JP3089093B2 - 蒸気タービンのウォーターインダクション防止装置 - Google Patents
蒸気タービンのウォーターインダクション防止装置Info
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- JP3089093B2 JP3089093B2 JP04125260A JP12526092A JP3089093B2 JP 3089093 B2 JP3089093 B2 JP 3089093B2 JP 04125260 A JP04125260 A JP 04125260A JP 12526092 A JP12526092 A JP 12526092A JP 3089093 B2 JP3089093 B2 JP 3089093B2
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- Japan
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- bleed
- dsz
- water
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は再生タービンのウォータ
ーインダクション防止装置に関するものである。
ーインダクション防止装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】再生タービンでは、タービン抽気を給水
加熱器へ送り、給水を加熱してボイラへ送水する系統を
とっている。給水加熱器内には多数のチューブが入って
おり、このチューブ外側を抽気が流れ、チューブ内を給
水が流れ、この時の熱交換によって給水を加熱する。
加熱器へ送り、給水を加熱してボイラへ送水する系統を
とっている。給水加熱器内には多数のチューブが入って
おり、このチューブ外側を抽気が流れ、チューブ内を給
水が流れ、この時の熱交換によって給水を加熱する。
【０００３】図２は、従来の再生タービンの抽気系およ
び給水系の構成例を示すものである。給水は給水加熱器
１の給水入口座２から入り、チューブ３を通って給水出
口座４から出る。この際加熱蒸気入口座５から入ってく
る抽気がチューブ３周りを流れる時に熱交換して給水が
加熱される。
び給水系の構成例を示すものである。給水は給水加熱器
１の給水入口座２から入り、チューブ３を通って給水出
口座４から出る。この際加熱蒸気入口座５から入ってく
る抽気がチューブ３周りを流れる時に熱交換して給水が
加熱される。
【０００４】加熱蒸気入口座５へ入る抽気は、蒸気ター
ビン６からの抽気であり、抽気を閉止する抽気弁８、抽
気逆止弁９を途中に有する抽気ライン７を介して供給さ
れる。
ビン６からの抽気であり、抽気を閉止する抽気弁８、抽
気逆止弁９を途中に有する抽気ライン７を介して供給さ
れる。
【０００５】給水加熱器１へ入った抽気は過熱戻し部す
なわちＤＳＺ10を通過する過程でチューブ内給水との熱
交換で減温された後、Cooling Zoneすなわち冷却部11
（以下ＣＺと略）に入り、チューブ３内の給水と熱交換
する。熱交換した抽気はドレン化し、Drain Cooling Zo
neすなわちドレン冷却部12（以下ＤＣＺと略）に溜ま
る。このドレンは給水入口座２から入った直後の低温の
給水によりチューブを介して飽和温度以下に冷却された
後にドレン出口座13から外へ排出される。
なわちＤＳＺ10を通過する過程でチューブ内給水との熱
交換で減温された後、Cooling Zoneすなわち冷却部11
（以下ＣＺと略）に入り、チューブ３内の給水と熱交換
する。熱交換した抽気はドレン化し、Drain Cooling Zo
neすなわちドレン冷却部12（以下ＤＣＺと略）に溜ま
る。このドレンは給水入口座２から入った直後の低温の
給水によりチューブを介して飽和温度以下に冷却された
後にドレン出口座13から外へ排出される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】以上が従来の再生ター
ビンの抽気系および給水系の構成例であるが、抽気圧力
に比べて給水圧力の方が高い為にチューブ３に破断が生
じると、そこから給水が噴出し給水加熱器１内ドレン量
が増加する。このドレン量が増大すると加熱蒸気入口座
５、抽気ライン７を介して蒸気タービン６までドレンが
逆流してウォーターインダクション（タービン翼、ケー
シングの損傷変形）が発生してしまう。
ビンの抽気系および給水系の構成例であるが、抽気圧力
に比べて給水圧力の方が高い為にチューブ３に破断が生
じると、そこから給水が噴出し給水加熱器１内ドレン量
が増加する。このドレン量が増大すると加熱蒸気入口座
５、抽気ライン７を介して蒸気タービン６までドレンが
逆流してウォーターインダクション（タービン翼、ケー
シングの損傷変形）が発生してしまう。
【０００７】これを防止する為に、ＤＣＺ10にレベル検
出器14を設け、ＤＣＺ10のレベルが一定以上になった場
合には抽気弁８、抽気逆止弁９を強制的に閉止させて、
抽気ライン７をドレンが逆流する事を防止している。こ
れが従来のウォーターインダクション防止装置の構成で
ある。
出器14を設け、ＤＣＺ10のレベルが一定以上になった場
合には抽気弁８、抽気逆止弁９を強制的に閉止させて、
抽気ライン７をドレンが逆流する事を防止している。こ
れが従来のウォーターインダクション防止装置の構成で
ある。
【０００８】ところで、給水加熱器１はＤＳＺ10は減温
を目的とする為にＣＺ11やＤＣＺ12との間に隔壁15を有
する必要がある。この隔壁15の存在により、ＤＳＺ12の
チューブ破断により生じた給水リークはＤＳＺ10のレベ
ル検出器がレベル高を検出する以前に抽気ライン７を逆
流して蒸気タービン６に入りウォーターインダクション
が発生してしまう。
を目的とする為にＣＺ11やＤＣＺ12との間に隔壁15を有
する必要がある。この隔壁15の存在により、ＤＳＺ12の
チューブ破断により生じた給水リークはＤＳＺ10のレベ
ル検出器がレベル高を検出する以前に抽気ライン７を逆
流して蒸気タービン６に入りウォーターインダクション
が発生してしまう。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明のウォーターイン
ダクション防止装置は、再生タービンの抽気ライン及び
給水加熱器のＤＳＺに温度検出器を設け、ＤＳＺのチュ
ーブリークによるＤＳＺの温度低下を抽気ラインの温度
との差により検出し、抽気ラインの閉止装置を動作させ
る。
ダクション防止装置は、再生タービンの抽気ライン及び
給水加熱器のＤＳＺに温度検出器を設け、ＤＳＺのチュ
ーブリークによるＤＳＺの温度低下を抽気ラインの温度
との差により検出し、抽気ラインの閉止装置を動作させ
る。
【００１０】
【００１１】
【作用】これにより、ＤＳＺ10に於けるチューブリーク
を検出し、この信号により抽気ラインを閉止させる装置
を具備する事により、従来防止できなかったＤＳＺに於
けるチューブリークによるウォーターインダクションを
防止する。
を検出し、この信号により抽気ラインを閉止させる装置
を具備する事により、従来防止できなかったＤＳＺに於
けるチューブリークによるウォーターインダクションを
防止する。
【００１２】
【実施例】図１に発明の一実施例を示す。抽気温度検出
器16とＤＳＺ温度検出器17とをそれぞれ設ける。それぞ
れの温度信号は温度演算器18へ入力されて処理される。
そして、抽気弁８抽気逆止弁９のインターロックに使用
される。
器16とＤＳＺ温度検出器17とをそれぞれ設ける。それぞ
れの温度信号は温度演算器18へ入力されて処理される。
そして、抽気弁８抽気逆止弁９のインターロックに使用
される。
【００１３】通常、抽気温度検出器16とＤＳＺ温度検出
器17の温度はある温度差をもっている。これは、抽気ラ
インでの放熱及びＤＳＺ10での減温効果によるものであ
る。これがＤＳＺ10に於いてチューブリークが発生する
と、ＤＳＺ内温度が低下する為に、この温度差が大きく
なる。この原理を用いて温度差が一定以上に大きくなる
と、抽気ライン７の閉止装置である抽気弁８、抽気逆止
弁９を強制的に閉止する。
器17の温度はある温度差をもっている。これは、抽気ラ
インでの放熱及びＤＳＺ10での減温効果によるものであ
る。これがＤＳＺ10に於いてチューブリークが発生する
と、ＤＳＺ内温度が低下する為に、この温度差が大きく
なる。この原理を用いて温度差が一定以上に大きくなる
と、抽気ライン７の閉止装置である抽気弁８、抽気逆止
弁９を強制的に閉止する。
【００１４】以上の様に本装置により、従来では検出不
可能であったＤＳＺのチューブリークが検出可能にな
り、これによってＤＳＺのチューブリークによるウォー
ターインダクションが防止できる。
可能であったＤＳＺのチューブリークが検出可能にな
り、これによってＤＳＺのチューブリークによるウォー
ターインダクションが防止できる。
【００１５】
【００１６】以上の様に本装置により、従来では検出不
可能だったＤＳＺのチューブリークが検出可能になり、
これによってＤＳＺのチューブリークによるウォーター
インダクションが防止できる。
可能だったＤＳＺのチューブリークが検出可能になり、
これによってＤＳＺのチューブリークによるウォーター
インダクションが防止できる。
【００１７】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、従
来はなかったＤＳＺのチューブリーク検出機能を設けた
事により、ＤＳＺに於けるチューブリークに起因するウ
ォーターインダクションが防止できる。
来はなかったＤＳＺのチューブリーク検出機能を設けた
事により、ＤＳＺに於けるチューブリークに起因するウ
ォーターインダクションが防止できる。
【図１】本発明の一実施例を示す系統図
【図２】従来例を示す系統図。
１・・・給水加熱器 ２・・・給水入口座 ３・・・チューブ ４・・・給水出口座 ５・・・加熱蒸気入口座 ６・・・蒸気タービン ７・・・抽気ライン ８・・・抽気弁 ９・・・抽気逆止弁 10・・・過熱戻し部 11・・・冷却部 12・・・ドレン冷却部 13・・・ドレン出口座 14・・・レベル検出器 15・・・隔壁 16・・・抽気温度検出器 17・・・ＤＳＺ温度検出器 18・・・温度検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−88140（ＪＰ，Ａ) 実開 昭55−152302（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭58−57510（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭54−71001（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F01K 7/42 - 7/44 F01K 7/38 102 F22D 1/32
Claims (1)
- 【請求項１】 再生タービンに於いてその抽気ライン及
び給水加熱器の過熱戻し部に温度検出器を設け、その温
度差が大きくなった時に抽気ラインを閉止する機能を有
する蒸気タービンウォーターインダクション防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04125260A JP3089093B2 (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | 蒸気タービンのウォーターインダクション防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04125260A JP3089093B2 (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | 蒸気タービンのウォーターインダクション防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05321608A JPH05321608A (ja) | 1993-12-07 |
| JP3089093B2 true JP3089093B2 (ja) | 2000-09-18 |
Family
ID=14905689
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04125260A Expired - Fee Related JP3089093B2 (ja) | 1992-05-19 | 1992-05-19 | 蒸気タービンのウォーターインダクション防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3089093B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7461544B2 (en) | 2006-02-24 | 2008-12-09 | General Electric Company | Methods for detecting water induction in steam turbines |
-
1992
- 1992-05-19 JP JP04125260A patent/JP3089093B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05321608A (ja) | 1993-12-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |