JP3091341U - 街路放送用音響システムとそれに使用する街路灯及びその支柱 - Google Patents

街路放送用音響システムとそれに使用する街路灯及びその支柱

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JP3091341U JP2002004245U JP2002004245U JP3091341U JP 3091341 U JP3091341 U JP 3091341U JP 2002004245 U JP2002004245 U JP 2002004245U JP 2002004245 U JP2002004245 U JP 2002004245U JP 3091341 U JP3091341 U JP 3091341U
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吹 允 幸 田
崎 勝 司 石
部 太 郎 阿
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Abstract

(57)【要約】 【課題】街路の景観や街路灯の外観デザインを損なうこ
となく、その街路の左右両側に建つビルを利用してステ
レオ音響効果等を生じさせる斬新な音の演出を行なっ
て、歩行者に潤いや安らぎを与えられるような街路環境
を作り出す。 【解決手段】左右両側にビルが建つ街路に沿って設置さ
れた街路灯1の支柱3に左右片側のビル20Rに対向さ
せて設けた縦長の平面波スピーカ4が内蔵され、その平
面波スピーカ4の音声信号経路が、歩行者の頭上から対
向するビル20Rに向けて直接音を発する上チャンネル
aと、歩行者の耳に直接入る高さから対向するビル20
Rに向けて直接音を発する下チャンネルbとの上下2チ
ャンネルに構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、街路に設置したスピーカで音声や音楽を流す街路放送用音響システ ムと、それに使用する街路灯とその支柱に関する。
【0002】
【従来の技術】
全国各地で行なわれている街路環境の整備は、街路樹の植栽、街路灯やデザイ ン照明等の設置、歩道の舗装などにより、街路の景観を改善しようとするものが 一般的である。
【0003】また、商店街では、街路灯の設置や植栽等によって街路環境を整備 すると共に、その街路に設置した街路灯の支柱や電柱等にラウドスピーカを取り 付けて、歩行者に各種インフォメーションやイベント情報を伝えたり、BGMと なる音楽や鳥のさえずり音等を聞かせる街路放送も行なわれているが、街路灯の 支柱にラウドスピーカを外付けすると、その街路灯の外観デザインが損なわれる だけでなく、街路全体の景観も損なうおそれがある。
【0004】なお、街路灯の外観デザインや、その街路灯を設置する街路や公園 などの景観を損なわないようにするために、防災情報等の各種情報を流す街路放 送用のスピーカを中空の三角柱に組み立てられた情報表示柱なる柱状体の内部に 設置する提案がなされている(特開平11−117241号公報、同11−14 0833号公報)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述のとおり、従来一般に行われている街路環境の整備は、主として街路の景 観を良くすることを目的とするものである。また、商店街で行なわれている街路 放送は、街路に設置したスピーカで単に音声や音楽を流すだけにすぎず、その商 店街の街路全体に特殊な音響効果を生じさせるような音の演出に関する特別な工 夫はなされていない。また、スピーカを情報表示柱なる物の内部に設置して街路 灯の外観デザインや街路の景観を損なわないようにする上記提案も、街路に特殊 な音響効果を生じさせるものではない。
【0006】ところで、近代的なビルが建ち並ぶ都市部のオフィス街は、植栽、 街路灯やデザイン照明の設置、歩道の舗装等による街路環境の整備が最も進んで おり、街路全体が非常にスッキリとした景観を呈する反面、街路の両側に無機質 なビルが建ち並ぶ都市空間の雰囲気は、潤いや安らぎに欠けるという問題があっ た。
【0007】そこで本考案は、無機質なビルに囲われた都市空間に、街路の景観 を損なうことなく、その街路の左右両側に建つビルを利用して特殊な音響効果を 生じさせる従来にない斬新な音の演出を行なって、歩行者に潤いや安らぎを与え られるような街路環境を作り出すことを主たる技術的課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に係る考案は、街路に設置したスピー カで音声や音楽を流す街路放送用音響システムであって、左右両側にビルが建つ 街路に沿って設置された街路灯の支柱に、左右片側のビルに対向させて設けた縦 長の平面波スピーカが内蔵されると共に、そのスピーカ・グリルとなる縦長の開 口部が形成され、前記平面波スピーカの音声信号経路が、少なくとも、歩行者の 頭上から対向するビルに向けて直接音を発する上チャンネルと、歩行者の耳に直 接入る高さから対向するビルに向けて直接音を発する下チャンネルとの上下2チ ャンネルに構成されていることを特徴とする。
【0009】本考案の街路放送用音響システムによれば、街路灯の支柱に内蔵さ れた平面波スピーカの上チャンネルから発せられた直接音が、対向するビルの壁 面や窓面等で反射して歩行者の耳に入ると同時に、その平面波スピーカの下チャ ンネルから発せられた直接音が、歩行者の耳に直接入ることとなる。すなわち、 平面波スピーカの上チャンネルと下チャンネルから発せられた上下の音が、歩行 者には左右の音として聞えるので、音に方向と広がりが感じられる特徴のある立 体的な音響効果を生じ、しかも、歩行者に近い側のビルの壁面や窓面から初期反 射音が豊かに響き、更に反対側のビルの壁面や窓面が程よく音を乱反射させて、 ビルの谷間となる街路全体を包み込むような美しい反響音が生ずるので、歩行者 に潤いや安らぎを与える斬新で魅力的な街路環境が作り出される。
【0010】また、平面波スピーカは、距離による音量低減率が著しく低く、小 音量で遠くまで音が届くという特性を有しており、しかも、その音には明瞭度の 高いダイナミックな響きがあるので、直接音のみならず、ビルの壁面や窓面で反 射した反射音も、歩行者が鮮明に聴き取ることができる。更に、平面波スピーカ は、その近くで直接音を聴いてもうるさく感じないという特長を有するので、歩 行者に不快感を与えず、快適な音響空間を生じさせることができる。また、平面 波スピーカは、街路灯の支柱に内蔵されているので、街路の景観を損なうおそれ もない。
【0011】なお、請求項5に係る考案は、上記街路放送用音響システムに使用 する街路灯であって、その灯体を取り付ける支柱に、縦長の平面波スピーカが内 蔵されると共に、スピーカ・グリルとなる縦長の開口部が形成され、平面波スピ ーカの音声信号経路が、少なくとも、上チャンネルと下チャンネルとの上下2チ ャンネルに構成されていることを特徴とする。
【0012】また、請求項6に係る考案は、上記街路灯の支柱であって、その柱 本体となる中空の金属製ポールに、複数の平面型スピーカ・ユニットを上下方向 に連ねて成る縦長の平面波スピーカが内蔵されると共に、スピーカ・グリルとな る縦長の開口部が形成され、平面波スピーカの背面側に、前記開口部の左右両端 間に跨って固定された金属板で成る音響反射板が設けられていることを特徴とす る。この街路灯の支柱は、平面波スピーカの背面側に音響反射板が設けられるこ とにより、平面波スピーカから発する音が中空の金属製ポール内に篭ることが防 止されると同時に、その音響反射板がスピーカ・グリルとなる開口部の左右両端 間に跨って固定されることにより、該開口部が形成された部位における金属製ポ ールの強度が補強される。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面によって具体的に説明する。 図1は本考案に係る街路灯の一例を示す斜視図、図2はその街路灯の支柱を拡 大して示す部分斜視図、図3はその支柱の横断面図、図4は街路灯の設置状態を 例示する図、図5は本考案に係る街路放送用音響システムの一例を示す街路図で ある。
【0014】図1の街路灯1は、その灯体2を取り付ける支柱3に、図2〜図4 に示す如く、縦長の平面波スピーカ4が内蔵されると共に、そのスピーカ・グリ ルとなる縦長の開口部5が形成されている。
【0015】つまり、街路灯1の支柱3は、その柱本体となる中空の金属製ポー ル6に、複数の平面型スピーカ・ユニットを上下方向に連ねて全長1800mm 程度に形成された縦長の平面波スピーカ4が内蔵されると共に、そのスピーカ・ グリルとなる縦長の開口部5が平面波スピーカ4の全長よりも若干長めに形成さ れ、平面波スピーカ4の背面側に、開口部5の左右両端間に跨って固定された金 属板で成る音響反射板7が設けられている。
【0016】平面波スピーカ4の特性及び仕様は、例えば出力音圧レベル:85 dB/1m/1W(最大106dB ピーク110dB)、入力:150W、指 向特性:垂直0度 水平110度(4KHz−3dB)とされ、更に、ステレオ 放送等の音声多重放送も可能なように、該スピーカ4の音声信号経路が上チャン ネルaと下チャンネルbとの上下2チャンネルに構成されている。
【0017】平面波スピーカ4の上チャンネルaと下チャンネルbは、各々の長 さが、スピーカ長を略二等分する約900mm程度に選定されると共に、平面波 スピーカ4の街路面からの取付高さが、約1100〜1200mm程度に選定さ れている。これにより、上チャンネルaの音は、街路灯1を設置した街路面から 約2000〜3000mmの範囲の高さで発せられ、下チャンネルbの音は、街 路面から約1100〜2100mmの範囲の高さで発せられる。
【0018】したがって、図4に示すように、上チャンネルaから発せられる直 接音は、歩行者の頭上を通過してビル20Rの壁面等に当り、下チャンネルbか ら発せられる直接音は、歩行者の耳に直接入ることとなる。なお、図4では、街 路灯1の支柱3に内蔵された平面波スピーカ4をその街路灯1が設置された歩道 23R沿いに建つビル20Rに対向させて設けているが、これを逆向きにして、 平面波スピーカ4を車道22を挟んで反対側の歩道沿いに建つビルに対向させて 設けた場合も、下チャンネルbの音は、街路面から約1100〜2100mmの 範囲の高さで発せられるので、車道22に駐車した普通乗用車等にさほど遮られ ることなく反対側の歩道に居る歩行者の耳に入る。
【0019】平面波スピーカ4の背面側に設けられた音響反射板7は、平面波ス ピーカ4から発せられる音を中空の金属製ポール6内に篭らせずにスピーカ・グ リルとなる開口部5から外部へ放出させる作用を奏すると共に、該音響反射板7 が開口部5の左右両端間に跨って溶接手段等で固定されることにより、金属製ポ ール6の開口部5が形成された部位を補強する補強板としての作用も奏するよう になっている。
【0020】また、音響反射板7の正面側中央には、平面波スピーカ4を保持す るサポート12をネジ13で固定してそのスピーカ4を取り付けるスピーカ取付 板14が付設され、該スピーカ取付板14には、中心部と、その左右両側に、ネ ジ13を螺合させるためのネジ穴15、15R、15Lが形成されて、平面波ス ピーカ4が、左右方向に一定の角度(例えば左右に20°ずつ)だけ向きを変更 可能に取り付けられるようになっている。なお、スピーカ取付板14を弧状に突 出する湾曲面に形成すると共に、その湾曲面に、ネジ穴15、15R、15Lに 代えて、左右方向に延びる弧状の長孔を形成し、該長孔内にサポート12を固定 するネジ13を挿通して、そのネジ13をナットでスピーカ取付板14に締め止 めるようにすれば、平面波スピーカ4の向きを一定の角度範囲内で自在に変更す ることができる。
【0021】街路灯1の灯体2には、上方に光を放射するように上向きに取り付 けられた左右一対のランプ16R、16Lと、両ランプの上方に配置された左右 一対の反射傘17R、17Lと、水平方向に突出した左右一対のバナー取付用バ ー18R、18Lとが設けられている。また、支柱3の本体を成す中空の金属製 ポール6内には、その内部に侵入した雨水を排出させる水切板19が設けられて いる。
【0022】次に、街路灯1を使用した図5の街路放送用音響システムは、左右 両側にビル20R、20Lが建つ街路21に沿って、図1〜図4に示す街路灯1 と、平面波スピーカやスピーカ・グリルとなる開口部を有しない街路灯1Xとの 二種類の街路灯が設置されている。なお、街路灯1Xは、街路21の景観を考慮 して街路灯1と共通のデザインに設計されている。
【0023】街路21は、車道22とその両側に設けられた左右の歩道23R、 23Lとで形成され、左右片側の歩道23Rに沿って街路灯1が前後方向に所要 間隔で例えば3基設置されると共に、車道22を挟んで反対側の歩道23Lに沿 って平面波スピーカを有しない街路灯1Xが前後方向に所要間隔で3基設置され ている。
【0024】歩道23R沿いに設置された3基の街路灯1のうち、歩道23Rの 中間に位置する街路灯1は、図4の如くその歩道23R沿いに建つビル20Rに 平面波スピーカ4を対向させて設置され、また、その歩道23Rの前後側に位置 する2基の街路灯1及び1は、車道22を挟んで反対側の歩道23L沿いに建つ ビル20Lに平面波スピーカ4を対向させて設置されている。
【0025】つまり、街路21の歩道23Rに沿って設置された3基の街路灯1 は、その支柱3に内蔵された平面波スピーカ4が左右片側のビル20R又は20 Lに向けて設けられている。そして、平面波スピーカ4の音声信号経路は、歩行 者の頭上から対向するビル20R又は20Lに向けて直接音を発する上チャンネ ルaと、歩行者の耳に直接入る高さから対向するビル20R又は20Lに向けて 直接音を発する下チャンネルbとの上下2チャンネルに構成されている。
【0026】したがって、歩道23Rを通行する歩行者は、図4の如く、その歩 道23R沿いに建つビル20Rに対向させて設けられた平面波スピーカ4の下チ ャンネルbから発せられる直接音と、該平面波スピーカ4の上チャンネルaから 発せられる直接音がビル20Rの壁面や窓面に反射した反射音とが同時に聞える こととなる。一方、歩道23Lを通行する歩行者は、車道22を挟んで反対側の 歩道23Rから歩道23L沿いに建つビル20Lに対向させて設けられた平面波 スピーカ4の下チャンネルbから発せられる直接音と、該平面波スピーカ4の上 チャンネルaから発せられる直接音がビル20Lの壁面や窓面に反射した反射音 とが聞えることとなる。
【0027】すなわち、歩道23R、23Lを通行する歩行者には、平面波スピ ーカ4の上チャンネルaと下チャンネルbから発せられた上下の音が、左右の音 として聞えるので、音に方向と広がりが感じられるステレオ音響効果を生ずる。 また、そのステレオ音響効果に加えて、歩行者に近い側のビル20R又は20L の壁面や窓面からは初期反射音が豊かに響き、更に反対側のビル20R又は20 Lの壁面や窓面が程よく音を乱反射させて、そのビル20R、20Lの谷間とな る街路21全体をやさしく包み込むような美しい反響音が生ずるので、歩行者に 潤いや安らぎを与える魅力的な街路環境が作り出される。
【0028】また、平面波スピーカは、音の到達性に優れており、その近くに居 てもうるさく感じず、遠くに居ても略同じ音量で聴くことができるので、歩行者 に不快感を与えることなく鮮明でダイナミックな響きのある美しい音を聴かせる ことができる。なお、平面波スピーカ4の音量は、街路21における道路交通騒 音等の暗騒音レベルを予測して最適に調整する。また、街路灯1の支柱3に内蔵 された平面波スピーカ4は、図3の如く左右方向の向きを変えられるようなって いるので、ビル20Lに対向させる角度を適宜に調整することができる。
【0029】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、左右両側にビルが建つ街路の景観やその街路 に設置される街路灯の外観デザインを損なうことなく、街路の左右両側に建つビ ルを利用して特殊な音響効果を生じさせる斬新な音の演出を行なって、歩行者に 潤いや安らぎを与えられる魅力的な街路環境を作り出すことができるという大変 優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る街路灯の一例を示す斜視図
【図2】街路灯の支柱を拡大して示す斜視図
【図3】街路灯の支柱の横断面図
【図4】街路灯の設置状態を例示する図
【図5】本考案に係る街路放送用音響システムの一例を
示す街路図
【符号の説明】
1………………街路灯 2………………灯体 3………………支柱 4………………平面波スピーカ 5………………開口部 6………………金属製ポール 7………………音響反射板 8………………スピーカ・カバー 9………………パンチングメタル 10………………パンチ穴 11………………ネット 20R、20L…ビル 21………………街路 22………………車道 23R、23L…歩道
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)実用新案権者 599081255 株式会社エフ・ピー・エス 東京都中央区日本橋本町3−11−11 (72)考案者 林 和 博 東京都千代田区丸の内2−7−3 株式会 社三菱地所設計内 (72)考案者 田 吹 允 幸 東京都港区芝3−12−4 岩崎電気株式会 社内 (72)考案者 石 崎 勝 司 東京都港区芝3−12−4 岩崎電気株式会 社内 (72)考案者 阿 部 太 郎 東京都千代田区紀尾井町3−23 文藝春秋 ビル 東洋メディアリンクス株式会社内 (72)考案者 小 林 邦 夫 東京都中央区日本橋本町3−11−11 コミ ネビル 株式会社エフ・ピー・エス内

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】街路に設置したスピーカで音声や音楽を流
    す街路放送用音響システムであって、左右両側にビル
    (20R、20L)が建つ街路(21)に沿って設置さ
    れた街路灯(1)の支柱(3)に、左右片側のビルに対
    向させて設けた縦長の平面波スピーカ(4)が内蔵され
    ると共に、そのスピーカ・グリルとなる縦長の開口部
    (5)が形成され、前記平面波スピーカ(4)の音声信
    号経路が、少なくとも、歩行者の頭上から対向するビル
    に向けて直接音を発する上チャンネル(a)と、歩行者
    の耳に直接入る高さから対向するビルに向けて直接音を
    発する下チャンネル(b)との上下2チャンネルに構成
    されていることを特徴とする街路放送用音響システム。
  2. 【請求項2】前記街路(21)が、車道(22)とその
    両側に設けられた左右の歩道(23R、23L)とで成
    り、左右片側の歩道(23R)に設置された前記街路灯
    (1)の少なくとも一つが、前記車道(22)を挟んで
    反対側の歩道(23L)沿いに建つビル(20L)に前
    記平面波スピーカ(4)を対向させて設置されている請
    求項1記載の街路放送用音響システム。
  3. 【請求項3】前記街路(21)が、車道(22)とその
    両側に設けられた左右の歩道(23R、23L)とで成
    り、左右片側の歩道(23R)に設置された前記街路灯
    (1)の少なくとも一つが、その歩道(23R)沿いに
    建つビル(20R)に前記平面波スピーカ(4)を対向
    させて設置されている請求項1又は2記載の街路放送用
    音響システム。
  4. 【請求項4】灯体(2)を取り付ける支柱(3)に、縦
    長の平面波スピーカ(4)が内蔵されると共に、そのス
    ピーカ・グリルとなる縦長の開口部(5)が形成され、
    前記平面波スピーカ(4)の音声信号経路が、少なくと
    も、上チャンネル(a)と下チャンネル(b)との上下
    2チャンネルに構成されていることを特徴とする街路
    灯。
  5. 【請求項5】柱本体となる中空の金属製ポール(6)
    に、複数の平面型スピーカ・ユニットを上下方向に連ね
    て成る縦長の平面波スピーカ(4)が内蔵されると共
    に、そのスピーカ・グリルとなる縦長の開口部(5)が
    形成され、前記平面波スピーカ(4)の背面側に、前記
    開口部(5)の左右両端間に跨って固定された金属板で
    成る音響反射板(7)が設けられていることを特徴とす
    る街路灯の支柱。
  6. 【請求項6】前記平面波スピーカ(4)が、前記音響反
    射板(7)に対して左右方向に一定の角度だけ向きを変
    更可能に取り付けられている請求項5記載の支柱。
  7. 【請求項7】前記開口部(5)に、パンチングメタル
    (9)とそのパンチ穴(10)からの虫の侵入を防ぐネ
    ット(11)とで成るスピーカ・カバー(8)が脱着自
    在に取り付けられている請求項5又は6記載の支柱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101346565B1 (ko) 2012-06-20 2014-01-02 윤기주 필름스피커가 내장된 산책로 및 공원 무드등
WO2014126453A1 (en) * 2013-02-13 2014-08-21 Universiti Malaya Outdoor light harnessing renewable energy

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