JP3085976U - コップ底面に吸着しないコースター。 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 飲食店などでコップに入れてお客に出すビ
ールや、水割りなど冷えて水滴が付き、一般のコースタ
ー紙は表面に溜まっている水の上にコップを置いて加圧
すると真空になって吸着しやすいが、コースターがあっ
ても十分水滴が吸収されず、水滴やコップ底面に吸着し
たコースター紙が衣服の上に落ちてくることがあり、衣
服が汚れるなど不愉快な思いをすることがあり困ってい
た、コップの底面に付着した水滴が吸水され、且つコー
スターがコップ底面に吸着しないコースターがあれば好
ましいなど課題であった。 【解決手段】、本考案のコップ底面に吸着しないコース
ターは、そのような問題点を解決するために考案された
もので吸水紙１に開けた無数の長空気抜き穴２や空気穴
３を設けたもの、又は異形の吸水紙を数枚重ねて一体化
させることで長時間の使用でもコップ底面の水滴を吸水
し、コップがコースター紙に吸着しないよう工夫された
ものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はコップに付着する水滴を吸水し、数時間連続使用しても、コップ底面 にコースターが吸着しないように考案されたコップなどを置くコースターに関す るものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のコースターは様様な形をしたコースターがあり、どのコースターも水滴 を十分吸水してくれるものは無かった、飲食店で水割りなどを出すとき等、氷を 入れるためコップが急に冷えコップの外に水滴が付着してくる、やがて水滴は玉 になり底面に落ちてくるので、コップ底面が常に濡れているうえコップを持ち上 げると水滴が服やズボンの上に落ちたり、時にはコップ底面にコースター紙が吸 着してコップと一緒に持ちあがり、コースター紙が水滴と共に落ちて衣服が汚れ たなど不愉快な経験を誰もしているのでは有るまいか、現在もそのような問題で 困っているのが現状である。

【０００３】

【考案が解決しょうとする課題】

従来の技術で述べた如く本考案はコップで水割りなどを出す時、氷を入れるた めコップが急に冷えコップの外に水滴が溜まり水滴は玉になり底面に落ちてくる ので、コップ底面が常に濡れているうえコップを持ち上げると水滴が服やズボン の上に落ちたり、時にはコップ底面にコースター紙が吸着してコップと一緒に持 ちあがって落下するなどお客に不愉快な思いをさせている等の問題があり課題で もあった。

【０００４】 本考案はそのような問題点を解決しコップ底面に水滴が溜まっても本考案のコ ップ底面に吸着しないコースターが水滴を吸水し、吸水紙に開けた無数の空気抜 き穴がコップ底面に溜まった水とコースター面に溜まっている水とが真空になっ て吸着しないよう空気抜き穴で空気を抜き長時間の使用でもコップの底面に吸着 しないコースターを提供するものである。

【０００５】

【課題を解決する為の手段】

上記目的を解決する為の手段として定形に裁断した吸水紙に同形又は異形の空 気穴を無数に開けたものを数枚貼り合わせたものと、形状の異なる吸水紙又は色 紙などを間に挟み数枚を重ねて貼り合わせたものを組み合わせて完成させたコッ プの底面に吸着しないコースターであり、コップで水割りなどを出す時、氷を入 れるためコップが急に冷えコップの外に水滴が溜まり水滴は玉になり底面に落ち コップ底面が常に濡れてコップを持ち上げると水滴が服やズボンの上に落ちたり 、時にはコップ底面にコースター紙が吸着してコップと一緒に持ちあがったりす るのは、従来コースター紙が水滴を吸収できない飽和状態になるとコースターの 表面に水が溜まって水の層ができ、コップ底面で押さえると底面が真空状態にな り、コップ底面にに吸着して持ち上がることがしばしばある。

【０００６】 本考案のコースターは、そのような問題点を解決するために考案されたもので 、コースター面に溜まっている水の上にコップを置いて加圧すると真空になって 吸着しやすいが、吸水紙に開けた無数の空気抜き穴が吸着しないよう空気を抜き 長時間の使用でもコップ底面の水滴を吸水し、且つコースターとコップが吸着し ないように工夫がなされている。

【０００７】

【考案の実施の形態】

考案の実施の形態に付いて図面を参照して説明する如く図１は定形に裁断した 吸水紙１の表面に長空気抜き穴２又は空気穴３又は異形の空気抜き穴を無数に開 けた穴開き吸水紙１４を形成させて更に、裏面に形状が同じ又は異なる紙又は、 色紙とか中間半吸水紙４と下吸水紙５を数枚貼り合わせたことの組み合わせで穴 開き吸水紙１４を構成させる、又重ねて貼り合わせるときは前面接着させないで 要所要所に接着剤６を付けることが好ましい。

【０００８】 図２に於いては穴開き吸水紙１４と中間半吸水紙４と下吸水紙５を貼り合わせ て一体化させた平面図であり、表面に長空気抜き穴２又は同形の空気穴３が無数 に開いており、穴は中間半吸水紙４と下吸水紙５によって遮断されているため、 穴開き吸水紙１４と、下吸水紙５は吸収能力が異なるよう工夫されている。又穴 が開いて表面から見える穴開き吸水紙１４の窓部分を色紙にすると鮮やかになり 見た目も美しく綺麗であるので中間半吸水紙４を色紙にすることが好ましい。

【０００９】 図３に於いて説明する如く図３は図２のＡ〜Ａ断面図で、穴開き吸水紙１４と 中間半吸水紙４、更に下吸水紙５を貼り合わせて一体化させた側断面図で、吸水 性がやや劣る材質の半吸水紙を穴開き吸水紙１４の裏面に貼り合わせることで、 コップ８を置いたとき水滴９が落ちてもコップ８の底の部分が吸水紙１の表面に 当たっているので、水滴９は吸収され、水滴９が多く溜まって溜り水１０になっ ても空気を抜く為に設けてある空気穴３から空気が抜けるので、コップ８の底面 １２と吸水紙１が水滴９の溜り水によって真空になろうとしてもりコースター紙 １が図５に示すようにコップ８に吸着して持ちあがることが無いように工夫され ている、

【００１０】 長空気抜き穴２、空気穴３を無数に開けた穴開き吸水紙１４だけを数枚重ねて 貼り合わせたものでテストを重ねたが溜り水１０が飽和状態にある中、コップ８ を穴開きコースター紙１４に圧着しても空気抜き穴を設けているので空気が抜け コップ８の底面１２に穴開き吸水紙１４が吸着して持ちあがることは無く、効果 は十分であった。がしかし、穴開き吸水紙１４と中間半吸水紙４と下吸水紙５を 組み合わせて接着させ一体化させたものがより効果が大きく、コップ底面に吸着 しないコースター紙の完成となった。テーブルの天場と接触する面は穴開き吸水 紙１の裏面になりテーブルの上にある水滴９や、溜り水１０も下吸水紙５が吸水 してくれるように工夫なされている、又中間半吸水紙４を吸水紙１と下吸水紙５ の間に挟むことにより、テーブルの上に水滴９又は誤って溢した水など溜り水と なって下吸水紙５が吸水しても中間半吸水紙４が、ある程度遮断し穴開き吸水紙 １４が溜り水を吸いあげないよう工夫した。

【００１１】 又テーブル１３の上に溜り水１０があってもコップ８から落ちてくる水滴９は 穴開き吸水紙１４が吸水できるよう工夫してあるし、穴開き吸水紙１４は中間半 吸水紙４を境として下吸水紙５の吸水能力とは別に吸水能力を保持できるべくよ うに工夫されている。

【００１２】 図４と図５に於いては従来のコースター紙１１の使用状況を示した図であり図 ４に於いて説明する如くテーブル１３の上にはコップ８の水滴９が落ちて溜まっ たり、誤って溢した溜り水１０もあり、そのような状態でコップ８を従来コース ター紙１１の上に置くと溜り水１０は飽和状態となりコップ８の底面１２が圧着 して真空状態となる。

【００１３】 そのままコップ８を持ち上げると図５に示す如く手７でコップ８を持ち上げて 口に移動するとコップ８は斜めになり、コップ８の底面１２に吸着していた従来 コースター紙１１は上から落ちてくる水滴９を含んで更に重くなり水滴９と共に 落下する事が多く大事な衣服を汚したりした。本考案のコップ底面に吸着しない コースターの誕生で産業界に貢献できることを期待している。

【考案の効果】

本考案は上述のとおり構成されており、従来まではコップで水割りなどを出す 時、氷を入れるためコップが急に冷えコップの外に水滴が溜まり底面に落ちてく るので、コップ底面が常に濡れているうえコップを持ち上げると水滴が服やズボ ンの上に落ちたり、コップ底面にコースター紙が吸着してコップと一緒に持ちあ がり衣服の上に落ちて衣服を汚し不愉快な思いをしていたが、本考案のコースタ ーは、コップ底面に水滴が溜まってもコースターが水滴を吸水し、吸水紙に開け た無数の空気抜き穴がコップ底面に溜まった水とコースター面に溜まっている水 とが吸着しないよう空気抜き穴で空気を抜き長時間の使用でもコップの底面に吸 着しないよう考案されているので、コップ底面の水滴が衣服の上に落ちたり、コ ースターがコップに吸着して衣服の上に落ちたりすることが無いなどの効果があ る。

【図面の簡単な説明】

【図１】穴開き吸水紙１４の裏面に中間半吸水紙、下吸
水紙を貼り合わせる工程の分解図である。

【図２】穴開き吸水紙１４の平面図である。

【図３】穴開き吸水紙１４のＡ〜Ａ側断面図であり、テ
ーブル１３の上に置いてコップ８を置いた関係図であ
る。

【図４】テーブル１２の上に従来コースター紙１１を置
き、その上にコップ９を置いたとき水滴９が溜まり、溜
り水１０とコップ９の吸着状態を示した図である。

【図５】手７でコップ８を持ち、水滴９が落ち従来コー
スター紙１１が落ちている図である。

【符号の説明】

１ 吸水紙 ２ 長空気抜き穴 ３ 空気穴 ４ 中間半吸水紙 ５ 下吸水紙 ６ 接着材 ７ 手 ８ コップ ９ 水滴 １０ 溜り水 １１ 従来コースター紙 １２ 底面 １３ テーブル １４ 穴開き吸水紙

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 定形に裁断した吸水紙１の表面に長
   空気抜き穴２又は空気穴３又は異形の空気抜き穴を無数
   に開けた穴開き吸水紙１４を形成したものや、裏面に形
   状が同じ又は異なる紙、中間半吸水紙４、下吸水紙５を
   数枚貼り合わせたことの組み合わせからなることを特徴
   としたコップ底面に吸着しないコースター。