JP3084973U - 層状断熱吸音部材 - Google Patents
層状断熱吸音部材Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本考案は、断熱効果と吸音効果とを相乗的に
得られるようにした層状断熱吸音部材を提供することを
課題とする。 【解決手段】 断熱吸音部材が、ガラス繊維あるいはカ
ーボン繊維のごとき不燃材からなる繊維材を緩やかに絡
み合わせて形成された複数の断熱吸音層1と、同断熱吸
音層1の相互間にサンドイッチ状に介装接着されたアル
ミ箔のごとき金属薄層2とにより構成されており、金属
薄層2には多数の小孔3が数mm間隔で形成されてい
る。なお、小孔3の内径は1〜2mm程度とされる。
得られるようにした層状断熱吸音部材を提供することを
課題とする。 【解決手段】 断熱吸音部材が、ガラス繊維あるいはカ
ーボン繊維のごとき不燃材からなる繊維材を緩やかに絡
み合わせて形成された複数の断熱吸音層1と、同断熱吸
音層1の相互間にサンドイッチ状に介装接着されたアル
ミ箔のごとき金属薄層2とにより構成されており、金属
薄層2には多数の小孔3が数mm間隔で形成されてい
る。なお、小孔3の内径は1〜2mm程度とされる。
Description
【0001】
本考案は、建物の壁部などに用いられる層状の断熱吸音部材に関する。
【0002】
一般に建物の壁部には、外壁層と内張り材との間に層状の断熱材が充填されて いるが、この断熱材としてはガラス繊維を緩やかに絡み合わせて層状に形成した ものなどが用いられている。
【0003】
ところで、前述のような従来の断熱材では、断熱効果が得られるものの吸音に ついては十分な効果が得られていない。 そこで本考案は、断熱効果と吸音効果とを相乗的に得られるようにした層状断 熱吸音部材を提供することを課題とする。
【0004】
前述の課題を解決するため、本考案の断熱層状吸音部材は、繊維材を緩やかに 絡み合わせて形成された複数の断熱吸音層と、同断熱吸音層の相互間にサンドイ ッチ状に介装接着された金属薄層とからなり、同金属薄層に多数の小孔が形成さ れていることを特徴としている。
【0005】 上述の本考案の層状断熱吸音部材では、繊維材を緩やかに絡み合わせて形成さ れた断熱吸音層により断熱効果および吸音効果が得られるほか、同断熱吸音層の 相互間にサンドイッチ状に介装された金属薄層による音の遮断が行われる。
【0006】 そして、上記金属薄層には多数の小孔があけられているので、音の反射が緩和 されるとともに、透過した音波は互いに隣り合う金属薄層の相互間で往復反射し ながら上記断熱吸音層により吸収されるようになる。
【0007】
以下、図面により本考案の一実施形態としての層状断熱吸音部材について説明 すると、図1はその一部を破断して示す斜視図、図2は図1のA−A矢視断面図 である。
【0008】 図1,2に示すように、この層状断熱吸音部材は、ガラス繊維あるいはカーボ ン繊維のごとき不燃材からなる繊維材を緩やかに絡み合わせて形成された複数の 断熱吸音層1と、同断熱吸音層1の相互間にサンドイッチ状に介装接着されたア ルミ箔のごとき金属薄層2とにより構成されている。
【0009】 そして、金属薄層2には多数の小孔3が数mm間隔で形成されており、小孔3 の内径は1〜2mm程度とされる。
【0010】 なお、この層状断熱吸音部材の両面には、断熱吸音層1における繊維材のほつ れを防止するため、適宜の材質のシート5を接着しておくことが好ましい。
【0011】 本実施形態の層状断熱吸音部材は上述のように構成されているので、建物の内 壁における内張り板の内側に装着されると、繊維材を緩やかに絡み合わせて形成 された断熱吸音層1により断熱効果および吸音効果が得られるほか、同断熱吸音 層1の相互間にサンドイッチ状に介装された金属薄層2による音の遮断が行われ る。
【0012】 そして、金属薄層2には多数の小孔3があけられているので、音の反射が緩和 されるとともに、透過した音波4は互いに隣り合う金属薄層2,2の相互間で往 復反射しながら断熱吸音層1により吸収されるようになる。
【0013】 なお、金属薄層2は侵入した熱線の反射も行い、このようにして内部での熱線 の経路が増加することにより断熱効果も高められるようになる。
【0014】
以上詳述したように、本考案の層状断熱吸音部材によれば、次のような効果が 得られる。 (1) 繊維材を緩やかに絡み合わせて形成された断熱吸音層により断熱効果および 吸音効果が得られるほか、同断熱吸音層の相互間にサンドイッチ状に介装された 金属薄層による音の遮断が行われる。 (2) 上記金属薄層には多数の小孔があけられているので、音の反射が緩和される とともに、透過した音波は互いに隣り合う金属薄層の相互間で往復反射しながら 上記断熱吸音層により吸収されるようになる。 (3) 上記(1),(2)項により、断熱効果と吸音効果とが相乗的に得られるようにな る。
【図1】本考案の一実施形態としての層状断熱吸音部材
の一部を破断して示す斜視図である。
の一部を破断して示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
1 断熱吸音層 2 金属薄層 3 小孔 4 音波 5 シート
Claims (1)
- 【請求項1】 繊維材を緩やかに絡み合わせて形成され
た複数の断熱吸音層と、同断熱吸音層の相互間にサンド
イッチ状に介装接着された金属薄層とからなり、同金属
薄層に多数の小孔が形成されていることを特徴とする、
層状断熱吸音部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001006406U JP3084973U (ja) | 2001-10-01 | 2001-10-01 | 層状断熱吸音部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001006406U JP3084973U (ja) | 2001-10-01 | 2001-10-01 | 層状断熱吸音部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3084973U true JP3084973U (ja) | 2002-04-05 |
Family
ID=43236427
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001006406U Expired - Fee Related JP3084973U (ja) | 2001-10-01 | 2001-10-01 | 層状断熱吸音部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3084973U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11473297B2 (en) | 2016-01-29 | 2022-10-18 | Nuovo Pignone Tecnologie Srl | Multilayered panel for machinery enclosure |
-
2001
- 2001-10-01 JP JP2001006406U patent/JP3084973U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11473297B2 (en) | 2016-01-29 | 2022-10-18 | Nuovo Pignone Tecnologie Srl | Multilayered panel for machinery enclosure |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |