JP3091043U - 衣文掛けの伸縮管固定部の構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】製造行程が簡単で、且つ梱包されても体積をと
らず、衣服を掛けるスペースが充分に提供された衣文掛
けの伸縮管固定部の構造を提供する。 【解決手段】第一掛け竿１１と第二掛け竿１２との間に
補助架２０を設け、該補助架２０の両端には管固定部２
１を設け、該管固定部２１上には吊るし個所２２を設け
更に各該管固定部２１の縦管固定部２１１では伸縮管１
３をそれぞれ穿設し、また該管固定部２１の竿固定部２
１２では第三掛け竿と第四掛け竿１６とを嵌設する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は衣文掛けの伸縮管固定部の構造に係り、特に両端に伸縮管を固定する 管固定部を具有する補助架上に、吊るし個所が設けられていることにより、構造 が強化されているのと同時に、衣服をかけるスペースが有効に利用されているも のに関わる。

【０００２】

【従来の技術】

図１に示すような公知構造の例として、二本の竿による衣文掛けがあり、これ は前後に平行して並ぶ二組の衣文掛けより構成され、両者の間は連結棒を熔接す ることによって連結されており、衣文掛け全体の構造が強化されているものであ る。 しかし上述のような公知の衣文掛けの構造では、特に熔接の行程が煩雑であっ たり、搬送時の梱包が嵩張るなどの問題があるために、図２に示すような改良型 のものが考案されており、これは上述のものでは連結棒を熔接していたのに対し 、該連結棒を縦向きの棒に穿設するよう改良したものであり、こうすることで熔 接の手間と、梱包時の体積を小さくすることに成功している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上述に示す改良型の公知構造のものにおいても、連結棒を熔接ではなく穿設す るタイプにしたことでは梱包時の体積が小さくなっただけでその他の利点がなく 、且つ衣服を掛けるスペースが充分に活用されていない点において、まだまだ実 用性に欠けていることが言える。 そこで上述の欠点に鑑み、製造行程が簡単で、梱包されても体積をとらず、且 つ衣服を掛けるスペースが充分提供されるべく本考案の衣文掛けの伸縮管固定部 の構造を提供する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 第一掛け竿と第二掛け竿との間に補助架を設け、該補助架の両端には管固定部 を設け、該管固定部上には吊るし個所を設け更に各該管固定部の縦管固定部では 伸縮管をそれぞれ穿設し、また該管固定部の竿固定部では第三掛け竿と第四掛け 竿とを嵌設する。 すなわち、本考案の衣紋掛けの伸縮管固定部の構造は、衣文掛けの部分を含み 、該衣文掛けには二つの相対する第一掛け竿と第二掛け竿とより構成され、且つ 両該掛け竿間は両側に管固定部を具有する補助架が設けられていることによって 連結及び強化がされており、各該管固定部には縦管固定部と竿固定部とを含み、 該補助架両端の各該縦管固定部は異なる収縮管が穿設され、また該補助架両端の 各該竿固定部には第三掛け竿と第四掛け竿が嵌設されて、衣服を掛ける個所が効 果的に増加されていることを特徴とする。 また、本考案の衣文掛けの伸縮管固定部の構造は、二つの該管固定部間に吊る し個所を具有する補助架が設けられていることにより、ハンガーを吊るす個所が 提供されていることを特徴とする。 さらに、本考案の衣文掛けの伸縮管固定部の構造では、該管固定部は独立した パーツであり、一本のみの掛け竿タイプの衣文掛け上に応用され、且つ二つの該 管固定部より突出する各竿固定部が、コの字型掛け竿の両端を嵌設していること により、該コの字型掛け竿が吊るし個所として提供されていることを特徴とする 。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図３から図５に示すように、本考案の衣文掛けの伸縮管固定部の構造では、直 線を呈した衣文掛け１０の部分を含み、該衣文掛け１０は二本の第一掛け竿１１ ，第二掛け竿１２より構成されている。該第一掛け竿１１，第二掛け竿１２は両 側の伸縮管１３を利用して底部にキャスターを具有する底フレーム１４上に直立 しており、該第一掛け竿１１，第二掛け竿１２左右両側にはそれぞれ補助架２０ が設けられており、こうすることで該衣文掛け１０全体の構造を安定したものに している。

【０００６】 補助架２０においては、略一文字を呈しており、両端にはそれぞれ管固定部２ １が設けられており、各該管固定部２１は垂直で交わる二つの縦管固定部２１１ と竿固定部２１２とより構成されており、二つの縦管固定部２１１はそれぞれ異 なる二本の該伸縮管１３を平行して穿設する。また該竿固定部２１２は衣服を掛 ける個所を増加させるため、それぞれ第三掛け竿１５，第四掛け竿１６の一端を 嵌入する。

【０００７】 上述の構造により、本考案は図５に示すような形態で使用されるが、更に該補 助架２０両側に設けられた管固定部２１には吊るし個所２２が形成されており、 且つ該吊るし個所２２には数個の貫通孔２２１が設けられている、或いは表面に 数個の突起が設けられている（図中なし）ことにより、該吊るし個所２２の部分 にもハンガーなどによって衣類等を吊るすことができるようになっている。

【０００８】 また、図６に示すように、該管固定部２１を独立した一つのパーツとし、これ を該衣文掛け１０上に設置したものとしてもよく、該管固定部２１は上述同様に 該竿固定部２１２が設けられていることによってコの字型掛け竿１７の両端を両 側の該竿固定部２１２に嵌入させ、違った形態の掛け竿を提供することができる 。

【０００９】

【考案の効果】

本考案によると、簡単な構造により梱包しても体積をとらず、また衣服を掛け るスペースを有効利用して使用に便利である目的が達成された。

【図面の簡単な説明】

【図１】公知構造における外観説明図である。

【図２】もう一つの公知構造における外観説明図であ
る。

【図３】本考案における外観説明図である。

【図４】本考案における吊るし個所を具有する補助架の
外観説明図である。

【図５】本考案の実施例説明図である。

【図６】本考案の第二実施例における説明図である。

【符号の説明】

１０ 衣文掛け １１ 第一掛け竿 １２ 第二掛け竿 １３ 伸縮管 １４ 底フレーム １５ 第三掛け竿 １６ 第四掛け竿 １７ コの字型掛け竿 ２０ 補助架 ２１ 管固定部 ２１１ 縦管固定部 ２１２ 竿固定部 ２２ 吊るし個所 ２２１ 貫通孔

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】衣文掛けの部分を含み、該衣文掛けには二
   つの相対する第一掛け竿と第二掛け竿とより構成され、
   且つ両該掛け竿間は両側に管固定部を具有する補助架が
   設けられていることによって連結及び強化がされてお
   り、 各該管固定部には縦管固定部と竿固定部とを含み、該補
   助架両端の各該縦管固定部は異なる収縮管が穿設され、
   また該補助架両端の各該竿固定部には第三掛け竿と第四
   掛け竿が嵌設されて、衣服を掛ける個所が効果的に増加
   されていることを特徴とする衣文掛けの伸縮管固定部の
   構造。
2. 【請求項２】二つの該管固定部間には吊るし個所を具有
   する補助架が設けられていることにより、ハンガーを吊
   るす個所が提供されていることを特徴とする請求項１記
   載の衣文掛けの伸縮管固定部の構造。
3. 【請求項３】該管固定部は独立したパーツであり、一本
   のみの掛け竿タイプの衣文掛け上に応用され、且つ二つ
   の該管固定部より突出する各竿固定部が、コの字型掛け
   竿の両端を嵌設していることにより、該コの字型掛け竿
   が吊るし個所として提供されていることを特徴とする請
   求項１記載の衣文掛けの伸縮管固定部の構造。