JP3085581U - フィルター付ポット構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 直接ポット本体に濾過物を入れるだけで、滓
を分別することができ、操作が簡便で、組立、製造コス
トを下げるフィルター付ポット構造を提供する。 【解決手段】 フィルター付ポット構造は、主にポット
本体１０に縦方向の滑動空間１１が形成され、この滑動
空間１１にフィルター部２０が設置される。フィルター
部２０下方は浮力を有する上昇ユニットとされ、ポット
本体１０の適する位置には定位構造が設置される。この
定位構造によってフィルター部２０の自由な取り外しが
可能で、フィルター部２０をポット本体１０底に入れて
飲み物を作ったり、フィルター部１０を上昇ユニットに
よって引き上げたりでき、構造が簡便で、操作が容易で
ある。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、フィルター付ポット構造に関するもので、直接ポット本体に要濾過 物を入れるだけで、滓を分別することができ、操作が簡便で、組立、製造コスト を低減できる。

【０００２】

【従来の技術】

日常、ポットの使用は非常に広範で、お茶、コーヒー、健康食品．．．等々枚 挙にいとまがない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、公知のポット構造は、残った滓を取り出さねばならず、不便で 、且つ取り出す時に、往々にしてテーブルを汚し、面倒である。 また公知の小フィルター付ポット構造は、容量に限りがあり、大量に作りたい 場合、何度も作らなければならず、不便である。また、少量を作りたい場合も、 容積に限界があるため、濾過時間が超過してしまい、濃すぎてしまうことも往々 にしてある。 また、使用者は手で制御桿を押さえていなければならず、濾過時間が完了して 初めて使用者は手を離すことができる。そのため、時間を無駄し、且つ不便であ る。 ポットの開閉構造は複雑で、関連部品が多い。このため製造及び組立のコスト を下げることは困難で、利用を拡大することも困難である。 圧力桿、出水孔、塞体或いは鋼鉄玉の調節が悪いと、ポットの中身は漏れやす い。 上述の問題を改善するフィルター付ポット構造を提供することを課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため、本考案のフィルター付ポット構造は、主にポット本 体に縦方向の滑動空間が形成され、この滑動空間にフィルター部が設置される。 フィルター部下方には上昇ユニットが設置され、ポット本体の適する位置には定 位構造が設置される。この定位構造によってフィルター部の自由な取り外しが可 能で、フィルター部をポット本体底に入れて飲み物を作ったり、フィルター部を 上昇ユニットによって引き上げたりすることを特徴とするものである。

【０００５】

【考案実施の形態】

以下、本考案フィルター付ポット構造の実施例を図面に基づいて説明する。 先ず、図１、図２が示すように、本考案は、ポット本体１０、フィルター部２ ０及び上昇ユニットから構成される。そのうち、

【０００６】 ポット本体１０は、基本的に液体を貯めるところで、ポット本体１０内には縦 向きの滑動空間１１が設置され、この滑動空間１１は主にポット本体１０内部両 側に導入レール１２が形成され、滑動空間１１内をフィルター部２０が滑動する 。

【０００７】 フィルター部２０は開閉可能な箱体で、その外周の一部或いは全体は網状孔が 設置され、熱湯をフィルター部２０に入れる。フィルター部２０最上端は枢設軸 ２１で合わさる上蓋２２が合わさり、この上蓋２２上には持ち手２３が設置され 、持ち手２３で上蓋２２を開けたり、或いはフィルター部２０を閉じたりし、そ こから茶葉やその他濾過物を出し入れする。フィルター部２０下方には上昇ユニ ットが設置され、この上昇ユニットは主にフィルター部２０底端の位置で水面に 浮く浮き筒３０に結合され、浮き筒３０には縦型の定位孔３１が設置される。

【０００８】 ポット本体１０に対応する定位孔３１の位置には上下に納置空間１３が設置さ れ、この納置空間１３内に定位構造が設置される。この定位構造は主に制御桿４ １から構成され、その制御桿４１の長さはポット本体１０より高く突出するよう に、制御桿４１、納置空間１３に対応する位置には軸孔４２、ピン軸４３が設置 され、制御桿４１は納置空間１３内で枢設される。その制御桿４１底端には予め 係止縁４１１が成型され、ピン軸４３を中心として滑動空間１１へ入り、係止縁 ４１１底端は平直段４１２で、最上端は傾斜面４１３になっている。

【０００９】 図２に示すとおり、茶葉或いは濾過物をフィルター部２０内に入れる。このフ ィルター部２０は、使用者の圧力によって係止縁４１１の傾斜面４１３が押され 、フィルター部２０及び浮き筒３０はポット本体１０底縁まで達する。この時使 用者は係止縁４１１を滑動空間１１へ押し入れ、係止縁４１１底端の平直段４１ ２によってフィルター部２０が上昇するのを制限する。そのため使用者は大量の 熱湯をポット本体１０へ注ぎ、フィルター部２０を完全に蓋してしまえば、濾過 されて飲めるようになる。

【００１０】 図３に示すとおり、時間が来て、使用者が制御桿４１を反らすと、係止縁４１ ２が納置空間１３内に入り、この時浮き筒３０はそれ自体の浮力によって瞬間的 にフィルター部２０を上昇させ、液体面上に上げる。そしてフィルター部２０は その液体内から離れるため、簡単に茶葉或いは濾過物を交換したり、取り出した りできる。また使用者は制御桿４１の係止縁４１１を定位孔３１に合わせること によって、係止縁４１１の平直段４１２を制御する事によって、浮き筒３０の位 置を制限し、ゆっくりと上昇するようにする。

【００１１】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案のフィルター付ポット構造は、下述の特徴及び効 果を備える。 ポット本体は、直接濾過空間となる。この技術は少量の間接的に濾過するのと 同じであるため、本考案では大量濾過できるよう、ポット本体を大きくし、その ため対流空間が増加し、濾過時間が長くなっても従来のような濃すぎず、操作が 簡便である。 また、本考案ではフィルター部を熱湯に濾過している間、対流空間が増大して いるため、茶葉或いは濾過物が十分に熱を受けて濾過され、良い濾過状態に上が り、且つ茶葉或いは濾過物が完全に熱湯に浮き出し、空気中に触れるため、良い 香りを出すことができる。 更に使用者がその飲み物を作りたい時、フィルター部をポット本体底に入れ、 熱湯を注ぎ、ちょうど良い濃度の時、定位構造及び上昇ユニットによってフィル ター部を熱湯から上げればよく、従来のように押さえ続けたりする必要もなく、 更に滓を簡単に処理できる。 本考案では、従来の複雑な構造を改善したため、製造及び組立コストを削減し 、且つ従来のような漏れの問題も解決している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の分解指示図である。

【図２】本考案の断面指示図である。（茶葉或いは濾過
物を濾過している時）

【図３】本考案の断面動作図である。（茶葉或いは濾過
物を引き上げた時）

【符号の説明】

１０ ポット本体 １１ 滑動空間 １２ 導入レール １３ 納置空間 ２０ フィルター部 ２１ 枢設軸 ２２ 上蓋 ２３ 持ち手 ３０ 浮き筒 ３００ 弾性体 ３１ 定位孔 ４１ 制御桿 ４１１ 係止縁 ４１２ 平直段 ４１３ 傾斜面 ４２ 軸孔 ４３ ピン軸

Claims (8)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】主にポット本体、フィルター部及び上昇ユ
   ニットから構成されたフィルター付ポット構造におい
   て、 縦向きの滑動空間が設置され、この滑動空間内にフィル
   ター部が設置されるポット本体と、 開閉可能な箱体で、網状孔が開設され、熱湯をここに注
   ぐフィルター部と、フィルター部下方に設置され、フィ
   ルター部底端の位置で水面に浮く浮き筒に結合する上昇
   ユニットから構成され、 ポット本体は、浮き筒に対応した位置に定位構造が設置
   され、この定位構造によってフィルター部を着脱し、フ
   ィルター部をポット本体底部に定位させて濾過したり、
   フィルター部を外したりすることを特徴とするフィルタ
   ー付ポット構造。
2. 【請求項２】前記滑動空間は、主にポット本体内部両側
   に導入レールを設置することによって、形成されること
   を特徴とする請求項１記載のフィルター付ポット構造。
3. 【請求項３】前記フィルター部は、外周の一部が網状孔
   であることを特徴とする請求項１記載のフィルター付ポ
   ット構造。
4. 【請求項４】前記フィルター部は、外周すべてが網状孔
   であることを特徴とする請求項１記載のフィルター付ポ
   ット構造。
5. 【請求項５】前記フィルター部は、その最上端が枢設軸
   によって合わさる上蓋が設置され、この上蓋及びフィル
   ター部には対応する位置に持ち手が設置されることを特
   徴とする請求項１記載のフィルター付ポット構造。
6. 【請求項６】前記浮き筒は、縦方向の定位孔が設置さ
   れ、ポット本体に対応する定位孔の位置には上下に納置
   空間が設置され、その納置空間内に定位構造が設置され
   ることを特徴とする請求項１記載のフィルター付ポット
   構造。
7. 【請求項７】前記定位構造は、ポット本体に設置された
   納置空間にあり、制御桿は制御桿、納置空間の対応する
   位置に軸孔、ピン軸が設置され、制御桿が納置空間内に
   設置され、制御桿底端には予め係止縁が成型され、滑動
   空間に進入すると、フィルター部の位置を限定すること
   を特徴とする請求項１記載のフィルター付ポット構造。
8. 【請求項８】前記係止縁は、その底端が平直段で、最上
   端が傾斜面に形成されていることを特徴とする請求項７
   記載のフィルター付ポット構造。