JP3090612U - 冷媒容器 - Google Patents
冷媒容器Info
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- JP3090612U JP3090612U JP2002003472U JP2002003472U JP3090612U JP 3090612 U JP3090612 U JP 3090612U JP 2002003472 U JP2002003472 U JP 2002003472U JP 2002003472 U JP2002003472 U JP 2002003472U JP 3090612 U JP3090612 U JP 3090612U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- refrigerant
- valve body
- valve
- pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 外部設備へ冷媒を供給する作業の
度毎にバルブを付けはずす手間を省き、また使用後容器
内に冷媒が残されていても大気中へと放出しないです
み、さらに複数回の使用が可能な冷媒容器を提供するこ
と。 【解決手段】 耐圧容器の頂端開口部に内容物の
充填排出を可能にするバルブボディが緊密に装着されて
おり、前記のバルブボディにはコアピン、スプリングお
よびプランジャーカップから少なくとも構成されるバル
ブコアが装備されている冷媒容器に関する。耐圧容器
は、その頂端開口部内周とバルブボディ外周との各々に
形成されたネジ部によって互いに嵌合していることが望
ましい。
度毎にバルブを付けはずす手間を省き、また使用後容器
内に冷媒が残されていても大気中へと放出しないです
み、さらに複数回の使用が可能な冷媒容器を提供するこ
と。 【解決手段】 耐圧容器の頂端開口部に内容物の
充填排出を可能にするバルブボディが緊密に装着されて
おり、前記のバルブボディにはコアピン、スプリングお
よびプランジャーカップから少なくとも構成されるバル
ブコアが装備されている冷媒容器に関する。耐圧容器
は、その頂端開口部内周とバルブボディ外周との各々に
形成されたネジ部によって互いに嵌合していることが望
ましい。
Description
【0001】
本考案は、冷媒の充填貯蔵および排出作業が容易で、かつ環境保全に寄与する 小型の耐圧容器に関する。
【0002】
冷凍冷蔵設備や空調設備へ冷媒を充填、特に補充する際、従来サービス缶と呼 ばれる冷媒を貯蔵した小型の容器が用いられて来た。その容器の頂端には、通常 マウンテンカップを備えたネジキャップが取り付けられている。この容器から前 記した諸設備へと冷媒を供給する時には、そのネジキャップにバルブを取付けて バルブハンドルを廻すと、ステムの先端がマウンテンカップに穴をあけて容器の 内部と外部とを導通し、それによって冷媒がバルブに接続しているチャージホー スを介して外部設備へと供給される構造になっている。
【0003】 この従来の容器では、まず冷媒を外部設備へと供給する前にまず特定のバルブ をキャップに取り付ける必要があるし、また冷媒を供給し終わった後そのバルブ を取り外す作業時に容器中に残された冷媒があるとやむをえず大気中へと放出せ ざるを得ない。従って、冷媒の供給作業が煩雑であると共に、放出された冷媒に よって環境に加わる負荷が増すことにもなる。さらにこの容器は、先に説明した 機構から明らかなように、1回限りの使用に限定される。
【0004】
そこで本考案は、現場作業者が冷媒容器の使用の度毎にバルブをわざわざ取り 付けたり、はずす作業を省き、また仮に冷媒が残されていても大気中へと放出し ないですみ、さらに複数回の供給作業が可能な冷媒容器の提供を目的にする。
【0005】
すなわち本考案は、耐圧容器の頂端開口部に内容物の充填排出を可能にするバ ルブボディが緊密に装着されており、前記のバルブボディはコアピン、スプリン グおよびプランジャーカップから少なくとも構成されるバルブコアを装備してい る冷媒容器に関する。
【0006】 前記の耐圧容器は、その頂端開口部内周とバルブボディ外周との各々に形成さ れたネジ部によって互いに嵌合していることが望ましく、またその中に充填貯蔵 される内容物は、フッ素化炭化水素化合物であることが好ましい。
【0007】
次に、本考案に係わる冷媒容器の構造について、図面を参照して説明する。 図1は、冷媒容器の一例を示す概略断面図であって、冷媒容器1は、有底の耐 圧容器本体2とその頂端開口部に緊密に装着したバルブボディ3とから構成され ており、そのバルブボディ3にはさらにバルブコア4が装備されている。バルブ ボディ3は、容器本体2のキャップになっていると共に、内容物を容器本体2へ 充填貯蔵し、また容器本体2から内容物を排出するための出入り口の機能を担っ ている。
【0008】 耐圧容器本体2は、貯蔵される冷媒ガスの圧力に耐え得る耐圧性を備えていれ ばよく、通常金属製であって、その形状や寸法は任意である。例えば、インパク ト成形法で製造されたアルミニウム製の容器であって、その頂端が絞られかつ開 口部を形成している有底容器の形状を示し、そして内容積が1000ml以下の 小型ボトルである。
【0009】 耐圧容器本体2の頂端開口部の内周には雌ねじが形成され、またバルブボディ 3の外周には雄ねじが形成されており、この両者のネジ部5を互いにねじ込むこ とによって容器本体2とバルブボディ3とは緊密に締め込まれて、嵌合した密閉 容器になる。勿論、雄ネジと雌ネジとの関係は逆であってもよく、またネジの形 状は、テーパーやフラット等任意でよい。容器の密封性をさらに高めるために、 両者の接触面にO−リングのようなガスケット6を介在させることが好ましい。
【0010】 この容器は、冷凍冷蔵設備や空調設備等の冷媒として用いられる、例えばハイ ドロフルオロカーボンやハイドロクロロフルオロカーボンのようなハロゲン化炭 化水素類の充填貯蔵に適している。そのようなハロゲン化炭化水素類の例として 、R134a、R407C、R404A、R410A、R22等を挙げることが できる。
【0011】 図2は、バルブボディの一例を示す概略断面図であって、部分的に内部の詳細 断面図を併記している。バルブボディ3の中心軸に沿って、バルブコア4が装着 されており、そのバルブコア4は、上部から下部に向かって順にコアピン11、 スプリング12、およびプランジャーカップ13とから少なくとも構成されてい る。一方、バルブコア4は、コアピン11の下部外周に設けられたスイベル14 をネジ込むことによってバルブボディ3に取り付けられているが、さらにバルブ コア4のバルブボディ3への接触を緊密にするために、バレル15の外周にバレ ルガスケット16が挿入されている。また、プランジャーカップ13の部分には 、内容物を排出しない時にその内容物が漏出しないようにカップガスケット17 が設けられている。このようなバルブコア4は、一般にムシバルブと呼ばれる構 造体を使用することができる。
【0012】 このバルブコア4において、バルブボディ3に接続したチャージバルブ(図示 せず)によりコアピン11を下方へ押し込むとスプリング12が圧縮されて押し 下げられ、同時にプランジャーカップ13が下がり、その結果容器の内部と外部 とが導通し、充填貯蔵されていた内容物がチャージバルブに接続したチャージホ ースを介して、外部設備へと供給されることになる。
【0013】 逆に、コアピン11を下方へ押し込む力が緩められると、スプリング12が元 に戻る力によってコアピン11が押し戻されると共に、プランジャーカップ13 も元の状態に戻る。その時、容器の内部と外部との導通が妨げられることになっ て、容器は再び元の密閉状態に戻り、内容物の外部設備への供給はストップされ ることになる。
【0014】 図3は、容器本体とバルブボディとの嵌合状態を示す一態様の概略断面図であ る。図3において耐圧容器本体2の頂端開口部の構造を、ガスケット6に接触す る容器壁7の先端8が開口部の中心に向かって内側へ斜めに切り込まれ、すなわ ちテーパーを持たせるように形成されている。容器壁7の先端8がこのような形 状をとることによって、ガスケット6の大きさや形状によってはガスケット6が 容器外周にはみだすことを防止でき、冷媒容器1の外表面の見栄えがよくなる。
【0015】
本考案に係わる冷媒容器によると、バルブボディそのものがバルブ機能を備え ているので、外部設備への内容物供給作業時にあらためて特別のバルブを取り付 ける必要性はなく、現場での作業効率を向上させることができる。また、供給作 業を終了した後にチャージホースを取り外しても、容器に残留しているかもしれ ない内容物が大気中へ放出されることもないので、環境保全に寄与するものであ る。
【0016】 さらに、内容物である冷媒を1回外部設備へと供給した後にも、残留冷媒があ れば再度利用することもできるし、不用になった残留冷媒を破壊または再生する ために回収することができるので、冷媒の大気放出を防ぐことができる。
【図1】 本考案に係わる冷媒容器の一例を示す概略断
面図である。
面図である。
【図2】 本考案の冷媒容器に用いられるバルブボディ
の一例を示す概略断面図であって、一部分の詳細断面図
を付している。
の一例を示す概略断面図であって、一部分の詳細断面図
を付している。
【図3】 容器本体とバルブボディとの嵌合状態を示す
一例の概略断面図である。
一例の概略断面図である。
1 冷媒容器 2 耐圧容器本体 3 バルブボディ 4 バルブコア 5 ネジ部 6 ガスケット 7 容器壁 8 容器壁の先端 11 コアピン 12 スプリング 13 プランジャーカップ 14 スイベル 15 バレル 16 バレルガスケット 17 カップガスケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 黒河 泰治 群馬県邑楽郡大泉町西小泉四丁目12番8号 株式会社エス・エス・ニジュウイチ内
Claims (3)
- 【請求項1】耐圧容器の頂端開口部に内容物の充填排出
を可能にするバルブボディが緊密に装着されており、前
記のバルブボディはコアピン、スプリングおよびプラン
ジャーカップから少なくとも構成されるバルブコアを装
備していることを特徴とする冷媒容器。 - 【請求項2】前記の耐圧容器は、その頂端開口部内周と
バルブボディ外周との各々に形成されたネジ部によって
互いに嵌合していることを特徴とする請求項1に記載の
冷媒容器。 - 【請求項3】前記の内容物が、フッ素化炭化水素化合物
であることを特徴とする請求項1または2に記載の冷媒
容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002003472U JP3090612U (ja) | 2002-06-10 | 2002-06-10 | 冷媒容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002003472U JP3090612U (ja) | 2002-06-10 | 2002-06-10 | 冷媒容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3090612U true JP3090612U (ja) | 2002-12-20 |
Family
ID=43241824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002003472U Expired - Lifetime JP3090612U (ja) | 2002-06-10 | 2002-06-10 | 冷媒容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3090612U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010095071A (ja) * | 2008-10-15 | 2010-04-30 | Toyo Kagaku Shokai Co Ltd | クーラガスの充填方法、及びクーラガス充填装置 |
-
2002
- 2002-06-10 JP JP2002003472U patent/JP3090612U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010095071A (ja) * | 2008-10-15 | 2010-04-30 | Toyo Kagaku Shokai Co Ltd | クーラガスの充填方法、及びクーラガス充填装置 |
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