JP3087600U - 茹で麺装置用バケット - Google Patents

茹で麺装置用バケット

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JP3087600U
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齊 阿部
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株式会社アース工業
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、スーパーやコンビニ等で販売され
る茹で麺を自動的に製造する際に用いられる自動茹で麺
装置に関し、バケット本体と開閉蓋との結合部付近に隙
間をなくし、且つ当該蓋の下端縁近くに屈曲段差をなく
すことによって、生麺の投入時にその一部がこぼれたり
引っ掛たりしないようにする。 【構成】 バケット本体(1)の一方の長手側面(13)にお
ける上端の長手縁辺(3)と、長尺開閉蓋(2)の一方の長手
縁辺(4)に沿って蝶番(5)を設けて結合し、且つ当該バケ
ット本体に対して引っ張りバネ(10)に抗して開閉蓋(2)
を開けたときに蝶番(5)の結合部位の端縁(3)・(4)との
間に隙間を形成しないようにすると共に、開閉蓋の下端
縁付近に屈曲段差を形成しないようにした構成。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案が属する技術分野】
本考案は、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等で販売される茹で麺 を自動的に製造する際に用いられる自動茹で麺装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にこの種の自動茹で麺装置は、通常ステンレス製金網を主体とした筒状体 であって、その長手方向の上面を開口させてここに開閉自在の蓋を設けたバケッ トを、平行に走行する2本のコンベアチェーン間に横方向に架設してさらに当該 コンベアチェーンの移動方向に当該バケットを多数並設したものであって、この バケット内に生麺を入れ、引っ張りバネによって蓋を強固に閉じてそのまま熱湯 の中を潜らせて茹で上げるものである。
【0003】 そして、従来のバケットで茹で麺装置は、コンベアチェーンの移動に伴って移 動し、所定の位置で外部からの機構で自動的に長尺開閉蓋が開けられ、次に生麺 投入位置において、塊状にされた生麺がバケット内の各分割室内に落とされ、そ の後直ちに引っ張りバネを介して自動的に開閉蓋が閉じられて熱湯内に送られる 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このバケット内に生麺を投入する際、開閉蓋が開いているが、当該 開閉蓋の蝶番を取り付けた端縁とバケット本体の同じく上端縁との間に隙間が形 成されるため、麺がこの隙間から外へ落ちてしまうことがあり、茹で麺ひと玉の 量目不足となって、製品不良の原因となっていた。
【0005】 また、生産性を上げるためバケットは殆ど隙間なく並設されていて、しかも装 置の構成上バケットの上端面、すなわち、開口面の幅は当該バケットの上下方向 の中央部における最大幅より小さく、且つ開閉蓋の開いたときに当該開閉蓋の立 ち上げ角度はほぼ鉛直方向であるため、開口部の面積は従来以上に大きくできず 生麺の投入がしにくいという不具合があった。
【0006】 そして、蓋を閉じるための引っ張りバネは、市販のコイルバネが用いられてい る。そのバネは、長さ方向の両端の環状掛止部からコイル巻き部に至る部位に屈 曲癖が設けられているため、強力な負荷がかかり、頻繁に開閉する蓋に使用する と破損しやすい。
【0007】 そこで、本考案者においても、登録第3026470号実用新案において、図 6〜図9に示すように、バケット本体21の生麺投入用開口211を広く設けて 生麺投入の際にこの麺が外にこぼれ落ちてしまわないようにしたバケットの考案 を提供した。
【0008】 これによって、それまでの茹で麺装置の課題を解消できたが、それでもまだ改 良の余地があることが判明した。それは、図6・7に示すように蝶番24によっ て開閉する蓋22の基部が当該蝶番から少し立ち上がった段差Aに成形されてい るため、生麺投入の際にその蓋22の立ち上がり部分に落ちた麺はこの段差Aに 一時溜まってしまい、中に収容されない状態で蓋を閉蓋すると、蓋22の基部2 21とバケット本体上縁辺213との間に挟まり、又は蓋22の基部221と仕切 体215との間に挟まって麺が千切れたり潰れたりする恐れがあった。
【0009】 そして、仕切体の仕切面が金属板であるため、前記の熱湯による麺の加工時に 麺の一部がこびり付いて不良品の発生原因になっている。また、仕切体の上辺が Y字形状(図1)があるが、麺の滓や湯垢等のノロが溜まって不衛生である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案は従来の課題をことごとく解決し、且つ考案の目的を達成するために提 供するものである。本考案の第1は、茹で麺装置用バケットにおいて、仕切体に よって複数の分割室を設けたバケット本体の長手方向の上面に開口を形成し、当 該バケット本体の側面と開閉蓋の側面に結合した引っ張りバネによって閉じる開 閉自在の長尺開閉蓋を設けた金網製筒状横型バケットにおいて、バケット本体の 一方の長手側面における上端の長手縁辺と、長尺開閉蓋の一方の長手縁辺に沿っ て蝶番を設けて結合し、且つ当該バケット本体に対して引っ張りバネに抗して開 閉蓋を開けたときに蝶番の結合部位の端縁との間に隙間を形成しないようにする と共に、開閉蓋の蝶番付近に屈曲段差を形成しないように構成したものである。
【0011】 本考案の第2は第1の考案に係る茹で麺装置用バケットにおいて、バケット本 体の開口に対して長尺開閉蓋を開閉する引っ張りバネの両端の環状掛止部からコ イル巻き部に至る部位に屈曲癖を設けないように成形したものである。
【0012】 本考案の第3は第1の考案に係る茹で麺装置用バケットにおいて、仕切体の仕 切り面に開口窓を形成し、当該空隙窓に金網体を張設し、且つ仕切体の上辺に沿 って円筒体を固着すると共に、その円筒体の長手方向の両端を蓋栓で密閉したも のである。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面について説明する。1は断面が不等辺八角 形状に成形したバケット本体であり、ステンレス板で成形した枠体11の内面に ステンレス金網12を張設してある。そして、一方の長尺バケット本体の外側面 14における上端縁3に沿って生麺を投入する開口13を形成し、その長手両端面 をステンレス板で塞ぎ、内部に生麺をひと玉づつ収納する分割室r(r1〜rn) を複数(図1では12個)作るために長手方向にステンレス板製の仕切体15を 複数(図1では11枚)設けてある。
【0014】 次に、このバケット本体の上端縁辺3と長尺開閉蓋2の下端縁辺4に沿って両 者を隙間なく結合する蝶番5を設けてある。すなわち、当該蝶番はバケット本体 の上端縁辺3に沿ってパイプ状の本体側把持部6を隔設し、また、開閉蓋2の下 端縁辺4に沿って本体側把持部7を隔設し、且つ上端縁の把持部を設けていない 空隙部と下端縁の把持部を設けていない空隙部にそれぞれの把持部6・7を交互 に嵌合すると共に長軸8を当該把持部に挿通して成形してある。
【0015】 また、図1・図3にあっては、バケット本体の上面の開口を塞ぐ長尺の開閉蓋 2を、その横断面が図6・図7に示す「く」字形の屈曲段差Aを有しない形状と し、且つステンレス金網を補強するために1枚のステンレス板で加工した枠体を 固定してある。そして、前記開閉蓋の、上記バケット本体の上端縁辺3に対応す る下端縁辺4に沿ってパイプ状の蓋側把持部7と、当該把持部を設置しない蓋側 空隙部とを交互に設けてある。また、バケット本体1と開閉蓋2との間に蝶番5 を挟んで当該本体の両端面にコイル巻きした引っ張りバネ10を架け渡してある 。11は引っ張りバネを挿通した金属保護パイプを示す。
【0016】 図4において、12は仕切体15の上辺に沿って固着した金属製の筒体であり 、その長手方向の両端に蓋栓121を嵌めて密閉してある。この蓋栓を設ける理 由は次の通りである。すなわち、筒体の長さ方向の両端を開放したままであると 、図11における円筒90又は図12における角筒90′のように内部に麺滓や 湯垢等のノロNが溜まって不衛生になることを防ぐためである。14は仕切体1 5 の仕切り面15′に形成した開口窓13に張設した金属製の金網体である。なお 、円筒体12に頂面は開閉蓋2を閉じたときに邪魔にならない高さに設定してあ る。
【0017】 このような開閉蓋2を組み付けて得られる本考案のバケットによれば、図1及 び図3における開閉蓋を開けたときは、図6・図7に示すようにバケット本体の 上端縁辺3と開閉蓋の下端縁辺4の結合部位に生じる隙間Gは形成されることが ない。しかも、開閉蓋2の下端近くには、屈曲段差Aは成形されない状態になる ので、各分割室r(r1〜rn)に投入される生麺は蝶番部位からこぼれ落ちるこ とがなく、また開閉蓋の下端近くに引っ掛かることもなく、容易に分割室r(r 1 〜rn)内に収納される。
【0018】 また、本実施例のバケットは、ステンレス金網の端縁をすべてステンレス板を 折り返して保護しているので、従来ステンレス金網をスポット溶接のみでステン レス板の内側面のみに接合していたものに比べて耐久性が向上する。すなわち、 従来のスポット溶接の接合では離れ易く、その隙間からも麺がこぼれてしまう場 合があった。さらに、本実施例ではバケット本体及び開閉蓋の枠体がそれぞれ1 枚のステンレス板からなるので、従来と比べて溶接接合部が少なくて破損にくい 。
【0019】 そして、前記の引っ張りバネ10はバケット本体1の開口11に対して長尺開 閉蓋2を頻繁に開閉するために両端の環状掛止部101からコイル巻き部102に 至る部位に屈曲癖を設けないように成形してある。
【0020】 さらに、仕切体15の上辺に沿って両端が密閉されている円筒体12を固着し て当該円筒体内にノロが溜まないようにし、且つその仕切面15′の開口窓13に は金網体14が張設されていることによって、麺加工時に高温の熱湯を潜った後 に乾燥した麺が仕切体面15にこびり付くのを防いでいる。
【0021】
【考案の効果】
このように、本考案によれば茹で麺装置のバケットの生麺を投入する際の開口 長手縁辺の片側に蝶番結合している開閉蓋下端縁との間には隙間が全く生じない から、生麺の投入時にその蝶番周囲から一部がこぼれ落ちるおそれがない。また 、開閉蓋は、その下端付近に屈曲段差がないので生麺投入時に屈曲段差に引掛か るおそれがない。従って麺が潰れたりするおそれがないので量目不足が解消され 、且つ茹で麺製造時の歩留まりが向上する等の効果がある。
【0022】 また、開閉蓋をバケット本体側に引張する引っ張りバネは、そのバネの両端の 環状掛止部からコイル巻き部に至る部位に屈曲癖を設けないように成形したこと により、頻繁に蓋を開閉して生麺を茹で麺に加工において破損しやすいバネの耐 久性を保持することができる。
【0023】 さらに、仕切体の上辺に沿って固着した密閉円筒体によって分割室への麺の投 入及び取出しの際に接触しても点接触であることにより、引っ掛かることがなく 、作業の効率が向上し、ひいては量目不足や不良品の発生を防ぐことができる。
【0024】 そして、仕切体の仕切面に開口窓を設け、これに金網体を張設したことによっ て、熱湯に潜らせた後の麺が乾いてその一部が仕切り面にこびり付いて不良品発 生の原因になるのを未然に防ぐことができると共に、円筒体の両端を密閉したこ とによって当該円筒体内に麺のノロが溜まらないので衛生的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る茹で麺装置用バケットの実施例を
示す斜視図である。
【図2】閉蓋状態の側面図である。
【図3】開蓋状態の側面図である。
【図4】仕切体の斜視図である。
【図5】引っ張りバネの一部を示す斜視図である。
【図6】従来のバケットの一実施例を示す一部の斜視図
である。
【図7】図6の開蓋状態の側面図である。
【図8】従来の他の一実施例を示す斜視図である。
【図9】図8の開蓋状態の斜視図である。
【図10】従来の引っ張りバネの一部を示す斜視図であ
る。
【図11】仕切体上辺部の横断面図である。
【図12】図11の他の例を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 バケット本体 2 開閉蓋 3 バケット本体の上端縁辺 4 開閉蓋の下端縁辺 5 蝶番 6 本体側把持部 7 蓋側把持部 8 ヒンジの軸 10 引っ張りバネ 11 金属保護パイプ 12 円筒体 13 開口窓 14 金網体

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕切体(15)によって複数の分割室r
    (r〜r)を設けたバケット本体(1)の長手方向の上
    面に開口(1)を形成し、当該バケット本体の側面と開
    閉蓋の側面に結合した引っ張りバネ(10)によって閉じる
    開閉自在の長尺開閉蓋(2)を設けた金網製筒状横型バケ
    ットにおいて、バケット本体(1)の一方の長手側面にお
    ける上端の長手縁辺(3)と、長尺開閉蓋(2)の一方の長手
    縁辺(4)に沿って蝶番(5)を設けて結合し、且つ当該バケ
    ット本体に対して引っ張りバネ(10)に抗して開閉蓋(2)
    を開けたときに蝶番の結合部位の端縁(3)・(4)との間に
    隙間(G)が形成しないようにすると共に、開閉蓋の蝶
    番付近に屈曲段差(A)を形成しないように構成したこと
    を特徴とする茹で麺装置用バケット。
  2. 【請求項2】バケット本体(1)の開口(13)に対して長尺
    開閉蓋(2)を開閉する引っ張りバネ(10)の両端の環状掛
    止部(101)からコイル巻き部(102)に至る部位に屈曲癖を
    設けないように成形した請求項1記載の茹で麺装置用バ
    ケット。
  3. 【請求項3】仕切体(15)の仕切り面(15′)、当該開口窓
    (13)に金網体(14)を張設し、且つ仕切体の上辺に沿っ
    て円筒体(12)を固着すると共に、その円筒体の長さ方向
    の両端に蓋栓(121)で密閉した請求項1記載の茹で麺装
    置用バケット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017044294A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 株式会社アース工業 コイルばね、及びコイルばねを用いた茹で麺装置用バケット

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017044294A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 株式会社アース工業 コイルばね、及びコイルばねを用いた茹で麺装置用バケット

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