JP3089041U - スキーリフト用支柱 - Google Patents

スキーリフト用支柱

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JP3089041U
JP3089041U JP2002001847U JP2002001847U JP3089041U JP 3089041 U JP3089041 U JP 3089041U JP 2002001847 U JP2002001847 U JP 2002001847U JP 2002001847 U JP2002001847 U JP 2002001847U JP 3089041 U JP3089041 U JP 3089041U
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carrier
ski lift
rope
sound
skier
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JP2002001847U
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Inventor
誠一 相場
拓 叶野
Original Assignee
川鉄マシナリー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬器の現在位置に合わせたタイムリーな案内
を視覚、聴覚の両方で行えるようにする。 【解決手段】 斜面Sに略平行して空中に懸架したロー
プ2に沿って牽引される搬器3によりスキー客の搬送を
行うスキーリフトにおける前記ロープ2を支持するスキ
ーリフト用支柱1において、搬器3に乗ったスキー客の
視認できる範囲の支柱本体11に表示部12を設けるととも
に、搬器に乗ったスキー客の聴取可能な音声を発する音
声発生装置13を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、スキー場の斜面に略平行して空中に懸架したロープに沿って牽引さ れる搬器によりスキー客の搬送を行うスキーリフトにおける前記ロープを支持す るスキーリフト用支柱に関する。
【0002】
【従来の技術】
ロープに沿って牽引される搬器により乗客の輸送を行うものを一般にロープウ エイと呼んでいるが、この中には、観光地などにみられるように、搬器が扉のあ る箱型の車体で構成され、数名以上の乗客を同時に輸送できる普通索道と呼ばれ るものと、搬器として車体の代わりに椅子状のものがあり、数名ずつの乗客を輸 送する特殊索道と呼ばれるものとがある。運転方法も、2基の搬器がつるべ式に 昇降し、主として普通索道で採用されている交走式と、スキー場や遊園地等の特 殊索道に見られるように、多数の小型搬器をロープに略等間隔に取り付け、ロー プを循環させて連続的に輸送する循環式とがある。特殊索道の中でもスキーリフ トは夏山登山や観光用のものと、スキー用が一般的である。
【0003】 普通索道では通常両方向ともに乗客がいるのに対して、スキーリフトの場合、 上り線側のみに乗客のいる片側輸送となることが多い。 図2は本考案に係わるスキーリフトの全体を示す概念図で、1は経路に沿って 路線位置に建てられた支柱、2はこれにかけ渡されるロープ、3はロープに取り 付けられる椅子形の搬器、4はロープを駆動する駆動ホイール(又は従動ホイー ル)、5は従動ホイール(又は駆動ホイール)、Sは地表面である。ロープ2に は搬器3が支持される支索と、搬器を移動させる曳索とが別々になっている場合 と兼用される場合とがあるが、本考案にはこれらの構成は特に関係ないのでここ では単にロープとする。駆動ホイール(又は従動ホイール)4、従動ホイール( 又は駆動ホイール)5もいずれが山頂側にあってもよい。また、搬器がロープに 対して固定して取り付けられているものと、搬器が適宜ロープを掴んだり放した りするものとがあるが、この区分も本考案には特に関係しないので説明は省略す る。
【0004】 スキーリフトにおいては、時に谷や海を渡ることさえある普通索道と異なり、 一般に空中に懸架されたロープ2とその下の地表面Sとの距離が短く、ロープ2 も地表面Sに略平行しており、支柱1が比較的短い間隔で多数建てられている場 合が多い。 ところで普通索道では、通常ガイド等の乗務員が乗務し、搬器内の乗客に対し て適宜案内を行っている。また一部においては案内放送を録音テープによって自 動放送するものもある。自動放送の場合、搬器が正常に運行していれば問題はな いが、非常の場合などで中途で一時停止したりすると録音内容と搬器の進行状況 にタイミングのずれが生じるので、特開平6-32233号公報、実用新案登録公報第 2586465 号などに記載されているように、走行車輪の回転数、あるいは地上側に 設けた位置検出手段によって放送を行うべき搬器の位置を検出した上で、「右手 にxx山が見えます」、「間もなくyy駅に到着します」などの案内放送を搬器 内で行うようにすることが提案されている。
【0005】 しかし特殊索道の場合、搬器は椅子と骨組みのみの吹きさらしの場合が多く、 また一般に小型であるから搬器に放送設備を取り付けることは行われていない。 したがって乗降の行われる駅付近に大型スピーカーを設置して案内放送を行う程 度で、中間地点におけるタイムリーな案内は行われていない。 一方、実用新案登録公報第3002184 号には、スキーリフトの支柱の本体にロゴ シールを巻き付けた表示部を設けて、スキーリフト搭乗中の単調さを解消するこ とが記載されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、スキーリフト等の特殊索道において、支柱に表示部を設けて適切な 案内を行うとともに、この表示内容に連動した音声を発生させ、搬器の現在位置 に合わせたタイムリーな案内を視覚、聴覚の両方で行えるようにしたスキーリフ ト用支柱を実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、地表面に略平行して空中に懸架したロープに沿って牽引される搬器 によりスキー客の搬送を行うスキーリフトにおける前記ロープを支持するスキー リフト用支柱において、搬器に乗ったスキー客の視認できる範囲の支柱本体に表 示部が設けられているとともに、搬器に乗ったスキー客の聴取可能な音声を発す る音声発生装置が設けられていることを特徴とするスキーリフト用支柱である。
【0008】
【考案の実施の形態】
本考案の実施例を図面により説明する。図1は本考案の実施例のスキーリフト における支柱付近を示す正面図で、各符号はさきに図2において使用したものの ほか、11は支柱1の本体、12は同じく表示部、13は音声発生装置、14は滑車であ る。
【0009】 搬器3に乗ったスキー客の視認できる範囲の支柱1の本体11に表示部12が設け られている。スキー客の視認できる範囲とは、前記支柱1本体11の搬器3の進行 に向かい合う側で、かつ搬器3に乗ったスキー客の視線の上方略1mから下方略 6mの範囲である。これは搬器がスキー客の重量で多少傾いた状態で、搬器に腰 掛けたスキー客が特に見上げたりしない自然の姿勢のままで視界に入る範囲であ る。前記したようにスキー客が上り線方向にしか乗らない場合は、表示部12は本 体11の片面のみに設ければよい。
【0010】 表示部12としては、文字や図形、イラスト等をプリントしたロゴシールを本体 に巻きつけるようにすれば、支柱に足場がけをしてペインティングする必要がな く、また所定期間毎に簡単に表示内容を交換することもできる。 一方、支柱1には搬器に乗ったスキー客の聴取可能な音声を発する音声発生装 置13が設けられている。音声発生装置13は、前記支柱の搬器の進行方向に向いた スピーカを有するもので、かつ搬器に乗ったスキー客に聴取できる音声のもので ある。
【0011】 音声発生装置13は、人声、音楽、自然音、あるいはこれらの組み合わせをエン ドレステープ、MD、プリント基板による音声合成装置等により発生させ音声信 号(メッセージ)として出力するものであるが、これらの音声源を支柱毎に設け る音声発生装置13に内蔵してもよいし、遠方から有線や無線で音声発生装置13に 送信するようにしてもよい。いずれにしてもその内容は各支柱毎に独立した内容 としてもよいし、区分した支柱範囲毎にその内容を変えてもよい。また、すべて 同じであってもよい。
【0012】 これらの音声発生装置13は、予め準備された同一内容の音声信号を繰り返して 連続的に再生するようにしてもよい。この場合、前記したスキーリフトの利用形 態により搬器のスピードを考慮し、支柱へ所定距離接近した時点から支柱を通過 する時点までの時間内に聴取できる範囲で音量と音声信号の長さを決定すること もできる。
【0013】 搬器の取り付け間隔が大きく、通過ピッチよりも音声信号の方が短い場合には 、搬器の接近を検出して音声信号をスタートさせるようにしてもよい。スキーリ フトの場合は一般にかなり接近して搬器が取り付けられているから、音声信号を 連続再生とするのが現実的である場合が多い。 このように、本考案においては支柱1に表示部12と音声発生装置13が設けられ ているから、表示部12の表示内容と、その支柱における音声信号とを関連づけ、 搬器の現在位置、すなわちその支柱の位置に合わせたタイムリーな案内を視覚、 聴覚の両方で行うことができる。例えばその支柱位置から見える風景の案内、勾 配の変化点における注意などのほか、イベント等の営業情報を目視による表示と 音声とで案内したり、付近で見られる野鳥の姿と鳴き声とを支柱毎に種類を変え て教えることなどもできる。また表示と絡めてのクイズを出し、何本か先の支柱 でその回答をするといった遊びで時間を忘れさせることもできて、きわめて有意 義である。そして仮に運転事故等によって搬器の移動が一時止まったとしても、 支柱位置に合わせた案内となっているから、案内内容が搬器位置とずれるという ことはない。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば、支柱に表示部を設けて適切な案内を行うとともに、この表示 内容に連動した音声信号を発生させ、搬器の現在位置に合わせたタイムリーな案 内を視覚、聴覚の両方で行えるようにして、スキーリフト搭乗中の単調さを解消 するばかりでなく利用客に有益な情報を提供して、スキーリフトの利用を有意義 なものとすることができるという、すぐれた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例のスキーリフトにおける支柱付
近を示す正面図である。
【図2】本考案に係わるスキーリフトの全体を示す概念
図である。
【符号の説明】
1 支柱 2 ロープ 3 搬器 4 駆動ホイール(又は従動ホイール) 5 従動ホイール(又は駆動ホイール) 11 (支柱の)本体 12 表示部 13 音声発生装置 14 滑車 S 地表面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地表面(S)に略平行して空中に懸架し
    たロープ(2)に沿って牽引される搬器(3)によりス
    キー客の搬送を行うスキーリフトにおける前記ロープ
    (2)を支持するスキーリフト用支柱(1)において、
    搬器(3)に乗ったスキー客の視認できる範囲の支柱本
    体(11)に表示部(12)が設けられているとともに、搬
    器(3)に乗ったスキー客の聴取可能な音声を発する音
    声発生装置(13)が設けられていることを特徴とするス
    キーリフト用支柱。
JP2002001847U 2002-04-03 2002-04-03 スキーリフト用支柱 Expired - Lifetime JP3089041U (ja)

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