JP3085873B2 - 超臨界圧変圧貫流ボイラ - Google Patents

超臨界圧変圧貫流ボイラ

Info

Publication number
JP3085873B2
JP3085873B2 JP07043041A JP4304195A JP3085873B2 JP 3085873 B2 JP3085873 B2 JP 3085873B2 JP 07043041 A JP07043041 A JP 07043041A JP 4304195 A JP4304195 A JP 4304195A JP 3085873 B2 JP3085873 B2 JP 3085873B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace
peripheral wall
orifice
boiler
tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07043041A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08233208A (ja
Inventor
由則 小林
隆之 須藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP07043041A priority Critical patent/JP3085873B2/ja
Publication of JPH08233208A publication Critical patent/JPH08233208A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3085873B2 publication Critical patent/JP3085873B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は事業用又は産業用の超臨
界圧変圧貫流ボイラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の超臨界圧変圧貫流ボイラの構成例
を図9に示している。図9において、後部煙道12に位
置する節炭器を出た給水は、火炉入口連絡管1を介して
火炉14の下部にある火炉入口分配管寄せ18に入り、
火炉分配管17を通って火炉周壁蒸発管入口管寄せ4に
入り、ほぼ鉛直に配置された火炉周壁を構成する周壁蒸
発管2を上昇し火炉最上部に至る。
【0003】この場合、火炉周壁の壁面内の熱負荷分布
に対応して各周壁蒸発管2を通過する缶水の流量を制御
するオリフィス20を上記火炉周壁蒸発管入口管寄せ4
の出口の直上部の蒸発管に設置している。
【0004】このように、流量を調整された各周壁蒸発
管2の缶水は、燃料及び燃焼用空気を投入し燃焼させる
バーナ及び空気噴出口をもつ燃焼設備を備えた火炉14
を構成する火炉壁で加熱されつつ上昇し、火炉周壁蒸発
管出口管寄せ5より、火炉出口連絡管6を経て気水分離
器7に流入するが、亜臨界圧領域での運転においてはこ
こで蒸気とドレンが分離されることとなる。気水分離器
7での分離蒸気は、過熱器入口連絡管13を経由して過
熱器9に流入する。
【0005】一方、気水分離器7で分離されたドレンは
ドレン排出管8を通じて循環ポンプ11により節炭器入
口に戻される。当然であるがこの場合、気水分離器7の
ドレンレベルが一定レベル以下とならぬようにドレンレ
ベル調整弁10により制御されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前項に述べたような従
来の超臨界圧変圧貫流ボイラにおいては、火炉周壁蒸発
管出口部の管群間で温度アンバランスが発生する問題が
あり、これに伴う熱応力による火炉耐圧部の障害が危惧
されており、早期にこの温度アンバランスを防止する対
応策の確立が迫られているのが現状である。
【0007】火炉周壁のメタル温度のアンバランスは、
炉内の燃焼状況によって壁面内の熱吸収量に偏差が発生
した場合に、これが各蒸発管の出口流体温度のアンバラ
ンスとなって現れるものであり、これに対する設計上の
対策としては、前項で説明したように、火炉周壁蒸発管
入口に設けるオリフィスにより熱吸収偏差に応じて給水
量を調整することで、出口流体温度のアンバランスを抑
える方式が採られていた。
【0008】しかし、この従来方式の火炉入口部に於け
るオリフィスによる給水の流量制御は次の(1),
(2)のような問題点があり、このような問題点の為
に、従来方式の火炉入口部におけるオリフィスによる給
水の流量制御は、その設置目的に対して充分なものとな
っていない可能性がある。
【0009】(1)火炉入口部はサブクール状態として
設計されているので、火炉上部に比べ比容積vが小さい
ため流速が遅く、そのため、流速の二乗に比例するオリ
フィスの圧損特性上、効果が発揮され難い。
【0010】(2)更に、低負荷となると、給水流量が
減りその流速が減少するので、ますます上記の傾向が大
きくなる。だからといって、低負荷においても流量制御
が出来るようにオリフィスで圧損を持たせると、高負荷
時にはオリフィスでの圧損が効きすぎて、流量が極端に
絞られる蒸発管が出現するので、火炉の信頼性を損なう
こととなる。
【0011】周壁蒸発管の過熱度の上昇に伴う温度アン
バランスの発生は、火炉壁面内に大きな熱応力を生ずる
ことから、負荷変化に伴う熱応力の繰り返しにより、火
炉耐圧部はその寿命を消費し、ひいては火炉耐圧部の損
傷によりボイラの運転に支障を来すことにもつながるも
のである。
【0012】本発明は、このような問題を解決し、火炉
周壁蒸発管の過熱度の上昇に伴い火炉周壁蒸発管出口部
の管群間に温度アンバランスを生じさせないように構成
した超臨界圧変圧貫流ボイラを提供することを課題とし
ている。
【0013】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、水冷
蒸発管により周壁を構成された火炉を有し、その火炉内
に燃料及び燃焼用空気を投入し燃焼させるバーナ及び空
気噴出口を有する燃焼設備を備え、同火炉内で発生した
燃焼ガスは火炉周壁に熱吸収されつつ火炉上部より後部
煙道側へ流れる方式の超臨界圧変圧貫流ボイラにおける
前記した課題を解決するため、部分負荷時に火炉周壁蒸
発管内の流体が二相流となる火炉周壁管中間部に炉壁面
内の熱負荷分布に対応して缶水の通過流量を調節するオ
リフィスを設置する。
【0014】このように、本発明による超臨界圧変圧貫
流ボイラでは、流量制御の機能向上の為、従来のような
火炉入口部にオリフィスを設ける代わりに火炉中間部に
オリフィスを設ける。以下、本発明により、超臨界圧変
圧貫流ボイラにおける火炉周壁中間部にオリフィスを設
けることの有効性並びにその検証結果について説明す
る。まず火炉中間部にオリフィスを設けることの有効性
について説明する。
【0015】(1)下部火炉においては、熱吸収量Qが
壁内で差があっても図5のエンタルピ/圧力チャートに
示すa〜bの領域では温度は一定(飽和温度)であり、
下部火炉出口の温度を均一化する目的で火炉入口にオリ
フィスを設置する必要性は低い。
【0016】(2)一方、上部火炉は、その後流側に蒸
発器からなる伝熱面等が設置されていなければ、上部火
炉の出口では常に過熱状態であり、また、煙道蒸発器が
あったとしても動的には十分過熱状態となり得ることか
ら、熱吸収量Qの分布が付き、有意な差があれば、上部
火炉の出口では確実に温度差となって表われるので、給
水流量Gの調整が必要である。
【0017】(3)また、下部火炉域においては、図7
に示すように静圧損失が支配的であることにより、熱吸
収量Qの偏差に対して、より信頼性が高い特性をもって
いる。即ち、熱吸収量Qの高い部分であっても、静圧損
失(ΔPstatic)の減少が支配的であり、全圧力損失
(ΔPtotal ) が減少することで、その部分の流量が増
加することになるのである。これは自己調整能力がある
ということであり、この点でも下部火炉出口の温度を均
一化する目的でオリフィスを設置する必要性は低い。
【0018】(4)一方、上部火炉域に於いては、図8
に示すように逆に摩擦損失が支配的であることにより、
熱吸収量Qの偏差に対する信頼性が低い特性をもってい
る。即ち、熱吸収量に分布が付いた場合、熱負荷の高い
蒸発管は摩擦損失(ΔPfric)の増加が支配的であり、
全圧力損失(ΔPtotal ) が増加して流れ難くなり、益
々ΔT(温度差)を増やす方向に進むので、実缶での熱
吸収分布に対応した上部火炉の流量Gの制御が必要とい
うことになる。
【0019】(5)従来のオリフィス設置位置での問題
点として説明した諸点及び上記(1)〜(4)を勘案す
れば、流量Gの調整の為には火炉入口よりも乾き度(St
eamQuality)の高い火炉中間部でのオリフィス制御が有
効であると言える。
【0020】次に上記に関する検証結果について説明す
る。変圧貫流ボイラは、負荷により蒸気圧力が変化す
る。従って、負荷が低ければ蒸気圧力も低く、蒸気の比
熱が圧力の高い領域に比べ小さいため、同じエンタルピ
差の熱吸収量Qに対して過熱域では温度差としては大き
くなる。これは図5のエンタルピ/圧力チャートと表1
に示す通りである。
【0021】
【表1】
【0022】それ故、低負荷で精度良く流量制御が出来
れば、高負荷では少し制御が緩くなっても熱応力的な問
題が少ないと言える。図6は負荷変化に伴う流量分配特
性を示すグラフであり、低負荷(30%ECR)時に火
炉熱負荷の分布に応じた缶水の流量分配を行った場合
に、高負荷(75%ECR)ではこの流量分配特性がど
の様に変化するかを示したものである。
【0023】図6において、火炉下部にオリフィスを設
置した場合(一点鎖線)は、火炉中間部にオリフィスを
設置した場合(点線)に比し、負荷の変化(30%EC
R→75%ECR)に対する流量分配の変化の割合が大
きい。しかも流量の少ないチューブは高負荷ではより流
量が絞られることになる。
【0024】これは、Δh=Q/G(Δh:エンタルピ
差,Q:熱吸収量,G=チューブ当たりの流量)の関係
より、熱吸収量Q一定でチューブ当たりの流量が減少す
れば、Δhが増加することにより、温度差を助長する可
能性がある。
【0025】オリフィスを火炉下部に設置した場合と、
火炉中間部に設置した場合とで負荷変化による流量分配
特性に差の出る理由としては、次に示すような要因に基
づく(表2,3に火炉下部と火炉中間部にそれぞれオリ
フィスを設置した場合の、負荷変化に伴う各状態量の比
率を示している)。
【0026】即ち、オリフィスでの圧力損失は管内流速
の2乗に比例するが、火炉中間部では管内流速Vの変化
が殆ど無くγの変化のみであるのに対して、火炉下部に
おいては、管内流速Vの比が大きく2乗で影響し、缶水
流量の変化に応じてオリフィスの影響度が変化すること
となるため、負荷の変化(即ち、缶水流量の変化)に対
する流量分配の変動が大きい結果となる。
【0027】以上により、火炉中間部にオリフィスを設
置する方が、火炉下部にオリフィスを設置する場合に比
し、各負荷の缶水流量の変化に対してオリフィスの影響
度が変化しにくく、設定した流量分配目標値を維持し易
い。
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】なお、以上の説明からいえば、本発明によ
って設けられるオリフィスは火炉出口部に設ける事が流
量制御上最も効果があるが、通常、火炉壁は熱負荷が高
く蒸発管内面からスケールが剥がれ易く、オリフィス上
流の剥がれたスケールがオリフィスの穴を塞ぐ可能性も
あり、火炉の信頼性を損なうものとなる。
【0031】そこで本発明に基づいてオリフィスを設け
る場合、火炉中間部に、断面が大きく従って流速の小さ
い、スケールトラブルに関しての一種のバッファーの役
割を果たす管寄せを設けて、その直後流である直上部に
オリフィスを配置した構成を採ること、或いはそれに加
え更に、オリフィス穴径を塞ぐようなスケールをオリフ
ィスの手前で防ぐ為に、オリフィス径よりも小さい径の
穴をあけた多孔板ストレーナをこの火炉周壁中間管寄せ
の中央部に備えた構成を採ることでオリフィスの位置を
火炉中間部とすることのリスクを無くす事が出来る。
【0032】
【実施例】以下、本発明による超臨界圧変圧貫流ボイラ
について図1〜図4に示した一実施例に基づいて具体的
に説明する。なお、以下の実施例において、図9に示し
た従来の装置と同じ構成の部分には説明を簡潔にするた
め同じ符号を付してある。
【0033】図1〜図4に示すように、本実施例のボイ
ラは、下方に燃料及び燃焼用空気を投入し燃焼させるバ
ーナ及び空気噴出口等よりなる燃焼設備を備えるほぼ鉛
直に立つ火炉14構造で、その高さの中間部に火炉14
の周壁蒸発管2を上部火炉周壁蒸発管15と下部火炉周
壁蒸発管16に分かつ火炉周壁中間管寄せ21を設置し
ている。
【0034】この火炉周壁中間管寄せ21は火炉14壁
各面にそれぞれ1本づつ合計4本設ける。火炉周壁中間
管寄せ21内の中央全面には水平に多孔板ストレーナ2
2を取り付けてある。この管寄せ21から上部火炉周壁
蒸発管15として出ていく管寄せ直上部(直後流)の蒸
発管個々に適正な穴径のオリフィス20を装着してあ
る。
【0035】このような火炉14を有するボイラの給
水、蒸気系統について言えば、後部煙道12に設置され
る節炭器の出口より火炉入口連絡管1を介して火炉入口
分配管寄せ18に入った給水は、更に火炉分配管17を
介して火炉周壁蒸発管入口管寄せ4に入り、これから下
流が火炉14の周壁を構成する。
【0036】火炉14を熱吸収しつつ下部火炉周壁蒸発
管16より、火炉周壁中間管寄せ21を経て上部火炉周
壁蒸発管15に入り火炉14最上部の火炉周壁蒸発管出
口管寄せ5に出た缶水は火炉出口連絡管6を通って気水
分離器7に入る。
【0037】臨界圧以下であれば、この気水分離器7で
蒸気とドレンに分離され、蒸気は過熱器入口連絡管13
を介して過熱器へと流れ、ドレンはドレン排出管8を通
じて循環ポンプ11により節炭器入口に戻される。この
場合、気水分離器7のドレンレベルが一定レベル以下と
ならぬようドレンレベル調整弁10により制御されるよ
うになっている。
【0038】図2に示した火炉周壁中間管寄せ21を設
けた周壁蒸発管の系統は図1で説明したが、図2のA−
A断面の概念図を図3に示している。管寄せ21の断面
の中央に図3及び図4に示すような水平な多孔板ストレ
ーナ22を全面にわたって取り付け、その下方から入っ
てくる下部火炉周壁蒸発管16からの管水中のスケール
のうち、上部にあるオリフィス20の穴径に近いものは
このストレーナ22で排除されるようにしている。
【0039】以上のような構成を有する本実施例による
ボイラに特有な機能について以下に説明する。本実施例
のボイラでは従来のボイラのように火炉14入口にオリ
フィス20を設置せず、火炉中間部に、断面が大きく流
速の小さい、そしてその内部に多孔板ストレーナ22を
備える火炉周壁中間管寄せ21を設置し、その直後流で
ある直上部の蒸発管にオリフィス20を設ける。このよ
うに構成したことによる働きであるが、要約してその特
徴を次の3点に集約することが出来る。
【0040】(1)火炉周壁中間管寄せ21の下方の下
部火炉ではオリフィス20が無くとも、熱吸収量Qの高
い部分が生じた場合、静圧損失(ΔPstatic)の減少が
支配的であり、その結果、全圧力損失(ΔPtotal ) が
減少し、その熱吸収量Qの高い部分の流量が自ずから増
加する、所謂、自己調整能力が備わっている。
【0041】(2)これに対して、上部火炉では熱吸収
量Qの高い蒸発管は摩擦損失(ΔP fric)の増加が支配
的であり、全圧力損失(ΔPtotal ) が増加して流量は
減少し温度差ΔTは大きくなる一方であり、ここにオリ
フィス20を設け、上部火炉の熱吸収分布に対応して流
量を制御するので、火炉出口流体のエンタルピレベルの
均一化が可能となる。
【0042】(3)スケールの発生し易い火炉中間部に
おいて、バッファーとしての火炉周壁中間管寄せ21、
更に多孔板ストレーナ22をその内部に備えることで、
スケールトラブルフリーとする事が出来る。
【0043】以上、本発明を図示した実施例に基づいて
具体的に説明したが、本発明がこれら実施例に限定され
ず特許請求の範囲に示す本発明の範囲内で、その具体的
構造に種々の変更を加えてよいことはいうまでもない。
例えば、上記実施例ではオリフィス20の上流に多孔板
ストレーナ22つきの火炉周壁中間管寄せ21を設けて
いるが、これは必ずしも必要ない。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、従来方式の火炉入
口部におけるオリフィス設置方式が設置目的に対して充
分なものとなっていない可能性があるのに対して、本発
明によって、部分負荷時に火炉周壁蒸発管内の流体が二
相流となる火炉周壁管中間部に炉壁面内の熱負荷分布に
対応して缶水の通過流量を調節するオリフィスを設置し
た構成にすると、下部火炉は自己調整能力により熱吸収
量Qの分布に対応させ、、流量調整を真に必要とする火
炉周壁中間管寄せの下流、すなわち上部火炉に設置した
ことになり、そこでの熱吸収量Qの分布に対応させて、
火炉出口流体のエンタルピレベルの均一化を計る事が可
能となる。
【0045】そして、オリフィスの上流に火炉周壁中間
管寄せを設けることによって、オリフィスをこのような
中間部に設置することによる二次的なスケールトラブル
をも防止するので、火炉周壁蒸発管の過熱度の上昇に伴
う温度アンバランスの発生に起因する火炉耐圧部の寿命
の消費、ひいては損傷によるボイラの運転への支障等を
防ぐ効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る超臨界圧変圧貫流ボイ
ラの系統図。
【図2】本発明の一実施例に係る超臨界圧変圧貫流ボイ
ラにおける火炉周壁中間管寄せの構造説明図。
【図3】図2のA−A線に沿う拡大断面図。
【図4】火炉周壁中間管寄せを破断して示す斜視図。
【図5】水、蒸気のエンタルピ/圧力チャート
【図6】負荷変化に伴う流量分配特性図。
【図7】超臨界圧変圧貫流ボイラの下部火炉域における
圧力損失の状態を示した説明図。
【図8】超臨界圧変圧貫流ボイラの上部火炉域における
圧力損失の状態を示した説明図。
【図9】従来の超臨界圧変圧貫流ボイラの系統図。
【符号の説明】
1 火炉入口連絡管 2 周壁蒸発管 3 火炉周壁蒸発管出口 4 火炉周壁蒸発管入口管寄せ 5 火炉周壁蒸発管出口管寄せ 6 火炉出口連絡管 7 気水分離器 8 ドレン排出管 9 過熱器 10 ドレンレベル調整弁 11 循環ポンプ 12 後部煙道 13 過熱器入口連絡管 14 火炉 15 上部火炉周壁蒸発管 16 下部火炉周壁蒸発管 17 火炉分配管 18 火炉入口分配管寄せ 20 オリフィス 21 火炉周壁中間管寄せ 22 多孔板ストレーナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F22B 37/74 F22B 3/08 F22B 29/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水冷蒸発管により周壁を構成された火炉
    を有し、その火炉内に燃料及び燃焼用空気を投入し燃焼
    させるバーナ及び空気噴出口を有する燃焼設備を備え、
    同火炉内で発生した燃焼ガスは火炉周壁に熱吸収されつ
    つ火炉上部より後部煙道側へ流れる方式の超臨界圧変圧
    貫流ボイラにおいて、部分負荷時に火炉周壁蒸発管内の
    流体が二相流となる火炉周壁管中間部に炉壁面内の熱負
    荷分布に対応して缶水の通過流量を調節するオリフィス
    を設置したことを特徴とする超臨界圧変圧貫流ボイラ。
  2. 【請求項2】 前記火炉周壁管中間部に単一もしくは複
    数の火炉周壁中間管寄せを設け、この管寄せを出た直上
    部(直後流)に前記オリフィスを設置したことを特徴と
    する請求項1記載の超臨界圧変圧貫流ボイラ。
  3. 【請求項3】 前記単一もしくは複数の火炉周壁中間管
    寄せの内部に前記オリフィスの穴径よりも小さい径の多
    数の穴を有する多孔板ストレーナを備えたことを特徴と
    する請求項2記載の超臨界圧変圧貫流ボイラ。
JP07043041A 1995-03-02 1995-03-02 超臨界圧変圧貫流ボイラ Expired - Fee Related JP3085873B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07043041A JP3085873B2 (ja) 1995-03-02 1995-03-02 超臨界圧変圧貫流ボイラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07043041A JP3085873B2 (ja) 1995-03-02 1995-03-02 超臨界圧変圧貫流ボイラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08233208A JPH08233208A (ja) 1996-09-10
JP3085873B2 true JP3085873B2 (ja) 2000-09-11

Family

ID=12652827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07043041A Expired - Fee Related JP3085873B2 (ja) 1995-03-02 1995-03-02 超臨界圧変圧貫流ボイラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3085873B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108304007A (zh) * 2017-12-28 2018-07-20 太原科技大学 一种箱式智能温控炉

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102009012320A1 (de) * 2009-03-09 2010-09-16 Siemens Aktiengesellschaft Durchlaufverdampfer
CN104728823B (zh) * 2015-03-17 2016-08-03 西安热工研究院有限公司 一种新型超临界二氧化碳燃煤锅炉
CN109764328B (zh) * 2018-12-12 2020-08-25 华中科技大学 一种超临界二氧化碳锅炉使用方法
CN111780097A (zh) * 2020-06-24 2020-10-16 西安交通大学 一种带有中间混合集箱的超超临界循环流化床锅炉屏式受热面及锅炉

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108304007A (zh) * 2017-12-28 2018-07-20 太原科技大学 一种箱式智能温控炉

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08233208A (ja) 1996-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0025975B1 (en) Once through sliding pressure steam generator
US7587996B2 (en) Circulation system for sliding pressure steam generator
US5390631A (en) Use of single-lead and multi-lead ribbed tubing for sliding pressure once-through boilers
EP0884526B1 (en) Boiler
US5983639A (en) Method and system for starting up a continuous flow steam generator
JP3085873B2 (ja) 超臨界圧変圧貫流ボイラ
US4331105A (en) Forced-flow once-through boiler for variable supercritical pressure operation
US4632064A (en) Boiler
JPH0942606A (ja) 貫流ボイラ蒸気温度制御装置
US3545409A (en) Offset mix tubes
JPH048682B2 (ja)
JPH06137501A (ja) 超臨界圧変圧運転蒸気発生装置
US3221713A (en) Forced flow vapor generator
US2995119A (en) Apparatus for shut-down of a forced flow vapor generating unit
JPS5827206Y2 (ja) 熱効率向上装置付き蒸気ボイラ
JP2006071166A (ja) 貫流ボイラの蒸気温度制御装置
JP2625422B2 (ja) ボイラ制御装置
JPH0463282B2 (ja)
JP2000337604A (ja) 緩熱装置
US3261332A (en) Vapor generator vapor temperature control
KR850001999Y1 (ko) 초임계압력 관류증기 발생기
JPS6135442B2 (ja)
JPS6333601B2 (ja)
JPH086899B2 (ja) 多管式貫流ボイラの缶体構造
JPS5837405A (ja) 循環装置付貫流ボイラの制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000606

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees