JP3089507U - 安全毛梳きブラシ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 動物の毛梳きを地肌に傷つける事無く安全に
出来るブラシ。 【構成】 動物の毛梳きを行う際にブラシの外周部の毛
又は歯（２）で動物の目、鼻、口、尻など軟らかい地肌
を、又ブラシを取り扱う人の手なども刺したり傷をける
ことがある。そこでブラシの外周部の毛又は歯（２）の
先端部（３）を太く丸くする事で動物の肌に与える力を
分散させ、刺したり傷をつけようとする力を緩和す。動
物の肌や人の手に傷けつる事無く安全に安心してブラシ
ングができる安全毛梳きブラシ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、愛犬など動物の毛梳きや砥粒を使った磨き等に使うブラシに関す るものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のブラシは、使用目的に合った毛又は歯（以後毛と称する）の材質と形状 及び太さを選択して作られている。 これらのブラシはブラシの中央部と外周部の区別無く同一のものが植毛されて いる。 動物の毛梳きブラシは梳き取り効果の良いように毛は直径０．３〜１．０ミリ メートルと細く、又腰の強い針状のものが用いられている。 細く、硬く、腰が強いため動物の肌や人の手を刺す事が多かった。

【０００３】

【考案が解決しようする課題】

露出している動物の目、鼻、口、尻など軟らかい地肌や、ブラシを取り扱う人 の手にブラシの外周の毛が斜めに当たった場合、ブラシを押し当てる力が外周の 毛の数本で荷重を受ける為、肌を刺したり切り傷を与えたりする等して傷口より バイ菌が入って思わぬ悪い結果に成ることがある。 本考案は以上の欠点を解決し、動物や取り扱う人に傷をつける事の無いブラシ を提供することである。

【０００４】

【問題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、ブラシ（１）を押し当てる力は中央部では多数の 毛（４）で受けるため荷重が分散されて肌や被加工物に傷つける事は無いが、外 周部では数本の毛で受けるため荷重が集中し肌を刺したり傷つける。 そこで外周部に位置する毛（２）の先端（３）を太くした。

【０００５】

【作用】

ブラシ（１）の外周部に位置する毛（２）の先端部（３）を太くする事で先端 部（３）の端面面積が大きく成なる。 面積が大きく成った分先端部（３）にかかる力が分散されて肌に加わる単位面積 当たりの力が小さくなり、先端部（３）を太くするほど肌を刺したり傷つける力 が小さく成る。

【０００６】

【実施例】

実施例１ 図１は実施例１を示す斜視断面図である。 実施例１のものでは、ブラシ（１）外周部に位置する毛（２）直径０．３ミリ メートルの先端部（３）にエポキシ系樹脂で直径１．５ミリメートルの肉盛りし たものである。 梳き取った毛をブラシ（１）から取り出し易くするため形を水滴状に肉盛りし たものである。

【０００７】 実施例２ 図２は実施例２を示す斜視断面図である。 実施例２のものでは、ブラシ（１）外周部に位置する毛（２）その物を直径１ ．５ミリメートルに太くしたものである。 先端部（３）は丸めて肌（５）に滑らかに当たるようにした。

【０００８】

【考案の効果】

この考案に係るブラシ（１）の外周部に位置する毛（２）の先端部（３）を太 くする事に依りブラシングの際に先端部（３）から肌に伝わる単位面積当たりの 力が小さく成り、動物の軟らかい肌やブラシを扱う人の手を刺したり傷つける程 の力が無く安全にブラシングが出来る様になった。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例１を示す斜視断面図である。

【図２】実施例２を示す斜視断面図である。

【符号の説明】

１ ブラシ ２ 外周部に位置する毛又は歯 ３ 先端部 ４ 中央部の毛又は歯 ５ 柄

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ブラシ（１）の外周部に位置する毛又は
   歯（２）の先端部（３）が中央部の毛又は歯（４）の直
   径に対し１．５倍以上の太さを有する事を特徴とするブ
   ラシ。