JP3085429U - ４指手袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ［課題］ 従来の手袋の着脱を容易にし、把握力を増
大し、スポーツ用手袋では、蒸れを防止し、各指節関節
の屈曲が容易に得られるようにする。 ［解決手段］ 本考案は、従来の手袋の５つの指袋を
４つの指袋した。人間の手指の機能は、小指と薬指では
同じ方向に同じ作用をするので、この２指をまとめて１
指とみなして同一の指袋に挿入しても、機能的に支障な
く着脱の難儀も軽減する。把握をつかさどる小指と薬指
が密着できるので、強調作用により把握力が増大する。
又、スポーツ用手袋には、各指節関節部の上部に通気孔
を開けることにより蒸れを防止し、各指節関節上部の素
材の緊張を緩和して各指節関節の屈曲を容易にする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】 ［考案の属する技術分野］ 本考案は、従来の５つの指袋を４つにすることにより、着脱を容易にし、かつ 把握力の増大を可能にする。又、スポーツ用手袋には、各指節関節部の上部に通 気孔を開けて蒸れを防止し、各指節関節の屈曲を容易にする手袋に関するもので ある。

【０００２】 ［従来の技術］ 従来の５本指手袋は、人間の手を外部の刺激から保護したり、保温したりする ものであった。

【０００３】 ［考案が解決しようとする課題］ 従来の手袋は、５指をそれぞれ独立した指袋に挿入するため、特に極薄ゴム・ ビニール手袋では、指にからみついて、着脱に難儀した。又、把握をつかさどる 小指と薬指が手袋の素材で隔離されるため、協調作用が阻害されて、把握力が低 下する傾向にあった。又、スポーツ用手袋には、各指節関節上部に通気孔がない ため、あるいは、あったとしても小さいために、汗で蒸れる傾向にあった。又、 各指節関節上部の素材の緊張により屈曲が阻害される問題点を有していた。これ らの欠点を解消しようとするものである。

【０００４】 ［課題を解決するための手段］ 本考案は、従来の手袋の５つの指袋を４つの指袋にした。人間の手指の機能は 、小指と薬指では同じ方向に同じ作用をするので、手袋の場合でも、この２指を まとめて１指とみなして同一の指袋に挿入しても、機能的に支障なく、着脱の難 儀も軽減する。又、把握をつかさどる小指と薬指が密着するので、協調作用によ り把握力が増大する。又、スポーツ用手袋には、各指節関節部の上部に通気孔を 開けることにより汗を発散し、蒸れを防止するのと同時に、各指節関節上部の素 材の緊張を緩和し、各指節関節の屈曲が容易になるので問題点を解決している。

【０００５】 ［考案の実施の形態］ 考案の実施の形態について図面を参照して説明する。図１において、１には親 指を、２には人差し指を、３には中指を、４には薬指と小指を挿入する。４は２ 指が挿入できる太さにする。図２において、スポーツ用手袋には、各指節関節部 の上部に通気孔６を開ける。

【０００６】 ［考案の効果］ 本考案は、上記の通り構成されているので、次に記載する効果を奏する。 （１）手袋の着脱の難儀と着脱時間が軽減される。 （２）小指と薬指が密着するので協調作用により、把握力が増大する。 （３）スポーツ用手袋には、手袋の各指節関節部の上部に通気孔を開けること により、汗を発散できるので、蒸れを防止する。 （４）スポーツ用手袋には、手袋の各指節関節部の上部に通気孔を開けること により、上部が伸びやすくなり緊張が緩和されて、各指節関節の屈曲が容易にな る。 （５）スポーツ用手袋では、把握をつかさどる小指と薬指を中心に把握すると 、手関節の緊張が緩和され手関節の動きが容易になり、種々の状況の変化に対応 できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】４指手袋の平面図である。

【図２】スポーツ用４指手袋の平面図である。

【符号の説明】

１ 親指を挿入する指袋 ２ 人差し指を挿入する指袋 ３ 中指を挿入する指袋 ４ 薬指と小指を挿入する指袋 ５ 手袋本体 ６ 通気孔

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 従来の手袋の５つの指袋のうちの、小
   指と薬指を挿入する指袋を１つの指袋にしたことを特徴
   とする４指手袋。
2. 【請求項２】 前記手袋をスポーツ用手袋にする場合
   は、各指節関節部の上部に通気孔を有していることを特
   徴とする請求項１記載の４指手袋。