JP3091020B2 - 高周波用配線基板 - Google Patents

高周波用配線基板

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JP3091020B2
JP3091020B2 JP04173851A JP17385192A JP3091020B2 JP 3091020 B2 JP3091020 B2 JP 3091020B2 JP 04173851 A JP04173851 A JP 04173851A JP 17385192 A JP17385192 A JP 17385192A JP 3091020 B2 JP3091020 B2 JP 3091020B2
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insulating substrate
conductor line
wiring board
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line portion
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茂生 中島
文雄 宮川
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Shinko Electric Industries Co Ltd
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Shinko Electric Industries Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0213Electrical arrangements not otherwise provided for

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  • Waveguides (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波用配線基板、特
に絶縁基板に備えたビアと導体線路とを連ねてなる信号
線路に高周波信号を伝送損失少なく伝えることのできる
高周波用配線基板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図3に示したような、高周波
用配線基板がある。
【0003】この配線基板は、その本体をセラミック等
からなる絶縁層を複数積層してなる絶縁基板10から形
成している。絶縁基板10の上下方向には、ホールにメ
タライズ等の導体を充填してなるビア20を備えてい
る。ビア20下端は絶縁基板10下部の内側に達してい
て、そのビア20下端からメタライズ等からなる細帯状
の導体線路30を絶縁基板10の絶縁層間にビア20と
直角に延設している。
【0004】ビア20周囲の絶縁基板10の複数の絶縁
層間には、メタライズ等からなるグランド層40をビア
20と直角に所定ピッチで上下に複数並べて備えてい
る。そして、ビア20を、擬似同軸線路構造として、そ
のビア20の特性インピーダンスを一定値にマッチング
させている。
【0005】絶縁基板10上面には、雄側の同軸コネク
タ50を起立させて備えている。同軸コネクタの芯線5
2下端は、絶縁基板10上面に露出したビア20上端に
接続している。同軸コネクタ周囲の金属筒体54下端面
は、絶縁基板10上面に備えたグランド層42に接続し
ている。
【0006】ビア20下端から絶縁基板10の絶縁層間
に延設した導体線路30は、その上方の絶縁基板10の
絶縁層間に備えたビア20を擬似同軸線路構造とするた
めのグランド層40と絶縁基板10下面に備えたグラン
ド層46とにより、ストリップ線路構造として、その導
体線路30の特性インピーダンスを一定値にマッチング
させている。
【0007】そして、上記ビア20と導体線路30とを
連ねてなる信号線路60に高周波信号を伝送損失少なく
伝えることができるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記信
号線路60においては、そのビア20に対向するグラン
ド層40の内周縁よりも内側に位置する導体線路部分3
0aをストリップ線路構造としておらず、その導体線路
部分30aの特性インピーダンスを一定値にマッチング
させていなかった。
【0009】そのため、その導体線路部分30aを伝わ
る高周波信号の伝送損失が大きくなって、上記信号線路
60に高周波信号を伝送損失少なく効率良く伝えること
ができなかった。
【0010】本発明は、上記導体線路部分の特性インピ
ーダンスを一定値にマッチングさせて、その導体線路部
分に高周波信号を伝送損失少なく伝えることができるよ
うにした高周波用配線基板(以下、配線基板という)を
提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の配線基板は、絶縁基板の上下方向にビアを
備えると共に、そのビア周囲の絶縁基板にビアと所定間
隔あけてビアと直角にグランド層を上下に複数並べて備
えて、前記ビアを擬似同軸線路構造とし、かつ、前記ビ
ア端部から導体線路を前記絶縁基板にビアと直角に延設
してなる高周波用配線基板において、前記ビアに対向す
る前記グランド層の内周縁よりも内側に位置する前記導
体線路部分の外方の絶縁基板に、その導体線路部分をマ
イクロストリップ線路構造とするための局部グランド層
を該導体線路部分と平行に並べて備えたことを特徴とし
ている。
【0012】
【作用】上記構成の配線基板においては、ビアに対向す
るグランド層の内周縁よりも内側に位置する導体線路部
分の外方の絶縁基板に、局部グランド層をその導体線路
部分と平行に並べて備えている。
【0013】そのため、その局部グランド層で上記導体
線路部分をマイクロストリップ線路構造として、その導
体線路部分の特性インピーダンスを一定値にマッチング
させることができる。そして、上記導体線路部分を伝わ
る高周波信号の伝送損失を少なく抑えることができる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に従い説明す
る。図1は本発明の配線基板の好適な実施例を示し、詳
しくはその正面断面図を示している。以下に、この配線
基板を説明する。
【0015】図において、10は、セラミック等からな
る絶縁層を上下に複数一体に積層してなる絶縁基板であ
る。
【0016】絶縁基板10の上下方向には、ホールにメ
タライズ等の導体を充填してなるビア20を備えてい
る。
【0017】ビア20周囲の絶縁基板10には、ビア2
0と所定間隔あけてビア20と直角に、メタライズ等の
導体からなるグランド層40を所定ピッチで上下に複数
並べて備えている。具体的には、ビア20周囲の絶縁基
板10の複数の絶縁層間に、グランド層40をそれぞれ
上下に並べて備えている。ビア20に対向するグランド
層40の内周縁は、ビア20周囲から所定距離離隔させ
ていて、円形状等をしている。そして、そのグランド層
40でビア20を擬似同軸線路構造として、ビア20の
特性インピーダンスを一定値の50Ω等にマッチングさ
せている。
【0018】絶縁基板10上面には、雄側の同軸コネク
タ50を起立させて備えている。同軸コネクタの芯線5
2下端は、絶縁基板10上面に露出したビア20上端に
はんだ付けにより接続している。同軸コネクタ周囲の金
属筒体54下面は、絶縁基板10上面に広く備えたメタ
ライズ等の導体からなるグランド層42にはんだ付けに
より接続している。
【0019】ビア20下端は、絶縁基板10下部の内側
まで達している。ビア20下端には、メタライズ等から
なる細帯状の導体線路30を、絶縁基板10の絶縁層間
にビア20と直角に延設している。
【0020】導体線路30は、その上方の絶縁基板10
の絶縁層間に備えたビア20を擬似同軸線路構造とする
ためのグランド層40と絶縁基板10下面に備えたグラ
ンド層46とにより、ストリップ線路構造として、その
導体線路30の特性インピーダンスを一定値の50Ω等
にマッチングさせている。
【0021】以上の構成は、従来の既述配線基板と同様
であるが、図の配線基板では、ビア20に対向するグラ
ンド層40の内周縁よりも内側に位置する導体線路部分
30aの外方の絶縁基板10に、その導体線路部分30
aをマイクロストリップ線路構造とするための局部グラ
ンド層48を導体線路部分30aと平行に並べて備えて
いる。具体的には、導体線路部分30aの下方の絶縁基
板10の絶縁層間に、メタライズ等の導体からなる太帯
状の局部グランド層48を導体線路部分30aと平行に
並べて備えている。局部グランド層48は、それより下
方の絶縁基板10下面に備えたグランド層46に、それ
らの間の絶縁基板10の絶縁層に上下に貫通して備えた
ホールに導体を充填してなる複数本のビア22を介して
電位差なく接続している。そして、その局部グランド層
48で上記導体線路部分30aの特性インピーダンスを
一定値の50Ω等にマッチングさせている。
【0022】図1に示した配線基板は、以上のように構
成していて、この配線基板では、そのビア20に対向す
るグランド層40の内周縁よりも内側に位置する導体線
路部分30aの特性インピーダンスを一定値にマッチン
グさせて、その導体線路部分30aに高周波信号を伝送
損失少なく伝えることができる。
【0023】図2は本発明の配線基板の他の好適な実施
例を示し、詳しくはその正面断面図を示している。以下
に、この配線基板を説明する。
【0024】図の配線基板では、ビア20上端が、絶縁
基板10上面まで達せずに、絶縁基板10上部の内側に
位置している。
【0025】ビア20上端には、前述導体線路30と同
様なメタライズ等からなる細帯状の導体線路70を絶縁
基板10の絶縁層間ビア20と直角に延設している。
【0026】導体線路70は、その下方の絶縁基板10
の絶縁層間に備えたビア20を擬似同軸線路構造とする
ためのグランド層40と絶縁基板10上面に備えたグラ
ンド層460とにより、ストリップ線路構造として、そ
の導体線路70の特性インピーダンスを一定値の50Ω
等にマッチングさせている。
【0027】ビア20に対向するグランド層40の内周
縁よりも内側に位置する導体線路部分70aの外方の絶
縁基板10には、その導体線路部分70aをマイクロス
トリップ線路構造とするための局部グランド層480を
導体線路部分70aと平行に並べて備えている。具体的
には、導体線路部分70aの上方の絶縁基板10の絶縁
層間に、メタライズ等からなる太帯状の局部グランド層
480を導体線路部分70aと平行に並べて備えてい
る。局部グランド層480は、それより上方の絶縁基板
10上面に備えたグランド層460又はそれより下方の
絶縁基板10の絶縁層間に備えたグランド層40(図で
は、絶縁基板10上面に備えたグランド層460として
いる)に、それらの間の絶縁基板10の絶縁層に上下に
貫通して備えた複数本のビア220を介して電位差なく
接続している。そして、その局部グランド層480で導
体線路部分70aの特性インピーダンスを一定値の50
Ω等にマッチングさせている。
【0028】その他は、図1に示した前述配線基板と同
様に構成していて、この配線基板では、そのビア20に
対向するグランド層40の内周縁よりも内側に位置する
導体線路部分30a、70aの特性インピーダンスを一
定値にマッチングさせて、その導体線路部分30a、7
0aに高周波信号を伝送損失少なく伝えることができ
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の配線基板
によれば、ビアに対向するグランド層の内周縁よりも内
側に位置する導体線路部分の特性インピーダンスをその
導体線路部分に連なる導体線路やビアの持つ特性インピ
ーダンスにマッチングさせて、導体線路とビアとを連ね
てなる信号線路に高周波信号を伝送損失少なく伝えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配線基板の正面断面図である。
【図2】本発明の配線基板の正面断面図である。
【図3】従来の配線基板の正面断面図である。
【符号の説明】
10 絶縁基板 20、22、220 ビア 30 導体線路 40 グランド層 42、46、460 グランド層 48、480 局部グランド層 50 同軸コネクタ 60 信号線路 70 導体線路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/12 H05K 3/46

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板の上下方向にビアを備えると共
    に、そのビア周囲の絶縁基板にビアと所定間隔あけてビ
    アと直角にグランド層を上下に複数並べて備えて、前記
    ビアを擬似同軸線路構造し、かつ、前記ビア端部から
    導体線路を前記絶縁基板にビアと直角に延設してなる高
    周波用配線基板において、前記ビアに対向する前記グラ
    ンド層の内周縁より内側に位置する前記導体線路部分
    外方の絶縁基板に、その導体線路部分をマイクロスト
    リップ線路構造するための局部グランド層を導体線
    路部分と平行に並べて備えたことを特徴とする高周波用
    配線基板。
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