JP3086554B2 - 改良された有価証券 - Google Patents

改良された有価証券

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JP3086554B2 JP04331743A JP33174392A JP3086554B2 JP 3086554 B2 JP3086554 B2 JP 3086554B2 JP 04331743 A JP04331743 A JP 04331743A JP 33174392 A JP33174392 A JP 33174392A JP 3086554 B2 JP3086554 B2 JP 3086554B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、文書の改変を防止する
技術に関する。
【従来の技術】文書の改変を防止することの重要性は容
易に理解出来る。従来、文書の表面にある種の化学薬剤
を添付することを含む、文書の看過される改変を困難に
する各種の技術が採用されている。カラー複写機の開発
は、文書の保護の点で全く新たな問題を発生させてい
る。カラー複製の品質は、極めて良好であるため、原物
とカラー複製物とを識別することは極めて困難であるこ
とが多い。その一致が正確ではない場合でも、複製物
は、原物と共に見ると本物であるように見えることが多
い。その結果、カラー複写機を使用して、小切手、証
券、自動車の権利書、その他の有価証券のような証書を
改変の目的で複製しようとする者が生ずる。かかる改変
は、パソコン及びスキャナを含む卓上型編集ソフトウェ
ア及びハードウェアの登場に伴って益々、顕著になって
いる。かかる卓上型編集装置は、従来、一般に不可能で
あった精密な像の処理及び印刷を可能にするからであ
る。文書の不法な複製を防止するため、多くの技術が開
発されている。最も成功している技術の1つは、隠れた
警告文言を利用し、原文書には見えず又は略見えないよ
うにし、文書の複製物ではそれが容易に識別可能である
ようにすることである。この技術の例は、米国特許第
4,227,720号及び同第4,310,180号に
記載されている。単一色調の警告文及び単一色調の背景
模様が使用される。単一色のインクで覆い、又は、印刷
部分の一部を覆い且つ通常、1インチ当たりのドット、
線又はマークで表示される周期の半色調のドット、バー
又はマークから形成される視覚的効果を色調というもの
とする。半色調のドット、バー又はマークは、ある部分
では多少なりとも均一に配分し、視覚的効果、即ち、全
体は、濃い色調よりも明るい色とし、全体よりも狭い部
分は、より暗い色のインキで覆うようにする。警告文の
色調と背景模様の色調は、寸法の異なるドット、バー又
はマークから形成するが、これらは、通常の観察者の眼
には、同様に見えるように選択する。中間調のドット、
バー又はマークに使用されるより暗い色のインキよりも
明るい色で全体の部分を覆うことにより、濃い色の効果
よりも明るい色の効果が得られる。これら警告文の色調
及び背景模様の色調は、等しいように選択するため、こ
れら2つの部分は、原文書を見る者に全く同一の視覚的
インパクトを与え、その警告文を容易に認識し得ない。
カラー複写機の光学素子は、典型的に、比較的小さい中
間調のドット、線又はその他の要素を複製することが出
来ない。その結果、原文書の複製コピーにその警告文が
現れる。警告文を更に不鮮明にするため、カモフラージ
ュ模様を使用する場合がある。このカモフラージュ模様
は、警告文、及び背景模様の双方からドット、バー、又
はマークが削除された部分から形成することが出来る。
又、このカモフラージュ模様は、背景模様及び警告文に
使用されるものよりも小さいドット、バー、又はマーク
により、又はより薄いインキで完全に覆う部分から形成
することが出来る。最近、カラー複写機は、著しく進歩
している。これら新しいカラー複写機は、文書の保護の
点で上述の技術の効果を低下させる。最も一般的に使用
される周期及び寸法の組み合わせを使用する場合、かか
る複写機の設定値を調整することにより、複写機は、警
告文が複製物に現れない文書を作製することが出来る。
更に、レーザプリンタと共に、現在、利用可能である卓
上型編集装置は、無権限の複製を一層容易にする。この
ように、この技術の進歩を図ることが望ましいことは明
らかである。その1つの改良技術は、単一色調の背景及
び単一色調の取り消し文言を利用するものであり、米国
特許第4,351,547号に記載されている。この改
良技術において、警告文は、同一寸法及び周期のドット
又は要素から形成しない。その代わり、その警告文は、
背景色調よりも周期が小さく且つ寸法の大きいドット、
及びその大きいドットに正確に整合状態に配置した小さ
いドットを含む、交互のドット模様から形成する。米国
特許第4,579,370号には、隠れた警告文を利用
する別の改良技術が開示されている。その背景及び警告
文は、各々2対のドット寸法の半色調ドットから成って
いる。例えば、背景の約50%は、直径0.127mm
(0.005インチ)の線を25.4mm(1インチ)
当たり130本使用し、残りは、直径0.1524mm
(0.006インチ)の線を25.4mm(1インチ)
当たり130本使用して形成する。取り消し文言の約5
0%は、直径約0.254mm(0.010インチ)の
ドットを25.4mm(1インチ)当たり65個使用
し、残りは直径0.3048mm(0.012インチ)
のドットを25.4mm(1インチ)当たり65個使用
して形成する。これは、文書の不正な複写を更に防止す
る。
【発明が解決しようとする課題】これら方法は、一般
に、複写機の殆んどの設定値のときに文書を保護するの
に効果的である。しかし、ある複写機の場合、熟練者は
鮮明度及び明度、暗さに対する設定値を調整することに
より、警告文が現れないコピーを複製することが可能で
ある。更に、銀行及び郵便局のようなある業界において
は、警告文は、イメージスキャナの使用に障害となる。
警告文がコピーに現れるということは、イメージスキャ
ナの使用の際にも該警告文が現れてしまうという不都合
な結果となる。こうした有価証券を作製するときの別の
問題点は、品質管理である。従来の品質管理方法は、仕
上がった文書の縁の周りのトリム領域、又は縁部に品質
管理標的を含める方法である。この品質管理標的は、濃
度計測計のような品質管理用器具を使用して読み取られ
る。その標的が適正に印刷されているならば、通常、イ
メージも又、正確に印刷されていることを意味する。し
かし、警告文の技術を採用する多くの製品においては、
これら標的を隠すための縁部又はトリム領域がない。更
に、警告文を隠すのに使用したカモフラージュ模様があ
るために、これら製品上で濃度計測計を使用して直接読
み取ることは殆ど不可能である。故に、当該技術分野で
は、複写機の広範囲の設定値に亙る複製を防止し、又は
卓上型編集装置を使用した改変を一層完全に防止し得る
有価証券が依然、課題である。又、銀行及び郵便局用の
イメージスキャナを使用して読み取ることの出来る有価
証券が課題である。最後に、品質管理の標的を組み込む
ことの出来る有価証券が課題とされている。
【課題を解決するための手段】本発明は、可変色調の背
景模様及び調和した取り消し文言を有する有価証券を提
供することにより、かかる課題を達成するものである。
色調という用語は、一種類のインキで印刷した中間調要
素を有する部分、又は薄いインキで完全に覆った部分に
より提供される視覚的効果を意味するものとする。複写
機を調整して複製文書の一つの部分における取り消し文
言を不鮮明にしようとする行為の結果、本発明によれ
ば、別の取り消し文言が複製物の別の部分に現れる。本
願の請求項1に係る発明は、改良された有価証券にし
て、標識を表示する面を有する基層と、前記面上の背景
印刷部分(30)であって、第1の寸法及び第1の周期
の要素模様から成る背景印刷部分(30)と、前記面に
印刷された取り消し文言(32)であって、第2の寸法
及び第2の周期の要素模様から成る取り消し文言(3
2)と、を備え、前記第1の寸法又は第2の寸法の要素
(30、32)の一方(30又は32)がカラー複写機
により再生されない程度に十分に小さく、かつ該第1の
寸法又は第2の寸法の要素の他方(32又は30)がカ
ラー複写機により再生される程度に十分に大きく、これ
によりカラー複写機上の有価証券のコピーが前記取り消
し文言(32)を表示し、前記第1及び第2の寸法の各
要素(30、32)の寸法が夫々、前記面を横切って連
続的に変化し、これにより前記背景印刷部分(30)の
色調及び前記取り消し文言(32)の色調も夫 々、視覚
的に明確な態様で前記面を横切って連続的に変化し、こ
れにより、前記有価証券を複写した際に、該証券の少な
くとも一部において前記取り消し文言(32)が明瞭に
現れることにより該複写の事実を明示する、ことを特徴
とする。 又、好ましくは、前記第1及び第2の寸法の各
要素(30、32)の寸法が夫々、前記面の少なくとも
一部において、前記面を横切って小さな寸法から大きな
寸法へ又は大きな寸法から小さな寸法へ連続的に変化
し、これにより前記背景印刷部分(30)の色調及び前
記取り消し文言(32)の色調も夫々、視覚的に明確な
態様で前記面を横切って明るい色調から暗い色調へ又は
暗い色調から明るい色調へ連続的に変化する。 従って、
上記本発明の構成によれば、次に示す効果がある。
第1及び第2の寸法の各要素(30、32)の寸法が夫
々、前記面を横切って連続的に変化することにより、背
景印刷部分(30)の色調及び取り消し文言(32)の
色調が夫々、標識表示面を横切って連続的に変化してい
るから、最高濃度から最低濃度までの無段階の何れの濃
度でコピーしても、前記面上の何れかの箇所に必ず少な
くとも取り消し文言の一部が浮き出て現れ、コピーの事
実を知らせることができる。 また、前記第1及び第
2の寸法の各要素(30、32)の寸法が夫々、前記面
の少なくとも一部において、前記標識表示面を横切って
小さな寸法から大きな寸法へ又は大きな寸法から小さな
寸法へ連続的(つまり、この場合一方向的)に変化し、
これにより前記背景印刷部分(30)の色調及び前記取
り消し文言(32)の色調も夫々、視覚的に明確な態様
で前記面を横切って明るい色調から暗い色調へ又は暗い
色調から明るい色調へ連続的(つまりこの場合一方向
的)に変化しているから、最高濃度から最低濃度までの
対応濃度の設定幅を大きくしかも緻密に設定できて、応
用性が広がり便利である。
【実施例】図1の参考例には、通常の人間が見たときの
本発明による、明るい色調部分である第1の部分20
と、暗い色調部分である第2の部分22とを備える小切
手10が示してある。第1の部分20の外観が明るいの
は、要素の寸法が小さいためであり、その結果、インキ
で覆われる第1の部分20の面積の比率は、第2の部分
22に比較し小さくなる。この第2の部分22は、第1
の部分20の全周囲に完全な境界を形成するように示し
てある。しかし、該全周囲の完全な境界でなく、部分的
な境界のみを形成することも出来る。所望であれば、第
1の部分20は、第2の部分22より暗くしてもよいこ
とが理解されよう。図2は、小切手10の一部の詳細図
である。図2には、第1の部分20及び第2の部分22
の断面図が示してある。第1の部分20は、第1の背景
印刷部分30の要素、及び第1の警告文、又は取り消し
文言32を含む。第1の背景印刷部分30の要素は、第
1の取り消し文言32よりも小さく示してあるが、これ
らは、同様により大きくすることが可能である。第2の
部分22は、第2の背景印刷部分34及び第2の取り消
し文言36の要素を備えている。第2の背景印刷物34
の要素は、第2の取り消し文言36の要素よりも小さく
表示してある。しかし、これとは別に、これらは、より
大きく形成してもよい。第2の背景印刷部分34の要素
は、第1の背景印刷部分30よりも大きく示してあり、
第2の取り消し文言36の要素は、第1の取り消し文言
32よりも大きく示してある。しかし、これらは、より
小さく形成してもよい。第1及び第2の背景印刷部分の
要素の周期は同一とし、或は、異なるようにすることも
出来る。同様に、第1及び第2の取消し文言の要素の周
期は、同一とし、又は異なるようにすることも出来る。
例えば、効果的な組み合わせは、第1の部分の10%が
25.4mm(1インチ)当たり130本の線を使用
し、その15%が25.4mm(1インチ)当たり65
本の線を使用するようにし、第2の部分の20%が2
5.4mm(1インチ)当たり130本の線を使用し、
その25%が25.4mm(1インチ)当たり65本の
線を使用するようにする。別の効果的な組み合わせは、
第1の部分の10%が25.4mm(1インチ)当たり
130本の線を使用し、その15%が25.4mm(1
インチ)当たり65本の線を使用するようにし、又、第
2の部分の20%が25.4mm(1インチ)当たり1
20本の線を使用し、その25%が25.4mm(1イ
ンチ)当たり60本の線を使用するようにすることであ
る。仮想の点線40は、実際には、小切手に現れない。
これら点線は、単にカモフラージュ像38の縁端を示す
ためにのみ使用するものである。カモフラージュ像は、
第1及び第2の背景印刷部分の要素及び第1及び第2の
取り消し文言を使用せずに形成することが出来る。該像
は又、背景要素よりも大きく又は小さい寸法の要素を使
用して形成することも出来る。図3には、異なる有価証
券における第1の部分20及び第2の部分22の部分の
拡大図が示してある。カモフラージュ像38は、図示し
た文書上の波線で形成される。第1の背景印刷部分30
の要素は、第1の取り消し文言32の要素よりも小さ
い。第2の背景印刷部分34の要素は、第2の取り消し
文言36の要素よりも小さいが、第1の背景印刷部分3
0の要素よりは大きい。第2の取り消し文言36の要素
は、第1の取り消し文言32の要素よりも大きい。第1
の背景印刷部分30の要素の周期は、第2の背景印刷部
分34の周期に等しい。第1及び第2の取り消し文言3
2、36の要素の周期は、等しく、第1及び第2の背景
印刷部分30、34の周期よりも大きい。要素の寸法と
周期との関係は、2つの部分の外形が相違する原因とな
る。第1の部分20は、第2の部分22よりも明るい色
調に見えるが、これは、第1の部分20の文書の全表面
積に比して、インキで覆った文書の表面の比率が小さい
ためである。故に、第1の部分20は、第2の部分22
よりも明るい色調となる。これは、複写機を調整して、
コピーの第1の部分20の取り消し文言を不鮮明にし、
又は消えるようにする場合、第2の部分22の取り消し
文言が複製したコピーに現れる点で有利である。同様
に、複写機を調整して、コピーの第2の部分22の取り
消し文言を不鮮明にし、又は消えるようにする場合、第
1の部分20の取り消し文言が複製したコピーに現れ
る。文書のある部分の色調、即ち、人間の目に見える文
書の暗さ又は明るさは、中間色調印刷の濃度だけが原因
でない。しかし、単位長さ当たり所定の数の線から成る
中間色調の網目の場合、より大きい寸法の中間色調ドッ
トに起因するより高濃度の結果、より暗い色調となる。
しかし、各場合におけるインキで覆われる単位面積当た
りの文書の表面積が等しい場合でも、大きく広く離間し
たドットを有する部分は、より狭くより緊密に離間した
ドットを有するその他の部分よりも、明るい色調とな
る。図4、図5及び図6には、カラー複写機により、図
1及び図2の小切手10を複製しようとする多くの試み
の結果が示してある。図4において、第2の部分22の
取り消し文言44を不鮮明にするために複写機を調整す
る場合、第1の部分20の取り消し文言42が複製した
コピーに鮮明に現れる。図5において、第1の部分20
の取り消し文言42を消すためコピーを明るくしようと
して複写機を調整する場合、その調整の結果、複製した
コピーに第2の部分22の取り消し文言44が明確に現
れたコピーとなる。最後に、図6において、複製したコ
ピーの第1の部分20の取り消し文言42を不鮮明にす
るために複写機を調整する場合、直ちに、複製したコピ
ーに第2の部分22の取り消し文言44が現れる。図7
には、本発明の一実施例が図示されている。小切手50
は、背景印刷物の要素、取り消し文言要素及び図1乃至
図6に関して上述したカモフラージュ模様を含む。要素
の色調は、小切手50の表面全体に亙って変化する。図
面にて左から右方向に低下するようにしてある。これ
は、小切手50の表面における中間色調要素の寸法、そ
の間隔、又はその双方を変化させることにより、実現可
能である。図8には、本発明の別の実施例が概略図で図
示されている。この実施例において、背景印刷部分の要
素及び取り消し文言の周期は等しい一方、その要素の寸
法は文書全体に亙って変化させる。これは、階調網目と
称する。例えば、周期は、背景印刷部分及び取り消し文
言共に、それぞれ25.4mm(1インチ)当たり13
0乃至65本の線で形成することが出来る。背景印刷部
分の要素の大きさ寸法は、覆われる面積の50%から5
%に亙って文書全体を横切るに従って変化させ、取り消
し文言は、文書全体で60%から7%に変化させること
が出来る。図示した文書において、覆われる比率の最も
大きい箇所は、文書の頂部である。これら比率は、文書
の底部に向けて漸進的に縮小させる。図示した文書で
は、この覆われる比率の変化が段階的に生じて、色調が
僅かに異なる帯域が形成されるように示してある。しか
し、この場合、実際の例では、ドット寸法は、文書の表
面全体に亙り段階的でなく連続的に変化させることも出
来る。背景印刷物のドット寸法及び取り消し文言のドッ
ト寸法を変化させる態様に関係なく、文書の所定の部分
において略等しい色調が得られるようにドットの寸法を
選択する。住所欄60及び金額欄62は、背景要素に略
等しい間隔の中間色調要素にて形成する。これら欄は、
菱形を3個接続した形状の複数のカモフラージュ模様を
含み、又はその模様を省略してもよい。該住所欄60及
び金額欄62は、イメージスキャナにより読み取ること
が可能である。又、図8には、小切手の表面に印刷した
品質管理標的69が図示されている。該品質管理標的
は、高濃度領域70と、低濃度領域72と、中間濃度領
域74とを備えている。高濃度領域70と同一の高濃度
印刷の警告帯域76は、図示するように、小切手50の
頂部及び底部に形成することが出来る。住所欄60及び
金額欄62のような部分に低濃度領域72と同一の低濃
度の印刷を適用することができ、これによりイメージス
キャナによる同欄60、62の文字及び数字等の読み取
りが可能となる。中間濃度領域74と同一の中間濃度の
印刷領域75は、不鮮明な形態の部分として提供し、該
領域75の観察を容易に行い得るようその中にカモフラ
ージュ模様を存在させずに印刷することが出来る。図9
には、本発明の更に別の実施例が概略図で図示されてお
り、図8の部分に対応する文書の部分は、同様の参照符
号で表示してある。図9の実施例において、背景印刷部
分の要素及び取り消し文言の要素の周期は一定である一
方、これら要素の寸法は文書全体に亙り変化させる。し
かし、図8の実施例と異なり、文書の頂部及び底部の双
方が網目要素で覆われる最大の比率部分である。この比
率は、略均一な色調の中央領域80に向けて漸進的に低
下させる。図8におけるように、図9には、その覆われ
る比率が段階的に変化する状態で図示されており、色調
の僅かに異なる帯域が形成される。しかし、この場合、
実際の例では、ドットの寸法は文書の表面全体に亙り連
続的に変化させることも出来る。同様に、ドット寸法
は、文書の所定の部分において略均一な色調が得られる
ように選択する。図10には、本発明の更に別の実施例
が概略図で図示されており、図8の部分に対応する文書
部分は、同様の参照符号で表示される。図10の実施例
において、背景印刷部分の要素及び取り消し文言の要素
の周期は、一定である一方、要素の寸法は文書全体に亙
って変化させる。図9の実施例と異なり、図10の実施
例には、略均一な色調の中央帯域が存在しない。網目要
素により覆われる部分の比率は、文書の頂部及び底部か
ら該文書の中間にかけて漸進的に低下する。上述の各実
施例と同様、ドット寸法は、背景印刷部分及び取り消し
文言の互に隣り合う部分が略等しい色調となるように選
択する。「取り消し」という文言は、図面に示した「V
OID(無効)」のような用語のみならず、検査する文
書が真正な文書のコピーに過ぎないことを確認すること
のみを目的とする用語及び文言を含むことを理解すべき
である。この目的上、「写真コピー」、「コピー」及び
「副本」というような文言を使用してもよい。又、「取
り消し」という文言は、コピーをする者に対し、その原
文書が真正な文書であることを意味する文言、又は記号
を含むことを意図する。本発明の改良された有価証券を
その各種の実施例に関し、詳細に説明したが、本発明
は、特許請求の範囲に記載した本発明の範囲から逸脱せ
ずに一定の応用例及び変形例が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】通常の人間が見たときの本発明による小切手の
図である。
【図2】図1の小切手の拡大部分の図である。
【図3】文書の表面上の2つの異なる部分の大きく拡大
した図である。
【図4】カラー複写機又は卓上型編集装置により得られ
る図1の文書の複製物の図である。
【図5】制御設定値が異なる状態のカラー複写機、又は
卓上型編集装置により得られる複製物の外観を示す、図
4と同様の図である。
【図6】別の制御設定値のときのカラー複写機、又は卓
上型編集装置により得られる複製物の外観を示す、図4
と同様の図である。
【図7】本発明の第1の実施例の図である。
【図8】本発明の第2の実施例の図である。
【図9】本発明の第3の実施例の図である。
【図10】本発明の第4の実施例の図である。
【符号の説明】
10 小切手 20 第1の部分 22 第2の部分 30 第1の背景印刷部分 32 第1の取り消し文言 34 第2の背景印刷部分 36 第2の取り消し文言 38 カモフラージュ像 42 第1の部分の取り消し文言 44 第2の部分の取り消し文言
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アレン・レオン・シンク アメリカ合衆国ヴァージニア州24151, ロッキー・マウント,ロード・ナンバー 4,ボックス 1700 (72)発明者 ジョージ・ダブリュー・スタッブズ アメリカ合衆国オハイオ州45431,ビー ヴァークリーク,エイヴォン・ドライヴ 2041 (72)発明者 ジョン・エス・シンプソン アメリカ合衆国オハイオ州45420,デイ トン,ビーチャー・アヴェニュー 4410 (72)発明者 ジョン・エフ・カーン アメリカ合衆国オハイオ州45424,デイ トン,ディア・ブラッフ・ドライヴ 6710 (56)参考文献 特開 昭63−81076(JP,A) 実開 平4−81774(JP,U) 実開 昭61−122869(JP,U) 実開 昭64−46277(JP,U) 実開 昭63−47163(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 改良された有価証券にして、 標識を表示する面を有する基層と、 前記面上の背景印刷部分(30)であって、第1の寸法
    及び第1の周期の要素模様から成る背景印刷部分(3
    0)と、 前記面に印刷された取り消し文言(32)であって、第
    2の寸法及び第2の周期の要素模様から成る取り消し文
    言(32)と、を備え、 前記第1の寸法又は第2の寸法の要素(30、32)の
    一方(30又は32)がカラー複写機により再生されな
    い程度に十分に小さく、かつ該第1の寸法又は第2の寸
    法の要素の他方(32又は30)がカラー複写機により
    再生される程度に十分に大きく、これによりカラー複写
    機上の有価証券のコピーが前記取り消し文言(32)を
    表示し、 前記第1及び第2の寸法の各要素(30)32)の寸法
    夫々、前記面を横切って連続的に変化し、これにより
    前記背景印刷部分(30)の色調及び前記取り消し文言
    (32)の色調も夫々、視覚的に明確な態様で前記面を
    横切って連続的に変化し、 これにより、前記有価証券を複写した際に、該証券の少
    なくとも一部において前記取り消し文言(32)が明瞭
    に現れることにより該複写の事実を明示する、 ことを特徴とする改良された有価証券。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の改良された有価証券に
    して、 前記第1及び第2の寸法の各要素(30、32)の寸法
    が夫々、前記面の少なくとも一部において、前記面を横
    切って小さな寸法から大きな寸法へ又は大きな寸法から
    小さな寸法へ連続的に変化し、これにより前記背景印刷
    部分(30)の色調及び前記取り消し文言(32)の色
    調も夫々、視覚的に明確な態様で前記面を横切って明る
    い色調から暗い色調へ又は暗い色調から明るい色調へ連
    続的に変化する、 ことを特徴とする改良された有価証券。
  3. 【請求項3】 請求項に記載の改良された有価証券に
    して、 前記基層上に印刷された住所欄であって、第3の寸法の
    要素模様から成る住所欄と、 前記基層に印刷された金額欄であって、第4の寸法の要
    素模様から成る金額欄と、を備え、 前記住所欄及び前記金額欄が、イメージスキャナにより
    読み取り可能であることを特徴とする改良された有価証
    券。
  4. 【請求項4】 請求項に記載の改良された有価証券に
    して、 前記取り消し文言を偽装するため、前記面上にカモフラ
    ージュ模様を更に備えることを特徴とする改良された有
    価証券。
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