JP3086551U - 安全快速ネイルクリッパー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種寸法の鉄釘の検査を簡単快速安全に行え
るようにする安全快速ネイルクリッパーを提供するこ
と。 【解決手段】 直桿体を主体とし、直桿体中段に保持部
が設けられ、両端が適当な錐度を有する挟持端とされ、
二つの挟持端にそれぞれ適当な割り溝が設けられて拡張
状の挟持部を形成し、該挟持部の拡張距離でちょうど鉄
釘を挟持でき、且つ二つの挟持端の中段の保持部の周縁
に適当な長さのネジ部が設けられ、二つの挟持端にそれ
ぞれ結束スリーブが螺合され、これら結束スリーブとネ
ジ部の螺合程度によりその挟持部の距離の拡張幅を改変
でき、異なる寸法の鉄釘の挟持が行える。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の安全快速ネイルクリッパーに係り、特に各種寸法の鉄釘の検査 を簡単快速安全に行えるようにする安全快速ネイルクリッパーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より鉄釘の検査は手で鉄釘を取り行われているが、これは面倒で不便であ り、また、手を傷つける恐れがあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主要な目的は、一種の安全快速ネイルクリッパーを提供することにあ り、それは、速やかに鉄釘を挟持する専用工具とされて、手で鉄釘をつかむ面倒 と不便をなくし、並びに有効に不注意から釘の先で手を傷つける恐れがなく、極 めて良好な実用性と安全性を有する安全快速ネイルクリッパーであるものとする 。

【０００４】 本考案の次の目的は、一種の安全快速ネイルクリッパーを提供することにあり 、それは、鉄釘の釘打ち作業を行う時に釘を挟持して適当な釘打ち位置に設置で き、手部から離れたところでハンマーで叩けるため、不注意からハンマーにより 手部を誤って撃つ事故を防止できる安全快速ネイルクリッパーであるものとする 。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、直桿体を主体とし、直桿体の中段に保持部が形成され、保 持部の両端が適当な錐度を有する挟持端とされ、二つの挟持端にそれぞれ適当な 割り溝が設けられて拡張状の挟持部を形成し、該挟持部が適当な弾性拡張のゆと りを有し、別に二つの挟持端の中段の保持部に近い内端部の周縁に適当な長さの ネジ部が設けられ、二つの挟持端にそれぞれ結束スリーブが螺合され、これら結 束スリーブとネジ部の螺合程度によりその挟持部の距離の拡張幅を改変でき、こ の構造組成により、割り溝の形成する拡張状の挟持部に、結束スリーブの螺合調 整が組み合わされて挟持部の拡張距離が調整され、これにより各種寸法の鉄釘の ピックアップに適用され、鉄釘のピックアップを簡単快速、安全に実施できるこ とを特徴とする、安全快速ネイルクリッパーとしている。 請求項２の考案は、前記安全快速ネイルクリッパーが単一挟持端の形態に設計 され、そのうち保持部の表面に適当な円弧凹部が設けられて手部にほる保持の安 定性が増進され、並びに挟持端の外端近くにそれぞれ環状溝が設けられ、該環状 溝内に弾性限位リングが套設され、限位リングにより結束スリーブに対する適当 なストッパ作用が形成され、これにより結束スリーブの脱出が防止され、並びに 限位リングの弾性により挟持部の拡張動作に影響を与えないことを特徴とする、 請求項１に記載の安全快速ネイルクリッパーとしている。 請求項３の考案は、前記挟持部の挟持面に適当な数の円弧凹挟持溝が設けられ 、鉄釘に対する挟持安定性が増進され、その挟持端に挟持部を形成する割り溝が 、一字形或いは十字形の形態とされたことを特徴とする、請求項１又は請求項２ に記載の安全快速ネイルクリッパーとしている。

【０００６】

【考案の実施の形態】

本考案は、各種寸法の鉄釘の検査を簡単快速安全に行えるようにする安全快速 ネイルクリッパーを提供し、それは、直桿体を主体とし、直桿体中段に保持部が 設けられ、両端が適当な錐度を有する挟持端とされ、二つの挟持端にそれぞれ適 当な割り溝が設けられて拡張状の挟持部を形成し、該挟持部の拡張距離でちょう ど鉄釘を挟持でき、且つ二つの挟持端の中段の保持部の周縁に適当な長さのネジ 部が設けられ、二つの挟持端にそれぞれ結束スリーブが螺合され、これら結束ス リーブとネジ部の螺合程度によりその挟持部の距離の拡張幅を改変でき、異なる 寸法の鉄釘の挟持が行える。

【０００７】

【実施例】

本考案は安全快速ネイルクリッパーを提供し、それは、各種寸法の鉄釘の検査 に用いられ、手で鉄釘をつかむ面倒と不便をなくし、並びに有効に不注意から釘 の先で手を傷つける恐れがなく、鉄釘の検査を快速で安全に実施できるようにす る。

【０００８】 図１と図２及び図３に示されるように、本考案は、直桿体１０を主体とし、直 桿体１０の中段に保持部１１が設けられ、並びに保持部１１の表面に適当な円弧 凹部１２が設けられ、保持の安定性が増進され、保持部１１の両端に適当な錐度 を有する挟持端１３、１３’が形成され（或いは必要に応じてネイルクリッパー が単一の挟持端を有する設計とされる）、二つの挟持端１３、１３’にそれぞれ 割り溝１４、１４’が設けられて拡張状の挟持部１５、１５’が設けられ（その 割り溝が一字或いは十字形態とされる）、その挟持部１５、１５’が適当な弾性 展開のゆとりを有し、さらに挟持部１５、１５’の挟持面に適当な数の円弧凹挟 持溝１５１が設けられ、別に二つの挟持端１３、１３’の中段の保持部１１近く の内端部分の周縁に適当な長さのネジ部１６、１６’が設けられ、二つの挟持端 １３、１３’にそれぞれ結束スリーブ２０、２０’が套設され、これら結束スリ ーブ２０、２０’とネジ部１６、１６’の螺合程度によりその挟持部１５、１５ ’の距離の拡張の幅を調整でき、別に結束スリーブ２０、２０’の脱出を防止す るため、二つの挟持端１３、１３’の外端近くの位置にそれぞれ環状溝１７、１ ７’が設けられて弾性限位リング１８、１８’が套設され、限位リング１８、１ ８’により結束スリーブ２０、２０’に対する適当なストッパ作用が形成されて その脱出が防止され、並びに限位リング１８、１８’がやや弾性を有することか ら、挟持部１５、１５’の拡張動作に影響を与えず、これにより本考案の安全快 速ネイルクリッパーの基本機能構造が構成されている。

【０００９】 次に、図４の構造関係図と図５の実施例図を参照されたい。以上の構造の組成 設計により、二つの挟持端１３、１３’に割り溝１４、１４’により形成された 拡張可能な挟持部１５、１５’の拡張距離は鉄釘３０を挟持するのに適合するも のとされ、結束スリーブ２０、２０’と二つの挟持端１３、１３’のネジ部１６ 、１６’の螺合程度により、挟持部１５、１５’の拡張距離の大きさが調整でき 、これにより異なる寸法の鉄釘３０の挟持が行える。結束スリーブ２０、２０’ とネジ部１６、１６’の螺合程度が深くなると、即ち挟持部１５、１５’の拡張 距離が大きくなり、比較的大きな寸法の鉄釘３０のピックアップに適合する。反 対に結束スリーブ２０、２０’とネジ部１６、１６’の螺合程度が浅くなれば、 即ち挟持部１５、１５’の拡張距離が小さくなり、比較的小さな寸法の鉄釘３０ のピックアップに適合する。且つ鉄釘３０を挟持する時、挟持部１５、１５’の 挟持面に設けられた円弧凹挟持溝１５１の鉄釘３０に対する適当な挟持位置決め により、鉄釘３０に対する挟持の安定性が増進される。これにより、使用者が挟 持する鉄釘３０の大きさにより、適当な挟持端１３或いは１３’を選択し、並び に適当に結束スリーブ２０或いは２０’の螺合深さを調整することにより、挟持 部１５或いは１５’の適当な拡張距離を得られ、以てネイルクリッパー中段の保 持部１１を保持して、その挟持端１３或いは１３’の割り溝１４或いは１４’を 鉄釘３０に整合させ、並びにやや押圧力を加えてその挟持部１５或いは１５’を 拡張させることにより、順調に鉄釘３０を挟持し検査機能を達成することができ る。そのピックアップの動作は相当に簡単で快速であり、有効に手でピックアッ プする場合の怪我の発生を防止でき、極めて実用価値を有している。

【００１０】 別に図６に示される実施例図を参照されたい。上述の組成によるネイルクリッ パーは、その挟持端１３、１３’の挟持部１５、１５’設計を利用して鉄釘３０ をピックアップする機能のほか、直接鉄釘３０を挟持してネイルクリッパー３０ を手に保持し、所定の釘打ち位置に鉄釘３０を位置決めすることができ、さらに もう一方の手でハンマー４０を保持して釘打ち作業を行え、ネイルクリッパーを 補助工具とすることにより、手部をハンマー４０の打撃範囲より離し、これによ りハンマー４０により誤って手部を打撃する問題を防止することができ、有効に 従来の手で釘を保持することにより発生する安全の問題を解決し、極めて良好な 実用性と安全性を提供する。

【００１１】

【考案の効果】

本考案の安全快速ネイルクリッパーは、鉄釘を挟持しピックアップして検査に 供する構造設計とされ、手でネイルクリッパーを保持して速やかに鉄釘の検査作 業を行うことができ、鉄釘検査の簡便性を増進し、且つ手で鉄釘を挟持すること による怪我の問題を発生せず、また、釘打ち作業時の補助挟持工具としても使用 でき、有効に使用上の安全性を増進する。全体的に本考案は、実用性と安全性に 優れた工具である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の構造組合せ表示図である。

【図２】本考案の分解斜視図である。

【図３】本考案の構造関係表示図である。

【図４】本考案の異なる寸法の鉄釘を挟持する時の構造
関係表示図である。

【図５】本考案の鉄釘検査時の好ましい実施例図であ
る。

【図６】本考案を鉄釘の釘打ち作業への運用の好ましい
実施例図である。

【符号の説明】

１０ 直桿体 １１ 保持部 １２ 円弧凹部 １３、１３’ 挟持端 １４、１４’ 割り溝 １５、１５’ 挟持部 １５１ 円弧凹挟持溝 １６、１６’ ネジ部 １７、１７’ 環状溝 １８、１８’ 限位リング ２０、２０’ 結束スリーブ ３０ 鉄釘 ４０ ハンマー

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 直桿体を主体とし、直桿体の中段に保持
   部が形成され、保持部の両端が適当な錐度を有する挟持
   端とされ、二つの挟持端にそれぞれ適当な割り溝が設け
   られて拡張状の挟持部を形成し、該挟持部が適当な弾性
   拡張のゆとりを有し、別に二つの挟持端の中段の保持部
   に近い内端部の周縁に適当な長さのネジ部が設けられ、
   二つの挟持端にそれぞれ結束スリーブが螺合され、これ
   ら結束スリーブとネジ部の螺合程度によりその挟持部の
   距離の拡張幅を改変でき、この構造組成により、割り溝
   の形成する拡張状の挟持部に、結束スリーブの螺合調整
   が組み合わされて挟持部の拡張距離が調整され、これに
   より各種寸法の鉄釘のピックアップに適用され、鉄釘の
   ピックアップを簡単快速、安全に実施できることを特徴
   とする、安全快速ネイルクリッパー。
2. 【請求項２】 前記安全快速ネイルクリッパーが単一挟
   持端の形態に設計され、そのうち保持部の表面に適当な
   円弧凹部が設けられて手部にほる保持の安定性が増進さ
   れ、並びに挟持端の外端近くにそれぞれ環状溝が設けら
   れ、該環状溝内に弾性限位リングが套設され、限位リン
   グにより結束スリーブに対する適当なストッパ作用が形
   成され、これにより結束スリーブの脱出が防止され、並
   びに限位リングの弾性により挟持部の拡張動作に影響を
   与えないことを特徴とする、請求項１に記載の安全快速
   ネイルクリッパー。
3. 【請求項３】 前記挟持部の挟持面に適当な数の円弧凹
   挟持溝が設けられ、鉄釘に対する挟持安定性が増進さ
   れ、その挟持端に挟持部を形成する割り溝が、一字形或
   いは十字形の形態とされたことを特徴とする、請求項１
   又は請求項２に記載の安全快速ネイルクリッパー。