JP3091500B2 - 外部騒音シミュレーション装置 - Google Patents

外部騒音シミュレーション装置

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JP3091500B2
JP3091500B2 JP02413501A JP41350190A JP3091500B2 JP 3091500 B2 JP3091500 B2 JP 3091500B2 JP 02413501 A JP02413501 A JP 02413501A JP 41350190 A JP41350190 A JP 41350190A JP 3091500 B2 JP3091500 B2 JP 3091500B2
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哲矢 薄井
俊男 谷
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は住宅の壁の種類により、
外部の騒音源に対して、どの程度の防音性能を発揮する
かを実際に体験的に知ることの出来る装置である。
【0002】
【従来の技術】従来から防音性に優れた壁が提供されて
いるのであるが、実際に外部の騒音に対して、防音壁が
どの程度の防音性能を発揮するものであるかを比較する
ことは不可能だったのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これから住
宅を建てようとする人が、高速道路や空港の近く等の立
地条件である場合に、通常非防音壁と強防音壁とで、ど
の程度の騒音レベルとなるかを、具体的に知ることが出
来るようにするものである。また外部の騒音源の相違に
より、室内が常時どの程度の騒音レベルとなるのかを体
験することが出来るように構成したものである。また、
人間の耳では騒音レベルの大小が聞き分けられないこと
があるので、騒音計を配置して、数値的にこの騒音レベ
ルを表示可能とする表示機構を設けたものである。また
この表示機構を体験室の室内に設けることにより、体験
室の内部で騒音レベルを確認することが出来るように構
成したのである。
【0004】
【課題を解決する手段】本発明の解決すべき課題は以上
の如くであり、次に課題を解決する手段を説明する。即
ち、体験室Aの窓の一つを投影窓13とし、該投影窓1
3の外部に投影スクリーンRを配置し、該投影スクリー
ンRに外部騒音源を投影する投影装置Pを設け、該外部
騒音映像に併せて、体験室A内に所定の騒音を流す音響
システム19・20・21・22を配置し、外部の騒音
レベルと内部の騒音レベルを表示する表示機構1を体験
室A内に設けたものである。
【0005】
【作用】本発明は以上の如く構成したので、体験者は体
験室の内部から操作することにより、体験室Aの外側の
騒音源を、高速道路や空港や一般道路等に分けて、体験
室Aの内部の騒音レベルを体験することが出来るのであ
る。また内部の操作パネルの操作により、通常非防音壁
8と弱防音壁9と中防音壁10と強防音壁11を設けた
場合とで、騒音レベルの相違を音響システム19・20
・21・22から出てくる騒音の大きさにより知ること
が出来るのである。
【0006】
【実施例】次に添付の図面に示した実施例の構成を説明
する。図1は本発明の外部騒音シミュレーション装置の
全体平面図、図2は同じく体験室Aの内側から投影窓1
3側を見た斜視図、図3は投影窓13の外部に配置した
投影スクリーンRの外側からの斜視図、図4は投影機室
23に設けた投影装置Pの斜視図、図5は表示機構1の
斜視図である。
【0007】図1において説明する。本発明の外部騒音
シミュレーション装置は中央に体験室Aを配置してお
り、該体験室Aを中心に、四方に通常非防音壁8と、弱
防音壁9と中防音壁10と強防音壁11の3種類の防音
壁を配置している。該通常非防音壁8と弱防音壁9と中
防音壁10と強防音壁11の外側に、それぞれの壁ごと
の密閉外部空間16・17・14・15を構成してい
る。即ち、各密閉外部空間16・17・14・15の間
は、防音壁26・27・28・25で密閉し、出入りす
る為のドアが設けられているが、該ドアも防音壁により
構成している。そして密閉外部空間16・17・14・
15毎に、騒音計S1・S2・S3・S4を配置してお
り、体験室Aの内部にも騒音計S5が配置されている。
【0008】また密閉外部空間17の部分だけは、特殊
な構成となっており、密閉外部空間17の外部に連通し
て投影機室23が構成されている。該投影機室23の天
井部分に投影装置Pが配置されている。また弱防音壁9
に設けた投影窓13の外側に投影スクリーンRを設け、
該投影スクリーンRを投影スクリーン摺動枠24の内部
で左右に摺動可能としている。該投影スクリーンRの左
右摺動は、体験室Aの室内において操作ボタンを押すこ
とにより行うことが可能である。
【0009】本発明の外部騒音シミュレーション装置
は、外の騒音発生源に対して、室内にどの程度の騒音が
拡散するかの比較体験を可能としたものである。即ち、
この場合には外部の騒音が特定出来ないので、シミュレ
ーションにより作り出して体験すべく構成しているので
ある。外部の騒音源としては、高速道路が直ぐ側を通っ
ている場合と、通常の一般道路が通っている場合、工場
が近くにある場合、隣が商店街である場合と、隣が住宅
地の場合、隣が森や川のような静寂の場合等に別けて、
体験室Aの内部で体験可能としているのである。
【0010】このような外部騒音に対して、各防音壁が
どのように作用するかを、投影スクリーンRに写しだし
た映像と、同時に音響システム19・20・21・22
から発生する騒音により体験可能としているのである。
該投影スクリーンRは投影スクリーン摺動枠24に沿っ
て投影窓13の外部に移動可能としており、該操作は室
内において可能である。該投影スクリーンRが投影窓1
3の外側に移動した時点で、騒音の種類を体験室Aの内
部の操作パネルにおいて選択することにより、高速道路
の場合と一般道路の場合と、道路が遠い場合と道路が近
い場合と、商店街が遠い場合と近い場合等に分けて、自
由に投影装置Pから投影スクリーンRの上に投影するこ
とが出来るのである。該投影装置Pの騒音源の変更と同
時に音響システム19・20・21・22から出てくる
騒音の大きさも調整されて出てくるのである。また実際
は防音壁の種類を変更するわけではないが、音響システ
ム19・20・21・22内のシミュレーション制御機
構により、通常非防音壁8と弱防音壁9と中防音壁10
と強防音壁11を選択することにより、同じく投影窓1
3の外に高速道路がある場合にも、防音壁の種類により
体験室Aの内部には防音効果の相違により騒音が流され
るのである。そして該騒音が表示機構1の騒音発生室レ
ベル表示部2の部分に表示されて、外部の騒音は、密閉
外部空間17の位置の騒音レベルを表示する弱防音レベ
ル表示装置4に表示される。
【0011】本発明は上記の如く、外部の騒音源に対し
て体験室Aの内部での騒音レベルを問題としているが、
本装置は内部の騒音源により外部にどのように騒音が拡
散するかをも体験可能としている。即ち、体験室Aの内
部には騒音発生源18が配置されており、該騒音発生源
18は音響製品であれば何でも良いのであるが、防音室
の設計の要望において最も多いのが、ピアノ練習におい
て隣近所に騒音被害を与えないようにする為のピアノ室
である場合が多いので、本構成においては、該体験室A
の内部に配置した騒音発生源18は自動演奏ピアノを配
置している。該自動演奏ピアノの音量を調節することに
より、騒音源の大きさは自由に調節することが可能なの
である。
【0012】該密閉外部空間16・17・14・15と
体験室Aの騒音レベルが、表示機構1に表示されるので
ある。図5において表示機構1を説明する。表示機構1
には、騒音計S1・S2・S3・S4の位置を表示した
センサー位置表示パネル7が設けられており、該センサ
ー位置表示パネル7の上部には、騒音発生室レベル表示
部2が設けられている。また該騒音発生室レベル表示部
2の側方に、上方から順序して、密閉外部空間16・1
7・14・15の順に、各騒音計S1・S2・S3・S
4の表示レベルが図示されている。3は通常非防音壁レ
ベル表示部であり、4は弱防音壁レベル表示部であり、
5は中防音壁レベル表示部であり、6は強防音壁レベル
表示部である。図5においては、体験室A内において騒
音発生源18により発生する騒音レベルが48dbであ
るのに対して、通常非防音壁8の外の密閉外部空間16
は殆ど防音効果がなく44dbである。また弱防音壁9
の外の密閉外部空間17は、防音効果がやや表れており
36dbである。また中防音壁10の外側の密閉外部空
間14は、更に防音効果が表れており31dbである。
強防音壁11による場合が最も防音効果が大であり、2
7dbに減少している。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、防音壁の効果を実
際に比較体験することはできず、一般にはカタログによ
り説明を受けるだけであるが、本住宅防音性能体験装置
においては、実際に密閉外部空間において、自分の耳で
確認できるだけではなくて、表示機構1において防音効
果を数値的に知ることも出来るのであり、これから高速
道路や空港の近くに住宅を建てようとする場合におい
て、事前に防音性能を明確にすることが出来るのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外部騒音シミュレーション装置の全体
平面図である。
【図2】同じく体験室Aの内側から投影窓13側を見た
斜視図である。
【図3】投影窓13の外部に配置した投影スクリーンR
の外側からの斜視図である。
【図4】投影機室23に設けた投影装置Pの斜視図であ
る。
【図5】表示機構1の斜視図である。
【符号の説明】
A 体験室 P 投影装置 R 投影スクリーン S 騒音計 1 表示機構 2 体験室レベル表示部 16 密閉外部空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−29731(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09B 9/00 G09B 25/04 E04H 1/02 G01H 1/00 - 17/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体験室Aの窓の一つを投影窓13とし、
    該投影窓13の外部に投影スクリーンRを配置し、該投
    影スクリーンRに外部騒音源を投影する投影装置Pを設
    け、該外部騒音映像に併せて、体験室A内に所定の騒音
    を流す音響システム19・20・21・22を配置し、
    外部の騒音レベルと内部の騒音レベルを表示する表示機
    構1を体験室A内に設けたことを特徴とする外部騒音シ
    ミュレーション装置。
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JP3264141B2 (ja) * 1995-05-29 2002-03-11 株式会社日立製作所 音環境シミュレータ
JP4629544B2 (ja) * 2005-09-27 2011-02-09 中部電力株式会社 騒音対策のシミュレーション方法
JP2011002482A (ja) * 2009-06-16 2011-01-06 Sumitomo Forestry Co Ltd 遮音性能体感設備

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