JP3091686B2 - 刈払機の吊り具 - Google Patents

刈払機の吊り具

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JP3091686B2
JP3091686B2 JP08080826A JP8082696A JP3091686B2 JP 3091686 B2 JP3091686 B2 JP 3091686B2 JP 08080826 A JP08080826 A JP 08080826A JP 8082696 A JP8082696 A JP 8082696A JP 3091686 B2 JP3091686 B2 JP 3091686B2
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ring
hanger
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brush cutter
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孝史 中山
秀人 光岡
久雄 大西
雄二 藤田
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Nikkari Co Ltd
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Nikkari Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、刈払機の吊り具に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】棒状のメインパイプの先端に刈刃、後端
にエンジンを取り付け、メインパイプを肩に掛けた肩掛
けバンドで吊り下げて作業する刈払機はよく知られてい
る。図4はこの刈払機の使用状態を示す説明図である
が、刈払機にはメインパイプ10、刈刃12、エンジン
14等が上述の構成で配置されている。そして、メイン
パイプ10の後部寄りには吊り具16が取り付けられて
おり、これに作業者Aが肩に掛けた肩掛けバンド18を
係着するようにしている。尚、メインパイプ10にはハ
ンドル20も取り付けられており、作業者Aはこのハン
ドル20を手で持って作業する。
【0003】この場合、吊り具はメインパイプ上を動い
てはならないから、メインパイプに直に固定するか、或
いはこれに嵌着する構造にして締め付けて固定する構造
をとっている。しかし、吊り具の位置はメインパイプ上
を調整する必要もあることから、これが容易にできるこ
と、コスト的に有利であること等によって、多くの場
合、後者の方法によっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
方法をとると、吊り具をメインパイプに対して固定する
ときや位置調整をするときには、その都度、ドライバー
やレンチ或いはスパナ等の工具を用いて締弛操作をしな
ければならない。又、メインパイプの径は全て一定では
ないため(大型のものになれば径は太くなる)、その径
に合わせた吊り具をそれぞれ用意しておかなければなら
ない。本発明は、このような課題を解決するものであ
り、メインパイプの径が違ってもそれに対応でき、併せ
て固定や位置調整に工具を必要としないで、しかも、迅
速に操作できる吊り具を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、刈払機を吊り下げる肩掛けバンドを係着できる吊り
具であって、この吊り具が、間に隙間を有して刈払機の
メインハイプに周面の一部を欠如して巻き付けられ、縮
径方向に弾発されてメインパイプを摺動不能的に締め付
ける二個のリング部と、リング部の二点から径方向に突
出し、押し又は引き操作でリング部を拡径させるタング
部と、両リング部に渡し掛けられて肩掛けバンドを係着
する係着片とからなることを特徴とする刈払機の吊り具
を提供するのである。
【0006】又、本発明は、上記の構成の吊り具におい
て、リング部のメインパイプが当たる接触面に滑り止め
材をライニングしたことを特徴とする吊り具を提供す
【0007】本発明が以上の構成をとることにより、タ
ング部の押し又は引き操作のみで、吊り具をメインパイ
プに締め付けて固定することができる。同時に、この締
付け固定は、メインパイプの径が少々違っていても可能
である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一例を示す吊り具
の側面図、図2は断面図である。本発明に係る吊り具1
6は、メインパイプ10に巻き付けられるリング部22
と、リング22部の二点から径方向に突出するタング部
24とからなる。
【0009】本例におけるリング部22は、間に隙間を
有してメインハイプ10に周面の一部を欠如して巻回す
る二個のリング体22a、22bからなる。このリング
体22a、22bは、ばね鋼等の弾性力のある素材によ
って製作されており、縮径方向に弾発されている。その
弾発力は少々の径違いのメインパイプ10であっても、
これを摺動不能的に締め付ける。
【0010】タング部24は、二個のリング体22a、
22bを繋ぐよう、リング体22a、22bの欠如部の
両端から径方向に突出する一対のタング片24a、24
bからなる。そして、本例では、一方のタング片24a
を他方のタング片24bに交差させている。
【0011】以上のリング部22とタング部24とから
なる吊り具16を予めメインパイプ10に挿通して締め
付けておく。この状態で、タング片24a、24b同士
を指で押さえ付けると、リング体22a、22bは広が
り、メインパイプ10はこの中を摺動できるようにな
る。従って、この方法によって、吊り具16の位置を調
整することになる。
【0012】この吊り具16には肩掛けバント18を係
着する。たのため、リング体22a、22bの頂辺等に
取付孔26を形成した係着片28を渡し掛けておく。
又、リング部22の締付力を増すために、リング体22
a、22bの内周には摩擦係数の大きなゴム等の滑り止
め材30をライニングすることがある。
【0013】図3は本発明の他の一例を示す吊り具15
の側面図であるが、本例のものは、リング部22の両側
に跨がるように係着片28を渡し掛けた樹脂製の補助リ
ング32を嵌着したものである(リング部22には係着
片28は不要になる)。尚、補助リング32は、どのよ
うな径のメインパイプ10であっても挿通できるのが好
ましいから、その内径は、使用される最大の径のものに
合わせておく。これにより、リング部22は樹脂製の補
助リング32でカバーされることになるから、これが人
に当たっても傷付けない。
【0014】以上、本発明の一例を説明したが、本発明
は、これらに限定されず、種々改変された形態をとるの
は言うまでもない。例えば、タング片は前記したような
交差するものに限らないし、その拡径操作は手指の引き
離し操作によるものであってもよい。
【0015】
【発明の効果】以上、本発明は、前記したものであるか
ら、タング部の押し又は引き操作のみで、吊り具をメイ
ンパイプに締め付けて固定することができる。従って、
工具類を不要にして迅速に操作できる。又、この締付け
固定は、メインパイプの径が少々違っていても可能であ
るから、一種類の部品であるゆるパイプ径のものに対応
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す吊り具の側面図である。
【図2】本発明の一例を示す吊り具の断面図である。
【図3】本発明の一例を示す吊り具の一部断面側面図で
ある。
【図4】刈払機の使用状態を示す説明図である。
【符号の説明】 10 メインパイプ 16 吊り具 18 肩掛けバンド 22 リング部 24 タング部 30 滑り止め材 32 補助リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 雄二 岡山県岡山市乙多見482の1 株式会社 ニッカリ内 (56)参考文献 実開 平1−112624(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 34/67 - 34/68

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈払機を吊り下げる肩掛けバンドを係着
    できる吊り具であって、この吊り具が、間に隙間を有し
    刈払機のメインハイプに周面の一部を欠如して巻き付
    けられ、縮径方向に弾発されてメインパイプを摺動不能
    的に締め付ける二個のリング部と、リング部の二点から
    径方向に突出し、押し又は引き操作でリング部を拡径さ
    せるタング部と、両リング部に渡し掛けられて肩掛けバ
    ンドを係着する係着片とからなることを特徴とする刈払
    機の吊り具。
  2. 【請求項2】 リング部のメインパイプが当たる接触面
    に滑り止め材をライニングしたことを特徴とする請求項
    1記載の刈払機の吊り具。
JP08080826A 1996-03-08 1996-03-08 刈払機の吊り具 Expired - Fee Related JP3091686B2 (ja)

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