JP3090266U - 建材等断熱材の断熱性の比較実演用実験器具 - Google Patents
建材等断熱材の断熱性の比較実演用実験器具Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本願考案は、異なる断熱材によって、太陽
下で室内の温度の変化がどのように異なるか客観的に把
握し得る、持ち運び可能なモデルを提供する。 【解決手段】 本願考案に係る建材等断熱材の断熱性の
比較実演用実験器具は、持ち運び可能な本体1と、本体
1内に設けられた白熱球等の熱源2と、本体1内に配設
された断熱性対比用の少なくとも2枚の建材等のサンプ
ル材3と、本体1内にて当該サンプル材3によって熱源
2から画された少なくとも2つの部屋4,4とを備え
る。上記の各部屋4,4は、配設されるサンプル材3,
3以外の構成及び実験条件について、ほぼ等しいもので
ある。部屋4,4の夫々は、温度計を収容することが可
能なものである。
下で室内の温度の変化がどのように異なるか客観的に把
握し得る、持ち運び可能なモデルを提供する。 【解決手段】 本願考案に係る建材等断熱材の断熱性の
比較実演用実験器具は、持ち運び可能な本体1と、本体
1内に設けられた白熱球等の熱源2と、本体1内に配設
された断熱性対比用の少なくとも2枚の建材等のサンプ
ル材3と、本体1内にて当該サンプル材3によって熱源
2から画された少なくとも2つの部屋4,4とを備え
る。上記の各部屋4,4は、配設されるサンプル材3,
3以外の構成及び実験条件について、ほぼ等しいもので
ある。部屋4,4の夫々は、温度計を収容することが可
能なものである。
Description
【0001】
本願考案は、建材等断熱材の断熱性の比較実演用実験器具の改良に関する。
【0002】
近年、建材などに用いられる断熱材について、素材の飛躍的な進歩により、断 熱性に優れた素材が開発されている。 具体的には、太陽から多量の熱を受けても、室内の冷房の効率を低下させない 優れた断熱材が、本願考案の出願人において開発されている。
【0003】 ところが、住宅などの建造物の建築やリフォームに際して用いられる断熱材の 販売や説明、広告などにおいて、特定の断熱材の優位性を、販売員などが、訪問 先で、客観的に需要者に訴える手段が皆無であった。 このため、パンフレットの配布や口頭での説明のみで、そのような優位性を需 要者に訴えるにすぎず、需要者に本来の優位性を十分に認識させることはできな かった。即ち、優れた能力を備えた断熱材であっても、その効果を訴求できず、 需要者の購買意欲の喚起には繋がらなかった。 また、需要者においても、断熱材の品質の善し悪しを見極める客観的な手段が なく、ブランドに頼るか、パンフレットや業者の説明を信ずる他なかったのであ る。即ち、需要者においても、従来、適切な断熱材を納得して選択する十分な指 標が得られていなかったのである。
【0004】 一方、断熱材を販売する者やその施工を行う者において、断熱材の能力を需要 者に訴える手段として、実際に対比する断熱材が用いられたモデルハウスなどに て、断熱材の相違による断熱効果の違いを需要者にアピールすることも考えられ るが、この場合、実際に建造物を建てた展示場を用意するというコストや手間が 要される。また、需要者においても、そのような会場に足を向けるという労を採 らねばならない。 更に、販売する者と需要者の双方が、上記の手間を採ったとしても、実際に、 展示場において他の要因が介在することなく、断熱材の相違のみで建造物の室内 の断熱効果の相違が生じているとの客観性を確保しているという確証を得られる とは限らず、また当該客観性の確保が行われていたとしても、それを十分に需要 者に伝えることができるとは限らない。
【0005】
そこで、本願考案は、販売員が訪問先にて、簡単に、少なくとも2つの断熱材 の断熱効果の相違を客観的に把握することが可能な実演試験をすることを可能と して、上記の課題の解決を図るものである。
【0006】
本願第1の考案に係る建材等断熱材の断熱性の比較実演用実験器具は、持ち運 び可能な本体1と、本体1内に設けられた電球等の熱源2と、本体1内にて熱源 2の左右に配設された断熱性対比用の少なくとも2枚の建材等のサンプル材3, 3と、本体1内にて熱源2の左右に配設された少なくとも2つの温度計6,6と を備えたものである。
【0007】 本願第2の考案に係る建材等断熱材の断熱性の比較実演用実験器具では、上記 本願第1の考案に係る建材等断熱材の断熱性の比較実演用実験器具にあって、本 体1内には、上記サンプル材3,3によって熱源2から画された少なくとも2つ の部屋4,4が備えられ、部屋4,4の夫々には、温度計6,6が収容されたも のである。
【0008】 本願第3の考案に係る建材等断熱材の断熱性の比較実演用実験器具では、上記 本願第1の考案に係る建材等断熱材の断熱性の比較実演用実験器具にあって、本 体1内には、上記サンプル材3,3によって熱源2から画された少なくとも2つ の部屋4が備えられている。本体1は、温度計6,6を各サンプル材3,3に接 触させた状態に保持することが可能な温度計保持部7,7を備える。
【0009】 本願第4の考案に係る建材等断熱材の断熱性の比較実演用実験器具では、上記 本願第2又は3の考案に係る建材等断熱材の断熱性の比較実演用実験器具にあっ て、上記の各部屋4,4が、本体1外部から当該部屋4,4の内部を観察するこ とが可能な、透明部5を備えたものであることを特徴とする。
【0010】 本願第5の考案に係る建材等断熱材の断熱性の比較実演用実験器具では、上記 本願第4の考案に係る建材等断熱材の断熱性の比較実演用実験器具にあって、上 記のサンプル材3が、本体1に対して着脱可能に設けられたものであることを特 徴とする。
【0011】 本願第6の考案に係る建材等断熱材の断熱性の比較実演用実験器具は、上記本 願第4の考案に係る建材等断熱材の断熱性の比較実演用実験器具にあって、上記 の両部屋4が、熱源2を境に左右鏡面対称に形成されたものであることを特徴と する。 ここで「鏡面対称」とは、部屋4,4の各部が鏡に写したように対称の位置関 係をとっていることをいう(現実に鏡が存在という意味ではない)。以下、「鏡 面対称」をこのような意味に用いる。
【0012】 本願第7の考案に係る建材等断熱材の断熱性の比較実演用実験器具では、上記 本願第4乃至6の何れかの考案に係る建材等断熱材の断熱性の比較実演用実験器 具にあって、上記の本体1が、上部に開口部と当該開口部を塞ぐ蓋10とを備え た持ち運び可能な箱体であり、本体1の正面側を除いて本体1の内面に沿って発 泡スチロール等の保温材9が配設されている。更に本体1には、当該保温材9と 別体の副保温材92が備えられている。上記蓋10には、上記熱源2のソケット 20が設けられている。上記の保温材9には、熱源2の左右の位置に受容凹部9 0,90,91,91が形成されている。上記サンプル材3,3は、本体1開口 部から上記受容凹部90,90,91,91へ着脱自在に装着可能であり、サン プル材3,3の夫々を、上記受容凹部90,90,91,91に装着することに て、上記の2つの部屋4,4が形成される。各部屋4,4内部の保温材9には、 温度計6,6の差込部18,18が設けられ、当該差込部18,18に上記温度 計6,6の夫々が保持される。両部屋4,4の上部には上記副保温材92,92 が配設されている。上記の透明部5は、本体1の正面側に設けられ、各部屋4内 部は、当該透明部5を通じて本体1外部から観察可能である。
【0013】 本願第8の考案に係る建材等断熱材の断熱性の比較実演用実験器具では、上記 本願第4乃至6の何れかの考案に係る建材等断熱材の断熱性の比較実演用実験器 具にあって、上記の本体1が、上部に開口部と当該開口部を塞ぐ蓋10とを備え た持ち運び可能な箱体である。上記の蓋10には上記熱源2のソケット20が設 けられている。上記の熱源2は、白熱球である。本体1内部には、熱源2の左右 の位置に受容凹部90,90,91,91が形成されており、上記サンプル材3 ,3は、本体1開口部から上記受容凹部90,90,91,91へ着脱自在に装 着可能であり、サンプル材3,3の夫々を、上記受容凹部90,90,91,9 1に装着することにて、上記の2つの部屋4,4が形成され、本体1には、本体 1外部から各部屋4,4内部へ上記の温度計6,6を挿入することが可能な挿入 孔40,40と、各部屋4,4内部の放熱を行うための1つ又は複数の放熱用孔 41…41が設けられ、各サンプル材3,3には、温度計6,6の差込部18, 18が設けられ、当該差込部18,18に本体1外部から挿入された温度計6, 6の夫々が保持されている。上記の透明部5,5は、本体1の正面側に設けられ 、各部屋4,4内部は、当該透明部5を通じて本体1外部から観察可能であるこ とを特徴とする。
【0014】 上記の手段を採る本願第1の考案は、電球等の熱源2を疑似太陽とし、断熱性 の比較を行うサンプル材3,3の夫々を異なる建物の壁とし、太陽が夫々の壁を 照らすことにて、温度の変化にどのような相違が生じるかを認識し得るモデルを 提供し得た。 特に、本願考案に係る器具は、持ち運びが可能であるため、販売員が訪問先へ 持ち運んで、需要者の目の前で、上記実際の建造物に近い環境を再現して比較の 実験を実演することができる。 従って、需要者に対して、余計な労を強いることなく、サンプル材3,3の相 違以外の要因が介在しない理想のモデルを提示することができる。そして、比較 条件以外の要因を排して、効果に疑義が生じる余地のないモデルを提供し得、サ ンプル材3,3間の相違による断熱効果の客観的な相違を需要者に認識させるこ とができる。
【0015】 特に、上記の手段を採る本願第2の考案は、上記本願第1の考案にあって、太 陽が夫々のサンプル材3,3を照らすことにて各室内の温度の変化にどのような 相違が生じるかを認識し得る、持ち運び可能なモデルを提供し得た。
【0016】 また、本願第3の考案は、上記本願第1の考案にあって、サンプル材3,3自 身の温度の変化を直接温度計から認識することを可能とする、持ち運び可能なモ デルを提供し得た。
【0017】 本願第4の考案は、上記本願第2又は第3の考案と同様の作用を奏すると共に 、両部屋4,4内の様子を、本体1外部から観察可能であり、より客観的に、実 験の状況を提示することができるモデルを提供し得た。
【0018】 本願第5の考案は、上記本願第4の考案と同様の作用を奏すると共に、サンプ ル材3を交換することにて、特定のサンプル材のみならず、種々のサンプル材を 比較することができ、汎用性に優れたモデルを提供し得た。
【0019】 本願第6の考案は、上記本願第4の考案と同様の作用を奏すると共に、左右の 部屋を熱源2を境として鏡面対称に形成することによって、上記のサンプル材3 ,3以外について、左右の部屋4,4の条件を同一とし得、また、当該同一性を 一目瞭然とした。
【0020】 本願第7の考案は、上記本願第4乃至6の何れかの考案と同様の作用を奏する と共に、特に本願第3の考案が奏する作用をより顕著に奏する、モデルを提供し 得た。即ち、保温材9を配設することにより、両部屋4,4が熱源2以外の外部 の温度に影響されることがなく、より客観的な実験を可能とし、またその提示を 可能とした。また、保温材9に、受容凹部90,90,91,91を形成して、 サンプル材3,3を着脱自在とする具体的手段を提供し得た。更に、温度計6, 6を各部屋の定位置に固定する具体的手段を提供し得た。
【0021】 本願第8の考案は、上記本願第4乃至6の何れかの考案と同様の作用を奏する と共に、特に本願第3の考案が奏する作用をより顕著に奏する、モデルを提供し 得た。サンプル材3,3自身の温度の変化を直接温度計から認識する場合、室内 の温度を比較・計測する場合に比べて、大きな熱を熱源2に発生させる必要があ るが、一方、このような大きな熱の発生により部屋4,4の温度も実際の部屋4 ,4の温度よりも上昇することとなり、このような部屋4,4の熱が、サンプル 材3,3の温度測定に影響を与え、更に本体1を変形させるという事態を招来す る危惧がある。この考案に係る建材等断熱材の断熱性の比較実演用実験器具では 、各部屋4,4内部の放熱を行うための放熱用孔41を設けることによって、こ のような問題を回避した。また、各サンプル材3に、温度計6の差込部18が設 けられ、当該差込部18に本体1外部から挿入された温度計6を確実にサンプル 材3に固定することができ、サンプル材3,3の温度の変化を確実に知得し得、 必要以上にサンプル材3,3を加熱しなくて済む。従って、この点についても、 部屋4,4の温度上昇の抑制に寄与するものである。 また、熱源2を赤外線を発する白熱球とすることにより、現実の太陽下で実験 を行うのに近似したモデルを提供し得た。
【0022】
以下、図面に基づき本願考案の実施の形態について説明する。 図1乃至図3へ、本願考案に係る断熱性の比較実演用実験器具の一実施の形態 を示す。図1(A)はこの器具の正面図であり、図1(B)はこの器具の縦断面 図である。図2は、図1に示す器具の、蓋を外した状態の斜視図である。図3は 、図1の器具の蓋10及び天井部(副保温材92)を外した状態の平面図である 。 上記の各図中、Uは上方を、Sは下方を、Lは右方を、Rは左方を、Fは前方 を、Bは後方を、夫々示している。 図1(A)(B)に示す通り、この器具の本体1は、上方に開口部を備えたア クリル製の箱体であり、当該本体1には、本体1の当該開口部を塞ぐアクリル製 の蓋10が付属する。 以下、各部の構成について、順に説明する。
【0023】 蓋10を被せた状態の本体1は、持ち運び可能な重さ及び大きさを備えたもの であり、具体的には、左右幅が20〜50cm、奥行き(前後幅)10〜30c m、高さ(上下幅)10〜40cm程度の大きさのものである。 本体1の正面を除き、本体1とその蓋10は、着色された或いは半透明もしく は不透明のアクリルにて形成され光の透過が抑制されている(各図において、こ のような光の透過を抑制している部分を網かけで示している)。
【0024】 本体1内部は、上底11によって、上部室12と下部室13とに区画されてい る。但し、この図1乃至図3に示す実施の形態において、本体1内部を、上部室 12と下部室13に区画せずに実施することも可能である。 図1及び図2へ示すように、蓋10(の下面中央)には、熱源2となる白熱球 等の電球を装着することが可能なソケット20が設けられている。 図2及び図3の21は、当該ソケット20に接続された電気コードを示し、図 2及び図3の22は当該電気コード21が備えるプラグを示す。本体1の上端部 には、蓋10を本体1に被せた際に、電気コード21を通す切欠部16が設けら れている。ソケット20に装着された電球は、上記の通り蓋10を閉めることに て、上部室12内に位置する。 上部室12の内面は、発泡スチロールなどの保温材9が貼られている(各図に おいて、斑点で示す部位が、保温材9である)。
【0025】 上記の保温材9について、その上底対応部位と、背面側部位とには、夫々溝状 の受容凹部90,90,91,91が設けられている。 受容凹部90,90,91,91の夫々は、上記の電球の左右に位置し、何れ も電球からほぼ等距離にある。 この受容凹部90,91に板状のサンプル材3が抜き差し可能に装着される。 従って、この本体1の上部室12内には、2枚のサンプル材3を、電球(熱源2 )の左右に配設することができる。
【0026】 サンプル材3,3は、比較を予定する断熱材であり、その一方(サンプル材3 a)が優れた断熱性を有するものであり、他の一方(サンプル材3b)が従来品 など比較の基準となるものである。 上記の通り、受容凹部90,91に板状のサンプル材3が装着されることによ り、本体1の上部室12内は、熱源2を収容する中央室8と、左右の部屋4,4 とに画される。左右の部屋4,4は、同じ容積(寸法)に形成されている。 両部屋4,4の上部も天井部となる保温材92(副保温材)が被せられる。 本体1について、少なくとも上部室12の正面は透明なアクリル(透明部5) にて形成され、部屋4,4の内部を本体1外部から視認できる。一方、上記中央 室8の正面内側には、光の透過を抑制する着色された或いは半透明又は不透明な アクリルが配設され、電球の光が本体1の外部に漏れるのを抑制する。 上述の通り、両部屋4,4は、電球(熱源2)を境として左右対称(鏡面対称 )に形成され、サンプル材3,3以外の構成及び実験条件について、ほぼ等しい ということが目で見て認識できる。 即ち、上記の各構成を採ることにより、サンプル材3,3以外の構成及び実験 条件について、サンプル材3,3の相違による効果の比較が可能である。具体的 には、各部屋4,4の寸法、サンプル材3,3以外の部屋4,4の構成部材の材 質及びその肉厚等の寸法、熱源2からの距離などの条件を同一とする。尚、当該 条件についてその完全同一が望ましいが、サンプル材3,3の比較ができる範囲 であれば、当該条件の若干のバラツキを許容するものである。
【0027】 上記の各部屋4,4の上底部11の上の保温材9には、温度計6,6を立てた 状態に保持することが可能な差込部18,18が設けられている。 この差込部18,18を利用して温度計6,6を各部屋4,4の内部に配位さ せることができる。
【0028】 上記のプラグ22を電源コンセントに差し込んで、熱源2である電球を点灯さ せ、各サンプル材3,3を加熱することができる。このようにしてサンプル材3 ,3に熱を加えることができ、その際、本体1より外部から透明部5を通して部 屋4,4内の温度計6,6を観察することが可能であり、これにて、客観的に看 者に、両サンプル材3,3の相違による両部屋4,4内の温度変化の状況を認識 させることができる。
【0029】 上記の実施の形態で、本体1を構成する主要な素材は、アクリルで形成された ものを示したが、このような素材に限定するものではなく、他のプラスチックや ガラスなどにて、形成することが可能である。但し、アクリル等のプラスチック で形成することにて、本体1を軽量に形成することができ、可搬性を確保する上 で、有利である。また、既述の本体1の各寸法についても、可搬性を確保できる ものであれば、他の数値を採るものであっても実施可能である。 熱源2についても、1つに限定するものではなく、複数設けるものとしても実 施可能である。また、熱源2を、例えば電熱線等の電球以外の発熱体を用いて形 成することも可能である。但し、熱源2については、疑似太陽として、熱と共に 光線の照射も必要とする場合は、上記の白熱球等の電球によるのが好ましい。
【0030】 また、上記の実施の形態では、熱源2である電球のソケット20は、蓋10に 設けられたものとしたが、この他、本体1に当該ソケット20を設けることも可 能である。図4(A)を用いて、その具体例について説明する。 この図4(A)へ示す実施の形態では、上記下部室13に、トレイ14が収容 されている。このトレイ14に、熱源2となる白熱球等の電球を装着することが 可能なソケット20が設けられている。そして、上底11及び保温材9の上底1 1に対応する部分について、その中央に、上部室12と下部室13とを連絡する 貫通孔15が設けられている。この貫通孔15の下方に上記のソケット20が位 置する。この場合蓋10を外した状態において、上部室12から熱源2となる電 球を、貫通孔15を利用してソケット20に装着することができる。ソケット2 0に装着された電球の発熱する部分は、上部室12内に位置する。上記の電気コ ード21についても、上記貫通孔15を経て、上部室12に設けられた切欠部1 6より、外部へそのプラグ22を出すことができる。
【0031】 上記の図1乃至図3、及び図4(A)に示す実施の形態において、温度計6, 6は、部屋4,4内部空間の温度を計測するものであったが、この他、図4(B )へ示すように、温度計6,6は、直接サンプル材3,3と接触するように配設 され、サンプル材3,3の温度を計測するものとしても実施可能である。即ち、 本体1側部に、本体1外部より上記部屋4,4に貫通し、温度計6,6を水平に 保持することが可能な温度計保持部7,7を形成して実施することも可能である 。この図4(B)へ示す実施の形態において、他の構成については、図1乃至図 3に示す実施の形態と同様である。 また、温度計6,6については、図1乃至図4(A)へ示す場合も、上記図4 (B)へ示す場合も、夫々の態様に応じて適切な計測範囲での計測が行えるもの を選択して採用すればよい(例えば前者の場合0〜40℃での計測が行えるもの 、後者の場合5〜105℃での計測が行えるものを採用する。但し採用する温度 計6,6を、このような計測範囲のものに限定するものではない。寒冷地や高温 地での実演など、必要に応じて変更することが可能である)。
【0032】 図4(B)に示すように、直接サンプル材3,3の温度を計測するのが適当な 典型的な例としては、屋根材をサンプル材3,3として比較実演を行う場合であ る。このような屋根材について、太陽下と同等の或いは近似するモデル実験を、 実演として適当な(10分程度の)短時間で行おうとすれば、室内(部屋4,4 内)の温度を計測する図1乃至図3に示す実施の形態の場合よりも、熱源2に大 きな熱を発生させるものを採用する必要がある。 しかし、上記の太陽下の屋根材と同様にまで、熱源2にて加熱すると、アクリ ルで形成した本体1が熱により変形するという事態が生じる。また、そのような 熱源2による加熱により、部屋4,4内の温度が現実の室内の温度よりも上昇し て、現実にそぐわない実験となる危惧がある。 以下、この点を考慮した、より好ましい実施の形態について、図5乃至図7を 用いて説明する。
【0033】 図5(A)は当該器具の蓋10を外した状態を示す本体1の正面図であり、図 5(B)はその蓋10を装着した状態の縦断面図である。図6は、蓋10を外し た状態の当該器具を示す斜視図である。図7(A)は温度計6の取付け状態を示 す一部切欠正面図であり、図7(B)はこの温度6の差込部18の側面図である 。 図5及び図6に示す通り、この器具の各部屋4,4には、本体1の外部へ通じ る放熱用孔41…41が設けられている。また、本体1の左右には、部屋4,4 に温度計6,6を挿入するための挿入孔40,40が設けられている。 実演時間を短くするため、熱源を100wの急激な温度上昇が可能なものとし 、部屋4夫々の内部寸法を、縦13cm、横5.5cm、奥行き(前後幅)9. 3cmとした場合、放熱用孔41…41として、少なくとも、直径2cmの孔を 、部屋4の前面3個、後面3個の計6個(両部屋4,4で計12個)、更に、側 面に、直径2cmの孔が2個(両部屋4,4で計4個)、直径3cmの孔が1個 (両部屋4,4で計2個)必要である。これらの孔は、各部屋間において、鏡面 対称の位置に設けられている。
【0034】 図5(B)及び図7(A)へ示すように、この実施の形態において、サンプル 材3,3の表面(部屋4,4内を臨む面)に差込部18,18が設けられている 。この実施の形態における差込部18は、図7(B)へ示すように、筒状部18 aと固定代18bとにて構成された金具であり、固定代18bが溶接にてサンプ ル材3に固定され、筒状部18aが温度計6を受容する。 図5及び図7に示すように、温度計の筒状部18aについて、温度計を斜めに 収容するように、固定代18bに対する角度を選び、当該角度に合わせて差込部 18のサンプル材3に対する取付け位置を挿入孔40より低いものとすれば、温 度計の脱落が防げ便利である。この実施の形態では、温度計は、約30度傾けら れているが、このような角度に限定するものではない。また、上記脱落の問題が なければ、水平に配置することも可能である。 差込部18は、真鍮、或いは銅などの熱電導性の高い金属を用いて形成する。 これにて、温度計6が直接サンプル材3から熱を受けると共に差込部18を介し てサンプル材3からの熱を受け、より短時間で正確にサンプル材3の温度を測定 することができる。
【0035】 図5乃至図7に示す実施の形態において、上記と同等の放熱効果を得ることが 可能であれば、上記の放熱用孔41の個数や寸法を変更することが可能である。 また、上記の挿入孔40については、直径約0.6cmの孔とするのが望ましい 。但し、この挿入孔40の寸法についても、温度計6の寸法に応じて変更可能で ある。 尚、この実施の形態では、中央室8にも前後に5個づつ、計10個の、直径約 0.6cmの副放熱用孔42…42が設けられている。但し、このような副放熱 孔42…42は設けずに実施することが可能であり、設ける場合も、その寸法や 個数について変更可能である。 また、この図5乃至図7に示す実施の形態では、両部屋4,4及び中央室8に 断熱材を、設けない。 図1乃至図4(A)へ示す各実施の形態では、熱源として必要な熱を発生する ものであれば、電熱線等であっても実施可能であるが、一方、図4(B)及び図 5乃至図7に示す実施の形態のように、太陽からの赤外線を受けて温度が上昇す る屋根材の測定においては、白熱球等の赤外線を発するものを熱源2とする必要 がある。
【0036】 上記の各実施の形態において、温度計6は、ガラス棒状のものを示した。この 他、温度計6,6には、デジタル式のもの、バイメタル式のもの(天ぷら鍋など についているメータ式のもの)を採用して実施することが可能である。
【0037】
本願の第1乃至8の考案の実施によって、販売員が訪問先で、客観的に建材な どの少なくとも2種の断熱材の効果の相違を実演にて客観的に提示し得るモデル を提供し得た。 特に、本願第2の考案では、異なる断熱材によって、太陽下で室内の温度の変 化がどのように異なるか客観的に把握し得る、持ち運び可能なモデルを提供し得 た。 また本願第3の考案では、太陽下で、断熱材自身の温度の変化が断熱材間でど のように異なるか客観的に把握し得る、持ち運び可能なモデルを提供し得た。 本願第4の考案は、上記本願第2又は第3の考案と同様の効果を奏すると共に 、より客観的に、実験の状況を提示することができる。 本願第5の考案は、上記本願第4の考案と同様の効果を奏すると共に、種々の サンプル材を比較することができ、汎用性に優れた器具を提供し得た。 本願第6の考案は、上記本願第4の考案と同様の効果を奏すると共に、サンプ ル材の相違によって生じる、効果の相違をより客観的に把握可能とし且つ当該相 違を一目瞭然とすることを可能とした。 本願第7の考案は、上記本願第3の考案が奏する効果を得ると共に、各サンプ ル材の相違によって生じる、効果の相違を、より客観的に把握し得る具体的な器 具を提供し得た。 本願第8の考案は、より正確に、上記本願第3の考案が奏する効果を得ること を可能とした。また、熱源2による加熱によって、本体を傷めない。更に、より 現実に即したモデルを提供し得た。
【図1】(A)は本願考案に係る器具の一実施の形態を
示す正面図であり、(B)はその縦断面図である。
示す正面図であり、(B)はその縦断面図である。
【図2】上記器具の蓋を外した状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図3】上記器具の蓋及び天井部を外した状態を示す平
面図である。
面図である。
【図4】(A)は他の実施の形態を示す正面図であり、
(B)は更に他の実施の形態に係る器具の蓋及び天井部
を外した状態を示す平面図である。
(B)は更に他の実施の形態に係る器具の蓋及び天井部
を外した状態を示す平面図である。
【図5】(A)は又他の実施の形態の蓋を外した状態を
示す正面図であり、(B)はこの実施の形態において蓋
を被せた状態を示す縦断面図である。
示す正面図であり、(B)はこの実施の形態において蓋
を被せた状態を示す縦断面図である。
【図6】図5に示す実施の形態の蓋を外した状態の斜視
図である。
図である。
【図7】(A)は図5及び図6に示す実施の形態の一部
切欠要部正面図であり、(B)は、更に(A)の要部側
面図である。
切欠要部正面図であり、(B)は、更に(A)の要部側
面図である。
1 本体 2 熱源 3 サンプル材 4 部屋 5 透明部
Claims (8)
- 【請求項1】 持ち運び可能な本体(1) と、本体(1) 内
に設けられた電球等の熱源(2) と、本体(1) 内にて熱源
(2) の左右に配設された断熱性対比用の少なくとも2枚
の建材等のサンプル材(3) と、本体(1) 内にて熱源(2)
の左右に配設された少なくとも2つの温度計(6) とを備
えたものであることを特徴とする建材等断熱材の断熱性
の比較実演用実験器具。 - 【請求項2】 本体(1) 内には、上記サンプル材(3) に
よって熱源(2) から画された少なくとも2つの部屋(4)
が備えられ、 部屋(4) の夫々には、温度計(6) が収容されたものであ
ることを特徴とする請求項1記載の建材等断熱材の断熱
性の比較実演用実験器具。 - 【請求項3】 本体(1) 内には、上記サンプル材(3) に
よって熱源(2) から画された少なくとも2つの部屋(4)
が備えられ、 本体(1) は、温度計(6) を各サンプル材(3) に接触させ
た状態に保持することが可能な温度計保持部(7) を備え
たものであることを特徴とする請求項1記載の建材等断
熱材の断熱性の比較実演用実験器具。 - 【請求項4】 上記の各部屋(4) は、本体(1) 外部から
当該部屋(4) の内部を観察することが可能な、透明部
(5) を備えたものであることを特徴とする請求項2又は
3記載の建材等断熱材の断熱性の比較実演用実験器具。 - 【請求項5】 上記のサンプル材(3) は、本体(1) に対
して着脱可能に設けられたものであることを特徴とする
請求項4に記載の建材等断熱材の断熱性の比較実演用実
験器具。 - 【請求項6】 上記の両部屋(4) は、熱源(2) を境に左
右鏡面対称に形成されたものであることを特徴とする請
求項4に記載の建材等断熱材の断熱性の比較実演用実験
器具。 - 【請求項7】 上記の本体(1) は、上部に開口部と当該
開口部を塞ぐ蓋(10)とを備えた持ち運び可能な箱体であ
り、本体(1) の正面側を除いて本体(1) の内面に沿って
発泡スチロール等の保温材(9) が配設され、更に本体
(1) には、当該保温材(9) と別体の副保温材(92)が備え
られ、上記蓋(10)には、上記熱源(2) のソケット(20)が
設けられ、 上記の保温材(9) には、熱源(2) の左右の位置に受容凹
部(90)(91)が形成されており、上記サンプル材(3) は、
本体(1) 開口部から上記受容凹部(90)(91)へ着脱自在に
装着可能であり、サンプル材(3) の夫々を、上記受容凹
部(90)(91)に装着することにて、上記の2つの部屋(4)
が形成され、各部屋(4) 内部の保温材(9) には、温度計
(6) の差込部(18)が設けられ、当該差込部(18)に上記温
度計(6)の夫々が保持され、両部屋(4) の上部には上記
副保温材(92)が配設され、 上記の透明部(5) は、本体(1) の正面側に設けられ、各
部屋(4) 内部は、当該透明部(5) を通じて本体(1) 外部
から観察可能であることを特徴とする請求項4乃至6の
何れかに記載の建材等断熱材の断熱性の比較実演用実験
器具。 - 【請求項8】 上記の本体(1) は、上部に開口部と当該
開口部を塞ぐ蓋(10)とを備えた持ち運び可能な箱体であ
り、上記の蓋(10)には上記熱源(2) のソケット(20)が設
けられ、 上記の熱源(2) は、白熱球であり、 本体(1) 内部には、熱源(2) の左右の位置に受容凹部(9
0)(91)が形成されており、上記サンプル材(3) は、本体
(1) 開口部から上記受容凹部(90)(91)へ着脱自在に装着
可能であり、サンプル材(3) の夫々を、上記受容凹部(9
0)(91)に装着することにて、上記の2つの部屋(4) が形
成され、本体(1) には、本体(1) 外部から各部屋(4) 内
部へ上記の温度計(6) を挿入することが可能な挿入孔(4
0)と、各部屋(4) 内部の放熱を行うための1つ又は複数
の放熱用孔(41)が設けられ、各サンプル材(3) には、温
度計(6) の差込部(18)が設けられ、当該差込部(18)に本
体(1) 外部から挿入された温度計(6) の夫々が保持さ
れ、 上記の透明部(5) は、本体(1) の正面側に設けられ、各
部屋(4) 内部は、当該透明部(5) を通じて本体(1) 外部
から観察可能であることを特徴とする請求項4乃至6の
何れかに記載の建材等断熱材の断熱性の比較実演用実験
器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002003095U JP3090266U (ja) | 2002-05-27 | 2002-05-27 | 建材等断熱材の断熱性の比較実演用実験器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002003095U JP3090266U (ja) | 2002-05-27 | 2002-05-27 | 建材等断熱材の断熱性の比較実演用実験器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3090266U true JP3090266U (ja) | 2002-11-29 |
Family
ID=43241494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002003095U Expired - Lifetime JP3090266U (ja) | 2002-05-27 | 2002-05-27 | 建材等断熱材の断熱性の比較実演用実験器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3090266U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0968925A (ja) * | 1995-08-31 | 1997-03-11 | Kokuyo Co Ltd | ラベル及びラベル付きホルダー |
KR20160142475A (ko) * | 2015-06-02 | 2016-12-13 | (주)에스에스브이테크 | 대면적 단열재 검사장치 |
KR102375525B1 (ko) * | 2021-08-06 | 2022-03-16 | (재)한국건설생활환경시험연구원 | 외단열 시스템 평가에 사용되는 장기 제상 시스템 |
-
2002
- 2002-05-27 JP JP2002003095U patent/JP3090266U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0968925A (ja) * | 1995-08-31 | 1997-03-11 | Kokuyo Co Ltd | ラベル及びラベル付きホルダー |
KR20160142475A (ko) * | 2015-06-02 | 2016-12-13 | (주)에스에스브이테크 | 대면적 단열재 검사장치 |
KR102375525B1 (ko) * | 2021-08-06 | 2022-03-16 | (재)한국건설생활환경시험연구원 | 외단열 시스템 평가에 사용되는 장기 제상 시스템 |
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