JP3090226U - 無洗米パック - Google Patents

無洗米パック

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rice
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井 茂 東
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株式会社東友精米
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無洗米の食味を損なうことがないように、無
洗米を好適な容器で密封すると共に、一定期間、黴や雑
菌の繁殖を防ぐことができる無洗米パックであって、こ
のパックに他社の広告を記載することにより、他社の宣
伝をも兼ねて提供できるものとする。 【解決手段】 気体の非透過性を有する素材で構成され
た保存パックに、無洗米を充填し、減圧脱気して、密封
した無洗米パックであって、無洗米には所要の品質保存
状態を維持するための劣化防止手段が施されている。劣
化防止手段は、不活性ガス以外のガスが残留しないよう
な構成とし、保存パックの内面には有害なガスを分解及
び/又は吸収する保存素材をコーティングした。保存パ
ックは、透明容器及び白色シートからなる蓋で形成し
た。外装部材に保存パックを収納して無洗米パックを構
成することにより、外装部材に、任意の企業から委託さ
れて広告宣伝が記載できるものとした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、無洗米を充填して構成される無洗米パックに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般家庭において、ご飯を炊く際に、白米をとぎ洗いするが、白米の表面に付 着している肌糠は、回収されることなく、とぎ汁として排水されている。このと ぎ汁には、脂肪、リン、窒素などが含まれており、河川や海洋を富栄養化するも のとなっている。特に、リン成分に関しては、下水処理場でも処理できずに、河 川や海洋に排水されることから、植物プランクトンを異常繁殖させたり、赤潮を 発生させるなどの環境問題を引き起こすものとなっている。このような状況を改 善するために、精米の段階で、肌糠を除去する工程を加えて無洗米とすることに より、肌糠の有効利用と、環境問題とが図られている。また、無洗米は、肌糠の み除去されているので、表層の旨みやビタミンなどの栄養素が残された美味しい お米となっている。しかし、その旨みを一定期間保持できるように保存すること は、難しいものとなっている。このような無洗米を長期に亘って保存できるよう にしたものとして、特開2000−139373には、遠赤外線領域の電磁波を 放射するセラミックス粉体や、有害ガスを吸着するゼオライト微粉末をラミネー トして無洗米の包装袋を形成した考案が公開されている。即ち、無洗米に含まれ るアミラーゼが澱粉質を糖化し、及び、リパーゼが脂質を分解する作用を抑制す る手段として遠赤外線を利用するものであり、無洗米中に含まれる水分から活性 酸素を創出させて、さらに、菌類や黴菌類の繁殖をも阻止させるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、無洗米の食味を損なうことがないように、無洗米を好適な容器で密 封すると共に、一定期間、黴や雑菌の繁殖を防ぐことができる無洗米パックであ って、このパックに他社の広告を記載することにより、他社の宣伝をも兼ねて提 供できるものとする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案の無洗米パックは、気体の非透過性を有す る合成樹脂で構成された保存パックに、無洗米を充填し、減圧脱気して、密封し た無洗米パックであって、前記無洗米には、所要の品質保存状態を維持するため の劣化防止手段が施されていることを特徴とする。前記劣化防止手段は、前記無 洗米を充填する際の雰囲気を不活性ガスとすることで、減圧脱気の後に無洗米の 粒子間に、少なくとも前記不活性ガス以外のガスが残留しないようにしたこと、 さらに、前記保存パックの内面に、有害なガスを分解及び/又は吸収する保存素 材をコーティングしたことを特徴とする。
【0005】 これにより、保存パックに充填される無洗米は、劣化防止手段が講じられてい るので、鮮度が保持されて、食味は損なわれることなく保存される。劣化防止手 段としては、無洗米を充填する際の雰囲気を不活性ガスとすることで、減圧脱気 の後に無洗米の粒子間に、少なくとも不活性ガス以外のガスが残留しないように したので、一定期間、黴や雑菌の繁殖を防ぐことができ、無洗米内の生化学反応 で発生する古米臭は、保存素材で吸収できる。
【0006】 本考案の無洗米パックは、さらに、前記保存パックが、中身が視認できるよう な透明容器、及び、該透明容器の開口縁に封着される、白色シートからなる蓋で 構成されていることを特徴とする。また、前記無洗米パックが、前記保存パック を収納する外装部材を含み、前記外装部材に、任意の企業から委託されて広告宣 伝が記載されていることを特徴とする。
【0007】 これにより、前記保存パックは、透明容器、及び、該透明容器の開口縁に封着 される白色シートからなる蓋で構成されていることから、無洗米の充填状態が視 認でき、さらに、蓋に無洗米の炊き方など色彩を添えて好適に標記できるものと なる。無洗米パックが、外装部材で保存パックを収納して構成された場合は、そ の外装部材に、任意の企業から委託されて広告宣伝が記載できるものとなる。
【0008】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を図面に基づき説明する。 図1及び図2に示すように、本考案の無洗米パック10は、無洗米(お米)6 を保存パック1に充填して密封したものである。この保存パック1は、図1に示 すように、開口部7の周縁に開口縁4を有する有底角筒形状の透明容器3と、開 口部7を塞ぐ白色シートからなる蓋2で構成されている。無洗米6を密封する際 には、白色シートからなる蓋2を開口縁4上で重ね合せて、容易に接着させるこ とができるものとなっている。また、中身の無洗米6が視認できるように、透明 容器3を透明な部材とし、無洗米パック10の内容がその上面に標記できるよう に、蓋2を白色シートで形成した。
【0009】 これらの透明容器3及び蓋2は、ポリエチレンやポリスチレンなどの合成樹脂 を適宜に選択して形成されるものであるが、容器内部の不活性ガスの拡散や、減 圧状態を維持するためには、気体の非透過性を有するポリアミド、ポリエチレン テレフタレート、ポリプロピレン等のフィルムを利用する方がよい。また、これ ら合成樹脂は、熱可塑性であることにより、蓋2と透明容器3の開口縁4とを熱 融着させて接着できるので、食品に有害な接着剤が、無洗米に付着するようなこ とはない。無洗米が長期保存された場合、無洗米内の生化学反応で、古米臭を発 生させるので、保存パックの内面にフタロシアニンをコーティングして臭い成分 を分解し、さらに、ゼオライト等のガス吸収材で臭いを吸収させるように形成す ることもできる。
【0010】 無洗米は、洗わず(とぎ洗い)に炊ける衛生的なものであるが、黴や雑菌を極 力防ぐと共に、劣化防止手段を講じて、保存パック1に充填される。その為に、 無洗米は、乾燥した不活性気体中で充填されることが好ましく、その後に減圧脱 気して、空気と遮断して密封する。これにより、無洗米の鮮度を保持して一定期 間(約1年)保存できるものとなる。
【0011】 下記に示す表1は、このように密封されて保存された無洗米が、その鮮度をを 保持しているかどうかを調査したものである。即ち、8月に無洗米の味度を調査 し、その無洗米を保存パック1に充填して、月々の味度を調査したものである。
【0012】
【表1】
【0013】 この表1から、本考案の無洗米パック10は、無洗米を1年間、良好に保存で きるものであることが示される。尚、この調査において使用した無洗米は、新潟 県産のこしひかり(100%)であり、味度計で測定した測定値で味度を記載し た。なお、無洗米の劣化防止手段として、無洗米を真空状態で密封することは、 酸素や黴を含む細菌の侵入を遮断するので、その効果は上述した通りである。そ の他の劣化防止手段として、不活性ガスを封入すると共に、保存パック1の内面 にフタロシアニンや、ゼオライトをコーティングすることや、無洗米の内部で進 行する酵素反応を食い止める為に、高周波処理等適宜に実施される。
【0014】 図2は、本考案の無洗米パック10が、箱形状に無洗米6を充填し、その蓋2 に、無洗米6に関しての情報が標記できるようにしたことを示したものである。 無洗米6の情報としては、その炊き方や、生産地、賞味期限などであり、蓋2が 白色シートであることにより、その蓋2に色彩を添えて好適に標記されたものと なっている。また、箱形状に無洗米6を充填し、減圧脱気しているので、充填さ れている無洗米6は、移動する空間がなく、これにより、保存パック1の形状を 保って固定されている。即ち、箱形状に固定されているので、そのまま、紙製の 箱に入れて、販売することや、狭い空間に積み重ねて収納するなど、保管や輸送 に便利なものとなる。
【0015】 図2においては、無洗米6の充填量を2合から3合程度の比較的少量の無洗米 パック10として、平らで薄いものとして示したが、充填量に制限されることな く、図3に示すような厚みの有る保存パック1に無洗米を充填して無洗米パック 10とすることもできる。
【0016】 図4は、無洗米パック10が、外装部材8で保存パック1を収納して構成され ていることを示した説明図である。このように、無洗米パック10を構成した場 合、任意の企業から委託を受けて広告宣伝が記載できるので、販売価格を大幅に 安くできる。
【0017】
【考案の効果】
以上、詳述したように、本考案の無洗米パックは、気体の非透過性を有する素 材で構成された保存パックに、無洗米を充填し、減圧脱気して、密封した無洗米 パックであって、無洗米には劣化防止手段が施される。劣化防止手段としては、 無洗米を充填する際の雰囲気を不活性ガスとして減圧脱気すること、及び、有害 なガスを分解及び/又は吸収する保存素材をコーティングする。このように、劣 化防止手段が講じられるので、保存パックに充填される無洗米は、鮮度が保持さ れて、食味は損なわれることなく保存され、黴や雑菌の繁殖を防ぐことができる 。さらに、有害なガスは、分解吸収できるようにすることにより長期保存も可能 にした。
【0018】 保存パックは、透明容器と白色シートからなる蓋とで構成されているので、無 洗米の充填状態が視認でき、さらに、蓋に無洗米の炊き方など色彩を添えて好適 に標記できるものとなる。外装部材で保存パックを収納して無洗米パックを構成 した場合、任意の企業から委託を受けて他社の広告宣伝9が記載できるので、販 売価格を大幅に安くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】保存パックを示した説明図である。
【図2】本考案の無洗米パックを示したものである。
【図3】他の形態の保存パックを示した斜視図である。
【図4】外装部材で保存パックを収納したことを示した
説明図である。
【符号の説明】
1 保存パック 2 蓋 3 透明容器 4 開口縁 5 標記部 6 無洗米 7 開口部 8 外装部材 9 他社の広告宣伝 10 無洗米パック

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体の非透過性を有する合成樹脂で構成
    された保存パックに、無洗米を充填し、減圧脱気して、
    密封した無洗米パックであって、 前記無洗米には、所要の品質保存状態を維持するための
    劣化防止手段が施されていることを特徴とする無洗米パ
    ック。
  2. 【請求項2】 前記劣化防止手段は、前記無洗米を充填
    する際の雰囲気を不活性ガスとすることで、減圧脱気の
    後に無洗米の粒子間に、少なくとも前記不活性ガス以外
    のガスが残留しないようにしたことを特徴とする、請求
    項1に記載の無洗米パック。
  3. 【請求項3】 前記劣化防止手段は、前記保存パックの
    内面に、有害なガスを分解及び/又は吸収する保存素材
    をコーティングしたことを特徴とする、請求項1又は請
    求項2に記載の無洗米パック。
  4. 【請求項4】 前記保存パックは、中身が視認できるよ
    うな透明容器、及び、該透明容器の開口縁に封着され
    る、白色シートからなる蓋で構成されていることを特徴
    とする、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の無
    洗米パック。
  5. 【請求項5】 前記無洗米パックは、前記保存パックを
    収納する外装部材を含み、前記外装部材に、任意の企業
    から委託されて広告宣伝が記載されていることを特徴と
    する、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の無洗
    米パック。
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