JP3088976B2 - 乳幼児用歯ブラシ - Google Patents

乳幼児用歯ブラシ

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JP3088976B2 JP09245204A JP24520497A JP3088976B2 JP 3088976 B2 JP3088976 B2 JP 3088976B2 JP 09245204 A JP09245204 A JP 09245204A JP 24520497 A JP24520497 A JP 24520497A JP 3088976 B2 JP3088976 B2 JP 3088976B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乳幼児用歯ブラシ、
さらに詳しくは乳幼児が、歯ブラシを誤って口腔内の奥
やのどに進入させることを防止し、また歯ブラシを正し
く持つことができるような形状を有する乳幼児用歯ブラ
シに関する。
【0002】
【従来の技術】乳幼児用歯ブラシには、歯を磨くという
機能以外に、乳幼児が歯ブラシを誤って口腔内の奥やの
どに進入させることを防止するという安全性が要求され
る。このため乳幼児用歯ブラシとして特殊な形状を有す
るものが開発されており、例えば次の技術が知られてい
る。
【0003】把持部本体の中間部に、皿状に形成された
鍔片を有し、該鍔片は着脱自在であり、かつブラシ部方
向にのみ抜くことができる手段を施した乳児用歯ブラシ
(実公昭61−35066号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記技術
では、鍔片が歯ブラシの長手方向に垂直な面に皿状に広
がっているため、歯ブラシを誤って口腔内の奥やのどに
進入させることを防止するという安全性の点では効果的
であるが、通常乳幼児自身による歯磨き終了後、親等が
仕上げ磨きをすることが多く、その際口腔内が見え難い
という問題がある。
【0005】また歯ブラシを握る際は、人差し指から小
指までの4本で歯ブラシの柄部を包むように握り、親指
をブラシ部方向に向けて柄部を押さえるのが通常である
が、乳幼児がかかる握り方を習得することは容易ではな
い。しかしながら上記技術では親指が押さえる柄部に幅
がなく、かかる握り方を習得するには適当でない。
【0006】したがって本発明は、安全性に優れるとと
もに、正しい歯ブラシの握り方を習得するのに適当な形
状を有する乳幼児用歯ブラシを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成すべく鋭意研究した結果、柄部の前面側または後面
側の特定位置に、特定形状のプレートを形設すれば、プ
レートによって歯ブラシが口腔内の奥やのどに進入する
ことが防止されるため、安全性に優れるとともに、幅の
広いプレートに親指を乗せることができるため、正しい
歯ブラシの握り方を習得するのに適当な形状である乳幼
児用歯ブラシとなることを見出し、本発明を完成させ
た。
【0008】すなわち本発明は、柄部及びブラシ部から
なり、該柄部の前面側または後面側にはプレートが形設
され、該プレートは前記柄部の長手方向と略同一方向に
プレート面を有するものであり、該プレート面は円形ま
たは楕円形で、その直径または長軸の長さは20mm以上
であり、前記プレートの前記ブラシ部側末端と、前記ブ
ラシ部の先端との距離が30〜60mmであることを特徴
とする乳幼児用歯ブラシを提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の乳幼児用歯ブラシは、例
えば図1に示すように、柄部の前面側または後面側の所
定位置に、所定形状のプレートを形設したものである。
図1は本発明の一実施形態を示す乳幼児用歯ブラシの前
面側(ブラシ部のブラシ側)の平面模式図である。図1
においては、プレート31は柄部3の前面側に形設され
ているが、後面側(ブラシ部のブラシ側の反対側)に形
設されていてもよく、また前面側、後面側の両側に形設
されていてもよい。またプレートは、柄部の長手方向と
略同一方向にプレート面を有することが必要である。略
同一方向とすることにより、仕上げ磨きの際に口腔内が
観察し易く、また親指で乳幼児用歯ブラシを容易に押さ
えることができる。またプレート面の形状は、円形であ
ってもよいし、または楕円形であってもよい。また楕円
形の場合その長軸方向は、柄部3の長手方向であっても
よいし、長手方向に垂直な方向であってもよい。
【0010】プレート面の直径(図1におけるla
は、20mm以上であることが必要であり、21mm以上で
あることが好ましく、22mm以上であることが特に好ま
しい。20mm以上であれば、その大きさにより、乳幼児
が誤って歯ブラシを口腔内の奥やのどに進入させること
を防止することができる。プレート面が楕円形である場
合、その長軸の長さが20mm以上であることが必要であ
る。またプレート面の直径または長軸の長さは30mm以
下であることが好ましく、29mm以下であることが特に
好ましく、28mm以下であることが最も好ましい。30
mmより大きいと、親の仕上げ磨きの際に口腔内が見え難
い場合があるからである。
【0011】またプレートのブラシ部側末端と、ブラシ
部の先端との距離(図1において、プレートのブラシ部
側末端311と、ブラシ部の先端21との距離lb
は、30〜60mmであることが必要であり、40〜50
mmであることが好ましい。60mmより大きいと、プレー
トを設けても歯ブラシが口腔内の奥やのどに進入してし
まう場合があり、また30mmより小さいと、プレートが
ブラッシングの障害になる場合がある。
【0012】プレート面の方向は柄部の長手方向と略同
一であればよいが、ブラシ部の底面に対して1〜20
°、特に5〜15°、ブラシ部側にせり上がるように傾
斜していることが好ましい。図2は本発明の一実施形態
を示す乳幼児用歯ブラシの側面の模式図である。図2に
おいて、破線A・Bはブラシ部2の底面22に平行であ
り、これとプレート31とのなす角θが、1〜20°で
あることが好ましい。θが1〜20°であることによ
り、親指で乳幼児用歯ブラシをより容易に押さえること
ができる。
【0013】またプレートのブラシ部側末端と柄部の底
面との距離(図2において、プレートのブラシ部側末端
311と柄部3の底面との距離lc )に特に制限はない
が、例えば6〜18mmが好ましく、8〜16mmが特に好
ましい。距離が6〜18mmであれば、親指でプレートを
より容易に押さえることができる。
【0014】柄部の把持部は、乳幼児が握りやすいもの
であれば、どのような形状であっても差し支えない。図
3は、図1における柄部3のC・C断面の模式図であ
る。図3に示すように、断面が曲線で構成されていれ
ば、乳幼児がより握りやすくなる。ただし断面の形状は
図3の形状に限定されるものではない。図1及び図3に
おいて、把持部32の断面は柄部のプレート側末端32
1では小さく、他側末端323に進むにしたがい大きく
なり、中間部322で極大となり、その後また小さくな
り、他側末端323に至る。把持部32の各部位の断面
の大きさが上記のようであれば、乳幼児がより握りやす
くなる。ただし断面の大きさの変化は上記のものに限定
されるものではない。図1において、把持部32の中間
部322の幅ld に特に制限はないが、例えば9〜25
mm、特に12〜22mmであることが好ましい。また図1
において、把持部32の長さle に特に制限はないが、
例えば40〜80mm、特に50〜70mmであることが好
ましい。さらに図2において、把持部32の中間部32
2における厚さlf に特に制限はないが、6〜17mm、
特に8〜15mmであることが好ましい。幅ld 、長さl
e 、厚さlf が上記範囲であれば、乳幼児が把持部を握
るのがより容易になる。
【0015】柄部はその末端に直立部を有することが好
ましい。図1及び図2において、直立部33は、乳幼児
用歯ブラシを安定に直立させることができるよう広い底
面331を有する。図2における長さlg 、図1におけ
る幅lh に特に制限はないが、lg は14〜24mm、特
に16〜22mmであることが好ましく、またlh は12
〜22mm、特に14〜20mmであることが好ましい。l
g 及びlh が上記範囲であれば、乳幼児用歯ブラシを安
定に直立させることができる。
【0016】ブラシ部はブラッシングする部分であり、
基底部とブラシからなる。基底部24の形状に特に制限
はないが、例えば図1及び図2に示すように、略楕円柱
状又は円柱状であることが、口腔内を傷つけないこと及
び操作性の点で好ましい。図1において、その長さ
i 、及び幅lj に特に制限はないが、例えばli は1
2〜22mm、特に14〜20mmであることが好ましく、
j は7〜15mm、特に9〜13mmであることが好まし
い。ブラシは基底部から柄部の前面側に植毛されてい
る。図1及び図2において、ブラシ部2の基底部24の
一側面23から、一側面23に略垂直に多数のブラシが
植毛されている。
【0017】本発明の幼児用歯ブラシを構成する柄部及
びブラシ部の基底部は、軽くかつ容易に変形や破壊を起
こし難い材質で形成されていることが好ましい。かかる
材質としては例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、
ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリフェノール等が
挙げられる。これらのうちポリプロピレンが好ましい。
またブラシの材質としては例えば、ナイロン等の合成繊
維、豚毛等の天然毛等があるが、ナイロン毛が好まし
い。上記ポリプロピレン等を例えば射出成型法、圧縮法
等の常法により柄部及びブラシ部の基底部を成形し、ナ
イロン毛等を植毛することにより、本発明の乳幼児用歯
ブラシを製造することができる。
【0018】本発明の乳幼児用歯ブラシの使用方法に特
に制限はないが、人差し指から小指ま での4本で把持
部を包むように握り、親指をブラシ部方向に向けてプレ
ートを押さえてブラッシングする方法が好ましい。
【0019】
【発明の効果】本発明の乳幼児用歯ブラシを用いれば、
乳幼児が正しい歯ブラシの握り方を習得することがで
き、かつ安全にブラッシングすることができる。さらに
仕上げ磨き時の口腔内の観察が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る乳幼児用歯ブラシの平
面の模式図である。
【図2】本発明の実施形態に係る乳幼児用歯ブラシの側
面の模式図である。
【図3】本発明の実施形態に係る乳幼児用歯ブラシを構
成する、把持部の断面の模式図である。
【符号の説明】
1 乳幼児用歯ブラシ 2 ブラシ部 21 ブラシ部の先端 22 ブラシ部の底面 23 ブラシ部の一側面 24 ブラシ部の基底部 25 ブラシ 3 柄部 31 プレート 311 プレートの先端部側末端 312 プレート面 32 把持部 321 把持部のプレート側末端 322 把持部の中間部 323 把持部の他側末端 33 直立部 331 直立部の底面 34 柄部のブラシ部側末端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−164020(JP,A) 特開 昭63−15822(JP,A) 実開 昭56−155625(JP,U) 実開 昭61−34922(JP,U) 実開 平7−23434(JP,U) 実公 昭61−35066(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A46B 1/00 - 17/08 A61C 17/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柄部及びブラシ部からなり、該柄部の把
    持部は長さが40〜80mm、中間部の幅が9〜25mm及
    び中間部の厚さが6〜17mmであり、当該中間部に於て
    断面が極大となっていると共に、該把持部の末端に広い
    底面を有する直立部を備えており、かつ該柄部の前面側
    または/および後面側には、ブラシ部の底面に対して1
    〜20°ブラシ部側にせり上がるように傾斜したプレー
    トが形設され、該プレートは前記柄部の長手方向と略同
    一方向にプレート面を有するものであり、該プレート面
    は円形または楕円形で、その直径または長軸の長さは2
    0〜30mmであり、前記プレートの前記ブラシ部側末端
    と、前記ブラシ部の先端との距離が30〜60mmである
    ことを特徴とする乳幼児用歯ブラシ。
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JP4802584B2 (ja) * 2005-07-21 2011-10-26 サンスター株式会社 口腔用清掃具及びこれを用いた口腔清掃方法
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