JP3090610U - 光路切り換えの装置 - Google Patents

光路切り換えの装置

Info

Publication number
JP3090610U
JP3090610U JP2002003469U JP2002003469U JP3090610U JP 3090610 U JP3090610 U JP 3090610U JP 2002003469 U JP2002003469 U JP 2002003469U JP 2002003469 U JP2002003469 U JP 2002003469U JP 3090610 U JP3090610 U JP 3090610U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
prism
optical path
optical
output
switching device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002003469U
Other languages
English (en)
Inventor
貞夙 陳
Original Assignee
東盈光電科技股▲ふん▼有限公司
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東盈光電科技股▲ふん▼有限公司 filed Critical 東盈光電科技股▲ふん▼有限公司
Application granted granted Critical
Publication of JP3090610U publication Critical patent/JP3090610U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 光路切り換えの装置の提供。 【解決手段】 光路切り換えの装置は、光信号の入力端
10,12と出力端14,16を具え、該入力端と出力
端がその間に形成された自由空間光路に配置され、該自
由空間光路に対して移動可能なプリズム22を該自由空
間光路中に挿入するか或いは該自由空間光路より除去す
ることにより光束を該入力端と出力端の間の行進の経路
にあって制御する。プリズムが該自由空間光路中に挿入
される時、該入力端と出力端の間に切り換えられた光路
24,26が形成され、入力端より出力端に至る光束が
該プリズムの二回の屈折及び一回の全反射を経過する。
該プリズムが該自由空間光路より除去される時、該入力
端より該出力端に至る光束が該自由空間光路を経過して
伝送される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は一種の光信号のレイアウト装置であり、特に一種の光路切り換えの装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光学スイッチは光学システム中、特に光通信システム中にあって、基本的且つ 重要な役割を演じる。光通信システム中、光学スイッチは光信号の伝送経路(t ransmission path)の連接と切断に用いられ、情報を付帯する 光束(light beam)のルートを決定する。その他の光学システムでは 光学スイッチは光源の出力を制御するのに用いられる。光の伝播速度は速く、こ のため光学システムは高い切り換え速度(switching rate)を具 備しなければ光学システムの操作に影響が生じる。光学スイッチにあって性能に 影響を与える主要な因子に挿入ロス(insertion loss)があり、 低挿入ロスは光信号を減少し、光学スイッチにより減衰(attnuation )がもたらされ、光信号の減衰に対しては光増幅器を増加して光信号の強度を高 める。光学素子の数量の減少及び高い正確度の光学整合はいずれも挿入ロスを減 少するのに有利である。光学スイッチは反復して切り換えられた後に光学不整合 (misalignment)を招く恐れがあり、これにより光結合率が降下す る。このため光学スイッチの安定性も相当に重要である。
【0003】 機械式光学スイッチは理論上、簡単且つ便利に具現されるが、多くの制限を受 ける。例えばChang氏等による米国特許6,044,186号は光学切り換 えスイッチ及び装置を提出し、それは光信号入力端の光ファイバを切り換え手段 に貼り付け、この切り換え手段を二つの位置の間で回転させ、入力光ファイバを 出力光ファイバと不整合とし、これにより光信号切り換えの目的を達成する。こ の方法は光ファイバを移動させなければならず、高い正確度の整合が必要で、信 頼性が低下した。
【0004】 光ファイバを移動させずに光学素子を用いて光路を改変する方式は比較的簡単 である長所がある。反射式の光学スイッチが提出されており、例えば、Pan氏 等による米国特許第5,838,847号は、移動可能な反射素子を光ファイバ の後端に置くか或いは光ファイバより離れた後端に移動させ、光路を改変する目 的を達成する。しかし、反射式の切り換え素子の使用は角度偏移(angula r variation)に対して非常に敏感で、快速且つ正確な切り換えを達 成しにくく、並びに多くの光学スイッチはこの技術を以て達成できない。
【0005】 Lee氏等による米国特許6,088,166号はプリズムを使用し光束を一 つの光ファイバからもう一つの光ファイバに水平移動させ、その切り換え方式は 光束にプリズムの二回の屈折(refraction)を経過させるもので、簡 単且つ低廉である長所を有するが、光学スイッチのプリズム体積が大きく、且つ 重量が重く、装置の寸法を縮小するのに不利であり、またプリズムを操縦するメ カニズムの設計に不利であり、組み合わせて更に多くの入出力を実現するのが難 しかった。Li氏等による米国特許第6,215,919号は楔形プリズム(w edge prism)を利用して光束の方向を回転させ、並びに適当に配置さ れた屈折率漸変式レンズ(gradient index lens)を組み合 わせて光ファイバよりもう一つの光ファイバに切り換える目的を達成している。 この方法はプリズムの寸法と重量を縮減できるが、光路の制御が却って複雑とな り、高い正確度のプリズム及び光学整合が必要となり、並びにマルチ入出力の目 的を達成しがたかった。
【0006】 これにより、簡単、便宜で、重量が軽く且つ安定した光路改変の装置が求めら れている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的の一つは、光路を改変できる装置を提供し、異なる光路に切り換 えるのに用いて、光束行進の経路を制御できるようにすることにある。
【0008】 本考案の目的の一つは、光路を改変できる装置を提供し、光ファイバ或いは光 信号の入出力端を移動させない前提下で、光路切り換えの目的を達成できるよう にすることにある。
【0009】 本考案の目的の一つは、体積が小さく、重量が軽い光路切り換えの装置を提供 することにある。
【0010】 本考案の目的の一つは、簡単で便宜な装置により光路を改変できるようにする ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、光路切り換えの装置において、 入力端と、 出力端と、 該入力端と該出力端の間に介在する自由空間光路と、 該自由空間光路に対して移動可能なプリズムとされ、該自由空間光路に挿入さ れるか或いは該自由空間光路より離れる、上記プリズムと、 切り換えの光路とされ、該プリズムの二回の屈折及び一回の全反射を経過し、 入力端より来た光束を導入して該出力端に不到達となす、上記切り換えの光路と 、 を具えたことを特徴とする、光路切り換えの装置としている。 請求項2の考案は、請求項1に記載の光路切り換えの装置において、該プリズ ムが楔形プリズム或いは二等辺三角形プリズムとされたことを特徴とする、光路 切り換えの装置としている。 請求項3の考案は、請求項1に記載の光路切り換えの装置において、第2出力 端を具え、切り換えの光路が該第2出力端に結合されたことを特徴とする、光路 切り換えの装置としている。 請求項4の考案は、請求項1に記載の光路切り換えの装置において、第2入力 端を具え、プリズムが挿入される時、第2の切り換えの光路が形成され、該プリ ズムの2回の屈折と一回の全反射を経過し、第2入力端より来た光束を出力端に 結合させることを特徴とする、光路切り換えの装置としている。 請求項5の考案は、請求項1に記載の光路切り換えの装置において、さらに、 第2入力端と、 第2出力端と、 該第2入力端と該第2出力端の間に介在する第2自由空間光路と、 を具え、そのうち、プリズムが挿入される時、第2の切り換えの光路が形成さ れ、該プリズムの2回の屈折と一回の全反射を経過し、第2入力端より来た光束 を第1出力端に結合させ、且つ第1の切り換えの光路が第2出力端に結合される ことを特徴とする、光路切り換えの装置としている。 請求項6の考案は、請求項3に記載の光路切り換えの装置において、さらに、 第1プリズムと結合された第2プリズムと、 第2入力端と、 第3出力端と、 該第2入力端と該第3出力端の間に介在する第2自由空間光路と、 第4出力端と、 第2の切り換えの光路とされ、第2プリズムの2回の屈折と一回の全反射を経 過し、第2入力端より来た光束を第4出力端に結合させる、上記第2の切り換え の光路と、 を具えたことを特徴とする、光路切り換えの装置としている。 請求項7の考案は、請求項1に記載の光路切り換えの装置において、さらに、 第2プリズムを具え、該第2プリズムが切り換えの光路に挿入される時、第2の 切り換えの光路を形成し、該切り換えの光路がさらに第2プリズムの二回の屈折 と一回の全反射を経過することを特徴とする、光路切り換えの装置としている。 請求項8の考案は、請求項7に記載の光路切り換えの装置において、該第2プ リズムが楔形プリズム或いは二等辺三角形プリズムとされたことを特徴とする、 光路切り換えの装置としている。 請求項9の考案は、光路切り換えの装置において、 複数の入力端と、 複数の出力端と、 第3出力端と、 これら入力端と出力端の間に介在する複数の自由空間光路と、 少なくとも一つのプリズムとされ、任意の一つのプリズムがこれら自由空間光 路に対して移動可能で、該少なくとも一つのプリズムがこれら自由空間光路に挿 入されるか或いは離され、これによりこれら入力端からの光束がこれら出力端の 間で切り換えられる、上記少なくとも一つのプリズムと、 を具え、そのうち任意の一つの光束が任意の一つのプリズムを通過する時、二 回の屈折と一回の全反射を経過することを特徴とする、光路切り換えの装置とし ている。 請求項10の考案は、請求項9に記載の光路切り換えの装置において、該第2 プリズムが楔形プリズム或いは二等辺三角形プリズムとされたことを特徴とする 、光路切り換えの装置としている。 請求項11の考案は、光路切り換えの装置において、 一つの入力端と、 該入力端に対応するよう配置された複数の出力端と、 複数のプリズムとされ、単独で該入力端と出力端の間に挿入或いは離され、各 一つの挿入されたプリズムが光束に二回の屈折と一回の全反射を経過させ、複数 のプリズムの配列組合せにより該入力端からの光束をこれら出力端の間で切り換 える、上記複数のプリズムと、 を具えたことを特徴とする、光路切り換えの装置としている。 請求項12の考案は、請求項10に記載の光路切り換えの装置において、該第 2プリズムが楔形プリズム或いは二等辺三角形プリズムとされたことを特徴とす る、光路切り換えの装置としている。 請求項13の考案は、光路切り換えの装置において、 複数の入力光ファイバを具えた第1マルチ光ファイバコリメータと、 複数の出力光ファイバを具えた第2マルチ光ファイバコリメータと、 該複数の入力光ファイバと該複数の出力光ファイバの間に介在する複数の自由 空間光路と、 該複数の自由空間光路に対して移動可能な少なくとも一つのプリズムとされ、 該複数の自由空間光路に挿入されるか離れる、上記少なくとも一つのプリズムと 、 複数の切り換えの光路とされ、該プリズムの二回の屈折と一回の全反射を経過 し、これにより該複数の入力光ファイバと出力光ファイバの間に形成される、上 記複数の切り換えの光路と、 を具えたことを特徴とする、光路切り換えの装置としている。 請求項14の考案は、請求項13に記載の光路切り換えの装置において、該第 2プリズムが楔形プリズム或いは二等辺三角形プリズムとされたことを特徴とす る、光路切り換えの装置としている。 請求項15の考案は、請求項13に記載の光路切り換えの装置において、複数 の自由空間光路相互の間に約0.5から3度の範囲の夾角を有することを特徴と する、光路切り換えの装置としている。
【0012】
【考案の実施の形態】
本考案によると、一種の光路切り換えの装置は光信号の入力端と出力端を具え 、該入力端と出力端がその間に自由空間光路(free space opti cal path)を形成するよう配置され、該自由空間光路に対して移動可能 なプリズムが該自由空間光路中に挿入されるか或いは該自由空間光路より除去で きるものとされ、これにより光束の該入力端と該出力端の間の行進の経路を制御 する。
【0013】 該プリズムが該自由空間光路中に挿入される時、該入力端と出力端の間に切り 換えの光路(switched optical path)が形成され、該入 力端から該出力端に至る光束が該プリズムの二回の屈折と一回の全反射(tot al reflection)を経過する。該プリズムが該自由空間光路中より 除去される時、該入力端から該出力端に至る光束は該自由空間光路を経過して伝 送される。
【0014】 本考案の特徴は、異なる原理を利用し光路改変の目的を達成することにある。 実質的には、本考案は自由空間光路を光信号の入力端と出力端の間に配置し、及 びプリズムの位置を制御することにより、該プリズムを該自由空間光路に介入さ せるか或いは自由空間光路より離す。プリズムが該自由空間光路に挿入される時 、切り換えの光路を形成し、光束がプリズムの二回の屈折と一回の全反射を経過 することにより、光路改変の目的を達成する。以下に異なる形態の光交換器を例 として本考案の原理及び操作を説明する。
【0015】
【実施例】
第1実施例:2×2交換器 図1、2は2×2交換器の表示図であり、二つの光信号入力端10及び12、 及び二つの光信号出力端14及び16を具え、周知の技術と同様、各一つの入力 端或いは出力端はコリメータ(collimator)或いはコリメートレンズ (collimating lens)を具え光ファイバの末端に結合されてい る。入力端10及び12及び出力端14及び16は二対の相互に平行な入出力を なすよう配置され、図1に示されるように、入力端12と出力端16の間に一つ の自由空間光路18が形成され、入力端12と出力端16の間にもう一つの自由 空間光路20が形成されている。言い換えると、入力端10からの光信号が出力 端14に結合進入し、入力端12からの光信号が出力端16に結合進入し、これ ら二つの光束が相互に平行とされる。図2に示されるように、プリズム22が光 信号入力端10及び12及び出力端14及び16の間に挿入される時、二つの入 射光の光路は改変され、入力端10からの光束はプリズム22の二回の屈折と一 回の全反射を経過して出力端16に進入し、同様に、出力端12からの光束はプ リズム22の二回の屈折と一回の全反射を経過して出力端14に進入し、プリズ ム22の挿入により、光路は24及び26に改変される。 プリズム22は楔形(dove)プリズム或いは二等辺三角形(isosce loes)プリズムとされ、その底辺23は入射光の方向に平行で、斜辺25及 び27は対称である。斜辺25及び27の表面には鍍膜され、入射光の反射を減 少し、及び分極関係ロス(Polarization−Dependent L oss;PDL)を減らす。プリズム22が自由空間光路18及び20に挿入さ れた後、二束の相互に平行な入射光はプリズム22の光軸(optical a xis)に平行且つ対称にプリズム22中に入射し、即ちプリズム22の底辺2 3に平行な方向を以てプリズム22に入射し、プリズム22の二回の屈折と一回 の全反射を経過した後、二束の相互に平行な出射光を形成し、この二束の相互に 平行な出射光はプリズムの光軸に平行且つ対称であるが、その位置と二束の相互 に平行な入射光とは反対である。これにより、プリズム22の位置を改変するこ とにより二つの光束の行進経路を直進(図1)或いは交叉(図2)に制御するこ とができ、これにより光路切り換えの機能を達成する。 もし図2中のプリズム22を局部発黒処理すれば、この装置は2×2遮断式( bolcking)光交換器となる。
【0016】 第2実施例:1×2光交換器 図3、4は1×2光交換器の表示図であり、光信号の入力端28が出力端30 及び32に対応するよう配置され、出力端30と入力端28が整合し、出力端3 2と出力端30は平行とされる。図3に示されるように、切り換え前、入力端2 8と出力端30の間に自由空間光路34が形成され、入射光は入力端28より出 力端30に結合され、切り換え後、図4に示されるように、プリズム36が出力 端30及び32の間に挿入され、このとき異なる光路38が形成され、入射光が 入力端28よりプリズム36の光軸に平行な方向にプリズム36中に進入し、プ リズム36の二回の屈折と一回の全反射を経過して出射光を形成し、その位置は 図3とは異なり、即ち出力端32に結合進入する。
【0017】 第3実施例:開閉式光学スイッチ 図5、6に示されるように、開閉式(on−off)光学スイッチは一対の相 互に整合された光信号の入力端40と出力端42を具えている。図5に示される ように、オン状態の時、入力端40と出力端42の間に自由空間光路44が形成 され、光束は直接入力端40より出力端42に結合され、オフ状態の時、図6に 示されるように、プリズム46が入力端40と出力端42の間に挿入され、切り 換えの光路48を形成し、この時、入射光がプリズム46に進入し、二回の屈折 と一回の全反射を経過して他の部分に導かれ、出力端42と不結合とされる。
【0018】 第4実施例:2×4光交換器 図7は2×4光交換器の表示図であり、それは二つの前述の1×2光交換器を 組み合わせたもので、入力端84及び86及び四つの出力端88から94を具え 、プリズム96及び98がその底辺で接着され一体とされ、且つ該二つのプリズ ムの底辺にいずれも反射膜がメッキされている。プリズム96及び98が未挿入 の時、二つの入射光はそれぞれ入力端84及び86より自由空間光路100及び 104に沿って出力端88及び92に結合し、プリズム96及び98が挿入され た後、二つの入射光はそれぞれプリズム96及び98の光軸に平行に入射し且つ プリズム96及び98の二回の屈折と一回の全反射を経過し、出力端84及び8 6より切り換えの光路102及び106に沿って出力端90及び94に結合され る。この方式により、複数のプリズムを結合し、さらに多くの入出力ポートの光 交換器を獲得できる。
【0019】 第5実施例:2×1光交換器 図8、9に示されるように、2×1光交換器は光信号の入力端110及び11 2が出力端114に対応するよう配置され、切り換え前、入力端110と出力端 114の間に自由空間光路116が形成され、光束は入力端110より直接出力 端114に結合される。切り換え後、図9に示されるように、プリズム118が 自由空間光路116中に挿入され、切り換えの光路120を形成し、この時、入 力端112からの入射光がプリズム119の光軸と平行に入射し且つプリズム1 18の二回の屈折と一回の全反射を経過し、出力端114に結合進入する。
【0020】 第6実施例:3×6光交換器 前述の実施例中、各一つのプリズムは一つ或いは二つの入力/出力端に対応す るだけであるが、更に多くの入出力端を実現できる。例えば、図10に示される 3×6光交換器は、三つの入力端122、124及び126、及び六つの出力端 128、130、132、134、136及び138を具え、これらの入力/出 力端が全てプリズム146の光軸に平行に配列され、入力端122から126は それぞれ出力端128、132及び136に整合し、プリズム146が未挿入の 時、この三対の入力/出力端が三つの自由空間光路140、142、144を形 成し、プリズム146が挿入された後、三つの切り換えの光路148、150及 び152が形成され、三つの入力端122から126からの光束がそれぞれプリ ズム146の二回の屈折と一回の全反射を経過し、出力端138、134及び1 30に切り換えられる。
【0021】 第7実施例:1×4光交換器 複数のプリズムを結合させて図11〜図14に示されるような1×4光交換器 を実現することができる。それは、入力端154及び出力端146、158、1 60及び162を具え、これらの入力/出力端の間にプリズム172と一体に接 合されたプリズム166及び168を挿入でき、その相互に接合された一面に反 射膜がメッキされている。図11に示されるように、全てのプリズムがいずれも 未挿入の時、入力端154及び出力端156の間に自由空間光路164が形成さ れている。図12に示されるように、接合されて一体とされたプリズム166及 び168が挿入される時、切り換えの光路170が形成され、この時、入射光は プリズム166の二回の屈折と一回の全反射を経過し、出力端158に切り換え られ、図13に示されるように、もしプリズム172が挿入され、プリズム16 6及び168が挿入されなければ、即ち第2の切り換えの光路174が形成され 、このとき、入射光はプリズム172の二回の屈折と一回の全反射を経過し、出 力端160に切り換えられる。図14に示されるように、最後に、全てのプリズ ム172、166及び168がいずれも挿入されると、第3の切り換えの光路1 76が形成され、このとき、入射光はプリズム172の二回の屈折と一回の全反 射を経過し、及びプリズム168の二回の屈折と一回の全反射を経過し、出力端 162に切り換えられる。この方式により、さらに多くの異なる光交換器が実現 される。
【0022】 第8実施例:2×2光交換器 図15、16はもう一つの、異なる入力/出力装置を使用して実現した2×2 光交換器を示す。この装置中、入力端178はデュアル光ファイバコリメータを 使用し、それは入力光ファイバ180及び182を使用し、出力端184もまた デュアル光ファイバコリメータを使用し、それは出力光ファイバ186及び18 8を具えている。図15に示されるように、入力端178及び出力端184はそ の間に自由光路190及び192を形成し、これにより光ファイバ180が光フ ァイバ188に結合され、光ファイバ182が光ファイバ186に結合され、光 路190及び192の間に約0.5−3度の夾角があり、図は明らかに示すため に、光路190及び192の端点の間の距離及びその間の夾角を誇大表示してい る。このようなマルチ光ファイバコリメータは参考例としてPan氏による米国 特許第6,249,625号がある。図16に示されるように、プリズム194 が挿入された後、切り換えの光路196及び198が形成され、この二つの光路 がプリズム194の二回の屈折と一回の全反射を経過し、光ファイバ180を光 ファイバ186に結合させ、光ファイバ182を光ファイバ188に結合させ、 即ち二つの光束を相互に切り換える。シングル光ファイバコリメータの第一実施 例と比較すると、本実施例はマルチ光ファイバコリメータを使用してコリメータ の数量を減少でき、且つ入力端及び出力端の間の距離を縮小でき、プリズムの高 度及び長度を減少でき、これにより全体装置の体積及び重量をいずれも減少でき る。
【0023】
【考案の効果】
本考案は、光路を改変できる装置を提供し、異なる光路に切り換えるのに用い て、光束行進の経路を制御できるようにしている。
【0024】 本考案は、光路を改変できる装置を提供し、光ファイバ或いは光信号の入出力 端を移動させない前提下で、光路切り換えの目的を達成できるようにしている。
【0025】 本考案は、体積が小さく、重量が軽い光路切り換えの装置を提供している。 本考案は、簡単で便宜な装置により光路を改変できるようにしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の2×2光交換器に応用した実施例であ
る。
【図2】本考案の2×2光交換器に応用した実施例であ
る。
【図3】本考案の1×2光交換器に応用した実施例であ
る。
【図4】本考案の1×2光交換器に応用した実施例であ
る。
【図5】本考案の開閉式光学スイッチに応用した実施例
である。
【図6】本考案の開閉式光学スイッチに応用した実施例
である。
【図7】本考案の2×4光交換器に応用した実施例であ
る。
【図8】本考案の2×1光交換器に応用した実施例であ
る。
【図9】本考案の2×1光交換器に応用した実施例であ
る。
【図10】本考案の3×6光交換器に応用した実施例で
ある。
【図11】本考案の1×4光交換器に応用した実施例で
ある。
【図12】本考案の1×4光交換器に応用した実施例で
ある。
【図13】本考案の1×4光交換器に応用した実施例で
ある。
【図14】本考案の1×4光交換器に応用した実施例で
ある。
【図15】本考案の2×2光交換器に応用したもう一つ
の実施例である。
【図16】本考案の2×2光交換器に応用したもう一つ
の実施例である。
【符号の説明】
10、12 入力端 14、16 出力端 18、20 自由空間光路 22 プリズム 23 底辺 24、26 切り換えの
光路 25、27 斜辺 28 入力端 30、32 出力端 34 自由空間光路 36 プリズム 38 切り換えの光路 40 入力端 42 出力端 44 自由空間光路 46 プリズム 48 切り換えの光路 84、86 入力端 88、90、92、94 出力端 110、112
入力端 114 出力端 116 自由空
間光路 118 プリズム 120 切り換
えの光路 122、124、126 入力端 128−138
出力端 140、142、144 自由空間光路 146 プ
リズム 148、150、152 切り換えの光路 154 入
力端 156、158、160、162 出力端 164 自
由空間光路 166、168 プリズム 170 切
り換えの光路 172 プリズム 174、17
6 切り換えの光路 178 入力端 180、18
2 光ファイバ 184 入力端 186、18
8 光ファイバ 190、192 自由空間光路 194 プリ
ズム 196、198 切り換えの光路

Claims (15)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光路切り換えの装置において、 入力端と、 出力端と、 該入力端と該出力端の間に介在する自由空間光路と、 該自由空間光路に対して移動可能なプリズムとされ、該
    自由空間光路に挿入されるか或いは該自由空間光路より
    離れる、上記プリズムと、 切り換えの光路とされ、該プリズムの二回の屈折及び一
    回の全反射を経過し、入力端より来た光束を導入して該
    出力端に不到達となす、上記切り換えの光路と、 を具えたことを特徴とする、光路切り換えの装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光路切り換えの装置に
    おいて、該プリズムが楔形プリズム或いは二等辺三角形
    プリズムとされたことを特徴とする、光路切り換えの装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の光路切り換えの装置に
    おいて、第2出力端を具え、切り換えの光路が該第2出
    力端に結合されたことを特徴とする、光路切り換えの装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の光路切り換えの装置に
    おいて、第2入力端を具え、プリズムが挿入される時、
    第2の切り換えの光路が形成され、該プリズムの2回の
    屈折と一回の全反射を経過し、第2入力端より来た光束
    を出力端に結合させることを特徴とする、光路切り換え
    の装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の光路切り換えの装置に
    おいて、さらに、 第2入力端と、 第2出力端と、 該第2入力端と該第2出力端の間に介在する第2自由空
    間光路と、 を具え、そのうち、プリズムが挿入される時、第2の切
    り換えの光路が形成され、該プリズムの2回の屈折と一
    回の全反射を経過し、第2入力端より来た光束を第1出
    力端に結合させ、且つ第1の切り換えの光路が第2出力
    端に結合されることを特徴とする、光路切り換えの装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の光路切り換えの装置に
    おいて、さらに、 第1プリズムと結合された第2プリズムと、 第2入力端と、 第3出力端と、 該第2入力端と該第3出力端の間に介在する第2自由空
    間光路と、 第4出力端と、 第2の切り換えの光路とされ、第2プリズムの2回の屈
    折と一回の全反射を経過し、第2入力端より来た光束を
    第4出力端に結合させる、上記第2の切り換えの光路
    と、 を具えたことを特徴とする、光路切り換えの装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の光路切り換えの装置に
    おいて、さらに、第2プリズムを具え、該第2プリズム
    が切り換えの光路に挿入される時、第2の切り換えの光
    路を形成し、該切り換えの光路がさらに第2プリズムの
    二回の屈折と一回の全反射を経過することを特徴とす
    る、光路切り換えの装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の光路切り換えの装置に
    おいて、該第2プリズムが楔形プリズム或いは二等辺三
    角形プリズムとされたことを特徴とする、光路切り換え
    の装置。
  9. 【請求項9】 光路切り換えの装置において、 複数の入力端と、 複数の出力端と、 第3出力端と、 これら入力端と出力端の間に介在する複数の自由空間光
    路と、 少なくとも一つのプリズムとされ、任意の一つのプリズ
    ムがこれら自由空間光路に対して移動可能で、該少なく
    とも一つのプリズムがこれら自由空間光路に挿入される
    か或いは離され、これによりこれら入力端からの光束が
    これら出力端の間で切り換えられる、上記少なくとも一
    つのプリズムと、 を具え、そのうち任意の一つの光束が任意の一つのプリ
    ズムを通過する時、二回の屈折と一回の全反射を経過す
    ることを特徴とする、光路切り換えの装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の光路切り換えの装置
    において、該第2プリズムが楔形プリズム或いは二等辺
    三角形プリズムとされたことを特徴とする、光路切り換
    えの装置。
  11. 【請求項11】 光路切り換えの装置において、 一つの入力端と、 該入力端に対応するよう配置された複数の出力端と、 複数のプリズムとされ、単独で該入力端と出力端の間に
    挿入或いは離され、各一つの挿入されたプリズムが光束
    に二回の屈折と一回の全反射を経過させ、複数のプリズ
    ムの配列組合せにより該入力端からの光束をこれら出力
    端の間で切り換える、上記複数のプリズムと、 を具えたことを特徴とする、光路切り換えの装置。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載の光路切り換えの装
    置において、該第2プリズムが楔形プリズム或いは二等
    辺三角形プリズムとされたことを特徴とする、光路切り
    換えの装置。
  13. 【請求項13】 光路切り換えの装置において、 複数の入力光ファイバを具えた第1マルチ光ファイバコ
    リメータと、 複数の出力光ファイバを具えた第2マルチ光ファイバコ
    リメータと、 該複数の入力光ファイバと該複数の出力光ファイバの間
    に介在する複数の自由空間光路と、 該複数の自由空間光路に対して移動可能な少なくとも一
    つのプリズムとされ、該複数の自由空間光路に挿入され
    るか離れる、上記少なくとも一つのプリズムと、 複数の切り換えの光路とされ、該プリズムの二回の屈折
    と一回の全反射を経過し、これにより該複数の入力光フ
    ァイバと出力光ファイバの間に形成される、上記複数の
    切り換えの光路と、 を具えたことを特徴とする、光路切り換えの装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の光路切り換えの装
    置において、該第2プリズムが楔形プリズム或いは二等
    辺三角形プリズムとされたことを特徴とする、光路切り
    換えの装置。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載の光路切り換えの装
    置において、複数の自由空間光路相互の間に約0.5か
    ら3度の範囲の夾角を有することを特徴とする、光路切
    り換えの装置。
JP2002003469U 2001-07-13 2002-06-10 光路切り換えの装置 Expired - Lifetime JP3090610U (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
TW90117287A TW554185B (en) 2001-07-13 2001-07-13 Apparatus and method for switching optical path
TW090117287 2001-07-13

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3090610U true JP3090610U (ja) 2002-12-20

Family

ID=31974701

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002003469U Expired - Lifetime JP3090610U (ja) 2001-07-13 2002-06-10 光路切り換えの装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP3090610U (ja)
TW (1) TW554185B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020080420A (ja) * 2014-06-20 2020-05-28 ケーエルエー コーポレイション レーザパルス繰返し周波数逓倍器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020080420A (ja) * 2014-06-20 2020-05-28 ケーエルエー コーポレイション レーザパルス繰返し周波数逓倍器
JP7096850B2 (ja) 2014-06-20 2022-07-06 ケーエルエー コーポレイション レーザパルス繰返し周波数逓倍器

Also Published As

Publication number Publication date
TW554185B (en) 2003-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5875271A (en) Apparatus for switching optical signals and method of operation
US5566260A (en) Apparatus for switching optical signals and method of operation
JP2986295B2 (ja) 光アイソレータ
US6636651B2 (en) Four-port bidirectional optical circulator
US6415067B1 (en) N x M optical switch
JP2986302B2 (ja) 光アイソレータ
US6289152B1 (en) Multiple port, fiber optic coupling device
US5878176A (en) Optical circulator
US6044187A (en) Multi-port fiber optical device
JP2002528764A (ja) 多ポート光ファイバアイソレータ
JPS61232412A (ja) 光スイツチ
US6823102B2 (en) Highly stable opto-mechanic switches
US6377720B1 (en) Inline optical circulators
US5872878A (en) Partial optical circulators
JP3090610U (ja) 光路切り換えの装置
US6678438B2 (en) Apparatus and method for switching an optical path
US20050111785A1 (en) Multi-port optical switches
US20020191284A1 (en) Optical circulator
US20060133725A1 (en) Compact and high performance opto-mechanical switch
JPS61212807A (ja) 光導波管のための二方向性三路星形分配器
JP3040883B2 (ja) 多端子光スイッチ
JP2611812B2 (ja) 光分岐・結合器
JP2611814B2 (ja) 光分岐・結合器
KR20040012161A (ko) 광스위치
JPH03236014A (ja) 光スイッチ

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081002

Year of fee payment: 6