JP3088825B2 - 座標入力装置の入力器具 - Google Patents

座標入力装置の入力器具

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JP3088825B2
JP3088825B2 JP6723092A JP6723092A JP3088825B2 JP 3088825 B2 JP3088825 B2 JP 3088825B2 JP 6723092 A JP6723092 A JP 6723092A JP 6723092 A JP6723092 A JP 6723092A JP 3088825 B2 JP3088825 B2 JP 3088825B2
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正孝 一條
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、座標入力装置の入力器
具、例えば電子黒板装置のマーカの改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この出願に先立ち、出願人は、特願昭6
3−154518号(特開平1−320521号公報参
照)(以下、先願と称す。)において、繰返し筆記可能
な筆記面を有する黒板本体と筆記具等との間で電波を送
受して該筆記具等による筆記面上の画像に対応した情報
を作成する電子黒板装置及びその筆記具等について出願
した。
【0003】前記先願の内容を簡単に説明すると、黒板
本体はその筆記面の裏側にx方向及びy方向に並設され
た多数のループコイルを備えているが、そのうちの一の
ループコイルに所定の周波数の交流信号を加えて電波を
送信させ、該電波により筆記具等に内蔵された同調回路
を励振する。この際、該同調回路より発生する電波は前
記ループコイルに受信され、誘導電圧を発生させる。こ
れをx方向及びy方向の各ループコイルについて順次切
替えて繰返すことにより筆記具等との距離に依存した電
圧値をループコイル毎に得て、これらから筆記具等の前
記筆記面上におけるx方向及びy方向の座標値を求め、
さらに筆記面上の画像に対応した情報を作成する如くな
していた。
【0004】ところで、この種の電子黒板装置及びその
筆記具等では、前記筆記具等の筆記面上におけるx方向
及びy方向の座標値から該筆記面上の画像に対応した情
報を作成するため、具体的には実際に筆記面上に画像を
筆記したか否か又は筆記面上の画像を消去したか否かを
識別するため、何らかの情報を筆記具等より黒板本体へ
伝送する必要がある。前記先願では同調回路を構成する
コイル及びコンデンサにスイッチを介して他のコンデン
サを接続することにより、該スイッチの操作に応じて同
調周波数が変化するようになし、この同調周波数の変化
を黒板本体側で検出し、前述した情報となしていた。
【0005】図2は前記先願中に開示された筆記具等、
ここではマーカを示すもので、図中、1は合成樹脂等の
非金属素材からなるホルダ、2は市販のフェルトペン等
のペン体、3はペン体2のキャップ、4はコイル、5は
スイッチ、6,7はコンデンサである。
【0006】前記ホルダ1はペン体2がインク切れ等に
より筆記不能となった場合に交換可能とするため、ネジ
込み等によって互いに着脱自在に構成された略円筒状の
第1の部分1a及び第2の部分1bからなっている。ま
た、ペン体2は第1の部分1aに設けられたストッパ8
と第2の部分1bに取付けられるスイッチ5との間にお
いて、わずかに摺動する如く収納される。また、位置指
定用のコイル4は第1の部分1aの先端部において、そ
の軸方向がホルダ1の長手方向とほぼ一致する如く取付
けられる。
【0007】前記コイル4とコンデンサ6は図3に示す
ように互いに直列に接続され、周知の共振(同調)回路
を構成する如くなっており、該コイル4のインダクタン
ス及びコンデンサ6のキャパシタンスはその共振(同
調)周波数が所定の周波数、例えばf0 となる値に設定
されている。また、コンデンサ7はスイッチ5を介して
コンデンサ6の両端に並列に接続されており、該スイッ
チ5がオンとなった時、前述した同調回路における同調
周波数を所定の周波数f0 から他の周波数、例えばf1
に変更する作用を行う。
【0008】前記スイッチ5はホルダ1を手等で保持
し、ペン体2の先端を黒板本体の筆記面等に押し付ける
ことによってホルダ1内に押込むと、その後端によって
押圧されてオンとなる如くなっている。
【0009】ところで、前述したように同調回路を構成
する部品のうち、コイル4はホルダ1の第1の部分1a
に取付けられ、他の部品はホルダ1の第2の部分1bに
取付けられ又は収納されている。従って、ペン体2の交
換に際し、第1の部分1aと第2の部分1bとを分離す
るためにはコイル4との他の部品と間の配線を切断しな
ければならず、このため、実際にはコイル4との他の部
品との間、即ち図3におけるA−A´間をコネクタ等に
より容易に切断・接続可能な構成となしていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記同
調回路は前述したように黒板本体側から送出された電波
に基いて発生する誘導電圧のみをエネルギー源とするも
のであり、回路中を流れる電流は数μAオーダにすぎな
いため、該回路中にコネクタ等を使用した場合、その接
点間に充分なセルフクリーニング効果が得られず、ペン
体の交換を行うことにより接点間の断続を繰返すと動作
が不安定になるという問題があった。また、該コネクタ
等は乱暴に扱ったりすると変形し易く、接触不良を起こ
し易いという問題があった。
【0011】本発明は前記従来の問題点に鑑み、同調回
路の動作不良を起こすことなく、ペン体を交換可能とな
した座標入力装置の入力器具を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では前記目的を達
成するため、フェルトペン等のペン体と、互いに着脱自
在に構成された略円筒状の第1及び第2の部分からな
り、前記ペン体を交換可能且つ軸方向に移動可能に収納
するホルダと、少なくとも前記ホルダのうちのペン体の
先端側に対応する第1の部分に取付けられる位置指定用
のコイル及びペン体の後端側に対応する第2の部分に設
けられ且つ該ペン体の移動に応じてインダクタンス又は
キャパシタンスを変更する回路定数変更手段を含む同調
回路とを備えた座標入力装置の入力器具において、同調
回路を、少なくとも位置指定用のコイル及び第2のコイ
ルを含む第1の同調回路と、少なくとも第3のコイル及
び回路定数変更手段を含む第2の同調回路とに分割する
とともに、ホルダの第1及び第2の部分が互いに組合さ
れた状態で第2及び第3のコイルが電磁的に結合する如
く、第1及び第2の同調回路をそれぞれホルダの第1及
び第2の部分に設けた座標入力装置の入力器具を提案す
る。
【0013】
【作用】本発明によれば、ホルダの第1の部分に設けら
れる第1の同調回路と、第2の部分に設けられる第2の
同調回路との間の電気的な接続を、第1の部分に設けた
第2のコイルと第2の部分に設けた第3のコイルとの電
磁結合による非接触な接続によって実現できる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の座標入力装置の入力器具の一
実施例、ここでは電子黒板装置のマーカを示すもので、
図中、従来例と同一構成部分は同一符号をもって表す。
即ち、2はペン体、3はキャップ、4,11,12はコ
イル、5はスイッチ、7,13,14はコンデンサ、1
5はホルダである。
【0015】前記ホルダ15は合成樹脂等の非金属素材
からなるもので、ペン体2がインク切れ等により筆記不
能となった場合に交換可能とするため、ネジ込み等によ
って互いに着脱自在に構成された略円筒状の第1の部分
15a及び第2の部分15bからなっている。また、ペ
ン体2は第1の部分15aに設けられたストッパ16と
第2の部分15bに取付けられるスイッチ5との間にお
いて、わずかに摺動する如く収納される。また、位置指
定用のコイル4は第1の部分15aの先端部において、
その軸方向がホルダ15の長手方向とほぼ一致する如く
取付けられる。
【0016】また、コイル11は第1の部分15aの後
端部において、その軸方向がホルダ15の長手方向とほ
ぼ一致する如く取付けられ、また、コイル12は第2の
部分15bの先端部、即ち第1の部分15aとの結合部
において、その軸方向がホルダ15の長手方向とほぼ一
致する如く取付けられる。ここで、コイル11及び12
は第1の部分15a及び第2の部分15bが互いに組合
された状態で電磁的に結合する如く設けられる。
【0017】前記コイル4,11及びコンデンサ13は
図4に示すように互いに直列に接続され、第1の同調回
路を構成する如くなっている。また、コイル12及びコ
ンデンサ14は互いに直列に接続され、さらにコンデン
サ7がスイッチ5を介して該コンデンサ14の両端に並
列に接続されて、第2の同調回路を構成する如くなって
いる。
【0018】ここで、スイッチ5がオフの場合、第1の
同調回路とともに第2の同調回路のうちのコイル12及
びコンデンサ14も動作することになるが、この時の同
調周波数が前述した周波数f0 となるように、コイル
4,11,12のインダクタンス、コンデンサ13,1
4のキャパシタンス及びコイル11,12間の相互イン
ダクタンスが設定される。また、スイッチ5がオンとな
った場合、コンデンサ7が前述した同調周波数を周波数
0 から周波数f1 に変更する作用を行う点は従来例と
同様である。
【0019】また、前記スイッチ5は従来例の場合と同
様、ホルダ15を手等で保持し、ペン体2の先端を黒板
本体の筆記面等に押し付けることによってホルダ15内
に押込むと、その後端によって押圧されてオンとなる如
くなっている。
【0020】前記構成によれば、ホルダ15の第1の部
分15aに設けられる第1の同調回路と、第2の部分1
5bに設けられる第2の同調回路との間、即ち図4にお
けるB−B´間の電気的な接続を、コイル11とコイル
12との電磁結合による非接触な接続によって実現した
ため、従来のコネクタ等を用いた場合のような接点接続
による接触不良を引起こす恐れがなく、ペン体2の交換
を繰返し又は乱暴な取扱いを行っても同調回路を長期に
亘って安定的に動作させることができる。
【0021】なお、前記実施例ではスイッチ5を介して
コンデンサ7を断続することにより同調周波数を変化さ
せたが、これらの代りに押圧力に応じてキャパシタンス
が変化する可変容量コンデンサを用いても良く、また、
ペン体2の移動に応じてコイル12のインダクタンス又
はコイル11,12間の相互インダクタンスが変化する
ようになしても良く、これらの場合には筆圧情報を黒板
本体側へ伝送することもできる。
【0022】また、本発明は電子黒板装置のマーカだけ
でなく、ボールペンやサインペン等を内蔵した周知のデ
ジタイザの入力ペンに応用できることはいうまでもな
い。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ホ
ルダの第1の部分に設けられる第1の同調回路と、第2
の部分に設けられる第2の同調回路との間の電気的な接
続を、第1の部分に設けた第2のコイルと第2の部分に
設けた第3のコイルとの電磁結合による非接触な接続に
よって実現したため、従来のコネクタ等を用いた場合の
ような接点接続による接触不良を引起こす恐れがなく、
ペン体の交換を繰返し又は乱暴な取扱いを行っても同調
回路を長期に亘って安定的に動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の座標入力装置の入力器具の一実施例を
示す構成図
【図2】従来の座標入力装置の入力器具の一例を示す構
成図
【図3】図2の入力器具における同調回路の構成図
【図4】図1の入力器具における同調回路の構成図
【符号の説明】
2…ペン体、3…キャップ、4,11,12…コイル、
5…スイッチ、7,13,14…コンデンサ、15…ホ
ルダ、15a…第1の部分、15b…第2の部分。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−165234(JP,A) 特開 昭63−106032(JP,A) 特開 昭64−73414(JP,A) 特開 平1−320521(JP,A) 実開 平1−123244(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/03

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェルトペン等のペン体と、互いに着脱
    自在に構成された略円筒状の第1及び第2の部分からな
    り、前記ペン体を交換可能且つ軸方向に移動可能に収納
    するホルダと、少なくとも前記ホルダのうちのペン体の
    先端側に対応する第1の部分に取付けられる位置指定用
    のコイル及びペン体の後端側に対応する第2の部分に設
    けられ且つ該ペン体の移動に応じてインダクタンス又は
    キャパシタンスを変更する回路定数変更手段を含む同調
    回路とを備えた座標入力装置の入力器具において、 同調回路を、少なくとも位置指定用のコイル及び第2の
    コイルを含む第1の同調回路と、少なくとも第3のコイ
    ル及び回路定数変更手段を含む第2の同調回路とに分割
    するとともに、 ホルダの第1及び第2の部分が互いに組合された状態で
    第2及び第3のコイルが電磁的に結合する如く、第1及
    び第2の同調回路をそれぞれホルダの第1及び第2の部
    分に設けたことを特徴とする座標入力装置の入力器具。
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