JP3087263B2 - レジスト塗布方法および装置 - Google Patents

レジスト塗布方法および装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レジスト塗布方法お
よび装置に関する。さらに詳しくは、この発明は、基板
上にレジストを回転塗布するに際して、レジストの膜厚
の温度および湿度の影響による変動が抑制できるように
したレジスト塗布方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェハ等の基板上にレジスト液を
塗布する方法としては従来よりチャンバ内で基板上にレ
ジスト液を回転塗布する方法が広く用いられている。こ
の場合、レジストの膜厚は、レジストパターニングの精
度を向上させる上で均一化することが必要とされる。そ
して、近年のレジストパターニングの微細化に伴いレジ
ストの膜厚に必要とされる均一性はより厳密となり、
0.35μmのデザインルールのもとでは、±2.5n
mの均一性が求められるようになっている。
【0003】一方、レジスト液を回転塗布するに際し
て、レジストの膜厚が温度や湿度等の影響により変動す
ることが知られるようになった。このため基板上にレジ
スト液を回転塗布するレジスト塗布装置としては、基板
が設置されるチャックの温度、雰囲気の温度や湿度、レ
ジスト液の温度等を一定に制御する温調コーターを装備
したものが使用されるようになっている。
【0004】しかしながら、従来の温調コーターによる
制御では、温度を±0.1℃に制御してレジストの膜厚
の変動を±0.7nmに抑えること、あるいは湿度を±
1.0%に制御してレジストの膜厚の変動を±0.15
nmに抑えることが限界となっている。そのため、今後
デザインルールが一層微細化して0.25μmとなり、
またウェハも大口径化して直径8インチのものが使用さ
れるようになると、レジストの膜厚の制御が不十分とな
るという問題があった。
【0005】これに対し、本発明の発明者はレジトの
膜厚に及ぼす温度の影響を解析し、次式[2]を導出し
た。
【0006】
【数3】 (式中、hはレジストの膜厚、Δehはレジストの潜熱、
Rは気体定数、Aは親和力を表す状態関数、τは時定
数、tは塗布時間、Ev は流動活性化エネルギー、Tは
温度(K) 、k1 、k2 、…、kn それぞれ定数を表す)
そして、この式[2] に基づいて当該温度Tにおけるレジ
ストの膜厚hを予測し、その予測した膜厚と所期のレジ
ストの膜厚との差からレジスト塗布時の回転数や回転時
間等のレジスト塗布条件を制御するようにしたレジスト
塗布装置を提案した(90年春応物学会予稿集(28a-PD-1
3) )。
【0007】また、本発明の発明者は、式[2]のA/T
が湿度の関数であり、このA/Tはレジストの溶剤の蒸
発によるエントロピー変化から求まることに着目して、
レジトの膜厚に及ぼす湿度の影響も解析した。そし
て、次式[3]を導出してレジストの膜厚hを湿度によっ
ても制御することを提案した(90年秋応物学会予稿集(2
7a-ZG-8))。
【0008】
【数4】 (式中、hはレジストの膜厚、Hは相対湿度(%) を表
す)この式[3] は、
【0009】
【数5】 とも表すことができ、レジストの膜厚をh、温度を1/
T、湿度をln(100−H)/Hとすれば、温度と湿度は
レジストの膜厚に対して直線関係を有することになるの
で、両者は独立的に制御すればよいことを示すものであ
った。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、より詳
細に実際のレジストの膜厚に対する温度と湿度の影響を
検討したところ、温度と湿度は独立的ではなく互いに影
響し合っていることが判明した。
【0011】たとえば、温調コーターを備えたレジスト
の回転塗布装置(クリーントラックMarkII、東京エ
レクトロン製)を使用して、種々の温度および湿度のも
とでレジスト(TSMR−V3、東京応化製)を回転塗
布し、膜厚測定器(T−5000、日立製)で塗布した
レジストの膜厚を測定すると、その温度とレジストの膜
厚との関係は図5に示すようになり、湿度とレジストの
膜厚との関係は図6に示すようになった。なお、双方の
図においては実測値を実線で外挿し、さらに実測値の他
に、図5では式[2] による1/T対lnhの直線関係を破線
で示し、図6では式[3] によるln(100- H)/H対lnhの
直線関係を破線で示した。
【0012】図5から、湿度が高いほど直線の傾きが小
さく、レジストの膜厚に及ぼす温度の影響が小さいこと
がわかる。また、図6から温度が高いほど直線の傾きが
大きく、レジストの膜厚に及ぼす湿度の影響が大きいこ
とがわかる。
【0013】このようにレジストの膜厚に対して温度と
湿度は相互に影響し合っているので、前述の式[2] およ
び式[3] では当該温度あるいは湿度における正確なレジ
ストの膜厚の予測ができず、塗布するレジストの膜厚を
高精度に制御することができない。そのため最大4nm
の誤差が生ずるという問題があった。
【0014】この発明は以上のような問題を解決しよう
とするものであり、温度あるいは湿度とレジストの膜厚
との実際の関係に合致する関係式を導出し、より高精度
に均一にレジストの塗布を制御できるようにすることを
目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、チャンバ内で基板上にレジスト液を
回転塗布するレジスト塗布方法において、チャンバ内の
温度および湿度を測定し、次式[1-1]
【0016】
【数6】 または次式[1-2]
【0017】
【数7】 (式中、hはレジストの膜厚、Tは温度、Hは相対湿
度、k14、k16、k17およびk18はそれぞれ定数を表
す)に基づいて基板上に塗布するレジストの膜厚を制御
することを特徴とするレジスト塗布方法を提供する。
【0018】また、このようなレジスト塗布方法を実施
するレジスト塗布装置として、チャンバ内の温度測定手
段および湿度測定手段、およびその温度測定手段および
湿度測定手段により測定した温度および湿度と式[1-1]
または式[1-2] に基づいてレジストの回転塗布条件を制
御する制御手段を有することを特徴とするレジスト塗布
装置を提供する。
【0019】この発明のレジスト塗布方法およびレジス
ト塗布装置は、この発明者が新たに温度および湿度とレ
ジストの膜厚との関係式として以下のように導いた上記
式[1-1]および式[1-2]に基づいている。
【0020】すなわち、前述の式[2] を導出するに際し
ては、その過程において次式[4] を導き、式中の dA/d
Tは非常に小さいとして無視していた。
【0021】
【数8】 (式中、Vは体積、pは蒸気圧、ξは変化の進行度を表
す)しかしながら、実際に dA/dTの値を試算してみる
と無視できるほど小さくはないことがわかった。そこ
で、 dA/dTを無視することなく、温度および湿度とレ
ジストの膜厚との関係式を得ることとし、まず、前述の
式[3] を導出する過程において導いた次式[5] に着目し
た。
【0022】
【数9】 (式中、相対湿度Hは35〜60%、kはボルツマン定数を
表す)ここで、ボルツマン定数kと相対湿度H(%)は
温度T(K)に無関係であるためこの式[5] は dA/dT
と等しくなる。そこで、式[5] を式[4] に代入して次式
[6] を得た。
【0023】
【数10】 さらに、VT.P.はV=RT/p(式中、Vは蒸気の
体積を表す)と近似できるので、次式[7] を得、
【0024】
【数11】 この微分方程式を解き、溶剤の蒸気圧pと温度Tおよび
湿度Hの関係式となる次式[8] を得た。
【0025】
【数12】 一方、溶剤の蒸発によるレジストの膜厚の変化を考える
に、溶剤の蒸発による粘度変化η1 は次式[9] で与えら
れる。
【0026】
【数13】 (式中、Cは濃度、Nは固形分量、V0 は初期体積を表
す)また、本質的な粘度変化η2 は次式[10]で与えられ
る。
【0027】
【数14】 したがって、レジストの膜厚hと粘度ηとの関係は次式
[11]で表されることとなる。
【0028】
【数15】 ここで、前記図6の温度Tが高いほどレジストの膜厚h
が厚くなるという事実から、 k8 N/(V0 −k9 pt) >> k10exp(Ev /RT) であると言える。
【0029】また、蒸発する溶剤量(k9 pt)に対
し、温度および湿度によるレジストの膜厚の変化量は非
常に小さい。よって、式[11]のlnhはlnk9 ptとEv
/RTとに直線関係にあるといえ、次式[12]のように書
きかえられる。
【0030】 lnh=k11+k12lnk9 pt+k13Ev /RT 式[12] そして、この式[12]に前述の式[8] を代入することによ
り、この発明の中核となるレジストの膜厚の温度と湿度
との関係式[1-1] 得た。
【0031】
【数16】 また上記式[1-1] において温度範囲が狭いのでlnT=−
ln1/Tを−k19/Tと近似することにより次式[1-2]
を得た。
【0032】
【数17】 以上のようにして導出した式[1-1] によれば図6の温度
が高い程レジストの膜厚に及ぼす湿度の影響が大きいこ
とが説明され、また式[1-2] によれば図5の湿度が高い
程レジストの膜厚に及ぼす温度の影響が小さいことが説
明され、これらの式が実際の現象と合致するものである
ことがわかる。
【0033】この発明の方法は、このような式[1-1] ま
たは式[1-2] に基づいて基板上に塗布するレジストの膜
厚を制御することを特徴としている。この場合、レジス
トの膜厚の制御方法としては、式[1-1] または式[1-2]
に基づく限り種々の方法を取り得る。たとえば、温度お
よび湿度を測定し、式[1-1] または式[1-2] に基づいて
当該温度Tおよび湿度Hにおけるレジストの膜厚hを予
測し、その予測値と所期のレジストの膜厚との差からレ
ジストの膜厚が温度および湿度の変動により影響を受け
ないようにレジストの塗布条件を制御し、所期のレジス
トの膜厚が精度よく均一に得られるようにする。あるい
は、レジストの塗布温度として設定した所期の温度と当
該温度Tとに差がある場合に、その差に見合うレジスト
の膜厚の変動を湿度を変化させることにより補正し、レ
ジストの膜厚が温度および湿度の変動により影響を受け
ないようにしてもよい。この場合には、必ずしも当該温
度および湿度におけるレジストの膜厚の予測値を直接的
に得なくともよい。同様に、レジストの塗布湿度として
設定した所期の湿度と当該湿度とに差がある場合に、そ
の差に見合う膜厚の変動を温度を変化させることにより
補正してもよい。
【0034】したがって、この発明のレジスト塗布装置
は、チャンバ内の温度および湿度の測定手段を有し、さ
らにその測定手段により得た温度および湿度と式[1-1]
または式[1-2] に基づいてレジストの回転塗布条件を制
御するための制御手段を有することを特徴とする。制御
するレジストの回転塗布条件としては、たとえばレジス
ト塗布時の回転数、回転塗布時間、圧力、ウェハ温度、
レジスト温度、チャンバ内の排気量、空気流量等をあげ
ることができるが、制御が容易な点からレジスト塗布時
の回転数や回転塗布時間とすることが好ましい。
【0035】図1はレジスト塗布時の回転数あるいは回
転塗布時間を制御するようにしたレジスト塗布装置の実
施例の概略構成図である。
【0036】同図の装置においては、チャンバ内の雰囲
気調整手段は従来例と同様であり、チャンバ1の上方か
ら下方に向けて温度と湿度が制御された空気が供給され
るように、温湿度コントローラー2がダクト3およびエ
アフィルタ4を介して接続されており、チャンバ1の底
部にはレジスト溶液の飛沫やレジストの溶剤の蒸気など
を排気する排気ダクト5が設けられている。また、レジ
ストの回転塗布手段としては、ウェハ等の基板6を保持
するチャック7、チャック7を回転させるモータ8、基
板6の中央部上方からレジスト溶液9を吐出するレジス
液供給管10、レジスト塗布時の基板6の回転に伴
うレジスト溶液9の飛散を防止するカップ11が設けら
れている。
【0037】この装置には、この他チャンバ1内の雰囲
気温度Tを測定する温度計12および雰囲気湿度Hを測
定する湿度計13が設けられており、さらにこの温度計
12および湿度計13による測定値に基づいてモータ8
の回転制御を行うモータ制御部14が設けられている。
モータ制御部14には、温度Tおよび湿度Hを式[1-1]
または式[1-2]に基づいてレジストの膜厚hに変換する
変換回路14aと、予め記憶された膜厚と回転数あるい
は膜厚と回転塗布時間との関係に基づきレジストが所期
の膜厚h0になるようにモータ8の回転数および回転時
間を制御する制御回路14bが設けられている。
【0038】このような同図の装置においては、レジス
トの塗布時には温度計12および湿度計13から温度T
および湿度Hの値が変換回路14aに入力され、変換回
路14aはそれらの値に基づいて温度Tおよび湿度Hに
おける膜厚hを予測し、その膜厚hの値を制御回路14
bに入力する。制御回路14bは膜厚の予測値hと所期
の膜厚h0 との差から、予め記憶されている膜厚と回転
数あるいは膜厚と回転塗布時間との関係に基づいて所期
の膜厚h0 を得るために必要なモータ8の回転数または
回転時間を判断し、モータの回転数あるいは回転時間を
増減する。
【0039】したがって、同図の装置によればチャンバ
1内の雰囲気温度Tあるいは湿度Hが変動した場合でも
常に所期のレジストの膜厚h0 を正確に得ることが可能
となる。特に、モータの回転数あるいは回転時間を変化
させるとその変化は迅速にレジストの膜厚の変化となっ
て現れるので、この装置のようにモータの回転数あるい
は回転時間によりレジストの膜厚を制御すると雰囲気温
度Tおよび湿度Hに基づくレジストの膜厚の制御を良好
に行うことが可能となる。
【0040】図2は、図1と異なり、温度および湿度に
基づくレジストの回転塗布条件の制御を温湿度コントロ
ーラーの制御により行うようにした場合のこの発明の実
施例の概略構成図である。なお、同図において図1と同
一または同等の構成要素に同一符号が付してある。
【0041】この図2の装置においては、チャンバ1内
の雰囲気調整手段自体は図1と同様に、ダクト3および
エアフィルタ4を介して接続された温湿度コントローラ
ー2と排気ダクト5からなり、基板6にレジスト溶液9
を回転塗布する手段もそれ自体は図1と同様にモータ8
やレジスト液供給管10などからなる。また、この装
置にもチャンバ1内の雰囲気温度Tを測定する温度計1
2および雰囲気湿度Hを測定する湿度計13が設けられ
ている。
【0042】ただし、この装置には温度Tおよび湿度H
の値に基づいて当該温度および湿度におけるレジストの
膜厚hを予測する変換回路14aは設けられておらず、
温度Tおよび湿度Hと式[1-1] または式[1-2] に基づい
て温湿度コントローラーを制御する温湿度制御部14c
が設けられている。すなわち、図2の装置において温湿
度制御部14cは、温度Tが変動した場合、式[1-1] ま
たは式[1-2] から導かれる次式
【0043】
【数18】 により、温度の変動によるレジストの膜厚の変動が湿度
の変動により打ち消されるように温湿度コントローラー
2に湿度制御をさせる。また同様に、湿度Hが変動した
場合、湿度の変動が打ち消されるように温湿度コントロ
ーラー2に温度制御をさせる。
【0044】
【作用】この発明のレジスト塗布方法あるいはレジスト
塗布装置においては、温度および湿度とレジストの膜厚
との実際の関係に合致する式[1-1]または式[1-2]に基づ
いてレジストの膜厚を制御するので、温度あるいは湿度
が変動してもレジスト膜厚が変動しないように高精度に
レジストの塗布膜の厚さを制御することができる。
【0045】
【実施例】以下、この発明を実施例により具体的に説明
する。
【0046】前述の図5で温度とレジストの膜厚との関
係を求めた場合、および図6で湿度とレジストの膜厚と
の関係を求めた場合と同様にして、温調コーターを備え
たレジストの回転塗布装置(クリーントラックMark
II、東京エレクトロン製)を使用して、種々の温度およ
び湿度のもとでレジスト(TSMR−V3、東京応化
製)を回転塗布し、膜厚測定器(T−5000、日立
製)で塗布したレジストの膜厚を測定した。その結果、
温度とレジストの膜厚の関係については図3に示すよう
になり、また湿度とレジストの膜厚との関係については
図4に示すようになった。
【0047】また、式[1-2] による1/T対lnhの直線の
傾きは、
【0048】
【数19】 であるが、この直線の傾きの式の係数を、温度と湿度に
ついて異なる4条件で得た膜厚の測定値に基づいて求
め、1/T対lnhの直線の傾きの式として
【0049】
【数20】 を得た。そして、この式による直線を図3に書き入れ
た。
【0050】同様に、式[1-1] によるln(100- H)/H対
lnhの直線の傾きは次式
【0051】
【数21】 であるが、この式の係数も温度と湿度について異なる4
条件での膜厚の測定値に基づいて求めることにより、ln
(100- H)/H対lnhの直線の傾きの式として
【0052】
【数22】 を得た。そして、この式による直線を図4に書き入れ
た。
【0053】この結果、実測値と理論式[1-1] 、[1-2]
に基づく直線との誤差は最大1nmに抑えられ、図5お
よび図6に比べて著しく小さくなり、この式が温度およ
び湿度とレジストの膜厚との実際の関係に合致すること
が確認できた。
【0054】
【発明の効果】この発明によれば、温度および湿度とレ
ジストの膜厚との実際の関係に合致する関係式に基づい
てレジストの膜厚を制御するので、温度や湿度が変動し
ても高精度に均一にレジストを塗布することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の実施例のレジスト塗布装置
の概略構成図である。
【図2】図2は、この発明の他の実施例のレジスト塗布
装置の概略構成図である。
【図3】図3は、この発明における温度とレジストの膜
厚の関係を表すグラフである。
【図4】図4は、この発明における湿度とレジストの膜
厚の関係を表すグラフである。
【図5】図5は、従来例における温度とレジストの膜厚
の関係を表すグラフである。
【図6】図6は、従来例における湿度とレジストの膜厚
の関係を表すグラフである。
【符号の説明】
1 チャンバー 2 温湿度コントローラー 6 基板 7 チャック 8 モータ 9 レジスト溶液 12 温度計 13 湿度計 14 モータ制御部 14a 変換回路 14b 制御回路 14c 温湿度制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 B05C 11/08 B05D 1/40 G03F 7/16 502

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャンバ内で基板上にレジスト液を回転
    塗布するレジスト塗布方法において、チャンバ内の温度
    および湿度を測定し、次式[1-1] 【数1】 または次式[1-2] 【数2】 (式中、hはレジストの膜厚、Tは温度、Hは相対湿
    度、k14、k16、k17およびk18はそれぞれ定数を表
    す)に基づいて基板上に塗布するレジストの膜厚を制御
    することを特徴とするレジスト塗布方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレジスト塗布方法を実施
    するレジスト塗布装置であって、チャンバ内の温度測定
    手段および湿度測定手段、およびその温度測定手段およ
    び湿度測定手段により測定した温度および湿度と式[1-
    1] または式[1-2] に基づいてレジストの回転塗布条件
    を制御する制御手段を有することを特徴とするレジスト
    塗布装置。
  3. 【請求項3】 回転塗布条件の制御手段が、回転塗布時
    の回転数および/または回転塗布時間を制御する請求項
    記載のレジスト塗布装置。
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