JP3091690B2 - TiB2系コーティングの製造方法 - Google Patents
TiB2系コーティングの製造方法Info
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- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22F—WORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
- B22F1/00—Metallic powder; Treatment of metallic powder, e.g. to facilitate working or to improve properties
- B22F1/14—Treatment of metallic powder
- B22F1/148—Agglomerating
-
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】発明の分野 この発明は、TiB2(二硼化チタン)及び金属系成分
の焼結粉体混合物を好適な基材上に熱スプレーすること
によるTiB2系コーティング(本明細書において『T
iB2系コーティング』とは、TiB2を基とするコーテ
ィングを意味する)の製造方法に関する。
の焼結粉体混合物を好適な基材上に熱スプレーすること
によるTiB2系コーティング(本明細書において『T
iB2系コーティング』とは、TiB2を基とするコーテ
ィングを意味する)の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】発明の背景 二硼化チタンは、優れた耐摩耗性、耐腐蝕性及び耐浸蝕
性を有する、非常に硬い耐火性の化合物である。これは
また、良好な電気及び熱伝導性をも示す。二硼化チタン
を基とするコーティングを製造するために、化学的蒸着
(CVD)、スパッタリング、電着、プラズマスプレー
合成及びTiB2 含有粉体のプラズマスプレーを含む多
くの方法が開発されている。後者の熱スプレー法は、有
用なコーティングを製造するに当たって中程度に成功を
収めているだけである。これは、TiB2 の融点が非常
に高い(約3000℃)こと及びその化学的特性による
ところが大きい。その結果として、この技術によって製
造されている有用なコーティングは、TiB2 の容量比
率が比較的低いものだけである。
性を有する、非常に硬い耐火性の化合物である。これは
また、良好な電気及び熱伝導性をも示す。二硼化チタン
を基とするコーティングを製造するために、化学的蒸着
(CVD)、スパッタリング、電着、プラズマスプレー
合成及びTiB2 含有粉体のプラズマスプレーを含む多
くの方法が開発されている。後者の熱スプレー法は、有
用なコーティングを製造するに当たって中程度に成功を
収めているだけである。これは、TiB2 の融点が非常
に高い(約3000℃)こと及びその化学的特性による
ところが大きい。その結果として、この技術によって製
造されている有用なコーティングは、TiB2 の容量比
率が比較的低いものだけである。
【0003】典型的な現状の技術によるTiB2 含有熱
スプレー粉体の製造方法は、TiB 2 と金属合金との機
械的混合物を用いるものである。この目的のために、様
々な金属合金、通常は鉄又はニッケルを基とする金属合
金が用いられている。得られるコーティングのミクロ構
造を、二硼化チタンの粒子寸法を低減させ且つそのコー
ティング中への取り込みを強化することによって改善す
るために、粉体の機械的合金化が研究されている。この
技術を用いて、12重量%(約19.5容量%)までの
TiB2 を含有するコーティングが製造されている。T
iB2 と金属系添加物との機械的ブレンド粉体(即ち機
械的にブレンドされた粉体)によって、様々な基材上に
コーティングが製造されている。これらのコーティング
は比較的多孔質であり、マトリックスとして硼素含有合
金を含有させたものを除くと、コーティングの硬度は極
めて低い。硼素を含有するこれらのコーティングについ
ては、高められた硬度は比較的硬いマトリックスに帰す
るものだった。
スプレー粉体の製造方法は、TiB 2 と金属合金との機
械的混合物を用いるものである。この目的のために、様
々な金属合金、通常は鉄又はニッケルを基とする金属合
金が用いられている。得られるコーティングのミクロ構
造を、二硼化チタンの粒子寸法を低減させ且つそのコー
ティング中への取り込みを強化することによって改善す
るために、粉体の機械的合金化が研究されている。この
技術を用いて、12重量%(約19.5容量%)までの
TiB2 を含有するコーティングが製造されている。T
iB2 と金属系添加物との機械的ブレンド粉体(即ち機
械的にブレンドされた粉体)によって、様々な基材上に
コーティングが製造されている。これらのコーティング
は比較的多孔質であり、マトリックスとして硼素含有合
金を含有させたものを除くと、コーティングの硬度は極
めて低い。硼素を含有するこれらのコーティングについ
ては、高められた硬度は比較的硬いマトリックスに帰す
るものだった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、焼結
TiB2 粉体からTiB2 系コーティングを製造するた
めの方法を提供することである。精細に分散されたTi
B2 粒子を高い容量比率で含有する高い密度を有するT
iB2 系コーティングを基材上に提供することが、本発
明の目的である。本発明の上記の及びその他の目的及び
利点は、以下の説明を考察することから明らかになるだ
ろう。
TiB2 粉体からTiB2 系コーティングを製造するた
めの方法を提供することである。精細に分散されたTi
B2 粒子を高い容量比率で含有する高い密度を有するT
iB2 系コーティングを基材上に提供することが、本発
明の目的である。本発明の上記の及びその他の目的及び
利点は、以下の説明を考察することから明らかになるだ
ろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明の概要 本発明は、(a)TiB2 粉体と少なくとも1種の元素
状金属、少なくとも1種の金属合金及びそれらの混合物
より成る群から選択される金属系成分の粉体との混合物
を焼結して焼結生成物を製造する工程、(b)工程
(a)の焼結生成物を粉体にする工程、並びに(c)工
程(b)の粉体を基材上に熱的に(即ち熱によって)付
着させてTiB2 系コーティング物品(TiB2 を基と
するコーティングを施された物品)を製造する工程を含
む、基材上にTiB2 系コーティングを製造する方法に
関する。
状金属、少なくとも1種の金属合金及びそれらの混合物
より成る群から選択される金属系成分の粉体との混合物
を焼結して焼結生成物を製造する工程、(b)工程
(a)の焼結生成物を粉体にする工程、並びに(c)工
程(b)の粉体を基材上に熱的に(即ち熱によって)付
着させてTiB2 系コーティング物品(TiB2 を基と
するコーティングを施された物品)を製造する工程を含
む、基材上にTiB2 系コーティングを製造する方法に
関する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において用いるための好適
な基材は、鉄、ニッケル、コバルト、アルミニウム、
銅、チタン及びそれらの合金より成る群から選択するこ
とができる。
な基材は、鉄、ニッケル、コバルト、アルミニウム、
銅、チタン及びそれらの合金より成る群から選択するこ
とができる。
【0007】優れたミクロ構造を有する熱スプレーTi
B2 系コーティング、即ち精細に分散されたTiB2 粒
子を高い容量比率で含有する高い密度を持つ熱スプレー
TiB2 系コーティングは、TiB2 と金属系マトリッ
クスとの混合物を初めに焼結し、次いで焼結生成物を所
望の粉体寸法範囲にし、次いで熱スプレーすることによ
って、最もよく達成することができるということがわか
った。ある場合には、焼結への先駆体として前もって合
金化した金属系成分を用いるよりもむしろ、TiB2 と
元素状粉体とを適当な割合でブレンドして、焼結後に必
要とされる最終的な金属合金を達成することによって、
さらにより良好な結果を達成することができるというこ
とがわかった。本発明のTiB2 系コーティングは、金
属又は金属合金マトリックス中の50容量%以上のTi
B2 硬質相、好ましくは60容量%以上のTiB2 硬質
相から成る。本発明のコーティングの多孔度は3.0%
より低いのが好ましく、2.5%より低いのがより好ま
しく、2.0%より低いのが特に好ましい。
B2 系コーティング、即ち精細に分散されたTiB2 粒
子を高い容量比率で含有する高い密度を持つ熱スプレー
TiB2 系コーティングは、TiB2 と金属系マトリッ
クスとの混合物を初めに焼結し、次いで焼結生成物を所
望の粉体寸法範囲にし、次いで熱スプレーすることによ
って、最もよく達成することができるということがわか
った。ある場合には、焼結への先駆体として前もって合
金化した金属系成分を用いるよりもむしろ、TiB2 と
元素状粉体とを適当な割合でブレンドして、焼結後に必
要とされる最終的な金属合金を達成することによって、
さらにより良好な結果を達成することができるというこ
とがわかった。本発明のTiB2 系コーティングは、金
属又は金属合金マトリックス中の50容量%以上のTi
B2 硬質相、好ましくは60容量%以上のTiB2 硬質
相から成る。本発明のコーティングの多孔度は3.0%
より低いのが好ましく、2.5%より低いのがより好ま
しく、2.0%より低いのが特に好ましい。
【0008】好ましくは、TiB2 の重量割合を工程
(b)における粉体の合計重量の40重量%〜80重量
%、より好ましくは50重量%〜70重量%、特に好ま
しくは50重量%〜60重量%とすることができる。焼
結生成物を粉体にした時の寸法は、−140〜+125
0タイラー(Tyler) メッシュ寸法の範囲であるべきであ
り、−325〜+600タイラーメッシュ寸法の範囲で
あるのがより好ましい。コーティング中に用いられる金
属マトリックスの種類は、コーティングが用いられる用
途及び環境に依存する。例えばTiB2 系コーティング
は、耐摩耗性、耐腐蝕性及び(又は)耐侵蝕性用途にお
いて用いるのに好適であることができる。本発明のコー
ティングのTiB2 成分のための好ましい金属系マトリ
ックスは、ニッケル、クロム、鉄、コバルト、モリブデ
ン及びそれらの合金より成る群の少なくとも1種から選
択することができる。
(b)における粉体の合計重量の40重量%〜80重量
%、より好ましくは50重量%〜70重量%、特に好ま
しくは50重量%〜60重量%とすることができる。焼
結生成物を粉体にした時の寸法は、−140〜+125
0タイラー(Tyler) メッシュ寸法の範囲であるべきであ
り、−325〜+600タイラーメッシュ寸法の範囲で
あるのがより好ましい。コーティング中に用いられる金
属マトリックスの種類は、コーティングが用いられる用
途及び環境に依存する。例えばTiB2 系コーティング
は、耐摩耗性、耐腐蝕性及び(又は)耐侵蝕性用途にお
いて用いるのに好適であることができる。本発明のコー
ティングのTiB2 成分のための好ましい金属系マトリ
ックスは、ニッケル、クロム、鉄、コバルト、モリブデ
ン及びそれらの合金より成る群の少なくとも1種から選
択することができる。
【0009】工程(b)の焼結生成物は、TiB2 と金
属系マトリックス成分との混合物を850℃〜1600
℃の範囲、好ましくは1000℃〜1400℃の範囲の
温度に加熱することによって調製することができる。好
ましくは、この混合物は、真空炉のような真空環境中で
焼結すべきである。焼結生成物は望ましい寸法に破砕す
ることができ、この望ましい寸法はコーティングが用い
られる用途及びその用途に用いるためのコーティングの
特性に依存する。
属系マトリックス成分との混合物を850℃〜1600
℃の範囲、好ましくは1000℃〜1400℃の範囲の
温度に加熱することによって調製することができる。好
ましくは、この混合物は、真空炉のような真空環境中で
焼結すべきである。焼結生成物は望ましい寸法に破砕す
ることができ、この望ましい寸法はコーティングが用い
られる用途及びその用途に用いるためのコーティングの
特性に依存する。
【0010】本発明のコーティングはデトネーション又
はプラズマスプレー付着によって適用するのが好ましい
が、例えば高速燃焼スプレー(極超音速ジェットスプレ
ーを含む)、溶射スプレー及びいわゆる高速プラズマス
プレー法(低圧又は真空スプレー法を含む)のようなそ
の他の熱スプレー技術を用いることもできる。本発明の
コーティングを付着させるために、当業者が容易に思い
浮かぶであろうその他の技術を用いることもできる。
はプラズマスプレー付着によって適用するのが好ましい
が、例えば高速燃焼スプレー(極超音速ジェットスプレ
ーを含む)、溶射スプレー及びいわゆる高速プラズマス
プレー法(低圧又は真空スプレー法を含む)のようなそ
の他の熱スプレー技術を用いることもできる。本発明の
コーティングを付着させるために、当業者が容易に思い
浮かぶであろうその他の技術を用いることもできる。
【0011】
【実施例】本発明の方法によって製造されるコーティン
グの素晴らしく優れた性質を示すために、焼結TiB2
−金属粉体及び機械的合金化(即ち機械的に合金化され
た)TiB2 −金属粉体の両方について、多くのプラズ
マスプレーTiB2 コーティングを製造した。これらの
コーティングのミクロ構造、硬度、低応力アブレージョ
ン(abrasion)摩耗、フリクション(friction)摩耗、
浸蝕摩耗、結合強さ、及び腐蝕特性を測定し、その他の
硬質コーティングと比較した。
グの素晴らしく優れた性質を示すために、焼結TiB2
−金属粉体及び機械的合金化(即ち機械的に合金化され
た)TiB2 −金属粉体の両方について、多くのプラズ
マスプレーTiB2 コーティングを製造した。これらの
コーティングのミクロ構造、硬度、低応力アブレージョ
ン(abrasion)摩耗、フリクション(friction)摩耗、
浸蝕摩耗、結合強さ、及び腐蝕特性を測定し、その他の
硬質コーティングと比較した。
【0012】これらの評価のために用いたコーティング
の組成を第I表に示す。これらは、TiB2 −30N
i、TiB2 −24Ni−6Cr、TiB2 −32Ni
−8Cr、TiB2 −40Ni−10Cr及びTiB2
−32Cr−8Moの全体的な組成を持つ焼結粉体、T
iB2 −60(80Ni−20Cr)及びTiB2 −3
2Ni−8Crの機械的合金化粉体並びにTiB2 +3
0Ni、TiB2 −25NiB及びTiB2 +20Ni
の機械的にブレンドされた合金化粉体から成る。焼結
は、真空炉中で金属系粉体材料の溶融温度に応じて11
50〜1400℃において数時間実施した。機械的な合
金化は、摩砕機中で高速の撹拌された炭化タングステン
又はステンレス鋼ボールを用いて粉体を乾式ミル粉砕す
ることによって実施した。得られた粉体を必要な場合に
破砕し、プラズマスプレーのための適切な−325メッ
シュ粉体寸法に寸法分類した。走査電子顕微鏡によっ
て、予測された通りに、反復低温溶接及び摩砕の結果と
して、機械的合金化粉体が金属合金中に包まれたことが
明らかにされた。焼結粉体は、所望通りに、成分の均質
な分配を示した。
の組成を第I表に示す。これらは、TiB2 −30N
i、TiB2 −24Ni−6Cr、TiB2 −32Ni
−8Cr、TiB2 −40Ni−10Cr及びTiB2
−32Cr−8Moの全体的な組成を持つ焼結粉体、T
iB2 −60(80Ni−20Cr)及びTiB2 −3
2Ni−8Crの機械的合金化粉体並びにTiB2 +3
0Ni、TiB2 −25NiB及びTiB2 +20Ni
の機械的にブレンドされた合金化粉体から成る。焼結
は、真空炉中で金属系粉体材料の溶融温度に応じて11
50〜1400℃において数時間実施した。機械的な合
金化は、摩砕機中で高速の撹拌された炭化タングステン
又はステンレス鋼ボールを用いて粉体を乾式ミル粉砕す
ることによって実施した。得られた粉体を必要な場合に
破砕し、プラズマスプレーのための適切な−325メッ
シュ粉体寸法に寸法分類した。走査電子顕微鏡によっ
て、予測された通りに、反復低温溶接及び摩砕の結果と
して、機械的合金化粉体が金属合金中に包まれたことが
明らかにされた。焼結粉体は、所望通りに、成分の均質
な分配を示した。
【0013】焼結粉体を用いて製造されたコーティング
のミクロ構造及び機械的合金化粉体を用いて製造された
コーティングのミクロ構造は共に、機械的ブレンド粉体
を用いて製造されたコーティングのミクロ構造よりも優
れていた。機械的ブレンド粉体を用いて製造されたコー
ティングは、焼結粉体又は機械的合金化粉体のいずれか
を用いて製造されたコーティングよりもはるかに高い多
孔度を有していた(3.5%以上対2.5%未満)。典
型的には、機械的合金化粉体を用いて付着させたコーテ
ィングは、非常に微細な二硼化チタン粒子がコーティン
グ全体に分散されて成り、他方、焼結粉体を用いて製造
されたコーティングは、比較的大きい二硼化チタン粒子
及び大きい溶かされていない金属粒子を有していた。
のミクロ構造及び機械的合金化粉体を用いて製造された
コーティングのミクロ構造は共に、機械的ブレンド粉体
を用いて製造されたコーティングのミクロ構造よりも優
れていた。機械的ブレンド粉体を用いて製造されたコー
ティングは、焼結粉体又は機械的合金化粉体のいずれか
を用いて製造されたコーティングよりもはるかに高い多
孔度を有していた(3.5%以上対2.5%未満)。典
型的には、機械的合金化粉体を用いて付着させたコーテ
ィングは、非常に微細な二硼化チタン粒子がコーティン
グ全体に分散されて成り、他方、焼結粉体を用いて製造
されたコーティングは、比較的大きい二硼化チタン粒子
及び大きい溶かされていない金属粒子を有していた。
【0014】様々な技術によって調製された粉体を用い
て製造されたコーティングの性質を、一連の実験におい
て比較した。
て製造されたコーティングの性質を、一連の実験におい
て比較した。
【0015】実験1 焼結粉体を用いて製造されたTiB2 −32Ni−8C
rコーティング及び機械的合金化粉体を用いて製造され
たTiB2 −32Ni−8Crコーティングの性質を機
械的ブレンド粉体のものと比較した。その結果を第I表
及び第II表に示す。ASTM標準試験方法G76−83
を用いて、これらのコーティングの横断面微小硬さを測
定した。この試験において用いたアルミナは、公称27
μmであり、120m/秒の粒子速度だった。浸蝕性
は、30°及び90°の両方の衝突角度において測定し
た。コーティングの結合強さは、ASTM標準試験方法
633−79を用いて測定した。第I表のコーティング
1〜9についてのこれらの試験の結果を、第II表にまと
める。
rコーティング及び機械的合金化粉体を用いて製造され
たTiB2 −32Ni−8Crコーティングの性質を機
械的ブレンド粉体のものと比較した。その結果を第I表
及び第II表に示す。ASTM標準試験方法G76−83
を用いて、これらのコーティングの横断面微小硬さを測
定した。この試験において用いたアルミナは、公称27
μmであり、120m/秒の粒子速度だった。浸蝕性
は、30°及び90°の両方の衝突角度において測定し
た。コーティングの結合強さは、ASTM標準試験方法
633−79を用いて測定した。第I表のコーティング
1〜9についてのこれらの試験の結果を、第II表にまと
める。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】焼結粉体から製造されたコーティングが単
純な機械的ブレンド粉体から製造されたコーティングと
比較して優れているということが、例えばTiB2 −3
0Niコーティングを比較することによって、容易にわ
かる。焼結コーティングの硬さは機械的ブレンドコーテ
ィングの硬さの3倍近くでありながら、サンドアブレー
ジョン及び低角度耐浸蝕性はなお実質的に優れている。
第II表に示されたように、TiB2 −32Ni−8Cr
焼結コーティングの各種性質とTiB2 −32Ni−8
Cr機械的合金化コーティングの各種性質とを比較する
ことによって、焼結粉体を用いて製造されたコーティン
グが機械的合金化粉体を用いて製造されたコーティング
と比較して相対的に優れていることがわかる。
純な機械的ブレンド粉体から製造されたコーティングと
比較して優れているということが、例えばTiB2 −3
0Niコーティングを比較することによって、容易にわ
かる。焼結コーティングの硬さは機械的ブレンドコーテ
ィングの硬さの3倍近くでありながら、サンドアブレー
ジョン及び低角度耐浸蝕性はなお実質的に優れている。
第II表に示されたように、TiB2 −32Ni−8Cr
焼結コーティングの各種性質とTiB2 −32Ni−8
Cr機械的合金化コーティングの各種性質とを比較する
ことによって、焼結粉体を用いて製造されたコーティン
グが機械的合金化粉体を用いて製造されたコーティング
と比較して相対的に優れていることがわかる。
【0019】実験2 ASTM指定(Designation) G61−86(ASTM標
準のDesignation G61-86年刊書、03.02ASTM、
米国ペンシルベニア州フィラデルフィア、1992年)
に記載された試験技術を用いて、第I表のコーティング
3、7及び9の腐蝕特性の電位サイクル研究を評価し
た。この試験においては、316ステンレス鋼基材にコ
ーティングを適用した。電解質は1NのH2 SO4 だっ
た。結果を図1A、図1B及び図1Cに示す。このデー
タから、本発明のコーティングの腐蝕速度が従来技術に
よって製造されたコーティングよりも実質的に低いこと
がわかる。
準のDesignation G61-86年刊書、03.02ASTM、
米国ペンシルベニア州フィラデルフィア、1992年)
に記載された試験技術を用いて、第I表のコーティング
3、7及び9の腐蝕特性の電位サイクル研究を評価し
た。この試験においては、316ステンレス鋼基材にコ
ーティングを適用した。電解質は1NのH2 SO4 だっ
た。結果を図1A、図1B及び図1Cに示す。このデー
タから、本発明のコーティングの腐蝕速度が従来技術に
よって製造されたコーティングよりも実質的に低いこと
がわかる。
【0020】実験3 残留応力は、全ての熱スプレーコーティングの重要な性
質である。溶融粉体の液滴が本質的に周囲温度の基材に
衝突する際に冷えること及び冷えている粒子が比較的硬
質の基材に結合しながら一方で収縮しようとすることの
結果として、殆ど全ての付着した時のコーティング中に
残留応力が存在する。その結果、プラズマスプレー付着
法及び殆どのその他の熱スプレー法を用いた時に、殆ど
常に、コーティングにおいて残留引張応力がもたらされ
る。この応力はコーティングの厚さが増大するにつれて
大きくなり、ついにはコーティングに亀裂が生じてしま
う。かかる応力の1つの測定手段は、X線回折を用いて
結晶格子間隔の変化を測定することによるものである。
焼結TiB2 −32Ni−8Crコーティング(コーテ
ィング3)の試料に対してこれを行なった場合に、驚く
べきことに、引張応力ではなくてむしろ、297±78
MPaの高い圧縮応力が見出された。
質である。溶融粉体の液滴が本質的に周囲温度の基材に
衝突する際に冷えること及び冷えている粒子が比較的硬
質の基材に結合しながら一方で収縮しようとすることの
結果として、殆ど全ての付着した時のコーティング中に
残留応力が存在する。その結果、プラズマスプレー付着
法及び殆どのその他の熱スプレー法を用いた時に、殆ど
常に、コーティングにおいて残留引張応力がもたらされ
る。この応力はコーティングの厚さが増大するにつれて
大きくなり、ついにはコーティングに亀裂が生じてしま
う。かかる応力の1つの測定手段は、X線回折を用いて
結晶格子間隔の変化を測定することによるものである。
焼結TiB2 −32Ni−8Crコーティング(コーテ
ィング3)の試料に対してこれを行なった場合に、驚く
べきことに、引張応力ではなくてむしろ、297±78
MPaの高い圧縮応力が見出された。
【0021】実験4 アルミニウム合金2024−T4のブロックに対して行
なった摩耗ブロック−オン−リング試験(ASTM法D
2714−88)において、本発明のプラズマスプレー
コーティングを標準的デトネーションガンコーティング
と比較した。本発明の焼結TiB2−32Ni−8Cr
のコーティングをリングに対して適用し、研磨して18
〜23μインチRaの表面荒さにした。試験は、4種の
異なるアルミニウム合金圧延用潤滑剤を用いて90ポン
ドの荷重下で180rpmにおいて5400回転につい
て、行なった。結果を第III表に示す。
なった摩耗ブロック−オン−リング試験(ASTM法D
2714−88)において、本発明のプラズマスプレー
コーティングを標準的デトネーションガンコーティング
と比較した。本発明の焼結TiB2−32Ni−8Cr
のコーティングをリングに対して適用し、研磨して18
〜23μインチRaの表面荒さにした。試験は、4種の
異なるアルミニウム合金圧延用潤滑剤を用いて90ポン
ドの荷重下で180rpmにおいて5400回転につい
て、行なった。結果を第III表に示す。
【0022】
【表3】 DG=デトネーションガン付着 PS=プラズマスプレー付着
【0023】プラズマスプレーコーティングの性能は、
現在産業における優秀さの標準であるデトネーションガ
ンコーティングのものと著しく類似し、用いた潤滑剤の
種類によってはそれより優れていることさえある。
現在産業における優秀さの標準であるデトネーションガ
ンコーティングのものと著しく類似し、用いた潤滑剤の
種類によってはそれより優れていることさえある。
【0024】以上、本発明の特定的な実施態様を記載し
たが、本発明の技術思想から逸脱することなく様々な変
更を為すことができるということを理解すべきである。
たが、本発明の技術思想から逸脱することなく様々な変
更を為すことができるということを理解すべきである。
【図1A】焼結TiB2 −32Ni−8Crコーティン
グについての電位サイクル腐蝕曲線を示したグラフであ
る。
グについての電位サイクル腐蝕曲線を示したグラフであ
る。
【図1B】機械的合金化TiB2 +32Ni+8Crコ
ーティングについての電位サイクル腐蝕曲線を示したグ
ラフである。
ーティングについての電位サイクル腐蝕曲線を示したグ
ラフである。
【図1C】機械的ブレンドTiB2 +25NiBコーテ
ィングについての電位サイクル腐蝕曲線を示したグラフ
である。
ィングについての電位サイクル腐蝕曲線を示したグラフ
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アントニー・ジョン・スターブロース アメリカ合衆国インディアナ州カーメ ル、ファースト・コート152 (56)参考文献 特開 平5−33113(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 4/10 B22F 9/04 C22C 29/14
Claims (3)
- 【請求項1】 (a)TiB2粉体とNi、Cr及びM
oから選択される少なくとも1種の元素状金属、前記金
属の少なくとも1種の合金及びそれらの混合物より成る
群から選択される金属系成分の粉体との混合物を焼結し
て焼結生成物を製造する工程、 (b)工程(a)の焼結生成物を粉体にする工程、並び
に (c)工程(b)の粉体を基材上に熱的に付着させてT
iB2系コーティング物品を製造する工程を含む、基材
上にTiB2系コーティングを製造する方法。 - 【請求項2】 金属系成分がニッケル、クロム、モリブ
デン及びそれらの合金より成る群から選択され、TiB
2粉体と金属系成分との混合物を850℃〜1600℃
の範囲に加熱し、そして工程(b)において焼結生成物
を−140タイラーメッシュ寸法〜+1250タイラー
メッシュ寸法の範囲の粉体にする、請求項1記載の方
法。 - 【請求項3】 工程(b)の粉体を基材上に熱的に付着
させて、TiB2−30Ni、TiB2−24Ni−6C
r、TiB2−32Ni−8Cr、TiB2−40Ni−
10Cr及びTiB2−32Cr−8Moより成るコー
ティングの群から選択されるTiB2系コーティングを
製造する、請求項1記載の方法。
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- 1996-06-03 JP JP08160463A patent/JP3091690B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU221301U1 (ru) * | 2023-08-03 | 2023-10-30 | Акционерное общество "Химико-металлургический завод" | Устройство нагрева капилляров из молибденового стекла, запаянных и заполненных щелочным металлом |
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