴミ箱を室
外に装着した使用状態を示す図である。

【図５】本実施例による分離圧縮脱水及び回収を集中処
理する使用状態を示す図である。

【図６】本実施例による大型カッター２"、水分／滓分
離機３"及びゴミ箱４を室外に装着した状態を示す図で
ある。

【図７】本実施例による回収プロセスを示す図である。

【符号の説明】

１ 流し台 ２ カッター ３ 水分／滓分離機 ４ ゴミ箱 ５ 箱体 １１ 水槽 ２１ モーター ２２ 刃物円盤 ２３ 送出管 ３１ 収納容器 ３２ モーター ３３ ろ過筒体 ３４ 排出管 ３５ 回収管 ４１ ゴミ袋 ３２１ 回転軸 ３２２ 螺旋体 ３２３ 回転送出板 ３３１ 細孔 ３３２ 開口 ３３３ 注入口

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 カッターが台所の生ゴミを細かく切るこ
   とによって形成される流動体の滓が送出管を通って水分
   ／滓分離機へ送出されるディスポーザーであって、前記
   水分／滓分離機において、 収納容器は、流動体の滓から分離される水分を収集し、 モーターは、収納容器の底部に装着され、且つ回転軸に
   よって容器底部から容器内の螺旋体を伝動し、 濾過筒体は、螺旋体の周縁に固定され、筒壁に多数の細
   孔を有し、上端の開口から螺旋体の前端部を突き出さ
   せ、且つ濾過筒体の底部近くの筒壁にディスポーザーの
   送出管と接続するための注入口を有し、 排出管は、収納容器の一側に装着され、濾過筒体から分
   離される水分を所定の所に送出し、 回収管は、濾過筒体の開口に装着され、螺旋体から送出
   される脱水滓を収集し、その外端部から排出し、更に回
   収管の外端部に設置されるゴミ箱またはゴミ袋に回収す
   ることを特徴とするディスポーザー。
2. 【請求項２】 水分／滓分離機は室外に設置可能である
   ことを特徴とする請求項１に記載のディスポーザー。
3. 【請求項３】 水分／滓分離機は大型であって、団地の
   建物の一階或いは地下室に設置可能であることを特徴と
   する請求項1に記載のディスポーザー。