JP3086891U - エプロン - Google Patents
エプロンInfo
- Publication number
- JP3086891U JP3086891U JP2001008359U JP2001008359U JP3086891U JP 3086891 U JP3086891 U JP 3086891U JP 2001008359 U JP2001008359 U JP 2001008359U JP 2001008359 U JP2001008359 U JP 2001008359U JP 3086891 U JP3086891 U JP 3086891U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- receiving portion
- right ends
- apron
- receiving
- tack
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 介護者などにおいて、本人と食卓との間に
食べ落としたものが、腹部や膝、或いは床に落ちて、こ
れらの部位を汚してしまうことを防止する。 【解決手段】 本願考案に係るエプロンは、首から吊る
すことによって胸部を覆う前掛け部1と、前掛け部1の
先端に延設され且つ腹部や膝に零れたものを受ける受け
部2と、受け部2の先端に延設され且つ食事の際食卓に
置かれその上に配膳することが可能な敷き部3とを備え
る。そして、上記の前掛け部1と受け部2と敷き部3と
は一枚の布等のシートにて形成されている。少なくとも
上記受け部2の左右両端には、受け部2の当該左右端に
向けて凸状となる、当該左右両端よりも急なカーブを輪
郭として端部に備えた別体のシートが、縫い合わされる
ことによって、襠4,4が形成されたものである。この
ため、本人と食卓との間に食べ落としたものは、確実
に、受け部2で受け、腹部や膝、椅子、床への落下をく
い止めることができる。
食べ落としたものが、腹部や膝、或いは床に落ちて、こ
れらの部位を汚してしまうことを防止する。 【解決手段】 本願考案に係るエプロンは、首から吊る
すことによって胸部を覆う前掛け部1と、前掛け部1の
先端に延設され且つ腹部や膝に零れたものを受ける受け
部2と、受け部2の先端に延設され且つ食事の際食卓に
置かれその上に配膳することが可能な敷き部3とを備え
る。そして、上記の前掛け部1と受け部2と敷き部3と
は一枚の布等のシートにて形成されている。少なくとも
上記受け部2の左右両端には、受け部2の当該左右端に
向けて凸状となる、当該左右両端よりも急なカーブを輪
郭として端部に備えた別体のシートが、縫い合わされる
ことによって、襠4,4が形成されたものである。この
ため、本人と食卓との間に食べ落としたものは、確実
に、受け部2で受け、腹部や膝、椅子、床への落下をく
い止めることができる。
Description
【0001】
本願考案は、エプロンの改良に関する。
【0002】
従来の食事用の前掛けでは、胸部を覆うのみであり、本人と食卓との間に食べ 落としたものが、腹部や膝、或いは床に落ちて、これらの部位を汚してしまうこ とが避けられなかった。 このため、介護を必要とする者など、健常者と比べて円滑に食事を行うのに支 障ある者に対して、食べ落としを気にしなくて済むように工夫がなされたエプロ ンが提案されている。 このエプロンは、首から吊るすことによって胸部を覆う前掛け部と、前掛け部 の先端に延設され且つ腹部や膝に零れたものを受ける受け部と、受け部の先端に 延設され且つ食事の際食卓に置かれその上に配膳することが可能な敷き部とを備 えたものであり、前掛け部と食卓に置かれた敷き部との間に受け部が渡された状 態となり、食べ落とした物をこの受け部が受けて、上記問題の回避を図る。
【0003】 しかし、受け部にてある程度上記問題を回避することは可能となったが、それ でも、受け部を超えて左右に食べ零しが飛散することもある。 特に、汁物などは、上記の問題が顕著であり、仮に前掛け部や受け部に零れ直 接衣服などにかからなかったとしても、受け部の左右端から溢れて滴り、結果的 に衣服や床を汚すものとなった。
【0004】
本願考案は、介護される者が食事の際に、食べ零しによって、衣服や周囲を汚 すことをより確実に防止することができるエプロンを簡便に提供することを可能 として、上記の課題の解決を図るものである。
【0005】
本願第1の考案に係るエプロンは、首から吊るすことによって胸部を覆う前掛 け部1と、前掛け部1の先端に延設され且つ腹部や膝に零れたものを受ける受け 部2と、受け部2の先端に延設され且つ食事の際食卓に置かれその上に配膳する ことが可能な敷き部3とを備える。そして、上記の前掛け部1と受け部2と敷き 部3とは一枚の布等のシートにて形成されている。少なくとも上記受け部2の左 右両端には、受け部2の当該左右端に向けて凸状となる当該左右両端よりも急な カーブを、端部に備えた別体のシートが、縫い合わされることによって、襠4, 4が形成されたものである。
【0006】 上記の手段を採る本願第1の考案に係るエプロンは、受け部2を前掛け部1と 、敷き部3との間に備えると共に、この受け部2の左右両端に、襠4,4を形成 して、受け部2を懐がその左右に起立する立体的なものとしている。 このため、本人と食卓との間に食べ落としたものは、確実に、受け部2で受け 、腹部や膝、椅子、床への落下をくい止めることができる。 また、汁物を零した場合も、受け部2と襠4,4とに囲まれた立体的な空間に 収容することができるので、他への流出の危惧がない。 特に、一枚もののシートにて、前掛け部1、受け部2及び敷き部3を構成する と共に、受け部2の当該左右端に向けて凸状となり且つ当該シートに対してその 左右両端よりも急なカーブの縁を有する別体のシートを縫い合わせるという簡単 な手法で、上記の襠4,4を確実に設けることができる。このため、その生産は 極めて低コスト且つ能率的に行える。
【0007】 本願第2の考案に係るエプロンでは、上記本願第1の考案に係るエプロンにあ って、上記の襠4,4には、タック5が設けられたことを特徴とする。
【0008】 このような手段を採ることにより、本願第2の考案に係るエプロンでは、上記 本願第1の考案に係るエプロンと同様の作用を奏すると共に、上記の襠4,4に タック5を形成することによって、エプロンを開いた際、上記別途のシートを確 実に受け部2の左右両端から起こし、エプロン使用時に、襠4,4としてより良 い形にすることが可能な自立性を別途のシートに付与し得た。
【0009】 本願第3の考案に係るエプロンでは、上記本願第2の考案に係るエプロンにあ って、上記のタック5が、襠4,4の外側より摘まれた状態に形成されたもので ある。
【0010】 このように本願第3の考案に係るエプロンでは、上記本願第2の考案に係るエ プロンと同様の作用を奏すると共に、タック5は、懐4,4の内側に向けて自然 に開くことが可能であり、エプロンを開いた際に、襠4,4として、より良い形 に整えることが簡単にできる。また、襠4,4の収容能力を余裕のあるものとす ることができる。
【0011】
以下、図面に基づき本願考案の実施の形態について説明する。 図1乃至図5へ、本願考案に係るエプロン100の一実施の形態を示す。図1 は、このエプロン100の分解平面図である。図2は、このエプロン100の使 用状態を示す斜視図である。図3は、このエプロン100の使用状態を示す側面 図である。図4は、このエプロンの使用状態を示す略平面図である。図5(A) (B)は、図3のA−A要部断面図である。 上記の各図中、Uは上方を、Sは下方を、Fは前方を、Bは後方を、Rは右方 を、Lは左方を、夫々示している。
【0012】 図1へ示す通り、このエプロン100は、撥水加工が施された布などの防水性 を有する主シート10と、同じく防水性を備えた副シート40,40とからなる 。
【0013】 主シート10は、首から吊るすことによって使用者mの胸部を覆う前掛け部1 と、前掛け部1の先端(前方F側)に延設され且つ腹部や膝に零れたものを受け る受け部2と、受け部2の先端(前方F側)に延設され且つ食事の際食卓に置か れその上に配膳することが可能な敷き部3とを備える。
【0014】 上記の前掛け部1は、頭を通すための、首周り部11と、首周り部11を環状 に固定するための固定部12を備える。固定部12は、起毛テープなどの周知の 固定手段を採用する。
【0015】 主シート10は、その左右両端13,13に、前掛け部1の左右から、敷き部 3の左右に掛けて、前後に伸びる縫い代14,14(×印)を備える。 この左右両端13,13は、前後にほぼ直線的に伸びるものである(但し、左 右両端13,13は、平行でなくてもよい)。従って、上記の縫い代14,14 も直線的に前後に伸びている。
【0016】 上記の副シート40,40の夫々は、主シート10と別体に形成されたもので ある。副シート40,40の夫々は、主シート10の上記縫い代14,14に縫 い合わされる。上記主シート10の縫い代14,14に縫い合わされる、副シー ト40の縫い代42,42(×印)が設けられた端部41,41は、受け部2の 当該左右端に向けて凸状となるカーブを描くものである。このため、副シート4 0の縫い代42,42もこのカーブに沿ってカーブを描く。
【0017】 上記の通り、主シート10の縫い代14,14と副シート40の縫い代42, 42が縫い合わされることにて、図2及び図3に示す通り、主シート10の左右 に、襠4,4が形成される。即ち、直線的な縫い代14,14に対して、カーブ を描く縫い代42,42が縫い合わされることにて、下方に懐を有するよう、上 方Uに向けて起立する襠4,4が形成されるのである。
【0018】 上記の襠4,4には、タック5が設けられている。このタック5は、図4へ示 す通り、襠4,4の外側より摘まれた状態に形成されたものである。即ち、図4 に示す通り、左側の襠4においては、左側が外側になり、タック5の開口部は、 内側即ち右側を向くものとなっている(右側の襠4においては、右側が外側にな り、タック5の開口部は、内側即ち左側を向くものとなっている)。 このようにタック5を形成することによって、例えば受け部2上に飲み物や汁 がこぼれ落ちた場合、襠4,4が受け部2の左右から当該汁などが零れるのを塞 き止め、このとき、タック5が開いて膨らみ、タック5内に汁を収容して、襠4 ,4から汁が溢れるのをくい止める。 一つの襠4には、タック5…5は複数設けられており、そのうち、前後方向( F,B)について、中央に設けられたタック5を代表とし、以下、図5を用いて 、より具体的に説明する。 図5(A)に示すように、このタック5は、タック5の最も外側を構成する背 面部51と、襠4の内側面43の他の部位からタック5の上記開口部を画する山 折り目線52と、背面部51と山折り目線52との間を繋ぐ副襠部50とにて構 成され、副襠部50には、背面部51と山折り目線52との間にて、上下に伸び る谷折り目線53が設けられている。 図5(A)に示すように、食べ零しが生じていないとき、襠4において、山折 り目線52と谷折り目線53とは、折り畳まれた状態であり、タック5の背面5 0と、山折り目線52とは、近接し、その間隔wは、狭い。 汁nを受け部へ零した際、図5(B)へ示すように、タック5は、当該汁nを 受け、このとき、山折り目線52と谷折り目線53とが拡がる。この結果、上記 タック5の背面50と山折り目線52との間隔wが広がり、タック5は、副襠部 50の伸ばし、懐を大きくして、汁nを収容する。
【0019】
本願第1の考案の実施によって、介護される者が食事の際に、食べ零しによっ て、衣服や周囲を汚すことをより確実に防止することができる。また、このよう な効果を奏するエプロンを簡単な縫製作業で生産することができる。
【0020】 本願第2の考案の実施によって、上記本願第1の考案と同様の効果を奏すると と共に、特に、そのような効果を奏する襠の形をより良いものとすることを容易 にした。
【0021】 また、本願第3の考案の実施によって、上記本願第2の考案と同様の効果を奏 すると共に、襠の形をより良いものに形成することを可能とし、また、上記襠の 収容力を高めた。
【図1】本願考案の一実施の形態を示す分解平面図であ
る。
る。
【図2】上記実施の形態の使用状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図3】上記実施の形態の側面図である。
【図4】上記実施の形態の略平面図である。
【図5】(A)及び(B)は、図3のA−A要部断面図
である。
である。
1 前掛け部 2 受け部 3 敷き部 4 襠 5 タック
Claims (3)
- 【請求項1】 首から吊るすことによって胸部を覆う前
掛け部(1) と、前掛け部(1) の先端に延設され且つ腹部
や膝に零れたものを受ける受け部(2) と、受け部(2) の
先端に延設され且つ食事の際食卓に置かれその上に配膳
することが可能な敷き部(3) とを備え、 上記の前掛け部(1) と受け部(2) と敷き部(3) とは一枚
の布等のシートにて形成され、 少なくとも上記受け部(2) の左右両端には、受け部(2)
の当該左右端に向けて凸状となる当該左右両端よりも急
なカーブを、端部に備えた別体のシートが、縫い合わさ
れることによって、襠(4) (4) が形成されたものである
ことを特徴とするエプロン。 - 【請求項2】 上記の襠(4) (4) には、タック(5) が設
けられたことを特徴とする請求項1記載のエプロン。 - 【請求項3】 上記のタック(5) は、襠(4) (4) の外側
より摘まれた状態に形成されたものであることを特徴と
する請求項2記載のエプロン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001008359U JP3086891U (ja) | 2001-12-25 | 2001-12-25 | エプロン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001008359U JP3086891U (ja) | 2001-12-25 | 2001-12-25 | エプロン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3086891U true JP3086891U (ja) | 2002-07-05 |
Family
ID=43238267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001008359U Expired - Lifetime JP3086891U (ja) | 2001-12-25 | 2001-12-25 | エプロン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3086891U (ja) |
-
2001
- 2001-12-25 JP JP2001008359U patent/JP3086891U/ja not_active Expired - Lifetime
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7181771B1 (en) | Child protective garment | |
US4924528A (en) | Nursing bib | |
US20130025018A1 (en) | Weighted arm bib | |
JP3180192U (ja) | エプロン | |
US20140352021A1 (en) | Clothing protector | |
JP3086891U (ja) | エプロン | |
US20090007308A1 (en) | Multi purpose clothing protector | |
KR200485084Y1 (ko) | 턱받이 | |
US20130097762A1 (en) | Outer Garment for the Handicapped or Elderly | |
JP3181018U (ja) | 染みカット肩掛け兼用乳幼児エプロン。 | |
JP2007117386A (ja) | テーブルナプキン、テーブルクロス、並びにシート状体 | |
CN206729231U (zh) | 一种具有承托功能的弧形显乳哺乳罩杯及哺乳文胸 | |
JP3161637U (ja) | 食事用エプロン | |
CN208354632U (zh) | 一种衣服套装 | |
JP3244664U (ja) | エプロン | |
KR101744050B1 (ko) | 상의 | |
JP3048789U (ja) | 食事用エプロン | |
JPH093704A (ja) | よだれ掛け | |
CN215684912U (zh) | 一种免穿文胸的塑形衣 | |
JPS609204Y2 (ja) | 食事中の零れ物集収前掛 | |
CN214547244U (zh) | 一种婴幼儿围兜 | |
JP3032069U (ja) | 着 物 | |
JP3120515U (ja) | 乳幼児用袖・ポケット付エプロン | |
CN214675721U (zh) | 一种易于收纳的暖脚装置 | |
JP3067614U (ja) | 幼児用エプロン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080410 Year of fee payment: 6 |