JP3089715U - メッセージ付お香 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 お香の周側面に、占いに関わる文字やおみく
じ用語文その他メッセージ、模様、家紋等を表示したお
香を提供する。 【解決手段】 香材を円錐体又は棒体に形成した各お香
１、２、３の表面部４に大吉、中吉 、小吉等、占いに
関わる文字やおみくじ用語文、メッセージ等を表示した
ことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は香りを楽しむと共にその日の吉凶の占いに関わる文字やおみくじ用語 等を表示したメッセージ付お香に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、お香類には、古くは霊前に供える細い棒状の線香や焼香の際に焚く顆粒 状のものから、室内や身辺を爽やかにする香剤等各種提供され、広く愛用されて いる。 近年、従来の細い線香に比較して太く短かい線香が提供されるようになり、線 香には芯材として細い竹材や木材等が挿通されていて、立てやすく折れにくいよ うに構成されたものが提供されるようになった。 又、従来の線香の観念から離れた円錐体状の線香が提供され、台上に置くだけ で線香立てが不要の線香が提供されるようになり、仏事用の線香としてではなく 、室内や身辺を爽やかにするためのお香として利用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、これまで提供されているお香は原料組成物に香料、凝固剤等を混入し た香剤を細く長い棒体や円錐体状、やや太く短い棒状等に形成したものであって お香の色も各種施されているが特に意匠的なものは施されていない。 本考案は前記のように従来提供されているお香の表面部に大吉、中吉、小吉等 の占いに関わる文字、おみくじ用の語文や模様（花、家紋等）を塗料、インク等 で表示することによって近代感覚に合ったメッセージ付お香を提供することを目 的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため本考案は香材を円錐体に形成したお香１、棒体（支棒 付）に形成したお香２、細い棒体のお香３の表面部４に、占いに用いられる大吉 、中吉、小吉等の文字やおみくじに表示される語文等を塗料、インク等を利用し て表示したものである。

【０００５】

【発明の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図面に基いて説明する。

【０００６】 図１は本考案の一例（円錐体）のお香の斜視図、図２は本考案の一例（支棒付 ）お香の斜視図、 図３は本考案の一例（細い棒体）のお香を示した図である。 図中の符号１は円錐体のお香で、このお香１は図面で示したように円錐体状に 形成されており、２は下部に支棒が取り付けられた棒体のお香で、３は古くから 提供されている細い棒体のお香で、お香の材料や製造方法は従来のものと殆ど変 わらないが、近年、円錐体状のお香が広く利用されるようになった。

【０００７】 円錐体のお香１は香立ての必要はなく、僅かな平面部があれば設置することが でき、倒れたり折れたりする恐れもないので利用範囲が更に広がる傾向にあり、 又円錐体のお香１は表面部４が広いので、多くのメッセージ（大吉、中吉、小吉 とこれに関わる語文）を表示できる。

【０００８】 お香を立てる際に利用する支棒７を下部に設けたお香２は、古くから利用され ている長さ約１５０ｍｍ〜１６０ｍｍの細い線香（径約２．６ｍｍ）より短い長 さ（７０ｍｍ〜８０ｍｍ程度）であるが、太い径（約５ミリ）であるので、径の 太さに見合った大きさの文字でメッセージ３等を表示できる。

【０００９】 お香３は径が２．６ミリ程度であるため、大きな文字でメッセージ３を表示す ることはできないので、香の径に見合った文字を縦長に並べて表示する。

【００１０】 大吉、中吉、小吉等の文字、占いに関わる語文や模様の表示に使用する材料は お香と一緒に燃焼する際、悪臭や公害臭を発生するインクや塗料を極力使用しな いようにする。

【００１１】 メッセージは特に指定されるものではないが、占いに関わる大吉、中吉、小吉 、小凶等の文字やおみくじ用の「行動に焦りは禁物」「北西に幸運あり」等の語 文を表示する。

【００１２】 表示する手段はインク、塗料等を使って製造工程中に印刷する方法がコストも 安く一般的であるが、金箔、銀泊等を使って表示すると高級感のあるお香になる が、いずれにしても伝統のある従来のお香の香りを損ねるような材料の使用は避 けなければならない。

【００１３】

【考案の効果】

上記のように構成された本考案には次のような効果がある。 ａ．従来、香りを楽しむためのお香に、占いに関わる文字や語文等を表示するこ とによって明るい雰囲気が生まれる。 ｂ．異なったメッセージをそれぞれ表示したお香を用意しておくことによって、 焼香する際、焼香者が自分の意に合ったメッセージのお香を選択することがで きる。 ｃ．経文、メッセージ、家紋等を金箔、銀泊を使用して表示すると気品の漂うお 香になる。 ｄ．特殊の製法によって作られるものではないので安価に提供できる。 ｅ．占いに関わる文字やおみくじ用の語文、メッセージ、家紋等の表示に使用す るインク、塗料等は無臭、無害に近い材料を使用しでいるので環境に優しい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一例（円錐体）の斜視図である。

【図２】本発明の一例（支棒付棒体）の斜視図である。

【図３】本発明の一例（細い棒体）の斜視図である。

【符号の説明】

１ お香（円錐体） ２ お香（支棒付棒体） ３ お香（細い棒体） ４ 表面部 ５ メッセージ ６ 模様 ７ 支棒

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 香材を円錐体又は棒体に形成したお香の
   表面部に、占い等に関わる文字やおみくじ用語等を表示
   したことを特徴とするメッセージ付お香。