JP3086877B1 - 外力及び衝撃を緩和する人工歯根 - Google Patents

外力及び衝撃を緩和する人工歯根

Info

Publication number
JP3086877B1
JP3086877B1 JP11091068A JP9106899A JP3086877B1 JP 3086877 B1 JP3086877 B1 JP 3086877B1 JP 11091068 A JP11091068 A JP 11091068A JP 9106899 A JP9106899 A JP 9106899A JP 3086877 B1 JP3086877 B1 JP 3086877B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
artificial tooth
female
male
united
implant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11091068A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000279429A (ja
Inventor
章 渡津
勝義 長沼
晶 神谷
峻 朱
Original Assignee
工業技術院長
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 工業技術院長 filed Critical 工業技術院長
Priority to JP11091068A priority Critical patent/JP3086877B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3086877B1 publication Critical patent/JP3086877B1/ja
Publication of JP2000279429A publication Critical patent/JP2000279429A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dental Prosthetics (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 人工歯にかかる外力及び衝撃を直接歯槽骨に
伝えない人工歯根を提供する。 【解決手段】 歯槽骨に埋入するインプラント部と人工
歯を取り付ける義歯部から構成され、インプラント部の
口腔側に義歯部と合体させるためのオス型合体部、義歯
部にインプラント部と合体させるためのメス型合体部及
び該メス型合体部に弾性変形可能に設けた強度調整部を
有し、使用時にオス型合体部をメス型合体部内に挿入し
て合体させて、咬合や咀嚼時に人工歯に外力や衝撃がか
かると、義歯部の合体部周囲が弾性変形することによっ
て、外力や衝撃を直接歯槽骨に伝えない構造としたこと
を特徴とする人工歯根。 【効果】 人工歯根の使用時の肉体的負担の軽減を図
り、かつ人工歯根の使用に伴う歯槽骨そのものの破壊等
の問題を解決するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、失った天然歯を代
用する人工歯を口腔内に固定し、かつ咬合や咀嚼時に人
工歯にかかる外力や衝撃を人工歯根を介して歯槽骨に伝
える際に、外力や衝撃を緩衝する構造を有する人工歯根
に関するものである。本発明の人工歯根は、咬合や咀嚼
時に人工歯にかかる外力や衝撃による歯槽骨の破壊がな
く、かつ使用上の不快感が軽減されるので、使用時の患
者への肉体的負担が少なく、歯槽骨の破壊や歯槽骨の炎
症の発生が減少する等の特徴を有するものであり、歯科
治療の発展に寄与するものである。
【0002】
【従来の技術】人工歯根は失った天然歯の代替を目的と
した人工歯を口腔内に固定するため使用されるもので、
歯槽骨に人工歯根の一部を埋め込んで固定し、人工歯を
取り付けるために歯肉から口腔内に出ている人工歯根の
一部に人工歯を取り付けて使用される。人工歯根とし
て、プレードタイプ、スクリュータイプ、孔開き中空シ
リンダータイプが多用されている。これらは、歯槽骨内
に人工歯根の一部を挿入することによって固定する。し
たがって、咬合や咀嚼時に人工歯にかかる外力や衝撃を
人工歯根を介して人工歯にかかる全ての外力や衝撃が人
工歯根を介して歯槽骨に伝わる。歯槽骨にかかる咬合や
咀嚼時の外力や衝撃は、痛み、不快感の原因となった
り、歯槽骨と埋入された人工歯根の界面が破壊されて炎
症を生じさせたり、さらには歯槽骨の破壊をもたらした
りする。天然歯の場合には、歯根と歯槽骨の間の歯根膜
が咬合や咀嚼時に人工歯にかかる外力や衝撃を直接歯槽
骨に伝えない緩衝機能を担っている。この歯根膜の緩衝
機能によって、咬合や咀嚼時の外力や衝撃による痛みや
不快感がなく、さらに歯槽骨の破壊がない。
【0003】したがって、人工歯根には、咬合や咀嚼時
に人工歯にかかる外力や衝撃を直接歯槽骨に伝えない緩
衝機能が必要である。従来は、例えば、(1) 人工歯根に
人工歯を取り付ける際、人工歯と人工歯を取り付ける人
工歯根の間にポリウレタンゴム等から成る弾性体の緩衝
層をもうけた方法(特公平6−237943号)、(2)
人工歯根に人工歯を取り付ける際、人工歯を人工歯根側
(内冠)とその外側(外冠)の2重構造にして、人工歯
根側とその外側の間にゴム等の緩衝材を入れて緩衝機能
を持たせた方法(特公昭61−4261号ではOリング
を利用し、特公平2−21264号では緩圧シートや緩
圧リングを利用している)、(3) インプラントとインプ
ラントに取り付ける人工歯台の間にポリオキシメチレン
等の弾性体を設ける方法(日本顎咬合学会誌1989年
第10巻第1号15〜25頁)、(4) 歯槽骨に埋入する
チタン等材料のインプラントの一部に外部からの応力に
応じて弾性変形する部位を設けること、及び顎骨に埋入
するインプラントと人工歯を保持しインプラントに設け
られた挿入孔に挿入するポストコア間にナイロン等の緩
衝部材を挿設することによって、人工歯にかかる外力や
衝撃を直接歯槽骨に伝えない緩衝機能を付与する方法、
がとられていた。
【0004】しかし、上記の(1) の方法では、人工歯と
緩衝機能を持たせた緩衝層を接着剤や歯科用合着セメン
トを用いて接合するが、咬合や咀嚼時によって繰り返し
かかる外力や衝撃によって、人工歯と緩衝層の接合部が
破壊して、人工歯が脱落するてしまうという問題があ
る。内冠と外冠の間に緩衝材を入れて緩衝機能を付与す
る上記の(2) の方法では、構造の複雑さから技工上、高
度の技術と多くの時間を要するし、また緩衝材の入って
る内冠と外冠の隙間に食物等が入ることにより細菌が繁
殖する可能性があるという問題がある。上記の(3) の方
法では、弾性体を介してインプラントと人工歯を取り付
ける台を接合する時に歯肉を挟みやすく、弾性体による
緩衝効果が不十分になったり、ポリオキシメチレン等の
有機弾性体が劣化しやすく1〜2年で交換しなければな
らないという問題がある。上記の(4) の方法では、歯槽
骨内に埋入されたインプライトの一部が動くため、イン
プライトと歯槽骨間に隙間が生じ、その隙間で細菌が繁
殖し、歯槽骨そのものを破壊する可能性があるという問
題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような状況の中
で、本発明者らは、上記従来技術に鑑みて、外力及び衝
撃を緩和する機能を有する新しい人工歯根を開発するこ
とを目標として鋭意検討を進めるとともに、無機系材料
の生体材料としての利用法に関する長年にわたる研究を
してきた結果、無機系材料の有する弾性変形を利用する
ことによって、咬合や咀嚼時に人工歯にかかる外力や衝
撃を直接歯槽骨に伝えない緩衝機能が発現できることを
見いだし、この知見に基づいて本発明をなすに至った。
本発明は、咬合や咀嚼時に人工歯にかかる外力や衝撃を
直接歯槽骨に伝えない緩衝機能を発現するための新しい
構造を有する人工歯根を提供することを目的とするもの
であり、さらに詳しくは、従来の方法のようなゴム等有
機系の材料を使用しないで、接着した接合部の破壊によ
って生じる人工歯の脱落の問題がなく、緩衝材の入って
る内冠と外冠の隙間に食物等が入ることにより生じる内
冠と外冠の隙間での細菌の繁殖の問題がなく、構造の複
雑さから生じる技工上の高度の技術と多くの時間を要す
ることがなく、さらに、有機弾性体の劣化によって生じ
る交換等が不要で、歯槽骨に埋入された部分での変形の
ない新規構造を有する人工歯根を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、以下の技術的手段から構成される。 (1)歯槽骨に埋入するインプラント部と人工歯を取り
付ける義歯部から構成され、インプラント部の口腔側に
義歯部と合体させるためのオス型合体部、義歯部にイン
プラント部合体させるためのメス型合体部及び該メス
型合体部に形成した切断部により該メス型合体部に弾性
変形可能に設けた強度調整部を有し、両者合体状態でメ
ス型合体部に設けられた強度調整部が弾性変形すること
によって、無機系材料の有する弾性変形を利用して人工
歯にかかる外力や衝撃を直接歯槽骨に伝えない構造とし
たことを特徴とする人工歯根。 (2)インプラント部が2つの部材から構成され、該部
材が、口腔側からメスねじを有し歯槽骨に直接埋入する
フィクスチャー部とそのフィクスチャー部のメスねじに
挿入できるオスねじを有するインナーインプラント部よ
り構成される前記(1)記載の人工歯根。 (3)両者合体状態でメス型合体部を0.1mmオス型
合体部内に押込むために必要な加重が2kg/cm2
ら200kg/cm2の範囲であるような強度調整部が
メス型合体部に設けられたインプラント部を有する前記
(1)記載の人工歯根。 (4)両者合体状態でメス型合体部を0.1mmオス型
合体部内に押込むために必要な加重が2kg/cm2
ら200kg/cm2の範囲であるような強度調整部が
メス型合体部に設けられたインプラント部を有する前記
(2)記載の人工歯根。
【0007】次に、本発明についてさらに詳細に説明す
る。本発明は、歯槽骨に埋入するインプラント部と人工
歯を取り付ける義歯部から構成され、インプラント部の
口腔側に義歯部と合体させるためのオス型合体部、義歯
部にインプラント部と合体させるためのメス型合体部及
び該メス型合体部に弾性変形可能に設けた強度調整部を
有し、使用時にオス型合体部をメス型合体部内に挿入し
て合体させて、咬合や咀嚼時に人工歯に外力や衝撃がか
かると、義歯部の合体部周囲が弾性変形することによっ
て外力や衝撃を直接歯槽骨に伝えない構造としたことを
特長とした人工歯根であり、これによって上記のような
従来の問題が解決される。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の構成を図面に基づ
いて説明する。本発明の人工歯根は、第1図から第4図
に示した歯槽骨に埋入するインプラント部と第5図から
第8図に示した義歯部から構成される。インプラント部
は、歯槽骨に埋入するためのねじ(5)を有する歯槽骨
への埋入部(4)、オススライド面が水平方向となす角
(10)が30度から70度の範囲にあるオススライド
面(3)、高さが1.5mm以下の円柱状のオス均一部
(2)、オス均一部より大きい直径の球状のオス先端部
(1)が第1図から第4図に示したように配置されてい
る。義歯部は、人工歯を取り付ける人工歯取付部(1
2)とメス型合体部(13)から構成される。メス型合
体部は、人工歯取付部側からメス先端部(16)、メス
均一部(17)、メススライド面(18)、弾性変形可
能に設けた強度調整部(14)が第5図から第6図に示
したように配置されている。メス均一部の直径(22)
はオス均一部の直径(7)と同じである。メス均一部の
高さ(25)はオス均一部の高さ(9)と同じであるこ
とが最適であるが、メス均一部の高さはオス均一部の高
さより短くてもよい。
【0009】本発明の人工歯根は、インプラント部の埋
入部を歯槽骨に埋入し固定する。オス型合体部とメス型
合体部の合体行為は、オス先端部をメススライド部から
メス均一部方向に押すことによって、オス先端部がメス
均一部を貫通し、オス先端部がメス先端部内に到達する
ことによって完了する。オス先端部がメス均一部を貫通
する際、オス先端部はメス均一部より太いので、メス合
体部の強度調整部(14)の部分が外側に開くように一
時的に弾性変形する。さらに人工歯に垂直以外の方向か
らかかる外力や衝撃に対してはメス型合体部が傾くよう
に弾性変形することによって、外力や衝撃を緩和する。
本発明の人工歯根は、使用時には第9図の状態を保持
し、義歯部(27)とインプラント部(28)がはずれ
てはならない。したがって、メス先端部は、メス先端部
の最大直径はオス均一部の直径より大きくし、オス先端
部の直径(6)と同一または大きくなければならない。
メス先端部の高さ(24)とメス均一部の高さ(25)
を合わせた高さは、オス先端部の高さ(8)とオス均一
部の高さ(9)を合計した高さより、少なくとも0.3
mm以上大きくなければならないが、オス均一部の高さ
とメス均一部の高さが同じであることが最適である。
【0010】咬合や咀嚼時に人工歯に外力や衝撃がかか
ると、義歯部の合体部周囲が弾性変形して外力や衝撃を
緩和する。メス型合体部は、変形するために、例えば、
第5図及び第7図に示したように、メス型合体部は中心
線に沿って4つに切断(15)されている。この切断は
2つ以上なら幾つでもよいが、最適には4から6つの範
囲である。オス型合体部とメス型合体部が合体(第9
図)した状態では、人工歯にかかった外力や衝撃は、イ
ンプラント部は不動なので、オススライド面に沿ってメ
ススライド面が下方に移動し、メス合体部の強度調整部
(14)の部分が外側に開くように変形することによっ
て、外力や衝撃が緩和される。この変形は弾性限界内で
行う。強度調整部の強度は強度調整部の長さ(23)、
及び強度調整部の直径(20)、すなわちメス先端部及
びメス均一部の厚さ、メス型合体部の切断数で調整す
る。
【0011】オス型合体部とメス型合体部を合体する場
合は、オス先端部の直径最大の部分とメス均一部が擦れ
るし、人工歯にかかった外力や衝撃を緩衝する場合は、
オススライド面とメススライド面が擦れる。したがっ
て、本発明の人工歯根を長期間使用すると、前記擦れる
部分が摩耗し、交換または修理が必要となる場合があ
る。 第10図は、インプラント部が2つの部材、すな
わち、口腔側にインナーインプラント部を保持するため
のメスねじを有している歯槽骨に埋入するフィクスチャ
ー部(29−2)と、第1図から第4図に示したインプ
ラント部のメス型合体部を有し、かつフィクスチャー部
のインナーインプラント部を保持するためのメスねじに
最適なボルトを有するインナーインプラント部(29-
1)より構成されたインプラント部である。このような
構造にすることによって、オス型合体部の交換または修
理が患者への負担なく、容易に行うことができる。
【0012】本発明の1つの形態として、第11図から
第14図にオス型合体部(第11図の(1)、(2)、
(3))の水平方向断面が楕円形の義歯部、第15図か
ら第18図にメス型合体部(13)(第15図の(1
6)、(17)、(18))の水平方向断面が楕円形の
インプラント部を示した。水平方向断面楕円形状は、オ
ス型合体部のオス先端部及びオス均一部及びオススライ
ド面が相似であって、メス型合体部のメス先端部及びメ
ス均一部及びメススライド面が相似であって、かつオス
型合体部及びメス型合体部も相似である。オメススライ
ド面及びメススライド面が水平方向となす角は場所によ
って異なり、長軸側が最大で、短軸側が最小となる。本
発明の人工歯根は、使用時に義歯部とインプラント部が
はずれてはらない。したがって、メス先端部の楕円形の
最大部分はオス均一部の楕円形より大きく、かつメス先
端部の楕円形のサイズはオス先端部と同一または大きく
なければならない。楕円形の長軸と短軸の比は、長軸/
短軸の値が1から3の範囲ならばよいが、最適には1か
ら1.5の範囲が好ましい。メス先端部の高さとメス均
一部の高さを合わせた高さは、メス先端部の高さとメス
均一部の高さを合わせた高さより、少なくとも0.3m
m以上大きくなければならない。この人工歯根は、長軸
を通常の天然歯の列びの方向を合わせて使用する方がよ
い。
【0013】さらに、本発明の1形態として、第19図
から第22図にオス型合体部のオス先端部(1)及びオ
ス均一部(2)及びオススライド面(3)の水平方向断
面が長方形の義歯部、第23図から第26図にメス型合
体部(13)のメス先端部(16)及びメス均一部(1
7)及びメススライド面(18)の水平方向断面が長方
形のインプラント部を示した。オス先端部、オス均一
部、オススライド面、メス先端部、メス均一部、メスス
ライド面の横方向の長さは同一である。オス均一部の縦
方向の長さ(厚さ)とメス均一部の縦方向の長さは同じ
である。オス先端部の断面は円の一部の形状であって、
オス先端部は断面の直径がオス均一部の厚さより大きい
くなっている。メス先端部は、オス先端部の直径と同じ
かもしくはそれ以上でなければならない。メス先端部の
高さとメス均一部の高さを合計した高さは、メス先端部
の高さとメス均一部の高さを合わせた高さより、少なく
とも0.3mm以上大きくなければならないが、メス均
一部の高さはメス均一部の高さが同じであることが最適
である。第23図に示したように、オススライド面とメ
ススライド面は、加重がかっていない状態で面全体が接
触する角度となっていなければならない。第2図の(1
0)と同じ表示をすれば、その角度は30度から70度
の範囲でよい。メススライド面の長さは、オススライド
面の長さより短い方がよい。
【0014】本発明の人工歯根は、インプラント部を歯
槽骨に埋入部を埋入し固定する。したがって、オス型合
体部とメス型合体部の合体行為は、オス先端部をメスス
ライド部からメス均一部方向に押すことによって、オス
先端部がメス均一部を貫通し、オス先端部がメス先端部
内に到達することによって完了する。オス先端部がメス
均一部を貫通する際、オス先端部はメス均一部より太い
ので、メス合体部の強度調整部(14)の部分が外側に
開くように一時的に弾性変形する。さらに、人工歯に垂
直以外の方向からかかる外力や衝撃に対してはメス型合
体部が傾くように弾性変形することによって、外力や衝
撃を緩和する。ただし、オス型合体部の水平方向断面が
四角形である人工歯根は縦方向だけに傾く。オス先端
部、オス均一部、メス先端部及びメス均一部の高さの関
係は、第2図及び第6図を例として説明すると、メス先
端部の高さ(24)とメス均一部の高さ(25)を合わ
せた高さは、メス先端部の高さ(8)とメス均一部の高
さ(9)を合わせた高さより、少なくとも0.3mm以
上大きくなければならないが、メス均一部の高さとメス
均一部の高さが同じであることが最適である。なお、オ
ス均一部及びメス均一部は実用上必ずしもなくても問題
はなく、両均一部をなくすことによって人工歯根の合体
部が短くなる効果がある。この関係は、オス型合体部及
びメス型合体部の形状が異なっている人工歯根について
も適用される。
【0015】人工歯取付部の形状については、第5図及
び第7図では水平方向に人工歯取付部の切断面は円でか
つ全体を円柱形で示したが、これは人工歯取付部の形状
の一例であって、人工歯取付部の切断面は円形以外の形
状、長方形、楕円形でもよいし、高さ方向(第5図で上
下方向)の形状が同じである必要はない。人工歯取付部
に別途準備したボルトで人工歯を固定するためのメスね
じを設けて使用してもよい。人工歯取付部の上記仕様に
ついてはオス型合体部及びメス型合体部の形状が異なっ
ている人工歯根についても同様に適用される。オス型合
体部及びメス型合体部の形状が異なっている人工歯根に
ついても、インプラント部が2つの部材、すなわち、口
腔側にインナーインプラント部を保持するためのメスね
じを有している歯槽骨に埋入するフィクスチャー部(2
9−2)と、インプラント部のメス型合体部を有し、か
つフィクスチャー部のインナーインプラント部を保持す
るためのメスねじに最適なボルトを有するインナーイン
プラント部(29−1)より構成されたインプラント部
を使用することができる。
【0016】本発明の人工歯根の材料としては、純チタ
ン、チタン合金(Ti−6Al−4V、Ti−50N
i、Ti−4.5Al−3V−2Fe−2Mo等)、ニ
ッケル合金、コバルト合金、ステンレス鋼等の金属材料
を用いることができる。インプラント部の材料として、
金属材料にアルミナ、ジルコニア等のセラミックを使用
しても問題はない。オス型合体部及びメス型合体部は相
互に擦れるので、表面の耐摩耗性を向上させるため表面
を硬化させるか、あるいは表面に1μmから100μm
の範囲の厚さの皮膜(例えば窒化チタン、アルミナ、ジ
ルコニア、ダイヤモンド)を形成して使用した方がよい
し、表面は面粗度で5μm以下であればよいが、なめら
かな方がよいことは言うまでもない。
【0017】
【実施例】以下に、本発明を実施例に基づいて具体的に
説明するが、本発明は当該実施例によって何ら限定され
るものではない。 実施例1 第1図から第4図の形状の義歯部及び第5図から第8図
の形状のインプラント部を旋盤を用いて加工した。材料
としては、Ti−6Al−4V合金を使用した。義歯部
のメス先端部は、人工歯取付部の先端からメス先端部の
最大直径の穴をあけて形状等を加工した後、その穴と一
致した直径の先端が第6図のメス先端部の形状を有する
同一チタン合金製の円柱形の部材を挿入し、ろう付けし
て固定し製作した。各部の寸法は、メス先端部は直径が
1.3mmで高さが1.5mm、メス均一部の直径は
1.2mmで高さが0.7mm、メススライド面は長さ
は2.7mmで水平方向となす角が60度、オス先端部
は直径が1.3mmで高さが1.0mm、オス均一部の
直径は1.2mmで高さが0.7mm、オススライド面
は長さは2.6mmで水平方向となす角が60度、埋入
部は直径が4.0mmで長さが7mmである。切断部は
幅が0.2mmで高さ(23)が4.7mm、強度調整
部は直径(20)が3.2mmで長さが2.5mm、メ
ス型合体部の切断数が4つとすると、合体後、10Kg
の加重で約0.1mmメス合体部がオス合体部に入り込
んだ。患者の歯槽骨に埋入されたインプラント部のオス
型合体部に、人工歯を取り付けた義歯部のメス型合体部
と合体して人工歯根として使用したところ、咬合や咀嚼
で生じる外力や衝撃が、強度調整部で緩和され、歯槽骨
に直接伝わることを防止できた。また、咬合や咀嚼で生
じる外力や衝撃が歯槽骨に直接伝わらないので、違和感
が少なかった。
【0018】実施例2 インプラント部をインナーインプラント部とフィクスチ
ャー部とした人工歯根をTi−6Al−4V合金で製作
した。フィクスチャー部は、直径が4mmで長さが7m
mで、インナーインプラントを保持するためのメスねじ
は2mmで深さが5mm、インナーインプラント部はフ
ィクスチャー部への固定用オスねじが直径2mmで長さ
が4mmとし、オス型合体部各部の寸法は上記実施例1
と同じとした。さらに、合体後、インナーインプラント
部(29−1)とフィクスチャー部(29−2)を固定
し、義歯部(27)に第10図で垂直方向ではなく横か
ら加重をかけると義歯部(27)は傾くが、5度程度以
内であれば加重を除去すると元の状態に復元した。患者
の歯槽骨に埋入されたフィクスチャー部にインナーイン
プラント部を固定し、インナーインプラント部のオス型
合体部に、人工歯を取り付けた義歯部のメス型合体部と
合体して人工歯根として使用したところ、上記実施例1
と同様に、咬合や咀嚼で生じる外力や衝撃が、強度調整
部で緩和され、歯槽骨に直接伝わることを防止でき、咬
合や咀嚼で生じる外力や衝撃が歯槽骨に直接伝わらない
ので、違和感が少なかった。また、オス型合体部の交換
が患者への負担なく、容易に行うことができた。
【0019】実施例3 義歯部は第15図から第18図の構造で、第11図から
第13図のオス型合体部を有し、かつインプラント部を
インナーインプラント部とフィクスチャー部とした人工
歯根をTi−6Al−4V合金で製作した。フィクスチ
ャー部は、直径が4mmで長さが7mmで、インナーイ
ンプラントを保持するためのメスねじは2mmで深さが
5mmである。インナーインプラント部はフィクスチャ
ー部への固定用オスねじが直径2mmで長さが4mmで
ある。オス型合体部各部の寸法は、オス先端部長軸が最
大1.7mmで短軸が最大1.5mmでオス先端部の高
さ1.1mm、オス均一部は長軸が1.6mmで短軸が
1.4mmで高さが0.5mm、長軸側オススライド面
が2.5mmである。メス型合体部各部の寸法は、メス
先端部長軸側が最大1.7mmで短軸が最大1.5mm
でメス先端部の高さ1.5mm、メス均一部は長軸が
1.6mmで短軸が1.4mmで高さが0.5mm、長
軸側メススライド面が2.0mmである。長軸側のオス
スライド面及びメススライド面と水平方向のなす角はと
もに60度である。実施例2で埋入したフィクスチャー
部にインナーインプラント部を固定し、インナーインプ
ラント部のオス型合体部に、人工歯を取り付けた義歯部
のメス型合体部と合体して人工歯根として使用したとこ
ろ、上記実施例1と同様に、咬合や咀嚼で生じる外力や
衝撃が、強度調整部で緩和され、歯槽骨に直接伝わるこ
とを防止でき、咬合や咀嚼で生じる外力や衝撃が歯槽骨
に直接伝わらないので、違和感が少なかった。また、オ
ス型合体部の交換が患者への負担なく、容易に行うこと
ができた。切断部は幅が0.2mmで高さ(23)が4
mm、強度調整部は長軸が3.1mmで短軸が2.7m
mで長さが2.2mm、切断数が4つとすると、合体
後、10Kgの加重で約0.2mmメス合体部がオス合
体部に入り込んだ。
【0020】実施例4 義歯部は第23図から第24図の構造で、第19図から
第22図のオス型合体部を有し、かつインプラント部を
インナーインプラント部とフィクスチャー部とした人工
歯根をTi−6Al−4V合金で製作した。フィクスチ
ャー部は、直径が4mmで長さが7mmで、インナーイ
ンプラントを保持するためのメスねじは2mmで深さが
5mmである。インナーインプラント部はフィクスチャ
ー部への固定用オスねじが直径2mmで長さが4mmで
ある。オス型合体部及びメス型合体部の各部分の寸法
は、横方向については全て同じで4.0mmとした。縦
方向については、オス先端部は直径が1.3mmで高さ
が0.9mm、オス均一部は1.2mmで高さが1.0
mm、オススライド面の長さが2mmで水平方向となす
角が60度であり、メス先端部は直径が1.3mmで高
さが1.5mm、メス均一部は1.2mmで高さが1.
0mm、メススライド面の長さが2.4mmで水平方向
となす角が60度である。強度調整部は長さが2.2m
m、強度調整部の縦方向の長さが2.5mmの時、合体
後、10Kgの加重で約0.3mmメス合体部がオス合
体部に入り込んだ。実施例2で埋入したフィクスチャー
部にインナーインプラント部を固定し、インナーインプ
ラント部のオス型合体部に、人工歯を取り付けた義歯部
のメス型合体部と合体して人工歯根として使用したとこ
ろ、上記実施例1と同様に、咬合や咀嚼で生じる外力や
衝撃が、強度調整部で緩和され、歯槽骨に直接伝わるこ
とを防止でき、咬合や咀嚼で生じる外力や衝撃が歯槽骨
に直接伝わらないので、違和感が少なかった。さらに、
第21図及び第25図における四角の四隅は使用時の軟
組織等の痛みの原因となるが、四角の四隅(42)をな
くすことによって痛みをなくすることができた。また、
オス型合体部の交換が患者への負担なく、容易に行うこ
とができた。
【0021】
【発明の効果】本発明は、歯槽骨に埋入するインプラン
ト部と人工歯を取り付ける義歯部から構成される人工歯
根であって、インプラント部に設けたオス型及び義歯部
に設けたメス型の両合体部間で両者を合体させ、かつ容
易に両者を分離することができ、咬合や咀嚼時に人工歯
にかかる外力や衝撃を、メス型合体部に設けられた強度
調整部の弾性変形によって直接歯槽骨に伝えない緩衝機
能を発現することができる新しいタイプの人工歯根を提
供することを可能とする。さらに、本発明の人工歯根
は、咬合や咀嚼時に人工歯にかかる外力や衝撃による歯
槽骨の破壊がなく、かつ使用上の不快感が軽減され、さ
らに、細菌の繁殖に対しては、清掃が容易で、人工歯の
脱落や有機弾性体の劣化等から生じる問題はなく、構造
の複雑さから生じる技工上の高度の技術と多くの時間を
要することがない、等の格別の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の人工歯根のインプラント部の側面図。
【図2】本発明の人工歯根のインプラント部の中心線
(11)でのインプラント部断面図。
【図3】本発明の人工歯根のインプラント部(第1図)
を上から見た図。
【図4】本発明の人工歯根のインプラント部(第1図)
を下から見た図。
【図5】本発明の人工歯根の義歯部の側面図。
【図6】本発明の人工歯根の義歯部図7の中心線(2
6)での義歯部の断面図。
【図7】本発明の人工歯根の義歯部を図5を上から見た
図。
【図8】本発明の人工歯根の義歯部を図5を下から見た
図。
【図9】本発明の人工歯根のオス型合体部とメス型合体
部の合体時の断面図。
【図10】インプラント部が2つの部材から構成された
人工歯根の断面図。
【図11】合体部が楕円形状をベースとした本発明の人
工歯根のインプラント部の正面図。
【図12】合体部が楕円形状をベースとした本発明の人
工歯根のインプラント部の側面図。
【図13】合体部が楕円形状をベースとした本発明の人
工歯根のインプラント部を上から見た図。
【図14】合体部が楕円形状をベースとした本発明の人
工歯根のインプラント部を下から見た図。
【図15】合体部が楕円形状をベースとした本発明の人
工歯根の義歯部の長軸側断面図。
【図16】合体部が楕円形状をベースとした本発明の人
工歯根の義歯部の短軸側断面図。
【図17】合体部が楕円形状をベースとした本発明の人
工歯根の義歯部をメス型合体部方向から見た図。
【図18】合体部が楕円形状をベースとした本発明の人
工歯根の義歯部を人工歯取付部方向から見た図。
【図19】合体部が長方形をベースとした本発明の人工
歯根のインプラント部の側面図。
【図20】合体部が長方形をベースとした本発明の人工
歯根のインプラント部の正面図。
【図21】合体部が長方形をベースとした本発明の人工
歯根のインプラント部をオス先端部の方向から見た図。
【図22】合体部が長方形をベースとした本発明の人工
歯根のインプラント部を埋入部の方向から見た図。
【図23】合体部が長方形をベースとした本発明の人工
歯根の歯根部の側面図。
【図24】合体部が長方形をベースとした本発明の人工
歯根の歯根部の正面図。
【図25】合体部が長方形をベースとした本発明の人工
歯根の歯根部をメス先端部の方向から見た図。
【図26】合体部が長方形をベースとした本発明の人工
歯根の歯根部を義歯取付部の方向から見た図。
【図27】合体部が長方形をベースとした本発明の人工
歯根の側面図。
【図28】合体部が長方形をベースとした本発明の人工
歯根の正面図。
【符号の説明】
1 オス先端部 2 オス均一部 3 オススライド面 4 埋入部 5 ねじ 6 オス先端部の直径 7 オス均一部の直径 8 オス先端部の高さ 9 オス均一部の高さ 10 オススライド面が水平方向となす角 11 中心線 12 人工歯取付部 13 メス型合体部 14 強度調整部 15 切断部 16 メス先端部 17 メス均一部 18 メススライド面 19 メススライド面が水平方向となす角 20 強度調整部の最大直径 21 メス先端部の最大直径 22 メス均一部の直径 23 強度調整部の長さ 24 メス先端部の高さ 25 メス均一部の高さ 26 中心線 27 義歯部 28 インプラント部 29−1 インナーインプラント部 29−2 フィクスチャー部 30 楕円形の短軸側 31 楕円形の長軸側 32 図12の視点方向 33 図11の視点方向 34 図15の視点方向 35 図16の視点方向 36 図20の視点方向 37 図19の視点方向 38 縦方向 39 横方向 40 図24の視点方向 41 図23の視点方向 42 切取部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 朱 峻 愛知県名古屋市北区黒川本通4丁目30番 地 (56)参考文献 特開 平4−22355(JP,A) 特開 平10−290813(JP,A) 特開 平10−211218(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61C 8/00,13/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯槽骨に埋入するインプラント部と人工
    歯を取り付ける義歯部から構成され、インプラント部の
    口腔側に義歯部と合体させるためのオス型合体部、義歯
    部にインプラント部合体させるためのメス型合体部及
    該メス型合体部に形成した切断部により該メス型合体
    部に弾性変形可能に設けた強度調整部を有し、両者合体
    状態でメス型合体部に設けられた強度調整部が弾性変形
    することによって、無機系材料の有する弾性変形を利用
    して人工歯にかかる外力や衝撃を直接歯槽骨に伝えない
    構造としたことを特徴とする人工歯根。
  2. 【請求項2】 インプラント部が2つの部材から構成さ
    れ、該部材が、口腔側からメスねじを有し歯槽骨に直接
    埋入するフィクスチャー部とそのフィクスチャー部のメ
    スねじに挿入できるオスねじを有するインナーインプラ
    ント部より構成される請求項1記載の人工歯根。
  3. 【請求項3】 両者合体状態でメス型合体部を0.1m
    mオス型合体部内に押込むために必要な加重が2kg/
    cm2から200kg/cm2の範囲であるような強度調
    整部がメス型合体部に設けられたインプラント部を有す
    る請求項1記載の人工歯根。
  4. 【請求項4】 両者合体状態でメス型合体部を0.1m
    mオス型合体部内に押込むために必要な加重が2kg/
    cm2から200kg/cm2の範囲であるような強度調
    整部がメス型合体部に設けられたインプラント部を有す
    る請求項2記載の人工歯根。
JP11091068A 1999-03-31 1999-03-31 外力及び衝撃を緩和する人工歯根 Expired - Lifetime JP3086877B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11091068A JP3086877B1 (ja) 1999-03-31 1999-03-31 外力及び衝撃を緩和する人工歯根

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11091068A JP3086877B1 (ja) 1999-03-31 1999-03-31 外力及び衝撃を緩和する人工歯根

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3086877B1 true JP3086877B1 (ja) 2000-09-11
JP2000279429A JP2000279429A (ja) 2000-10-10

Family

ID=14016194

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11091068A Expired - Lifetime JP3086877B1 (ja) 1999-03-31 1999-03-31 外力及び衝撃を緩和する人工歯根

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3086877B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014035084A1 (ko) * 2012-08-28 2014-03-06 Kim Hyeong Woo 치과용 임플란트
KR101401793B1 (ko) * 2013-04-26 2014-05-29 김형우 치과용 임플란트

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014035084A1 (ko) * 2012-08-28 2014-03-06 Kim Hyeong Woo 치과용 임플란트
KR101401793B1 (ko) * 2013-04-26 2014-05-29 김형우 치과용 임플란트
WO2014175539A1 (ko) * 2013-04-26 2014-10-30 Kim Hyeong Woo 치과용 임플란트
RU2631633C2 (ru) * 2013-04-26 2017-09-25 Хён Ву КИМ Зубной имплантат

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000279429A (ja) 2000-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4993950A (en) Compliant keeper system for fixed removable bridgework and magnetically retained overdentures
US6227860B1 (en) Dental implant
US5620321A (en) Orthodontic appliance
EP1952781A2 (en) Anchoring element for use in bone
EP0823244A2 (en) Supporting body for use in orthodontic appliance
WO1991003213A1 (en) Artificial dental root
JP2006512179A (ja) 取り外し自在であり且つ調節自在の永久的義歯及びブリッジ用の構成要素の改良
US6991463B2 (en) Dental implant and method of insertion
JPH0341174B2 (ja)
US20090191508A1 (en) Mini implant
US4525145A (en) Connecting device for joining a superstructure element with an implant member
KR20030061625A (ko) 인공치아 구조
US20200093579A1 (en) One piece custom made dental device for holding multiple teeth
JP3086877B1 (ja) 外力及び衝撃を緩和する人工歯根
JPH071133Y2 (ja) 歯科用インプラント
KR101909323B1 (ko) 치아 임플란트
JP4558038B2 (ja) 位置決め手段を備えた歯科インプラント
JP2001170081A (ja) 有床義歯用アタッチメント
CN215079999U (zh) 一种高速有效的种植支抗牵引器
US20060188847A1 (en) Dental rescue implant
JPH07328038A (ja) 骨内インプラント
KR101608169B1 (ko) 임플란트 유닛
KR200392241Y1 (ko) 치과용 임시 임플란트
JPH07184933A (ja) 人工歯根
CN217430209U (zh) 一种人工种植牙

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term