JP3090892U - ウエブ切込み装置 - Google Patents
ウエブ切込み装置Info
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- JP3090892U JP3090892U JP2002003793U JP2002003793U JP3090892U JP 3090892 U JP3090892 U JP 3090892U JP 2002003793 U JP2002003793 U JP 2002003793U JP 2002003793 U JP2002003793 U JP 2002003793U JP 3090892 U JP3090892 U JP 3090892U
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【課題】比較的厚いウエブに対してもスリット用刃物の
ウエブへの切込みを容易にすると共に、従前の如く手作
業によることなく切込みを可能とし、スリッター装置の
作動効率を向上させる。 【解決手段】広巾ウエブを複数の狭巾ウエブに裁断して
巻取るスリッター装置において、スリット用刃物1,2
が容易にウエブに切込みできるよう、スリット用刃物の
上流側に、かつスリット用刃物と同一流れ方向の位置に
ウエブ突込み用刃物5を設けた。特にウエブ突込み用刃
物5をコ字状又はく字状切欠を形成するコ字状又はく字
状突込み刃5と、ウエブの逃げ防止程度の隙間を設けた
受板6により構成し、エアシリンダー等6により駆動さ
せる。
ウエブへの切込みを容易にすると共に、従前の如く手作
業によることなく切込みを可能とし、スリッター装置の
作動効率を向上させる。 【解決手段】広巾ウエブを複数の狭巾ウエブに裁断して
巻取るスリッター装置において、スリット用刃物1,2
が容易にウエブに切込みできるよう、スリット用刃物の
上流側に、かつスリット用刃物と同一流れ方向の位置に
ウエブ突込み用刃物5を設けた。特にウエブ突込み用刃
物5をコ字状又はく字状切欠を形成するコ字状又はく字
状突込み刃5と、ウエブの逃げ防止程度の隙間を設けた
受板6により構成し、エアシリンダー等6により駆動さ
せる。
Description
【0001】
本考案はスリッター装置において、スリット用刃物が容易にウエブに切込み得 るよう、該切込みに先立って予め切込みを施しておくためのウエブ切込み装置に 係り、特に該ウエブへの切込みを手作業によることなく行い得る上記ウエブ切込 み装置に関するものである。
【0002】
広巾ウエブを複数条の狭巾ウエブに裁断して巻取るスリッター装置は従来より 知られており、広く実用に供されているが、このスリッター装置において、スリ ット用刃物は通常、図4〜6に示すようにウエブWを挟んで上丸刃1,下丸刃2 が鋏状に上下に設けられていて、その間を通る未だ裁断されていない広巾ウエブ W1に上部の上丸刃1を突込みみ、下部の下丸刃2との組み合わせによって複数 の狭巾ウエブW2に裁断している。
【0003】 ところが、この場合、ウエブが延伸されたポリスチレンフィルムで0.3mm 厚のように比較的厚い場合には、上丸刃刃物をエアー圧力で移動させてこのフィ ルムに突っ込んでも仲々、フィルムが切り込めないため、通常、作業者が上丸刃 の上流側でナイフ等を用いて手作業で穴を開けたり、また更に図7に示すように パンチング装置でパンチ穴Pをあけて、それらナイフ等による穴やパンチ穴に上 丸刃を突込みませ裁断している。
【0004】
しかし、上記のようにナイフやパンチング装置を用いて穴をあけることは時間 がかかり、作業効率を阻害するのみならず、作業上も危険を伴うことがある。 また、パンチング装置は丸穴Pをあけるため上刃と下刃を精度よく組み合わせ る必要があり、また、打ち抜かれてフィルム層が出るため吸引装置で吸引し、外 部に排出する必要もあり、高価な装置となることが免れない。
【0005】 本考案は上述の如き実状に対処し、特にコ字状又はく字状突込み刃を有するウ エブ突込み用刃物をウエブのスリット装置上流側に併設することを見出すことに より、比較的厚いフィルムに対してもスリット用刃物のウエブへの切込みを容易 にし、かつ自動的に作動を可能ならしめてスリッター装置の作動効率を向上せし めることを目的とするものである。
【0006】
即ち、上記目的に適合する本考案装置は、広巾ウエブを複数の狭巾ウエブに裁 断して巻取るスリッター装置において、スリット用刃物が容易にウエブに切込み 可能であるよう、、スリット用刃物の上流側に、かつスリット用刃物と同一流れ 方向の位置にウエブ突込み用刃物を併設してなることを特徴とする。
【0007】 請求項2は上記ウエブ突込み用刃物の好ましい1態様であり、コ字状又はく字 状の切欠を形成するコ字状又はく字状の突込み刃と、フィルムの逃げ防止程度の 隙間を設けた受板とからなり、前記コ字状又はく字状突込み刃がエアシリンダー により前後進可能である構成を特徴としている。
【0008】
本考案装置を使用し、ウエブに突込み用切込みのための切欠を形成するにあた っては、スリット用の上丸刃の上流側で広巾ウエブの状態のときに突込み刃をエ アシリンダーにより突込みませてウエブに切欠を入れる。 そして、その後、上丸刃を少し走行させ上記切欠がスリット刃の上丸刃の位置 に達したときに上丸刃をウエブ側の該切欠に差し込んで、以後、スリットを始め 狭巾ウエブに裁断する。
【0009】
以下、更に添付図面を参照し、本考案装置の具体的態様を説明する。
【0010】 図1〜図3は本考案に係る装置の要部を示し、スリット用刃物としてウエブW の上側に上丸刃1,下側に下丸刃2が対応してフレーム3に取着されて設けられ ていることは既知のスリッター装置におけると同様であり、また上丸刃1,下丸 刃が鋏のような切断態様で上丸刃を裁断するようになっていることも同様である 。
【0011】 しかして、本考案装置は、上記の如きスリット用刃物に対し、上記上丸刃1と 下丸刃2からなる既知のスリッター装置のスリット用刃物の上流側に突込み刃5 および受部8よりなる突込み用刃物がスリット用刃物に併設されている。
【0012】 ここで、突込み刃5は図2に示すように断面コ字状で先端が尖鋭端5aに形成 されてスリット用刃物の上丸刃1の上流側に所要の間隔で前記上丸刃装置からブ ラケット7等を介して設けられ、エアシリンダー6等の駆動機構によりタイミン グに合わせて自動的に前後進が可能となっている。
【0013】 一方、下丸刃2側は前記突込み刃5の受けとしてフィルムの逃げ防止程度のラ フな隙間を設けた受板8を下丸刃装置からブラケットを介して設けており、上記 突込み刃5の突っ込みによりウエブに図3に示す如くコ字状切欠4を入れること ができるようになっている。 なお、突込み刃5を断面コ字状に形成し図3に示すようにコ字状の切欠を形成 するようにしたことはパンチの如く穴をあけないため切屑が発生せず、屑の取り 除きも不要となるからである。 従って、コ字状に限らず、一部がウエブに接続している形状であればよいが、 最も簡単なものはコ字状又はく字状である。
【0014】 かくして以上の装置によりウエブに切込みを施すときは切込みはスリット用刃 物の上丸刃1の上流側において、広巾ウエブの状態で突込み刃5をエアシリンダ ー6により作動させて突込みませ、図3に示す如く広巾ウエブWに切欠4を施す 。 このとき、突込み刃5は裁断用のスリット用刃物の数に合わせて同数配置し、 裁断数に応じた数の切込4を設ける。 そして広巾ウエブWに図3の如く切欠4を入れると、ウエブを少し走行させ、 切欠4がスリット用刃物の上丸刃1の位置に達したときに上丸刃1をエアー圧力 等でウエブ側に差し込んでスリット用刃物による裁断が行われる。
【0015】 このようにして予め切込4が施されるとスリット用刃物の差し込みが容易とな り、0.3mm厚のポリスチレンシートなど、比較的厚さのあるウエブに対して も充分、裁断が容易となる。 しかも、突込み刃5を図2に示すようにコ字状形状又はく字状形状とし、その 突込みみ先端を尖鋭端5aとすればパンチングによる丸穴のように切屑は発生せ ず、屑の除去作業も不要である。
【0016】
本考案は以上のようにスリッター装置において、スリット用刃物が容易にウエ ブに切込みが出来るようにスリット用刃物の上流側に、スリット用刃物と同一流 れ方向の位置にウエブ突込み用刃物を設けてウエブに切込みを入れるものであり 、スリット用刃物が容易に切込めなかった比較的部厚なウエブに対しても容易に 切込みが可能となるのみならず、従来の如き手作業あるいはパンチング作業が不 要となり、スリッターの作動効率を著しく向上させると共に、作業者の安全性を 高める顕著な効果を有する。 しかも、コ字状又はく字状切欠による切込みを入れるようにすれば、一部がウ エブに接続し、従来のパンチングによる丸穴の如く切り屑を発生させることもな い利点を有する。
【図1】本考案に係るウエブ切込み装置の1例を示す要
部概要図である。
部概要図である。
【図2】本考案において使用する突込み刃の1例を示
し、(イ)は正面図、(ロ)は側面図である。
し、(イ)は正面図、(ロ)は側面図である。
【図3】未本考案の突込み刃により作られた切欠を含む
スリット用刃物部の概要図である。
スリット用刃物部の概要図である。
【図4】従前のスリット用刃物の配置概要図である。
【図5】従前のスリット用刃物の側面概要図である。
【図6】従前のスリット用刃物の正面概要図である。
【図7】従前のスリット用刃物上流側にパンチングによ
り丸穴をあけた状態を示す説明図である。
り丸穴をあけた状態を示す説明図である。
1 スリット用刃物の上丸刃 2 スリット用刃物の下丸刃 3 フレーム 4 切込み(切欠) 5 突込み刃 6 エアシリンダー 7 ブラケット 8 受板
Claims (2)
- 【請求項1】広巾ウエブを複数の狭巾ウエブに裁断して
巻取るスリッター装置において、スリット用刃物が容易
にウエブに切込み可能であるよう、スリット用刃物の上
流側に、かつスリット用刃物と同一流れ方向の位置にウ
エブ突込み用刃物を併設してなることを特徴とするウエ
ブ切込み装置。 - 【請求項2】ウエブ突込み用刃物がコ字状又はく字状切
欠を形成するコ字状又はく字状突込み刃と、ウエブの逃
げ防止程度の隙間を設けた受板とからなり、前記突込み
刃はエアシリンダー等により前後進可能である請求項1
記載のウエブ切込み装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002003793U JP3090892U (ja) | 2002-06-21 | 2002-06-21 | ウエブ切込み装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002003793U JP3090892U (ja) | 2002-06-21 | 2002-06-21 | ウエブ切込み装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3090892U true JP3090892U (ja) | 2002-12-26 |
Family
ID=43242083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002003793U Expired - Lifetime JP3090892U (ja) | 2002-06-21 | 2002-06-21 | ウエブ切込み装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3090892U (ja) |
-
2002
- 2002-06-21 JP JP2002003793U patent/JP3090892U/ja not_active Expired - Lifetime
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Legal Events
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